2019/08/09 - 2019/08/09
18位(同エリア24件中)
ダディおさん
アッヘンゼー鉄道が機関車の付け替えをするエベン駅のそばに、赤い尖塔をもつ教会が建っています。ここに祀られる聖ノトブルガは、チロル一帯はもちろん、昨年訪問したスロべニアのブレッド島の教会にも描かれていたということを知り、この教会に訪問することにしました。
アッヘン湖の景色を眺めたツヴェルフェルコップフ山のふもとからバスでMittelschuleという停留所に来ました。ここで、Jenbach行きのバスに乗り換えて、Ebenに向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アッヘン湖畔のMittelschuleを17:27に発つJenbach行き8332番バスに乗ります。途中のEben am AchenseeのHaus St. Notburgaというバス停で降りる予定です。
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Mittelschuleのバス停は、坂道に3つ並んでいます。どの停留所にどのバスが来るかは、電光表示板に出るようになっています。この通りの突き当りはラウンドアバウトになっていて、そこに鉄道駅があります。
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Mittelschuleの一番上のバス停は100m位離れていました。写真の右端にあるRofanbahnのロープウェイで山にあがると、アッヘン湖の姿を別の角度から見れるようですが、今日はもう終了していました。
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10分ほど遅れて、Jenbach行き8332番バスが来ました。
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イチオシ
バスは、Ebener Straßeを数分走って、聖ノトブルガ教会の横を通りすぎ、踏切を渡って、往路に列車から見えたバス停に着きました。これがHaus St. Notburgaというバス停だと思われたので、下車しました。
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教会のほうに歩き、アッヘンゼー鉄道の踏切を渡ります。2本の線路の間に、アプト式のラックが敷かれているのがわかります。
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踏切には遮断機も警告灯もなく、汽車の警笛に注意、ということです。
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と思ったら、蒸気機関車の警笛が聞こえ、Jenbach行き終列車が左から登場しました。係員が客車から降りて周囲を見回していました。
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ゆっくり踏切を走り抜けました。
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ここで、線路の背後にある白い建物が、バス停名になっているHaus St. Notburgaであることに気づきました。後で調べたところ、老人ホームのようです。
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車が通れる踏切からEben駅を見てみました。歩行者用の小さな踏切から、線路の間のアプト式ラックが始まっています。ここが下り坂の起点ということです。
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教会の赤い尖塔が夕陽に映えています。もともとは聖ルパート教会でしたが、1434年に聖ノトブルガを祀る教会に変えたそうです。
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ノトブルガ博物館は、50m先です。
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教会の入口の上に描かれている聖ノトブルガです。右手から浮いているかぎ型の鎌が、彼女の象徴だそうです。彼女は自分の食べ物を節約してまで貧しい人に施しを続けたそうで、教会内の天井画にそのエピソードが描かれています。
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施しを禁じている雇い主が、貧しい人達のための食べ物をエプロンに隠し持っているノトブルガに、エプロンを開いて見せるように指示した場面です。ノトブルガがエプロンを開いたところ、隠していた食べ物はおがくずに変わっていたそうです。
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ノトブルガが、祈りのために農作業を離れようとしたところ、雇い主にとがめられたので、神の意思を聞くために、鎌を空に投げ上げた場面です。鎌は空中にとどまり、ノトブルガの行いが正しいことを示しています。
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ノトブルガの遺体を乗せた牛車がイン川を渡っていくシーンです。ノトブルガは牛車が止まったところに葬ってほしいという遺言を残したそうです。
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牛車は、この教会(当時は聖ルパート教会)で止まり、ノトブルガはここに葬られました。絵はノトブルガの遺体を置いた牛車が、出てくる場面のようです。
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こうしてノトブルガは、聖ノトブルガとなった、ということです。
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この絵の下に祭壇があり、聖ノトブルガの骸骨が祀られています。彼女が実在の人だということを意識させられます。
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床にある聖ノトブルガの墓の銘版です。1313年の9月13日に亡くなったそうです。
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教会内にあったリーフレットです。ノトブルガがどう過ごしていたかがわかるように8コマの絵が描かれています。中央は彼女を象徴する「鎌」です。
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教会の隣がノトブルガ博物館です。が、扉は閉まっていました。
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線路近くに戻って看板を見ると、下の黄色い看板に、月、水、金、日の15時から17時までと書かれていました。今日は金曜日ですが、教会に着いたのが18時近くでしたから、間に合いませんでした。
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西陽が当たって、教会の建物を照らしています。もともと聖ルパート教会だった建物は、1510年から15年に建て替えられ、1736年から38年に建て増しされ、さらに、1988年から92年にかけて改修されたそうです。
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18:32発の8332番バスに乗ります。Jenbach行き最終バスです。
18:30に教会の鐘が鳴り出して、しばらく山々に響いていました。https://youtu.be/-BEKKbwHkhQ -
バス停の正式な名は、Eben am Achensee Haus St. Notburga のはずですが、どの単語もこの看板にはなく、ただKirchenwirt(教会の主)となっています。
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10分ほど遅れて、バスが来ました。バスは、この停留所から181号線を走ります。
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カーブが続くのに、バスは結構なスピードを出し、座っているのに体を支えるのが大変でした。Jenbach駅では、Zillertarbahnがある南口のほうに到着しました。
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