インスブルック市内　１日目

2019/08/07 - 2019/08/07

朝、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンからインスブルックに移動しました。今日は、インスブルック市内の観光です。表紙写真は、マリア・テレジア通りからみた凱旋門で、背後に祭壇の山とも呼ばれるゼアレスがそびえています。

エリア インスブルック(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

チェックインしたばかりのアドラーズホテルを出て、凱旋門を目指し、まず中央駅の方向へ歩きます。

アドラーズ ホテル インスブルック ホテル

凱旋門は、神聖ローマ帝国皇太子レオポルド二世とスペイン皇女マリアとの結婚を祝うとともに、その祝祭期間中に逝去した皇帝フランツ一世を偲んで1765年に建てられたそうです。

凱旋門 モニュメント・記念碑

凱旋門を背にして、マリア・テレジア通りを北へ進みます。一歩進むたびに、ノルトケッテの山に近づきます。

マリア テレジア通り 散歩・街歩き

さらに進むと、教会の塔と、その横に柱のようなものが見えてきました。

マリア テレジア通り 散歩・街歩き

柱は、アンナ記念柱というそうです。でも、柱の上に載っているのはマリア様です。この横の教会は、シュピタール教会といいますが、時間の関係で入場しませんでした。この周辺にはたくさんのお店が並んでいます。

アンナ記念柱 モニュメント・記念碑

マリア・テレジア通りをさらに北に進むと、狭くなって、ヘルツォーク・フリードリヒ通りという名に変わり、黄金の小屋根に突き当ります。が、先に背後の山ノルトケッテに行きます。

ヘルツォーク フリードリヒ通り 散歩・街歩き

さらに北の方向に歩いて、ケーブルカーのコングレス駅の入口に着きました。地下にプラットホームがあります。ここで、インスブルック・カードを使います。

インスブルック・カードの裏面です。使用開始前に、時刻と月日を手書きします。7/8というのは、8月7日を欧州式に書いたもの。ホテルで買ったとき係員が書き込んでくれたのですが、それから１時間以上たっています。使う直前に、自分で書くようにしたほうがよかったと思います。E24とは24時間用で、他に48時間用と72時間用があります。

ケーブルカーは、青色と黄色の２種類ありました。４つの箱がつながって一編成になっています。

ノルトケッテのケーブルカー その他の交通機関

ケーブルカーが終点のフンガ―ブルグ駅に着きました。このフンガーブルグ・ケーブルカー、これから乗り換えるゼーグルーベ・ロープウェイ、そしてその上に行くハーフェレカー・ゴンドラの3路線をあわせてノルトケッテバーンと呼ぶそうです。

フンガ―ブルグ駅の外からブレンナー峠の方角を見ています。ベルクイーゼル・ジャンプ台の背後にそびえるゼアレス山がきれいに見えますが、インスブルック市内は手前に茂る木々でよく見えません。早く上に行きましょう。

フンガ―ブルグ駅からゼーグルーベ駅に上がっているロープウェイの中から見た景色です。イン川とインスブルックの街並みがよく見えます。手前のつづら折りの道はフンガ―ブルグ駅まで続いています。

ノルトケッテのロープウェイ その他の交通機関

白い建物が、ロープウェイのゼーグルーベ駅です。中にレストランもあり、ここからゴンドラでさらに上に行けます。

下を見ると、イン川と平行に、緑の丘から突き出ている黒い展望橋が見えました。小道を少し下るといけます。

小道からインスブルック空港が見えました。小ぢんまりした空港ですね。

南側の山々には雲がかかってきました。まもなくたどりついた展望橋の先から見下ろすと、、、

ロープウェイの中から見た景色と少し違う角度になり、インスブルック東隣にあるハルの町まで見えました。窓ガラスがないぶん解放感は抜群です。

と、雨つぶが降ってきました。白い建物に急いで戻り、レストランで遅めの昼食を取りました。アプフェルシュトゥルーデルも食べました。気温が下がってきたので、ゴンドラで上がるのはあきらめ、下山することにしました。

黄金の小屋根に戻って来ました。金メッキした銅板が2657枚も貼ってあるそうです。雨あがりで人出が多く、写真右下に大勢の顔が写り込んでしまったので、説明文を張り付けて隠しています。

黄金の小屋根（マクシミリアン博物館） モニュメント・記念碑

バルコニーに上ってみました。黄金の内側は彩色されていて、人物画まで描かれていました。マキシミリアン１世のゆかりの場所だそうです。

バルコニーの床は、普通の板張りです。ここは立ち入り禁止になっていて、説明プレートが置かれていました。

なので、バルコニーの奥から、マリアテレジア通りの方向を見ます。ヘルツォーク・フリードリヒ通りです。ガラスがわりに張ってあるネットが写り込んでいます。

次は、宮廷教会へ行きます。まずしっとりとした中庭を取り巻く回廊を歩いて、、、。

宮廷教会 寺院・教会

教会内部に入ります。皇帝マキシミリアン１世の棺が安置されています。本人はここに葬られることを望んだそうですが、実際にはウイーンの南のウィーナー・ノイシュタットに祀られているそうです。

棺を見守る大勢のブロンズ像は、等身大より大きめ。婦人像はアクセサリーまで精巧につくりこまれています。

正面の上の方にキリストの十字架がかかるテラスがあります。そこへ上がります。

上がる途中に、銀の礼拝堂があります。チロル大公フェルナンド二世が平民出身の奥様のために作ったものだそうです。

キリストの十字架があるテラスから見下ろすと、マキシミリアン１世の棺の上部がよく見えます。正面にある国内最大級のパイプオルガンがあるテラスへ上がる階段は教会内には見当たりませんでした。が、翌日、王宮内を巡っていると、偶然、このオルガン・テラスに出ました。

このあとは、お土産を買って、アドラーズ・ホテルに戻りました。

そういえば、このホテルに向かう横断歩道の青信号は、スノボのピクトグラム付でした。インスブルックは１９６４年と１９７６年の二回の冬季五輪開催地でしたね。

アドラーズ ホテル インスブルック ホテル

対岸の青信号のピクトグラムは、登山でした。いや、ハイキングかな。

ホテルの部屋からの東方向の眺めです。ホテルを出て線路の下をくぐり、先ほどの信号がある横断歩道を渡ると、正面にある水色のショッピングセンターへ行けます。