宝石箱をひっくり返したような街・グアナファト

2020/02/07 - 2020/02/08

メキシコには古代遺跡や美しい海など観光地はたくさんありますが、その中でも個人的にもっとも楽しみにしていたのが、宝石箱をひっくり返したような街とも形容されるコロニアル様式の世界遺産都市グアナファトでした。
天候にも恵まれ、映画『リメンバー・ミー』や『ダイナー』を見てから行ったのですが、期待通りの素晴らしい街を堪能することができました。

エリア グアナファト(メキシコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

グアナファトのバスターミナルから市バスに乗り換えて中心地へ。とりあえずホテルにチェックインし、さっそく散策します。街に入る前からカラフルな町並みがわたしをひきつけてやみませんでした。

まずはピピラの丘と呼ばれる展望スポットを目指すことにしました。ケーブルカーもありますが、けっこう傾斜のある坂道や階段ですが歩くのが好きなわたしには苦になりません。

ピピラ記念像 (ピピラの丘) 自然･景勝地

ドンキホーテ肖像博物館は私が泊まった所の近くだったので何回もこの前を通りました。

ドンキホーテ肖像博物館 博物館・美術館・ギャラリー

街を歩いていてもやはりカラフルな建物が気になり、つい立ち止まってしまいます。

この時期は人がものすごく多い時期ではないのですが、観光地ということでメキシコの中でもスリなどが多いところのようです。わたしが行ったときはこの辺りは逆に人が少なかったですが、逆に人気が少ないのも不安になりますよね。

他のカラフルな街でもなかなか紫は目につかないのですが、この街にきて紫色の魅力に気が付きましたｗ

紫の鉢植えがこんなに可愛いとは思っていませんでした。青空と白い壁によく映えます。

丘に登る途中猫に遭遇しました。おそらく近所の飼い猫でしょうが、上品さが感じられる子でした。

汗をかきながらようやく丘の上に到着しました。ピピラというのはグアナフアトの鉱夫で、メキシコ独立戦争の英雄エル＝ピピラのことだそうです。

ピピラ記念像 (ピピラの丘) 自然･景勝地

展望台の上からこのあとおりていく街の中心を見下ろします。歩いていたときとはまた別の視点でカラフルな街を楽しむことができました。

シディ・ブ・サイド、シャウエン、ジョードプルなどのように単色で染められた街も美しいですけれど、カラフルな街も美しいですね。

街を一望したあと中心のほうへおりていきます。帰りは違う道で。この辺りのウォールアートもよく知られています。

グアナファトの町並みを絵で見るのも良いですね。他のメキシコの街でもそうですが、自分たちの街への愛が感じられます。

一大観光地のグアナファトではマリアッチの演奏も楽しめます。銅像もあります。

中心の方に行くとコロニアル様式の町並みが見えてきます。この辺りはそれほどカラフルではありませんが、非常に多くの人たちで賑わっていました。

グアナファト大学の建物も300年近い歴史のある荘厳な建物です。カラフルではありませんが、展望台の上からも目立つ立派な建物でした。

グアナファト大学 建造物

華やかなのは建物だけではありません。口づけの小道の辺りもとても印象的なスポットになっています。

口づけの小道 散歩・街歩き

オンシーズンだとここで口づけを交わすカップルの行列ができるそうですが、私が訪れたときはほとんどいませんでした。それでもちゃんと見ることができてよかったです。

口づけの小道 散歩・街歩き

メキシコを代表する壁画家ディエゴ・リベラの生家が博物館になっています。旅行中日本人よりも韓国の方を見かけることが多かったのですが、そういえばこの街はバスターミナルにも日本語の表示がありました。

ディエゴ リベラ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

リベラ博物館の近くはリーズナブルに食事ができるところが多かったです。大学の辺りも地元の人が行くようなカフェなどがありました。

観光客向けのトラムも走っていました。グアナファトの街も歩いて回ることはできますが、このあと行くミイラ博物館はけっこう遠いです。私は歩きましたけど。

けっこう入場料の高いミイラ博物館は88ペソでした。内部のカメラを使った撮影はさらに30ペソの別料金でした。けっこう見応えがありましたよ。

ミイラ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ミイラ博物館の近くも高台にあり展望スポットになっています。ピピラの丘とはまた違った景色が見られました。

中心の方へ戻りイダルゴ市場へ。屋内型の市場ですが、かなり賑わっていました。ちなみにバスターミナル行きの市バスもこのあたりから出ます。

イダルゴ市場 市場

『リメンバー・ミー』のTシャツ。はっきりとグアナファトと入れてしまっていますｗ

イダルゴ市場 市場

夕暮れと夜景を見に再びピピラの丘に向かいます。フィレンツエのミケランジェロ広場のように、ここも多くの観光客が集まるスポットです。昼間よりも多くの人が訪れていました。

ピピラ記念像 (ピピラの丘) 自然･景勝地

ライトアップされた街もきれいです。日中は暑いくらいでしたが、さすがに日が暮れると涼しくなってきます。

子どもたちも元気にはしゃいでいました。あとはチップ目当てのコスプレの人とか。この辺りはあまり治安が良くないので、観光客たちも徐々に去っていきます。私は歩いておりましたが、夜はケーブルカーなどのほうが無難だと思います。

中心の方ではマリアッチの演奏をやっていました。他の街と比較してもやはり夜まで賑やかなところです。

夜の街も賑やかで、そして美しいです。夜になるとカラフルなところよりもこの辺りのほうが華やかになりますね。

三度目のピピラの丘です。ケーブルカーも動く前の時間なのでほとんど人がいませんでした。

ピピラ記念像 (ピピラの丘) 自然･景勝地

寒い中待ってようやく陽の光が差してきました。賑やかだった昨晩とは違い静かな朝を迎えました。

ピピラ記念像 (ピピラの丘) 自然･景勝地

また中心の方へ降りていきますが、この時間帯もまだ人気が少ないです。朝の時間帯の陽の差し込み具合が良い感じです。

出発前にもう少し街を散策しました。ここの鉢植えは上品な感じがしました。

これも前日には気づきませんでしたが、実はユネスコの碑がありました。

本当はもう少しこの街でのんびりしたかったのですが、時間も限られていたのでグアナファトをあとにします。またぜひ訪れたいです。