ご近所で鬱金桜♪／谷中霊園と天王寺

2020/04/04 - 2020/04/10

そそくさとソメイヨシノの花見をしてから１０日後の４月４日。
固い蕾だった鬱金桜がそろそろ咲き出しているのではと出掛けてみました。
まだ咲き始めでホッとしながら、またもやそそくさと写真を撮ってきました。
出先では「店に入らない」「公衆トイレに行かない」という条件（笑）で出掛けるので、家を出てから所要１時間くらいと決めています。
写真を撮っているとⅠ時間はあっという間。満開になって赤く可憐になった頃にまた来てみようと思いつつ帰宅です。
そしてさらに６日後の４月１０日。
赤みを帯びて可愛くなってきた鬱金桜を見ることが出来、自宅籠城の束の間の気晴らしと運動が出来ました♪

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２０２０．４．１０　記）

エリア 谷根千(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

谷中霊園の桜並木８４月４日）
遠目には彩褪せもなくまだまだきれいです♪

谷中霊園 寺・神社・教会

谷中霊園の桜並木８４月４日）
よく見ると枝先から葉が出始めていて、赤い蕊がめだってきました。

谷中霊園の桜並木（４月４日）
道路に花びらが散り敷いていて、雪が降ったかのようです♪

谷中霊園桜並木の駐在所
この霊園には桜並木の真ん中辺りに駐在所があります。
古木がだいぶ伐採されていますので、駐在所から霊園事務所方面を眺めると、かろうじて桜のトンネルのようです。

そして駐在所の隣りは「五重の塔跡」
今はベンチなどがあって憩いの場所となっています。

「五重の塔跡」
今は礎石のみとなっています。
幸田露伴の小説『五重塔』のモデルにもなった天王寺の五重塔は明治41年に当時の東京市に寄贈され、東京の名所のひとつで谷中霊園のシンボルになっていたそうです。
ところが、昭和32年、都内の裁縫店に勤務していた男女が放火をして心中、五重塔は跡形もなく焼失してしまいました。
以後、再建の話はあったものの、いまだに再建されていません。

天王寺五重塔跡 名所・史跡

谷中霊園の鬱金桜
今回お目当ての八重咲の桜です。
桜並木の先、天王寺の手前に１本だけ植えられています。
この桜は、平成９年の谷中花のフェスティバルに際して植樹されたものです。

谷中霊園の鬱金桜
ようやく咲き出した感じで、まだ緑色の桜といったところです。

谷中霊園の鬱金桜
まだ緑色の桜といったところですが、これが次第に変化していくところがこの桜の魅力となっています。

谷中霊園の染井吉野をバックにした鬱金桜

谷中霊園の鬱金桜

谷中霊園の鬱金桜

谷中霊園の鬱金桜と染井吉野

天王寺　向唐門（むかいからもん）
屋根の正面および背面に唐破風を持つ門とのことで、右手の番小屋とともに明治期のものだとか。
モミジの若葉と赤い小さな花が唐門を彩ります。

この門を入ったすぐ左手に大きな鬱金桜があります。

天王寺 寺・神社・教会

天王寺の向唐門を入ったすぐ左手に大きな鬱金桜があります。
谷中霊園のより幾分早く咲くので、今年もすでに緑色から薄い黄色に変わってきています。

鬱金桜とは黄色い桜のこと
鬱金桜は黄桜の別名でサトザクラの一種です。その透き通るようなうす萌黄色の花びらが風に散るさまは江戸時代から風情のあるものとされてきたようです。

天王寺の鬱金桜

天王寺毘沙門堂前の枝垂れ桜
１０日前に咲き始めだった枝垂れ桜はすでに満開を過ぎて葉が出てきています。

谷中霊園の桜
ソメイヨシノはこうした赤い蕊もなかなか風情があります。

谷中霊園の桜並木（４月１０日）
そしてさらに６日後。桜並木はすっかり葉桜となっています。
この日は晴れてお天気でしたが北風が強く、腕のないカメラマンですので、しばしば撮影に困りました(;^_^A

谷中霊園の桜並木（４月１０日）
すでに桜蕊が降り積っています。

谷中霊園の鬱金桜（４月１０日）
だいぶ咲き進んでいました♪
花の中央から伸びる真っ赤な筋と花びらの緑色がなんとも言えません。
このくらいの時期は御衣黄にも似ていますネ

谷中霊園の鬱金桜

谷中霊園の鬱金桜

谷中天王寺
モミジの若葉が眩しいです♪

モミジには可愛らしい花が咲き出しています。

天王寺向唐門の願小屋と蜜柑の木
大きな木に蜜柑がたくさん生っています♪

天王寺の鬱金桜は更に色が変わってきていました☆^▽^☆

天王寺の鬱金桜
近づいてみると、こんなに可愛い色になっています。
先ほどの緑の桜が、こんな風に変わってくるのです。

天王寺の鬱金桜

天王寺の鬱金桜

天王寺の鬱金桜
緑色の時からは考えられないほど可愛らしいですよね！！

今年もかろうじて、この可愛らしい鬱金桜を見ることが出来て、良かったです。
この日も自宅から往復で１時間ほどの外出。
最近の私にとっては１週間にせいぜい一度くらいの外出なので、気持ちも身体もとってもリフレッシュ出来て本当に良かったです♪
これで、またしばらく籠城と致しましょう☆^▽^☆

いつもご訪問頂きありがとうございます。
最後までお読みくださいまして、重ねて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　・・・☆紅映☆・・・

この旅行記へのコメント （4）

• nimameさん 2020/05/13 19:15:55

  鬱金桜。

  紅映さん・・こんばんは( ^ー^ )
  鬱金桜（うこん桜）凄い難しい漢字なんですね・・
  昔うこん桜って名前だけは聞いた事ありましたが・今回紅映さんの写真拝見して・
  写真も綺麗に撮れているし説明も詳しく書かれていて、そうなんだ・・と・
  うこん桜を拝見しました。
  桜＆色の変化が解り良かったですよ(^^♪
  それこそ普通であればユッタリお出かけしたいのに、３密を避けて・・と叫ばれているので・
  落ち着かないお出かけでしたね・
  でもその分凝縮したお花撮影だったかも知れませんね（＾＾）
  有難う御座います。
  nimame
  

  紅映さん からの返信 2020/05/13 20:13:36

  RE: 鬱金桜。

  nimameさん、今晩は〜♪
  
  いつもご訪問ありがとうございます。
  
  ただパッと華やかに咲くソメイヨシノも、それはそれで美しいのですが、こんなにも色と姿が移り変わっていく鬱金桜に惹かれて、毎年、飽きずに見に行っています♪
  鬱金桜の色の変化をお分り頂けて嬉しいです♪
  
  ここは幸い近いのでちょこっと行くことが出来ましたが、本当なら、もう少し足を延ばして新宿御苑まで御衣黄（ぎょいこう）という桜も観に行きたいところでしたが、今年は諦めました。
  
  １時間と決めて急いでシャッターを切っていると、マスクをしていないおじいさんが寄ってきて、鬱金桜のうんちくをしゃべり出したのには困りました(;^_^A　（笑）
  
  ご丁寧なメッセージを頂きありがとうございました。
  
  
  　　　　　　　　　　　　　　・・・☆紅映☆・・・
  
  
  

• pedaruさん 2020/04/11 06:19:32

  うこん桜

  紅映さん　おはようございます。
  
  浅学に恥じ入りますが、欝金桜、読めませんでした。
  いい勉強になりました。いつかは出かけてみたいものです。
  
  pedaru

  紅映さん からの返信 2020/04/11 10:39:20

  RE: うこん桜

  pedaruさん、こんにちは〜♪
  
  メッセージありがとうございます。
  そんな、そんな、pedaruさんに限ってそんなことないです。
  私もPCが変換してくれるので使ったまでで、読むことは出来ますが、書けません(;^_^A
  憂鬱・鬱血などもそうですが言葉では発したりしていても、実際には書けない字って結構ありますよね。
  
  鬱金桜、ちょっと気をつけて見て戴くと、ご近所にも咲いているかも知れませんネ
  遠目には地味で、どちらかというと汚く見えたりして、写真を撮っていても知らん顔して通り過ぎる人が多いです。
  
  ご近所で散歩がてら探してみて下さい♪
  くれぐれもやっかいものに気をつけながら・・・
  
  　　　　　　　　　　　　　・・・☆紅映☆・・・