初めてのニュージーランド・楽園発見　パート１

2020/02/07 - 2020/02/12

長い間行ってみたいと思っていたニュージーランド。アメリカからは遠い道のり、季節も逆。なかなか行くことができませんでした。やっと行ける機会が巡ってきたのでなるべく長くの滞在を計画しました。１２泊しましたが短すぎました。もっと長くいたかった。

初めての国なので今回の旅行ではオークランドに主に滞在しました。ハワイ経由で到着し、初めの６泊は一人で、後半は大阪から友達が合流しての２人旅になりました。

この旅行記は前半のオークランドぶらぶら歩きの様子です。

エリア オークランド(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ハワイアン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

前の旅行記（ホノルル乗り換え　長い長いフライト）の最後にクイズっぽくしてみましたが、答えはニュージーランドのオークランドです。

到着予定は午後９時４５分で、着陸前に案内が２回程あったのですが、ゲートにドッキングする前に機内の消毒の為、ニュージーランドの検疫が乗り込んできました。ハワイアン航空の客室乗務員によって全開された頭上荷物棚に消毒・殺菌スプレーが撒かれ、どうやら貨物庫にも同様の扱いのようで、私たちは終了するまで機内で座って２０分程待っていました。

ニュージーランド航空で到着の場合、ニュージーランド航空の機材は既に機材に消毒・殺菌のシステムが搭載されているので待ち時間なくゲートに入れるのだとハワイアン航空のスッチーが乗客の方とお話しされているのが聞こえました。ホント？

入国審査に着くと、マニラからの便の乗客が数人並んでいる程で、鞄が出てくるのにしばらく待たされましたが２０分ぐらいで出られました。

オークランド空港からCBDと略される（Central Business District)いわゆるダウンタウンへはスカイバスを利用して行かれるのが安上がりのようですが、スカイバス（片道NZ$17)にはかなりの人が並んでいましたので、スーパーシャトルで。スーパーシャトルはNZ$25でしたが、ホテルまで行ってくれるし、シャトルは半分程お客さんが乗っていたのですぐに出てくれそうなのでそうしました。
１０分程で更に数人のお客さんを乗せて出発。わたしが最後になったのでホテルにチェックインすると午前１時をすぎてました。

今回、安く上げたい、でも、街の中心がいい、というかなりわがままなことで、凄い久しぶりに利用のIBISホテルに６泊とりました。ヨーロッパの貧乏旅行の味方のようなIBISでも、IBIS Budgetという更にお安い仕様のようで、一泊US$65＋税という安さ。（予約をアメリカのサイトでとっているのでここはUSドルのお値段）

翌日、パドルボードのツアーに行くので朝８時にホテルまで迎えにきてくれました。写真は同じ参加者のアメリカ人のベバリーさん。

個人で本業のお休みの日にパドルボードのツアーを趣味でやっているマイクさんとベバリーさんの３人です。パドルボードは初めて挑戦しました。

場所はオークランドハーバーブリッジを北側に渡ったところにあるリトルショールベイというところ。公園になっています。

今回の旅行で安物のアクションカメラをアマゾンで購入しました。使い方にまだ慣れていないのでましな写真が撮れませんでしたが、なかなか楽しいオモチャです。

パドルボードはサーフボードのようなものに乗ってカヌーのパドルのハンドルが長いもので水をかいて進みます。SUPと表示されている場合もあります。（Stand Up Paddle )私は泳ぐのは得意で怖くもないので、水に落っこちる気満々でやっていましたが、結構できるなー、なかなかやるなー私！なんて油断してたらやっぱり落っこちました。

どんどん深い方へ出てきたところでザブーン。離れた所をフェリーなどが行き来しているので、波が出てそれでバランスを崩します。

真夏のニュージーランド、昨夜の到着時に、思っていたのよりあったかいと感じていましたが海水も思ったほど冷たくはありませんでした。落っこちた瞬間はヒヤッとするので、ギャーと思わず声がでますが、一瞬で慣れました。

アクションカメラちゃん、逆光にかなり弱い。

でも、オークランドのダウンタウンを眺められる最高の場所でしょ？お天気も良いし。到着してその翌日っていうのはどうかと思ったけど来てよかった。

ボードに固定したカメラがラップショットをせっせと撮り続けていてくれました。

この日以来、ニュージーランドって海がキレイで水も結構暖かいことをしりました。それも予想外の発見でした。

これはまた落っこちた瞬間ではないかと。

２時間程遊びました。３回落っこちてしまいましたが。またやってみたい。

リトルショールベイに近いところにあったカフェで３人でお茶しました。カフェの写真を撮ってる余裕がなかったけれど、海水で泳いだ後の甘いケーキはとっても美味しかったです。上に乗っかっているのはスモモのシロップ煮。
マイクさんがホテルまで送ってくれました。

オークランドの公共乗り物に全て使えるATHOPカード。バス、電車、フェリーも。大きな駅のキオスクみたいな売店か、コンビニによって扱っているところもあります。
わたしはホテルの近所のお店で買いました。カードそのものがNZ$10で、それに好きな金額をチャージしておくパターンです。NZドルは安いですが、バスはちょっと高めな印象でした。このカードはきっちりとどこまで乗りたいかわからない時に便利。
因みに、オークランドのバスの運転手はおつりをくれますが、小銭など、なくなったらそれまでっぽい感じでした。それと、スカイバスはクレジットカードかATHOPカードでのみ支払い可でした。現金ではだめでした。

ホテルに一旦戻って、午後からオークランドに短期留学している友達の娘ちゃんに会いに行ってきました。ダウンタウンから北のアルバニーってところまで行きました。４０分ぐらいかかったと思います。ショッピングモールと駐車場の間にあった池の横でハワイで見たアラエウラにそっくりな鳥をみました。

あら。ポーズとってくれてるの？

友達の娘ちゃんのリクエストでフィッシュアンドチップス。ホットウィングスも。ジャンクフードが食べたかったんやねぇ。若いなー。

次の日も会う約束をしてお別れし、ホテル最寄りのスーパーへ行ってみました。

ニュージーランドのお土産で有名なマヌカハニー。特別な地域で作られているハチミツです。１００％マヌカハニーだとこのお値段。ここはスーパーなので、観光地のお土産ショップではもっと高い高級品もみかけました。

因みにこれはマヌカハニーと別のハチミツとの混合品。同じ大きさの瓶でお値段は半分くらいになる。

晩ごはんを求めて港の方へいってみました。後日行くワイヘキ島へのフェリーの時間をついでに調べておきます。

フェリービルディングのなかにあったお店で頂きます。

The Shucker Brothers
Ferry Building, West Side
99 Quay St
Auckland

白身魚のパテとカリカリバゲット。あっさりとおいしかった。ワインはニュージーランドのソーヴィニョンブラン。

コレ、美味しかったです。ドライでもフルーティーな白ワインが好みです。甘いのは苦手です。

ニュージーランドに行ってみたかった理由の一つにワインがあります。アメリカ西海岸で作られる赤ワインの数々をこよなく愛する私は普段赤以外を飲むって殆どないのですが、一度飲んだニュージーランドのソーヴィニョンブランがおいしかったので、色々飲みはじめ、いつかマールボロ地方のワイナリー巡りをしたいと思っています。

次の日の朝、友達の娘ちゃんとブリトマート駅で待ち合わせ。

電車で郊外のショッピングモールへ行ってみました。

特に買い物がしたかったわけではありませんでしたが、凄く広いと噂に聞いていたので行ってみたかったそうです。ここでランチにしようかとも思いましたが入りたいお店はありませんでした。

オークランドだけなのかも知れませんが、ファストフードのお寿司屋さんがこんなに売れるのか？って程あります。カリフォルニアロールっぽいのが入れ物に入っていて、まるでコンビニでサンドイッチを売る感覚です。美味しくなさそうなんだけど、あれだけあちこちで売られているのを見ると試してみたいような・・・。

そこから電車とバスを乗り継いでジャパンデーのお祭りに行ってみました。歴史はまだ短いようですが毎年やっているお祭りのようです。

この日は２月９日でしたが、コロナウィルスのニュースがだんだんと深刻化している真っ最中で、ためらわれましたが、ジャパンデーのウェブサイトで、それを検討した末に行う事にしたそうなので、気持ちだけはサポートしたくて行きました。

会場はASBショーグラウンドという大きな倉庫か、体育館といった感じの建物ないにありました。
入ってすぐにお酒の試飲をやっているところがありました。ここでも柚子が人気のようでした。
他にも買い食いできる所がいくつかありましたがすごい人でした。
和太鼓の演奏がステージで行われていて、なかなかに活気あるお祭りでしたが私たちはささっと見て出発。

バスで一気にダウンタウンまで戻って来て、スカイタワーの近くのイタリア料理屋さんに入りました。

ラザニアとラビオリです。私は赤を一杯いただきました。この旅行中この時だけキアンティを飲みました。

デザートにティラミス。アンドレ・アガシ（スキンヘッドの）みたいな顔したお兄さんが、
うちのはオークランド一美味しいよー
と自信たっぷりでしたが確かに美味しくいただきました。友達の娘ちゃんも大満足で嬉しそうでした。

Da Vinci's Italian Restaurant
87 Albert Street
Auckland CBD

娘ちゃんをバス停までみおくりました。

オークランドは結構２階建てバスもはしっていて、あてもなく乗って景色眺めたらたのしいだろうなーと。

別の日。
オークランド市内でぶらぶらするだけの日をとっておきました。ATHOPカード大活躍の日でした。オークランド、何処からもチラホラ必ず見えているスカイタワー。

オークランド、来てみてから知ったことに、ものすごい坂の町だってことがありました。

アルバート公園へいってみます。
　
ビクトリアストリートから上がって来るとこの石を積み重ねたアートがお出迎え。

写真とってると、旅行者っぽい人から地元の通勤途中っぽい人などみかけました。

丘の上は綺麗に手入れされた公園で、季節的にも花壇にたくさんの花が咲いていました。
中心にはビクトリア女王の像がありました。
1897年に即位６０年を記念してオークランドの人々が建てた、となっていましたが、People of Provincial District of Aucklandってかかれてました。ニュージーランド全体がイギリスによって統治されてたわけでもないのか。ややこしい表現ですな。

ビクトリア女王像の前には噴水があります。良い季節です。

サー・ジョージ・グレイの像
この方は１８４０年以後のニュージーランドの歴史において多きく影響を与えた人の一人だそうで、オーストラリア南部とニュージーランドの知事を長く務めた人。原住民の文化に大変興味と理解を示した人のようです。

ニュージーランドで行ってみてから知ったことに、こういったものの説明文が必ず英語とマオリ語の両方でかかれている事。ハワイでもここまではされていません。

マオリ語ですが、ハワイ語よりも発音が難しい感じがする。

これは海軍で大砲手だった人の像でした。足元に大砲と背後に船のマストがあるので個人的に興味が。
ニュージーランドの軍艦の名前にマオリ語がつかわれているものが多くあるんです。

公園を通り抜けてプリンセスストリートへ出てきました。

プリンセスストリートを挟んでオークランド大学があります。これは時計塔。教会かと思いましたけど、違うのか。たわーの天辺部分がホテル周辺を歩いているとアルバート公園の木々の間からみえるので、正体がわかってすっきりした。

アルバート公園の丘を越えて反対側へ下り、パーネルと呼ばれるエリアへ向かっています。
坂の多い街なのですが、目の前をこの大きなバッグをひいて登っていたお兄さん。追い抜きましたが辛そうでした。

位置的にはダウンタウンの東側です。

パーネルエリア到着。この通りの両側にかわいいカフェやレストランがあります。
暑いのでアイスコーヒーで休憩しました。

カフェの名前は忘れてしまった。

観光地、というよりも地元の人が楽しんでいるようなエリアです。それでもニュージーランドのアーティストの作ったお土産品のお店があったので入っていくと、狭い路地づたいに何件かのレストランもあったりして。

公衆トイレも結構な頻度でみかけました。（これも行ってみてわかった事。しかも割とキレイなのだ。）

ちょっと早かったけどお昼。シュリンプサラダとNZ白ワイン。レストランの向かいにあったクラウンレンジというワインのテイスティングルームがお休みだったのでクラウンレンジワインのシャルドネをいただいたと思う。

Di Mare Restaurant
shop 9/251 Parnell Road
Auckland

余談ですけど、よくハワイアンに間違われるのですが、このレストランで、お姉さんがずーっとフランス語で話すので、私はその人がフランス人なのか、と思っていたら、彼女はわたしがタヒチから来てると思ったそうです。日焼けしてるとどうやらポリネシアン系に変身できるようです。

ここでデザートにチョコレート買いました。でもホテルに戻るまでたべなかった。

オークランドのバスには市内を小さい輪のルート（インナーリンク）と大きな輪のルート（アウターリンク）で回っているのがあるのですが、その、小さい方のインナーリンクに乗って、街の反対側のポンソンビー地区へ移動。

特に目的はないので適当な所でばすを降りて散策。ニュージーランドの人口は５億人に満たないそうですが、その８０％近くがオークランド周辺に住んでいるのだそうです。
この路駐を見てると納得。

パーネルが小ぎれいなのにたいしてポンソンビーは下町っぽい雰囲気。どっちもたのしい。こっちは夜のほうがたのしいかも。

一際目を引くこの建物は今はイタリア料理のお店ですが、もともとは郵便局だったたてもの。

この建物と隣のお茶屋さん、そのお向かいの図書館は、ちょっとした歴史コーナーっぽくなっていて、お茶屋さんの隣の小さな公園に３つの建物の歴史が書かれたパネルがありました。
このたてものに関しては建築の費用の話に加えて、郵便局時代に強盗殺人が起こったことがかかれていました。犯人の残した指紋が、証拠として有罪判決の出たニュージーランド初の犯罪であったとか。（１９２０年の出来事）

建物のある通り、セントメアリーロードをどんどん下っていくとハーバーブリッジが見えてきます。どんどん降りていくと高速道路の１号線沿いに遊歩道のようなものにたどり着きます。

道路があるのでわかりにくいのですが、この辺りは以前は港町でその歴史をパネルなどにして公園として整備する努力をしているようです。右側に目隠したってます。ここをスカイタワーの方向に歩いていると歩道橋があって、港に行くことができます。

歩道橋の上から

このあたり、ヨットのメンテナンスのショップ、備品の販売とかやってるお店がちらほら。埋め立てて新しいホテルやコンドミニアムなども建てられていました

晩御飯には早いけど見たら食べたくなったので。ニュージーランドのクラフトビールでおすすめのをいただきましたけど、ワイン程ではなかったですね。生ガキは滞在中に何回も頂きましたけど、全てオークランド近海のもので、養殖されてるんでしょうね。生ガキにするのに良い感じの小ぶりのものが多かったです。


Soul Bar & Bistro
Lower Hobson Street, Customs Street West
Auckland

この旅行記へのコメント （4）

• たらよろさん 2020/03/20 13:13:41

  ちょっと素敵な良い場所

  こんにちは、ATL-GAさん
  
  SUP、私もチャレンジしてみたいなぁ～って思っています。
  私も水は好きではないけれど、きっと落ちちゃうんだろうな…って思いつつ、
  でも、やってみたい。いつかどこかでできたら良いな♪
  
  コロナの影響がまだ比較的薄かった頃で良かったですね。
  私も32月半ばにベトナムビーチに行ったのですが、
  ギリギリ何とかなったけれど、
  今は欧米が大変なことになってしまって、いつ収束するのかわからなくなってしまって…
  ニュージーランドは、自然あり、でも都会でもあり、美味しいものがいっぱいで、
  本当の癒される素敵な国だなぁって感じます。
  私も楽園を感じに、訪れてみたい国の１つです。
  いろいろチャレンジしているニュージーランド航空にも乗ってみたいし…
  
  たらよろ

  ATL-GAさん からの返信 2020/03/20 13:56:28

  Re: ちょっと素敵な良い場所

  たらよさんへ
  
  いつもいいねをありがとうございます。
  
  ニュージーランド、アウトドア派には天国の様な所でした。若い頃を思い出します。(笑笑)　時間とお金が許すなら、3~4ヶ月キャンパーをレンタルして夏中滞在したいと思いました。
  
  パドルボード、楽しかったです。若い頃にサーフィン何回も挑戦しましたけど、ニュージーランドも盛んなので、はじめはサーフィン再度挑戦しようかと思ったんですけど、パドルボードにしたんです。サーフィンやボディーボード程も体力使わないで、カヌーよりもお手軽。空気を入れて膨らませるボードがあるそうなので欲しくなりました。
  
  ATL-GA
  

• M-koku1さん 2020/03/18 22:52:23

  な～るほど!

  オーストラリアじゃなくて　
  そのお隣が　正解でしたか!
  
  何だか　全世界的に　鎖国時代に入ってしまい　動きがとれなくなっている今　
  のびのびと自由なこういう旅が　
  キラキラ　輝いて見えますね!
  
  何時この騒ぎが終わるんでしょう？
  
  美味しそうな食べ物　
  美味しそうなワイン　
  (ビールはどこのであろうと嫌いです)　
  自由に楽しめる日に　
  早く戻れますように!
  
  Mより

  ATL-GAさん からの返信 2020/03/19 13:01:38

  Re: な～るほど!

  M-koku1さん
  いつもありがとうございます。オーストラリアに比べて旅行情報が少ないニュージーランド、一応下調べはしていったのですが知らなかったことの方が多くて、細かい事に、アメリカとは違うなぁーって。
  大自然も素晴らし過ぎて、すっかりお気に入りの国になりました。