2019/10/05 - 2019/10/06
24位(同エリア150件中)
群青さん
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
毎年何度か時間を調整して旅に出る友がいる。
ここ2,3年、お互いになかなか都合が合わず、年に一度出かけるのが精いっぱいの状態で・・・
2019年は秋の時点まで一度も実現しない状況。
9月に入り、自然と「10月こそどこかに行こう!」機運が盛り上がり(笑)、急遽、日程を合わせ行程を企画し予約を入れ・・・
10月最初の土曜日、僕らは東北新幹線の旅人となりました。
天候不順な日が多い2019年の10月の洗礼を若干受けつつも、曇天にも負けず旅に出てしまえば気分はすっかり晴れ渡るもの!!
日頃のストレスを吹き飛ばすべく、50過ぎのおっさん2人が年甲斐もなくはっちゃけちゃいます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
大宮駅で待ち合わせ、朝食用の弁当を買い込んでいざ東北新幹線へ!
6:58発の新幹線は土曜日とあってか結構な乗車率。
早速、弁当の蓋を開けましょう!大宮駅 駅
-
選んだのは「50品目バラエティー弁当」
健康が気になるお年頃(汗)
若い頃のように朝っぱらからガツンと肉三昧なんて時代は、遠くになりにけり・・・
盛岡までの車中は、話をしたり本を読んだり車窓から見える景色を眺めたりしながら過ごす。 -
盛岡駅到着は8:48。
一足飛びに岩手までやってきた感が強くて、改めて新幹線のスピードに恐れ入ってしまう。
駅レンタカーで2日間使用する車をあてがわれる。
今回もHondaのFit。
大人2人で十分な広さ。
早速、東北道を更に北上。
今回は僕が運転で、友人は助手席で悠々!
で、今回の旅の最初に行く場所に電話をして予約を入れてもらったところ・・・
な、な、なんと!
最初は「今日のその時間帯は予約でいっぱい!」
と言われたのだが、友人が粘りに粘りましてネ。
12時ちょうどの回なら2人分の座席を作ることは可能!との回答。
予約を入れてもらいます。 -
本当はもっとちんたらちんたら運転して、最初の目的地に辿り着く算段だったのだが・・・
ケツが決められてしまうと間に合わせにゃ!という頭が働きましてね。
とりあえず1箇所だけ休憩したのがこの場所。
東北道下り線の花輪SA。
関東に暮らす人間の感覚からすると
「マジでSAなの?」
と驚くしょぼさ。
売店があるだけまだマシですけどネ。
(北海道を旅した時に、自販機一つないSAに立ち寄ってしまった際の衝撃を思えば、ここなんで程度は良い方かと・・・)花輪サービスエリア(下り線)スナックコーナー グルメ・レストラン
-
まだ紅葉の季節は先のようだが、樹木によっては色づきが始まっていた。
-
僕的には今回は「初秋田の旅」。
こうして案内の地図を見ていると、行きたい場所がたくさんあることに気づかされる。 -
十和田ICで東北道を降り、国道103号線で峠越え開始!
時間的には十分に予約時間に間に合う算段が付いたので、当初の予定通り寄り道しようかと思いきや・・・
発荷峠付近でザンザン降りの雨に見舞われ、結局そのまま車から降りず目的地に到着。
駐車場の一角に何やらおどろおどろしいボートがポツンと!
青森県十和田市の十和田湖畔にある、グリランド。
到着したのが11時ちょっと過ぎで、次の回の受付時間まで間があり過ぎるので、どこかで時間を潰すことに。
ちょうど雨も小降りから止み加減になって来たので、少しドライブすることに。グリランド 十和田湖 RIBツアー 自然・景勝地
-
くねくねと山道を登り辿り着いたのがここ。
瞰湖台(かんこだい)。
十和田湖を眺める3大絶景の一つらしく、休屋と宇樽部の間にある。
十和田湖は二重カルデラの湖として有名で、2つのカルデラに挟まれるように形成された御倉(おぐら)半島と中山半島に囲まれた中湖(なかうみ)が眼前に見える場所。
空はだんだん雲が切れてきて、これなら湖面を疾走するのも大丈夫そうかな?瞰湖台 名所・史跡
-
案内板を見ながら目の前の景色を見ていると、他の旅人から話しかけられた。
なんでもその方、定年を機に車中泊をしながら北海道を旅し、青森に昨日やって来たという。
その日は岩手県境に接した田子町で開催されている「にんにく祭り」に立ち寄った後、せっかく青森に来たんだから!ということで十和田湖に辿り着いたらしい。
十和田湖でどこを観光したらいいのか?と尋ねられたのだが・・・
正直僕にはそれに回答できるだけの妙案や知識は持ち合わせていない。
2年前の秋に青森を旅するツアーに参加した際に(そういえばその時も今回の友人とツアーに参加したんだっけ!)、休屋に立ち寄ったけど、とても寂れた場所だったという印象が強くてね。
昭和の時代は羽振りが良かったかもしれないが、バブルが弾け、失われた20年を過ごし、あの3.11の大震災で東北の観光が大打撃を受けた際に、とどめの一撃を刺された場所、それが「十和田湖」という印象なんですよね。
一応オブラートに包みつつ、そんな話をし、二言三言の会話の後でその場から別れ・・・ -
丁度いい頃合いになったので、先程の受付場所に戻る。
ブルゾンの上から救命胴衣をつけ、再び雨が降ってきてしまったため迷彩色のポンチョを借り、いざ準備!グリランド 十和田湖 RIBツアー 自然・景勝地
-
白い毛がモフモフのグレートピレネー犬。
1匹は愛想を振りまいていたが、もう片方は「やる気ねぇ~ッス!」てな感じで顔さえも見せず。 -
今回参加したのはこれ。
十和田湖RIBツアーというもの。
RIBとは軍用ボートの一種で、かなりのスピードが出るらしいんです。
それを使って十和田湖を疾走するのですが、観光遊覧船では行けないような十和田湖の???スポットなども含めて紹介してくれるアクティビティなんだとか。 -
マイクロバスに乗って3分ほどでRIBツアーの開始場所に到着。
再び黒い雲が十和田湖上空に接近しております。
ずぶ濡れにならなければ良いのだが・・・ -
で、これが実際に乗船したRIBボート。
盛岡から予約電話を入れた際は定員いっぱいだった筈なのに・・・
雨が断続的に降っていたせいで予約客が1人減り2人減りだったようで。
僕ら以外には親子3人連れが1組。
で、肝心のいろんな場所を巡った写真なのですが・・・
撮れず仕舞いでした!グスン(涙)
というのも自分、デジカメを胸ポケットに入れていることが多いのだが、さすがにそれじゃ何かの弾みで湖面に落としそうなのでチノパンのポケットに入れたんですね。
その上から救命胴衣やらポンチョやら着込んだものだから・・・
いざ写真を撮ろうとポケットから出そうにも出てこない。
各スポットの停車時間なんて1分あるかないかだから、取り出すのを諦めてしまいましてね。
まぁ、結果的には中途半端にデジカメを取り出せなくて良かったのだと思う。
というのも、このRIBボート、湖面の波に強い反面、衝撃がかなりのものなんですわ!
時には宙を浮いた挙句に水面に叩きつけられるかのような振動の連続で・・・
しっかり手荷物を持ってなければ湖の底にダイブしそう。
友人は相当楽しんでいたようだったが、僕は途中から怖さと気持ち悪さとで
「早く時が過ぎ去ってくれ~い!」状態。
グリランドの公式ホームページには「3歳から90歳まで」みたいなこと書かれてますけど、絶対に真に受けない方が宜しいと思われ。
遊園地のジェットコースター系が苦手な人にはオススメできません!
まぁ、友人が大層喜んでいたから乗った意味はあったかもネ。 -
来る時はザンザン降りの雨で立ち寄るのを断念した発荷峠展望台。
RIBボートを降りた頃から再び天気が回復したため、立ち寄ることに。発荷峠展望台 名所・史跡
-
それにしても十和田湖って形的に非常に複雑で珍しい形しているよなぁ~!
-
キレイな風景だ!
これで空がもっと晴れてくれさえすれば、もっと美しかろう!!十和田湖 自然・景勝地
-
屋内の展望スペースはこんな感じ。
こういう場所だから雨風が激しくて野外に出る気にならない日もあるだろうけど、ガラス越しに見られるスペースがあれば気楽ではある。 -
翌週の3連休を控えていることも影響しているのか?あまり観光客もおらず。
インバウントの恩恵もほぼなさそうな程、閑散としていた十和田湖。 -
再び国道103号線を秋田側に下っていきます。
-
さて、ここはどこでしょう!
-
史跡尾去沢鉱山。
かつて存在した尾去沢鉱山の廃坑を活用し、テーマパークとして整備されたのがここ。史跡尾去沢鉱山 名所・史跡
-
駐車場には車が数台ほど。
見事なまでに閑散としております。
2019年のニッポンはインバウントで浮かれていて、しかもこの秋はラグビーワールドカップの開催も重なって海外から多くの観光客が押し寄せているはずなんだけど・・・
どうも北東北3県境には全然その恩恵が到達していないようです。
気を取り直して、入り口付近になった鹿角市鉱山歴史館で予習でもしますかね! -
内部はこんな感じ。
尾去沢鉱山の歴史や鉱物の特性、世界各地から集めた鉱石の展示などがされていました。 -
さて、実際の坑道を散策してみましょう!
-
ところどころにこのように、かつての鉱山の名残りが見え隠れしていて・・・
在りし日の繁栄との対比が物悲しさを誘うかのよう。 -
写真撮影スポットも用意されていたので、一応撮りましたけどネ!(笑)
-
落盤などしないようにちゃんと補修はされているので安心です。
思った以上に坑内は水分が多い印象で濡れている箇所も結構あったのが意外。 -
案内表示
-
案内表示
-
デジカメで撮影するとなんだか気色悪い色合いだニャー!!
実際はこんなに赤茶けてなかったと思うのだが・・・ -
案内表示がされている場所では文章を読んでから坑道内の痕跡を見るようにするけれど・・・
正直わかりにくいのと、面白さが伝わりにくい印象。 -
マニアの方には興味を喚起するのかもしれんが、ある意味、見る人を選ぶ観光地のような気がする。
選ばれざりし人間の負け犬の遠吠え!と嗤え!! -
だったら廃坑を歩くことで、変わった場所を今日はウォーキングしているんだぞ!
と捉えることにしようっと!!(←ポジティブ思考) -
小学生くらいの童心に戻れれば、普通に楽しめそうかもしれんな!
一種の探検ごっこ気分で。 -
湿度こそやや高いものの、気温は一定しているだろうから、こうして酒の貯蔵とかには向いているかもしれん。
-
ここが判断の分かれ目の場所。
廃坑に面白さを見出せない人はここで標準コースを辿るべし!
好奇心旺盛な(童心に帰ったとも言う)我が友は迷うことなく特別コースを選ぶ。
そうだと思ったよ!(苦笑) -
これより近代坑道と案内されている。
-
先程までよりやや照明が落とされた印象の廃坑を歩いていると・・・
-
ギョッとさせられた!
かつての尾去沢鉱山の姿を説明する意味で人形が設置されているのだが・・・ -
いきなりこんなのが現れるとビックリだわ!!(汗)
-
銅が採掘されていた時代の坑道内って、熱気なんて言葉じゃ済まない程の蒸し暑さと人いきれだったことでしょう。
-
その労苦を思うと考えさせられる部分も多い。
-
こうした場所こそ近代化されないと、増産はできないだろうし労働環境も過酷なまま。
日本と言いう国の根幹は、こうした場所で働く人たちによって支えられ、明治以降の150年の基礎となったことだろう。
時には原点に立ち戻ってそんなことを考える意味では、来た甲斐があったのだと思う。 -
やめなさい
手順無視してまた作業
いつか地獄へ直滑降
いきなり笑いを取りに来やがったな!!(苦笑)
っていうか、この標語って昔から使われていたわけじゃないですよね??? -
ますます廃坑内が暗くなり・・・
ふと見える人形がますます不気味で怖いッス! -
最後の方なんてこんな暗さよ!!(驚)
-
たぶんこれくらいの暗さの中で実際に作業が行われていたことを暗示しているのでしょうけど・・・
本当に過酷で大変な仕事だ!と、しみじみ思う。 -
昭和16年頃の尾去沢鉱山の光景の写真が飾られていた。
-
708年の開削からここの歴史は始まり、1978年(昭和53年)に閉山。
銅以外にも金・銀・鉛、亜鉛も産出された。
1889年(明治22年)に経営が三菱財閥に移ってから鉱山の近代化が進み、銅30万tや金4.4万tなどが採掘されたそうだ。 -
-
-
もっと歴史の知識があったなら・・・
僕に欠けている部分を改めて痛感させられる。 -
これにもビックリした。
ちょっと思考を巡らせれば十分に想像しうることなのだが・・・
結局、坑道内を散策する間ずっと他のお客とはすれ違うこともなく見学を終え。
さっきまでと打って変わってビミョーな表情の友の顔を見やり、そろそろ宿へと向かうことに。 -
道の駅 かづのあんとらわ。
あんとらわ とは、鹿の枝角の英語の発音をひらがな表記したものなのだとか。道の駅 かづの 道の駅
-
鹿角がご当地の「花輪ばやし」という祭りの展示館も併設。
有料らしいので敢えて入らず。
道の駅になる前から存在したふるさと館という観光施設が1995年(平成7年)に道の駅に登録されて今に至るらしい。
観光する際に道の駅を見かけると僕は結構立ち寄る人間なのですが、ここみたいに道の駅登録以前から存在する施設って、何か特有の癖の強さや使い勝手の悪さみたいなものを感じるんですよね。
観光客のニーズをもう少し汲み取って、土産物や直売品の品ぞろえを工夫するとか、館内の照明をもっと明るくするとか・・・
やり方はいくらでもあるはずなんだけどなぁ。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- ねもさん 2020/09/01 13:18:06
- あちこち失礼します
- 群青さん
何とRIBボートにも乗られたのですね、なかなか面白かったようで(・□・;)
「3歳から90歳まで」OKは信用するな、なんて爆笑です。すると適齢は何歳くらい!?(ジェットコースターも年齢制限ありますね、私はもうほぼ不適です)
今度行ったら、私も乗ってみようかな(笑)
尾花沢鉱山、知りませんでした。かなり濃~い展示ですね。近くに行ったら訪ねてみます。
- 群青さん からの返信 2020/09/02 20:15:07
- Re: あちこち失礼します
- ねもさん こんばんは。
コメントありがとうございます。
RIBボートの公式ホームページ、ご覧になったことがあるかもしれませんが、
結構、初見から何だか怪しい雰囲気満載なんですよね!(苦笑)
何故ああいうテイストなのか不思議なのですが、ちょっとオカルトチックというか、トンデモ系っぽい印象もあり・・・
怖いもの見たさでチャレンジしたような感じでしょうか。
年齢はともかく、ジェットコースターに乗った経験があれば、たぶんRIBボートは乗れると思いますので、機会があれば是非!
ただ、絶対に3歳児(どころか小さな子供は無理だと思う)や90歳は無理筋ではないか?と。
ハンパないですもの。
湖面に波が立っていれば尚更。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
鹿角・小坂(秋田) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
PR
旅行記グループ 2019秋・北東北3県境の旅
2
56