
2020/02/28 - 2020/03/01
20位(同エリア729件中)
ピンクのスマフォさん
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この旅行記のスケジュール
2020/02/29
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飛行機での移動
16:00 ANA176便で成田空港からロサンゼルス国際空港へ
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飛行機での移動
9:25 ロサンゼルス国際空港着
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飛行機での移動
13:35 ラタム航空2477便でロサンゼルス国際空港からリマ ホルヘ・チャベス国際空港へ
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新型コロナウイルス蔓延防止の為、2/26に政府の自粛要請が発表され、学校や施設の閉鎖、国内イベント中止が相次ぐ中、2/28から3/9にかけて、ペルーとボリビアに行ってきた。
入国規制や国境封鎖、行動規制などの恐れはあるが、ペルーとボリビアでは新コロナウイルス感染者が報告されていなかったこと、飛行機は換気性能に優れ感染の危険が少ないこと等を考慮して、キャンセルせずにツアーに参加した。
【旅程】
・2/28(金)
自宅出発、成田に前泊。
〈ラディソン成田 泊〉
・2/29(土)
成田から空路、ロサンゼルス乗り継ぎリマへ
〈ホリデイ・イン エアポート 泊〉
・3/1(日)
リマから空路、クスコへ〔クスコ市内観光〕
バスでオリャンタイタンボへ
列車でマチュピチュへ 〈エル・マピ 泊〉
・3/2(月)
バスでマチュピチュ遺跡へ
〔マチュピチュ遺跡観光〕
バス、列車を乗り継いで、クスコへ
〈シマ クスコ ホテル泊〉
・3/3(火)
クスコからララヤ峠を経てブーノへ
〈リベルタドール ラーゴ チチカカ 泊〉
・3/4(水)
チチカカ湖クルーズ〔ウロス島観光〕
バスで国境の町デサグアデロを経てラ パスへ
ラ パスから空路、ウユニへ
着後4WDでホテルへ 〈クリスタルサマニャ 泊〉
・3/5(木)
〔ウユニ塩湖観光❳
〈クリスタルサマニャ 泊〉
・3/6(金)
〔ウユニ観光〕空路ラパスへ
〔ラパス市内観光❳ 〈エウロパ 泊〉
・3/7(土)ラパスから空路、クスコで乗り継ぎ
リマへ
ショッピング、夕食後空港へ
・3/8(日)
リマから空路、ロサンゼルス乗継、成田へ
・3/9(月)
成田空港着
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ラタム航空 ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
PR
-
2月28日(金)
自宅出発。
新型コロナウイルスといっても、要は風邪だろう(かなり質が悪いが)。
自分は大丈夫(〇〇は風邪をひかないというし)と思ったが、感染はしたくない。
そこで、感染予防の為に今回の旅行では以下のものを持参した。
マスク10枚、使い捨てゴム手袋20枚、綿手袋4枚、マスク消毒液1本、
アルコール消毒液100ml、アルコールウェットティッシュ2袋、のどスプレー2個。
これらは、日本政府が中国全土ではなく、武漢からの入国のみ制限するとの報道がなされた時点で、日本での感染を予想して早めに購入したもの。 -
前泊はいつものラディソンホテル。
今回は14:00集合なので、前泊しなくても良かったのだが、万が一を考慮して。
電車やバスの混まない時間に移動して、早めにホテルにチェックイン。
ウイルス感染の危険性は南米よりも日本国内とロサンゼルス空港が高そうなので、特に警戒心を持って行動した。 -
ホテルロビーは閑散としていた。
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広いダブルベッドの部屋。
室内も、念の為アルコールを噴霧したり拭いたりして消毒し、手袋をはめて過ごす。 -
以前はウエルカムドリンク券だったが、ワンモアドリンク券(2杯目無料)になっていた。
ホテルも新型コロナウイルスの影響で経営環境が厳しいのだろう。 -
2月29日(土)
成田空港集合が14:00なので、11:00から宿泊者無料の温浴施設へ。 -
新コロナウイルスの影響で営業時間が短縮され、入り口にはアルコール消毒液が置かれていた。
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混んでいたら、入浴は止めようと思っていたが、広い施設に誰もいなかった。
入浴中、もう一人入ってきたが、ほぼ貸切状態。 -
施設を出る頃に、大型バスが到着して何人か入っていった。
入り口では噴水ショーが行われていた。 -
集合場所の成田空港国際線第1ターミナルへ。
空港内も人は疎らで静か。 -
今回は阪急交通社のツアーに参加。
参加者は19名(男性6名、女性13名)。
内訳は、新婚2組、女子大生とその母、婚活年齢?のOL2名、その他おじさんおばさん等11名。
最高齢は85歳の元気なおじいさん。 -
ペルーへは直行便が無いので、ANAの飛行機でアメリカのロサンゼルスへ。
アメリカで乗り継ぎとなるが、乗り継ぎだけでもESTAが必要なので、ネット申請。
14ドルも取られた上に、すぐに認証されず、数時間後に自ら認証の有無を確認しなければならなかった。
アメリカに「おもてなし」は期待しないが、メールアドレス登録したのは何の為? -
16:00 予定通り成田空港を出発。
今回はウェッブチェックインをして、窓側のなるべく前方の席(27A)を確保。
飛行機内も3分の1くらいは空席で、隣のおばさんが席を移ったおかげで2席分使えて感染の危険が減り、体も楽になった。 -
最初のドリンクはスパークリングワイン。
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1回目の機内食。
CAさんは皆、マスクに手袋姿でアテンドしていた。
私も食事の時以外は、マスクに手袋。 -
食後にアイスクリーム。
「カチカチに凍っていますので、暫くしてからお召し上がり下さい」という丁寧な対応で、前回乗ったJALとの差を感じた。 -
成田からロサンゼルスまで、9時間40分の飛行。
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窓からは雲と海しか見えない。
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日本のTV ドラマなどを見て過ごす。
こういう「2匹目のどじょう」を狙った続編ドラマって、たいてい1作目よりつまらないよな。 -
2回目の機内食。
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高層ビルが建ち並ぶロサンゼルス上空に。
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8:40 ロサンゼルス空港に到着。
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入国審査は混雑しており、かなりの時間を費やした。
添乗員の説明では、初めにモニター(KIOSK)と有人カウンターに分けられるとのことだったが、人の流れが全員モニターの方に向っていたので、モニターでパスポートチェックや指紋認証を行なう。
最近、アルコール消毒や手洗いで手が荒れている為か、指紋認証に時間を取られる。
しかし、最後に認証できませんと表示が出て、大きくバツのついた紙が出てきた。
その後、有人カウンターに振り分けられ、再度念入りにパスポートチェックや指紋認証を受けるという2度手間を強いられた。 -
有人カウンターも20以上あるのに、審査の係官が5人くらいしかおらず、これが混雑の原因だった。
係官は日本語も混じえてフレンドリーな対応だったが、中国渡航歴の有無をしつこく聞かれ、パスポートのスタンプを念入りにチェックされた。
乗り継ぎに4時間以上あるので余裕だったが、今回の旅行で一番腹立つ入国審査だった。 -
13:00 ロサンゼルスからラタム航空でペルーのリマへ。
搭乗待ちの時も、なるべく人の少ない場所に座り、後方で中国語が聞こえたらサッと席を移動した。 -
ラタム航空の機内はほぼ満席。
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1回目の機内食はビーフを選択したが、あまり美味しくなかった。
煮込み過ぎて、肉の旨味が出てしまっていて、ポテトも柔らかすぎ。 -
ロサンゼルスからリマまで8時間40分の飛行。
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2回目機内食はパスタorチキンだったが断わり、チョコレート菓子とジュースだけ。
腹も空いてないし、「夜中に食べるとブタになる」(既になりつつあるが)。 -
3月1日(日)
00:40 ペルーの首都リマにあるホルヘ・チャベス国際空港に到着。 -
24時間営業の空港なので深夜でも人は多い。
ペルーの入国審査は簡単でスムーズだった。 -
空港を出て、駐車場へ。
エンコしたのか車を押している人達。 -
ホテルはすぐ近くなのだが、こちらの大型バスで移動。
治安が悪いからだろう。 -
ホリデイインエアポートに到着。
もうすぐ、午前2時。 -
チェックイン手続きをする男性添乗員のJさん。
添乗歴25年、訪問国56ヶ国のベテラン添乗員。 -
ホリデイインエアポートの大きなダブルベッドが置かれた部屋。
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部屋の窓からの眺め。
大きなコカ・コーラの立体看板が目立つ。 -
午前2時過ぎなのに、道路脇にテーブルや椅子が置かれ食事をしているように見える。
宵っ張りなのか、超早起きなのか? -
部屋には110Vのコンセントもあり、日本の電気製品がそのまま使えた。
-
朝食は4時からで、やっぱり早起きなのか、ペルー人。
5時にレストランに行ったら一番乗りだった。 -
このホテルは朝食がとても充実していた。
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私だけしかいなくて、暇そうにしていたウェイトレスさん。
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機内食をパスしたので朝からがっつり。
緑色のグラスはデトックスジュース。 -
朝食後、ホテルの外に出た。
宿泊したホリデイインエアポート。
ホテルの外に待機していたガイドのロナウドさんにこの辺りは治安が良くないので、歩き回らないほうが良いとの事で、朝の散歩はホテルの周りだけ。 -
ホテル前の屋台で朝食を採る地元の人達。
タクシーはボコボコでテールランプが壊れたまま。
ロナウドさんに聞いたら、日本の車検に似たものはあるが、袖の下で何とでもなるとのこと。
今朝、車を押していたのも、珍しい事ではないのかもしれない。 -
部屋の窓から見えた巨大なコカコーラの立体看板。
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8:00 ホテルを出発し、空路、リマからクスコへ。
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ラタム航空のA320-200に搭乗。
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離陸して、上空から見るリマ市街。
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リマからクスコまで、陸路だと20時間もかかるらしいが、空路だと約1時間。
あっという間にクスコ市街上空。
空港の滑走路が見える。 -
下に見える山を避けるように大きく旋回して着陸する。
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クスコは南米ペルー南部、標高3,400mにある高山都市。
13世紀頃から16世紀にかけて栄えたインカ帝国の首都で、16世紀からはスペインが支配した。 -
クスコのベラステ・アステテ国際空港に到着。
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空港前の広場。
クスコは標高3400メートルのところにあるので、リマから空路で行くと高山病になる恐れがあり、添乗員からは走らない事と深呼吸をすることを勧められた。 -
バスに乗るとすぐに、土産物を売るおばさんがバスに近づいてきた。
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バスで市内観光に向かう。
クスコ国際空港から市内に向かう途中、車窓から見えたインカ皇帝パチャクティの巨大な像。 -
バスを降り、クスコ市街を徒歩で観光。
-
早速、銃を持った二人組に出会う。
「撃っちゃうぞー」。
「勘弁してください」。 -
クスコはインカ帝国時代の美しさとスペイン植民地時代の芸術観が融合したペルーの観光都市。
街中で、このような旅行代理店をよく目にした。 -
アプラシトス通りを歩いてサント・ドミンゴ教会へ。
-
狭い路地を抜けてサント・ドミンゴ教会の正面に出た。
インカ人が造ったコリカンチャ(太陽神殿)の土台の石積みを利用し、スペイン人がその上に建てた教会。
コリカンチャは太陽神を祀る神殿で、内部は金銀の装飾品で飾られていたそうだが、スペイン人に略奪され、今は残っていない。 -
日程表ではサント・ドミンゴ教会は入場観光なのだが、入場は後回し。
右の扉が入り口だが、閉まっているように見える。 -
サント・ドミンゴ教会の横を通る。
インカ時代とスペイン時代の石積みの違いは見た目で明らか。
インカ時代のものは石を組み合わせただけでピタリと嵌め、セメント等の「つなぎ」は使われていない。 -
サント・ドミンゴ教会の裏手へ。
綺麗にカーブした石積み部分がコリカンチャで最も神聖で大事なものだと考えられていた太陽を祀る祭壇。 -
サント・ドミンゴ教会裏手のサグラド庭園。
遠くの山腹に「VIVA EL PERU (ペルー万歳!)」の文字が見えた。 -
「ロレト通り」をアルマス広場方向へと歩く。
「ロレト通り」は四角形に切り出された石積みの壁が200mに渡って続く小道。
インカ時代の雰囲気を今に伝える。
インカ時代には「インティ・キジュ(太陽へ向かう道)」と呼ばれていた。 -
重厚で豪華な感じのドア。
-
クスコの中心にある「アルマス広場」に出た。
「戦士の広場」とも言われ、インカ帝国の宗教儀式などが執り行われていた。
スペインの征服者、フランシスコ・ピサロによるクスコ制圧宣言や反乱を指導したホセ・ガブリエル・コンドルカンキの処刑など、歴史上の事件にたびたび登場する。 -
アルマス広場に建つ「カテドラル」。
スペインによる侵略後、インカ帝国時代のピコラチャ宮殿を取り壊して建てられた聖堂。
2つの塔が特徴の建物は、ゴシック様式とルネサンス様式が融合した独特な造りになっていて、サクサイワマン遺跡から運ばれた石で造られたといわれている。 -
アルマス広場に面したTUNUPAという店でランチ。
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ペルー音楽の生演奏付き。
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飲み物はピスコサワーというペルーのカクテルを注文した(10ドル)。
ピスコというぶどうの蒸留酒(アルコール度数42度)にライムやシロップ、卵白を混ぜシナモンパウダーを振りかけた飲み物。
甘くまろやかな口当たりで飲みやすいが、サワーにしてもアルコール度数が高いので、ぐいっといけば私も陽気なペルー人(笑)。 -
野菜たっぷりのスープ。
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メインはパスタ。
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最後にコカ茶。
あまり味のしないお茶だった。
葉も食べてみたが、これもあまり味がしなかった。
コカインの原料にもなるので、コカ茶は日本に持ち込めない。 -
アルマス広場では「水かけ祭り」が行われていた。
子供だけでなく大人も参戦し、ターゲットを見つけては容赦なく攻撃する。
水鉄砲と水風船より泡スプレーを持って攻撃している人が多かった。
カトリック教徒にとって大切な行事のひとつらしいが、外国人もターゲットにされるらしく、観光客にとっては、はた迷惑な祭り。 -
ターゲットにされた観光客か?
-
やってる人は楽しそうだが、カメラに水や泡をかけられてはたまらない。
周囲に目を配り、カメラをかばいながら歩く。 -
建物の方に避難しても、容赦なく泡をかけられる。
通路は水浸し。 -
芝生の中に花が咲く美しい広場。
普段は市民がのんびり寛ぐ広場なのだろう。 -
同じく、アルマス広場に建つ「ラ コンパニーア デ へスス教会」は1571年に建立された教会。
1650年頃の大地震で崩壊したが、1688年頃に再建された。
インカ帝国第11代皇帝・ワイナ・カパックの宮殿だった場所に建っている。 -
カテドラルの前は人だかり。
-
多くの人が突然走り出し、こちらに向かってきた。
皆、スプレー缶等を持っている。
暴徒化? -
危ないというので、添乗員に誘導されてクエスタ デル アルミランテという脇道に退避。
水風船を投げつけられたが、肘をかすめただけでほとんど濡れなかった。
危ないところだった。 -
そのままコルドバ・デル・トゥクマン通りを歩き、ナザレナス広場へ。
-
ナザレナス広場に建つ宮殿を改装したベルモンド パラシオ ナザレナスという超高級ホテルと教会。
-
ナザレナス広場に咲いていたカントゥータ(ハナシノブ科)。
ペルー・ボリビアの国花として、アンデス地方の人々に古代から愛され、薬草としても親しまれてきた。 -
左に高級ホテルのManasterio。
正面にUchuという高級ステーキハウス。 -
パラシオ通りを歩く。
手前は寿司バー。 -
木製バルコニーが美しい「宗教美術博物館」。
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クラフトセンター。
2階の窓に「霊気」の文字が見える。
シャーマン(呪術師)ショップのものか? -
「宗教美術博物館」入り口。
現在の建物は16世紀後半に建てられた大司教庁だった建物で、300年以上前の家具や宗教画などが展示されているらしい。 -
「宗教美術博物館」の美しい石積みの土台が続くアトゥンルミヨク通りを奥へ進む。
この精巧な石積みから、後にインカ帝国を植民地とするスペイン人はインカ文明の技術の高さに驚いたといわれる。 -
特に有名なのが「12角の石」と呼ばれる宗教美術博物館の石壁に中にある石。
名前の通り12の角を持つ石は、約1m四方の石を人工的に削ってはめ込んだもので、「カミソリの刃も通さない」といわれるほど周りの石とぴったり密着している。 -
ツアーで同行した女子大生の碧さんとお母さんの由香里さん。
由香里さんは「大阪のおばちゃん」のイメージ(どんなイメージだ)を変えた人。
お二人には、写真を撮ったり撮ってもらったりと今回の旅行で一番お世話になった。 -
宗教美術博物館の「14角の石」の前を通るが、誰も気づかず素通り。
複雑な形の石はインカの時代の技術力を示すという説と、インカよりも高い技術力があることを示したかったスペイン人が作ったものという説がある。
そういう説の対立も興味深い。 -
ここにもシャーマン(呪術師)の店。
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また、泡スプレー缶を持った男が現れた。
アルマス広場以外の人通りの少ない路地でも、突然、水や泡をかけられることがあるらしい。 -
威嚇するように泡スプレーを噴射してきた。
早足に通り過ぎて、やり過ごす。 -
土産店が並ぶサン・アグスティン通りを更に進む。
-
右折してマルリ通りを歩く。
広々として、スッキリとした通り。 -
すぐに左折して、ロメリトスという細い小道に入る。
-
ロメリトスからは、「PALACIO INKA DEL KUSIKANCHA(クシカンチャ宮殿)の遺跡」を壁の間からちらっと眺めることができた。
マチュピチュ遺跡やサクサイワマン遺跡を造らせたという、インカ皇帝パチャクテク・インカ・ユパンキ(パチャクティ)の生家であり住居だった場所。 -
ここで、先程紹介したお二人の体調が悪くなり、二人で何回か深呼吸。
睡眠不足と疲労が原因だったらしく、酸素吸入して無事回復。 -
サント・ドミンゴ教会へと戻ってきた。
-
サント・ドミンゴ教会に入場。
入場料金は、大人15ソレス(500円位)。 -
Convento de Santo Domingo, Qorikancha (サント・ドミンゴ教会のコリカンチャ博物館)の入り口。
インカ帝国時代の太陽の神殿コリカンチャ とスペイン帝国時代のサント・ドミンゴ教会を同時に見ることができる博物館。 -
入口付近の扉。
扉の模様がモロッコのフェズで見た王宮の扉に似ている。 -
サント・ドミンゴ教会は、太陽の神殿 Qorikancha(コリカンチャ) をスペインの征服者が取り壊し、その土台の上に建てられた。
その為、太陽の神殿 Qorikanchaの一部が残っており、中庭を囲んで、月・星・雷・虹の神殿と、犠牲の部屋がある。 -
中庭の中心には、中ををくり抜いて水をためる為に使われた石が置かれていた。
かつては黄金で覆われていたとされる。 -
犠牲の部屋にある「生け贄の台」では、リャマが使われたとされている。
しかし、インカは文字を持たない文明だったので、本当のところは分かっていない。
インカ文明に、人間を生贄としてささげる風習があったことはスペイン植民地時代の年代記に記録されており、子供の生け贄のミイラなども数多く発掘されている。
生け贄の台もかつては黄金に覆われていた。 -
精巧な加工がなされた石。
-
様々な形に加工された石。
-
石を単に重ねていくのではなく石に凸凹の細工を施し、それを組み合わせて結合することにより、より強固な造りとしたようだ。
-
教会らしく、中庭を取り囲む回廊には多くの宗教画が飾られている。
-
回廊は格子天井となっている。
宗教画は撮影禁止とされていたが、端の絵は写ってしまう。 -
コリカンチャの模型があった。
カミソリの歯一枚通らないといわれる緻密で正確な石積みだが、その屋根は藁で葺かれていたらしい。
屋根が軽いので地震には強い構造だろう。 -
曲線の石積み部分。
石積み上部は金で覆われていたのか。 -
神殿にある台形の飾り窓。
この神殿にある台形の窓は、隣の神殿とそのもう一つ隣の神殿にある台形の窓と全く同じ形、同じ高さにある。 -
古代インカの人達もこの窓を使って、隣の部屋の人とコミュニケーションをとっていたのだろうか?
-
外の庭を見渡せる場所に出た。
加工を施した石や花壇が見られる。 -
芝生の模様になっているのは、インカ帝国時代の信仰の中で最も大事にされた三つの動物、コンドル、ピューマ、ヘビ。
インカ帝国時代の世界観は、天空部分の象徴コンドル、地上部分のピューマ、地下部分のヘビの三層に分かれていた。 -
ここにもペルーの国花カントゥータが咲いていた。
-
インカの世界観を示す黄金のレプリカ。
本物はスペインに略奪された。 -
隣にレプリカの説明図。
-
石の壁には等間隔でニッチがある。
ここには何が置かれていたのだろう?
金で出来た置物か? -
神殿内部に残されている石積みはどれもよく磨き上げられており、それぞれの面はピッタリと合わさっている。
ここは、1950年代まではサントドミンゴ教会の集会場として使われていた。 -
神殿の入り口に多くの穴が加工された石の壁があった(透明のパネルで覆われている)。
何かを取り付けてあったのだろう。 -
17世紀に石膏顔料で描かれた壁画。
この装飾壁画は、植民地時代に描かれたものとの説明がある。 -
儀式に使われたドア。
二重の門は神殿のような建物でのみ使われた。
奥に見えるのは銀河(天の川)を描いたものか? -
ここから教会のエリアに入る。
中は写真撮影禁止。 -
サント・ドミンゴ教会を出る。
出口の近くにある祭壇が豪華で素晴らしいものだったが、撮影禁止で残念だった。 -
コリカンチャの綺麗な石積みが見られるアウアクピンタ通り。
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民族衣装を着た人たちが連れているのは子供のアルパカ?
観光用として連れ回されたのか、バテているように見える。 -
インティカウアリナ通りを抜けて、トゥリュマヨ通りでバスに乗り、オリャンタイタンボへと向かった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- りょさんさん 2020/03/27 13:34:43
- 行きたかった~
- 4月22日出発でクスコや地上絵など個人で予定していましたが、コロナですべて
キャンセルに。落ち着いたら再度挑戦します。たのしい旅行記ですね
いきたかった!
- ピンクのスマフォさん からの返信 2020/03/27 15:48:43
- Re: 行きたかった~
- コメントありがとうございます。
新型コロナウイルスの影響で、海外旅行は当分無理そうですね。
私が帰国してから1週間後には、ペルーが国境閉鎖して、日本人も250人以上が帰国出来ないようです。
早く感染が収まって欲しいですね。
クスコ(ペルー) の旅行記
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