能勢電　レールウェイ・フェステバル　Ver.2019秋　+野村克也ベースボールギャラリー

2019/11/09 - 2019/11/09

コロナ禍で外出自粛が続く毎日、新しくアップできるネタも尽きてきたので、ハードディスクに残っているデーター整理と、忘備録を兼ねて過去の出来事をアップしていきたいと思います。

コロナ禍が終息し、何年か後に『2020年ってこんな事があったんだ。』と思える日を願って、今は耐えたいと思います。

というわけで、昨年に引き続き能勢電本社で開催されたレールウェイ・フェステバルと、新たに開通したJRおおさか東線の淡路駅周辺街歩きです。
昨年の旅行記↓
https://4travel.jp/travelogue/11615490

昨年の旅行記は、古田敦也メモリアルギャラリー訪問をプラスしていましたが、2019年バージョンは、2020年2月11日に亡くなられた、古田さんの師匠でもある野村克也さんの記念館訪問記をプラスしました。

エリア 川西・猪名川(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

昨年と同様、気持ちの良い秋晴れの下で、能勢電本社でﾚｰﾙｳｪｲ･ﾌｪｽﾃｨﾊﾞﾙが開催されています。

飾り付け等、昨年と同じですね。

ゲートも手作り感が一杯です。

入場者には能勢電の電車ｶｰﾄﾞが配られていました。
結構、鉄道ﾏﾆｱの人には人気のようですね。

平野駅に停車中の、2016年6月に営業を開始した5100系の2連×2編成の1編成です。

従前の復刻塗装を踏襲した、5142Fは1500系ﾃﾞﾋﾞｭｰ時のｲｰﾄﾝｶﾗｰです。

このﾌｪｽﾃｨﾊﾞﾙ恒例の、なりきり車掌体験用の電車です。

車掌さんのﾄﾞｧ開閉動作を体験できますので、毎年人気のようですね。

車庫内の電車を真近に見る事の出来ます。
まして電車との距離が近く、子供達は目を輝かして見ています。

能勢電ｶﾗｰのﾐﾆ電車の乗車体験です。

運転ｼｭﾐﾚｰﾀｰも人気ですね。

私も鉄道博物館等で、何回か体験しましたが、ﾌﾞﾚｰｷや惰性運転へのﾀｲﾐﾝｸﾞは難しいと思います。
決まった時間に、定められた位置に停車するという、乗っていると普通に行われている事の難しさに気づかされ、日本の鉄道関係者の優秀さを痛感します。

ｻﾗーっとﾚｰﾙｳｪｲ･ﾌｪｽﾃｨﾊﾞﾙを見て、淡路に向かいます。

その前に川西能勢口の家族亭でﾗﾝﾁです。
奥様、ざるそばｾｯﾄ。

私はｽﾊﾟｲｼｰｶﾚｰうどん。

前日のTVで、JRおおさか東線開通で変貌している淡路周辺を紹介していて、奥様の独身時代の通過駅で、途中下車し買い物をしていたという街で、行ってみたいという事で、30数年振りに街を歩きました。

奥様曰く、当時の淡路は市場やｽｰﾊﾟｰ等が軒を並べ、庶民的なお店が多かったという事ですが、阪急側は少しさびれてきた印象を受けました。

市場の中も空き店舗が多く、当時の賑わいは感じられませんでした。

半面、新しく出来たJRの駅側は、再開発が進み新しい街が形成されてきていますね。

JR西日本おおさか東線の新大阪駅～放出駅間が2019年3月16日の始発から開業し、放出駅～久宝寺駅の南区間は2008年3月に開業しているので、これで新大阪駅と八尾市の久宝寺駅間、全長約20.3kmが繋がりました。
久宝寺駅からは大和路線で奈良駅まで接続しているので、大阪東部を南北に繋ぎ、今まで南北のﾗｲﾝが少なかった地域が便利になりましたね。

ここからは、2020年2月23日、11日亡くなった野村克也さんのｷﾞｬﾗﾘｰが故郷網野町にあり、賑わっているとのﾆｭｰｽを見て、急遽訪れてきました。

野村克也・ﾍﾞｰｽﾎﾞｰﾙｷﾞｬﾗﾘｰは、「野村克也・ﾍﾞｰｽﾎﾞｰﾙｷﾞｬﾗﾘｰ」は、「ｱﾐﾃｨ丹後」の一室にあります。

「アミティ丹後」は網野町・図書館「ら・ぽーと」の駐車場を挟んだ向かいにあり、丹後地域の資料展示や丹後ちりめんの製織見学、染色体験、新技術・新製品の開発と研究、丹後の全特産品の展示、即売と情報発信の場として設置されている（公財）丹後地域地場産業振興ｾﾝﾀｰです。

野村さんは、現在の京丹後市網野町出身で、南海、ﾛｯﾃ、西武で活躍し、ﾌﾟﾛ野球戦後初の三冠王や数々のﾀｲﾄﾙを取られた名選手で、引退後は監督としてもﾔｸﾙﾄを3回日本一に導き、南海のﾌﾟﾚｰｲﾝｸﾞﾏﾈｰｼﾞｬｰを含めて、ﾔｸﾙﾄ、阪神、楽天で24年間監督を務め、1,565勝1,563敗76分けという輝かしい実績の日本野球界のﾚｼﾞｪﾝﾄﾞです。

ｷﾞｬﾗﾘｰにも記帳台・献花台が設置されていました。

展示を見ていくと、野村さんは戦争で父親を失い、貧しい母子家庭で育ち、母親を少しでも楽にさせたくてとの思いから人一倍努力を重ね、ﾃｽﾄ生(現在の育成枠でしょうか。）から這い上がった野球人生だったんですね。

野村さんの実績は凄いです。
史上2人目の三冠王で、世界のﾌﾟﾛ野球史上初の捕手による三冠王。
選手出場試合数歴代2位。
監督出場試合数歴代3位。
通算本塁打数歴代2位。
通算安打数歴代2位。
通算打点数歴代2位。
通算打席数1位（11,970打席）。
通算打数1位（10,472打数）。
通算犠飛数歴代1位（113犠打）。
通算併殺打1位（378打）
ﾍﾞｽﾄﾅｲﾝ19回受賞（1位）
年間52本塁打（日本出身の日本国籍選手における1ｼｰｽﾞﾝ最多本塁打記録）。

確かに大選手ですが、記録は2位と言うのが多いんですよね。

有名な野村語録に「王や長嶋はﾋﾏﾜﾘ、俺は月見草」というのがあります。

花の中には華やかなﾋﾏﾜﾘもあれば、人目につかないところでひっそりと咲く月見草というのもある。
王や長嶋はﾋﾏﾜﾘ。俺は月見草。
自己満足かもしれないが、俺はそれでいいと思っている。
人気のないﾊﾟ･ﾘｰｸﾞの、少ないお客さんの中でも一生懸命やってきた意地が600号につながった。
華々しい場所で野球をやる王、長嶋の存在があったからこそ、俺はここまでやれた。
華々しい王、長嶋、巨人軍があるからこそ、燃えて自分の存在感を出すために一生懸命やってきた、それだから今がある。という事なんでしょうかね。
何にでも表と裏があり、そして表裏一体となって物事は形成されます。
日々、陽の当らないところでも努力することで、前に進んでいけるのだと思います。

野村さんってG党の私から見ても、星野さんに並ぶくらいの逆巨人ﾌｧﾝだと思います｡
強い巨人があってこそ、自分の実力を出せた方だと思います。
野球理論や人材育成論については野球界でもNO1だと思います。
野球を愛し、地道な努力を続けている選手をいつも見ているからこそ、何か一つでも才能を見つけ、引き出せることが出来たのでしょうね。

そんなことを強く感じた旅でした。

川西にｽｰﾊﾟｰ銭湯「湯桜」が出来て、入浴から食事というﾘﾀｯｸｽﾀｲﾑも今は自粛で休業していますが、たまに訪れていました。

ある日の夕食・・・。
私はﾋﾚｶﾂ膳。

奥様はﾁｷﾝ南蛮膳。

大きな風呂に浸かり、露天風呂でゆっくりできる休日が早く戻りますように・・・。

本日これまで。