ジジ・ババのドライブ旅ー花輪ばやしを楽しむ

2017/08/19 - 2017/08/19

昨年から計画していた、秋田夏祭りめぐりの旅。1年延期で行ってきました。ダイナミックとなお囃子と、流麗な踊りが楽しみな「西馬音内盆踊り」は外せません。この時期、西馬音内近辺のホテルは軒並み満室、高騰です。それでも８/１７横手プラザホテルアネックス、８/１８鹿角ホテルを抑えました。
さて、次の日は何をしよう。十和田湖か白神山地あたりを漠然と考えておりました。
７月中旬、ツアー会社からのパンフレットを眺めていたら「花輪ばやし」という言葉が飛び込んできました。お祭りつながりで、次はここにしよう。しかしこの祭り毎年８/１９の夜から２０日の早朝にかけて盛り上がるのだそうです。あわてて８/２０の宿を検索しましたが、近くはどこも満室です。高級温泉宿はありましたけどね。結局北上のビジネスホテルをシングル３室予約を入れました。
こうして迎えた「花輪ばやし」の当日です。
こちらは「道の駅あんとら」からシャトルバスが出ていることを確認して、１９：００から花輪駅前で始まる街踊りを目指して出発します。

エリア 鹿角・小坂(秋田)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

あちこち寄り道をしすぎて、会場に到着したのはギリギリとなってしまいました。
まず、「道の駅あんとら」に車をおき、無料のシャトルバスで、会場の花輪駅前まで向かいまた。
事前に桟敷席を予約しておりました。１人2,000円。花輪駅前です。
本部で、手続きをして、桟敷席を案内してもらいます。こちらは、西馬音内と違って、席は選べません。前から２番目の席が割り当てられました。
7:00からセレモニーが始まります。
最前列は、町の重鎮らしき人が占めております。話題の国会議員の姿も見え、野次が飛び交いました。

7:00
本部中央に役員が集まり、セレモニーが始まります。
市長挨拶、国会議員の挨拶挨拶・・・・。

桟敷せき近くの放送席では、美しい声のアナウンサーの曲の紹介とともに、町踊りが始まりました。

各町内のグループによる、踊りです。
駅前広場を埋め尽くすように、たくさんのグループがそれぞれ揃いの浴衣で踊る様は圧巻ですが、この時点では「西馬音内に軍配が上がったね」などと不謹慎なことを言っているoneonekukikoでした。

8:00近くなると、各町内を練り歩いた屋台が、ぞくぞく集まって、出番を待ってます。全部で１０町内。
この駅前広場で、お披露目です。それぞれ、趣向を凝らした、装飾とお囃子で技を競います。まず、頭が、役員席に挨拶に来ます。気合いいっぱいで挨拶する頭、照れ臭そうに挨拶する頭。
挨拶とともに、広場になだれ込み、お囃子を披露します。

精一杯アピールします。
この屋台は、中で太鼓をたたく子供達は歩きながらの演奏です。大きな声で合いの手を入れ、鐘や太鼓が響き渡ります。
駅前広場を、見せ場を作って一回りして、次の屋台を待ちます。

２番目の席でしたので、前の人のカメラが入ったりして、お見苦しいと思いますが、熱気を感じてもらえたら嬉しいです。

この、女性ばかりの屋台には、ひときわ大きな歓声とフラッシュの嵐です。

最前列で立ってリズムをとる鐘、前2列が太鼓、その後ろに笛が並びます。
脇を、屋台の舵取りがかためます。

演技が終わった屋台は整列して次の屋台の演技を見守ります。

10台の屋台が揃うと、優秀な屋台が選ばれます。
みんなドキドキ。

精一杯の青年達の演技に、胸が熱くなります。
太鼓は10代の少年、少女を中心としてます。
心を通わせて、練習に取り組んだ様子が思い浮かび、どの屋台にも大きな拍手です。
太鼓、鐘、笛、周りを仕切る世話係。
一体となって、作り上げる「花輪ばやし」に参加できて、心浮き立つ夜でした。

屋台の前に、町内の役員も集まって、いよいよ駅前広場での演技の最終章です。

町内の役員が中央に集まってきます。

いわゆる「手打ち」の儀式です。
駅前広場を囲むように集まりました。
大人も子供も一体となって、町の祭りを守っています。
隣に座った家族は、若いお父さんが、子供に、自分が祭りに参加した時の様子を楽しそうに話しているのが、心に残っています。

21:00を回りました。
これで「さんさ」の手打ちも終わったようです。
祭りは、これからが、佳境を迎えるようです。
再び町を練り歩き、明け方まで祭りは続きます。
私たちは、北上にホテルをとってますので、帰ります。

夏の祭りを堪能した三日間でした。
霧雨の高速をはしり、ホテルに着いたのは11：45。
ギリギリチェックインに間に合いました。

ゆっくり休んで、翌朝10:00の出発です。
ジジ・ババの夏もこれでおしまいです。