2017/09/30 - 2017/09/30
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きみぴょんずさん
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この年、夏休みを取るタイミングが合わず、9月末からの長崎帰省となりました。
初日は強烈な残暑の中、孔子祭を見た後、普段あまり行かないところを見物してきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝一番のフライトで長崎へ到着した後、ホテルに荷物を置き、孔子廟へ向かいました。
孔子廟は子供の頃に家族で訪れて以来なので、ウン十年ぶりの再訪だったりします。孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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ちょうどこの日は孔子祭が行われる(孔子の誕生日が9月30日)ということで、境内には緋毛氈が敷かれ、儀式の開催に向けて準備が整えられていました。
最初に司会者の挨拶があり、在長崎中国総領事が紹介された後、夏が最後の悪あがきを見せて直射日光が容赦なく照りつける中で式典が始まりました。孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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イチオシ
儀式が始まるとドラと太鼓の音に合わせて従者たちが前庭に入ってきて、太鼓が5回鳴るごとに従者たちが大股で5歩歩いては立ち止まるのが繰り返されました。
そして全員が前庭に整列すると、係員の手で普段は閉ざされている孔子廟の入口中央の扉(孔子祭の日だけ開かれるという)が開かれました。
これによって孔子の魂を迎え入れるということのようですが、特別な時だけ中央の扉が開かれるというのは、なんかカトリック教会みたいだと思ったものです。孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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実はこの儀式をやっている最中、従者の1人がこの暑さのためか、熱中症で倒れました。
ですが、従者が他の係員たちによってその場から引きずり出されて救急搬送されていったにもかかわらず、儀式は粛々と進行していきました。
意味は違いますが、「show must go on」というのはこういうことかと思ったものです。孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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従者たちはまた行列を組んで入口中央の扉から外に出ていき、前庭の隅にある竈に向かっていきました。
彼らはここで何かを竈にくべて燃やしたらしく、しばらくして焦げ臭いにおいが辺りに漂ってきましたが、それが終わらないうちにまた前庭に戻ってきて整列し、これで儀式が終わりました。孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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儀式が終了して、「お供え物もご自由にご覧下さいませ」という案内放送が流れたので、私も見物すべくお供え物のある台のところに向かいました。
本殿の一番前に置かれているのは牛・豚・ヤギの張りぼて。かつては本物が使われていたという話です。孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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お供え物が入った青銅の器。
…ですが、この器は蓋だけでも結構な重量がある上に、直射日光に当たっているからかなり熱せられています。
私も素手では熱くてこの蓋を持ち上げられず、汗取りで持参していたタオルをミトン代わりにしてどうにか蓋を開けました。孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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生の豚バラの塊。
孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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こちらは生の白菜を切ったやつ。
孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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こちらは何かを澄まし汁仕立てにした料理。
…ですが、真夏のような強烈な暑さのせいで、この器は蓋を開ける前から既にやばそうな臭気を放っていて、いざ蓋を開けたらその場でゲーゲーやる人が続出!(爆)
私も胃袋から何かが出てきそうな気配だったので、早々にその場を離れて孔子廟を退出しました。孔子廟 中国歴代博物館 美術館・博物館
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ふと思い立って、孔子廟から歩いて大浦天主堂へ移動。こちらも子供のころからウン十年ぶりになる訪問です。
当時、大浦天主堂はまだ外壁の修繕工事に着手する前だったので、天主堂は何ともみすぼらしいたたずまいでした。
この大浦天主堂は国宝ということもあって、現在ミサは行われておらず、単なる観光地となっていましたが、入場料に600円も取られたのは正直気に入らない。大浦天主堂 寺・神社・教会
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天主堂内部。
この聖堂の構造が、のちに長崎の教会建築の大家といわれた鉄川与助の教会建築の原点になったかと思うと、なかなか興味深いものがあります。大浦天主堂 寺・神社・教会
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大浦天主堂を見物した後、昼がまだだったことに気づいた。
そこで、大浦天主堂から下っていく道中で岩崎本舗の角煮まんをいただきました。岩崎本舗 グラバー園店 グルメ・レストラン
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店に飾ってあった岩崎本舗のマスコット、角煮まんじゅうちゃん。
岩崎本舗 グラバー園店 グルメ・レストラン
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グラバー園入口から大橋までバスで移動して、如己堂を目指します。
如己堂は長崎で活動し、長崎医科大学(当時)の教授でもあった医学博士・永井隆博士の終の棲家として知られています。如己堂 永井隆記念館 美術館・博物館
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如己堂は2畳一間(!)の非常に小さな建物ですが、ここに博士の一家が住まっていたのです。
現在は部屋の中には博士が使っていた遺品が所狭しと展示されています。如己堂 永井隆記念館 美術館・博物館
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如己堂の隣には永井隆記念館があります。
ここはもともと、戦争で親を亡くした子供たちに勉強の機会を与えられるようにと、氏が私財を寄贈して始めた「うちらの本箱」がルーツになっています。
そして、現在は建物の2階が図書室となっていますが、こちらは長崎市の図書館ネットワークに組み込まれ、市内のほかの図書館と同様に本の貸し借りができるようになっています。
私が訪れた日は蔵書整理のため臨時休館になっていましたが、職員に「展示だけでも見させていただけませんか」とダメモトで依頼したら入れていただけました。
「散らかってますが、よろしいですか?」
という職員の言葉を最初は社交辞令と受け取っていましたが、いざ中に入ると書架から全ての本が出されていて、本当に足の踏み場もないくらいになっていました(爆)如己堂 永井隆記念館 美術館・博物館
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永井隆は、「うちらの本箱」を子供たちの教育の場の1つとして考えていました。
このため、ここを利用する子供たちのために「おきて」を制定していましたが、その中身が何ともユーモラス。如己堂 永井隆記念館 美術館・博物館
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永井隆が病床で描いた娘の茅乃の絵と、それに添えられた短歌。
自身の子供に対する深い愛情が、この絵からひしひしと伝わってきます。如己堂 永井隆記念館 美術館・博物館
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イチオシ
永井隆記念館を出て浦上天主堂へ向かう。
記念館前の坂道を、ちょうどバスが駆け上がってきました。如己堂 永井隆記念館 美術館・博物館
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浦上天主堂。現在でも日本最大規模のカトリック教会といわれています。
幕末に隠れキリシタンに対して浦上四番崩れという大規模な迫害が行われた場所に、教会が建てられています。
中に入ることはできますが、聖堂は柵で仕切られていて、最後部しか入ることができません。浦上天主堂 寺・神社・教会
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浦上天主堂から、バスで長崎駅前の「いつもの店」に移動。
まずは竜眼(中にゆで卵の入った練り物)と豆腐、そして生大(多分器と中身で1㎏ぐらいある)。駅前 桃若 グルメ・レストラン
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鴨つくねとネギ串、そしてロールキャベツ。
この店の「カモネギ」です(笑)駅前 桃若 グルメ・レストラン
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車麩とちくわ、それからオクラ。
オクラがおでん種になるというのは結構びっくりしました。駅前 桃若 グルメ・レストラン
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最後も練り物をいただいてシメ。早々にホテルに帰りました。
駅前 桃若 グルメ・レストラン
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