魅惑のモロッコ　何度も行きたい国

2019/03/06 - 2019/03/13

始まりは「ヤギが木に登っている写真」とサハラマラソンのドキュメンタリーを見たのがきっかけで、ずーっと行きたかったモロッコは本当に魅惑に満ちていた♪

モロッコはジブラルタル海峡をはさんでスペインからほんの14ｋｍの対岸に位置することによりヨーロッパ文化、またサハラの民ベルベル人の文化、アラブのイスラム文化が融合していて、歴史的にも興味深い国でした。

世界5位のリン鉱石を算出するモロッコ、日本も沢山リン鉱石を輸入しています。実はインフルエンザ薬「タミフル」はリン鉱石から作られています。

『絶対にもう一度行きたい国』☆彡

エリア モロッコ

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: エールフランス オップ

＃きっかけはこの写真

アルガンツリーへ登るヤギの写真は衝撃的だった。
これはいったい何と？
ググったことからモロッコへの興味は果てしなく・・・・

モロッコの南西部のサハラ砂漠にしか生息しないアルガンツリーから取れる、アルガンオイルは抗酸化作用が強くアンチエイジングの一品。
ヤギは食べたアルガンの実の種吐き出す、人間はその種の拾い集め、種の芯からオイル搾りだすそうです、100ｋｇの実から1Lしか作れない。
効率ばっかりを求める日本では、なんだか気の遠くなる話だけど、こんな時間軸がたまらくモロッコを好きにさせる♪

＃未完成の塔　ハッサンタワー

モロッコの首都ラバトからの旅は雨ではじまった。
ハッサンの塔はイスラム教のミナレット（一日5回の礼拝を呼びかける為のもの）は、1195年に建築をスタートした。当初は88ｍの高さを予定していたが、4年後に当時の君主が死亡したので工事がストップしてしまった。ゆえに高さは44ｍで未完成のままだ。
それでもスペインのセリビアのヒラルダの塔、後日行くマラケシュのクトゥビアの塔に並んで世界最大級の大きさ。

ちなみにハッサンとはアラビア語で「善」を意味する、ゆえにハッサンという名前の男性も多いそうだ。ムーア式の塔の4面はそれぞれ模様が違いって見ごたえがあります。

ハッサンの搭 建造物

＃ムハマド5世霊廟

ハッサンの塔の向いに建てられている、フランスからモロッコの独立を勝ち取った国王ムハマド5世、その息子のハッサン2世とその弟ムーレイ・アブドゥラー王子が眠る霊廟。1973年に完成。
美しい曲線を描くアーチ、レース編みの模様のような白い壁とピラミッド形の緑の屋根のコントラストが素晴らしい。

ムハンマド5世の霊廟 モニュメント・記念碑

＃ムハマド5世霊廟

入口にモロッコカラーの制服の衛兵さんに、「コンニチワ」と言われて驚きました。日本人にはとてもフレンドリー♪

ムハンマド5世の霊廟 モニュメント・記念碑

＃ムハマド5世霊廟

霊廟内は写真が撮れます。
外観は緑で霊廟内は黄金色に輝く天井、そこにはめ込まれた色とりどりのフランス製ガラスのステンドグラスが素晴らしい。

ムハンマド5世の霊廟 モニュメント・記念碑

＃ムハマド5世霊廟

床はポルトガル産の黒大理石、中央の白い棺はオニキス、ムハマド5世が眠っています。

ムハンマド5世の霊廟 モニュメント・記念碑

＃シャウエン

ここも絶対行きたかった青の街、シャウエン♪
リフ山脈の北麓の山肌にへばりつくように広がる小さな町。シャウエンはアラビア語で「角」の意味。1920年にスペイン領に組み込まれた歴史から、モロッコのどの町よりもスペイン語が良く通じる場所です。

シャウエン旧市街 (メディナ) 旧市街・古い町並み

＃シャウエン

白壁に塗られたブルーのアクセントカラーが、フォトシェニック!
壁のブルーが塗られた理由は諸説あり、「19世紀頃は虫避けで塗られていた」「夏の暑さを視覚的に和らげる」スペインの支配から逃れて定住したユダヤ教徒にとって「青が天や神を示す神聖な色」などなど。

シャウエン旧市街 (メディナ) 旧市街・古い町並み

＃シャウエン

お土産屋さんの壁で売っていた鏡、ポットの形が可愛い。
あ～買えば良かった、心残りの1品！

シャウエン旧市街 (メディナ) 旧市街・古い町並み

＃シャウエン

世界は欲しい物に溢れてる的な世界間♪
カラフルで可愛い「カゴバック」はすべてハンドメイドなので、どれもすこしつづ形やデザインが異なり見てるだけでもワクワクします。

シャウエン旧市街 (メディナ) 旧市街・古い町並み

＃シャウエン

皮やウールを染める為の染料？

シャウエン旧市街 (メディナ) 旧市街・古い町並み

＃美しき王宮の正門

フェズ・エル・ジェイドの中央部にある、マリーン朝（12世紀～14世紀）のスルタンの居城でした。何世紀にもわたって改築と増築重ねられ、現在はモロッコ国王がフェズに滞在する時に使われているそうです。残念ながら一般公開はしていない。

王宮 (フェズ) 城・宮殿

＃フェズ南砦の展望台

フェズの市街を一望できる南の砦の展望台からの眺め。
マグレブで最大のメディナ（旧市街）。東西2.21ｋｍ、南北1.2ｋｍの規模。周囲約15ｋｍの城壁に囲まれており、中央に流れているフェス川に向かって町全体がすり鉢状になっている。

伝統的なイスラムの旧市街は細い道が迷路のようになっている。フェズはすり鉢状の地形のため坂や階段、袋小路が無数にあるという。

旧市街の中は無秩序な迷路のようだが、カラウィンモスクを中心に、その周囲には学問関係の本屋や製本所、その周りには市場や職人の仕事場、環境に配慮してタンネリなどの工場は町はずれにおかれている。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

＃ニャンともな1枚

南の砦の展望台のジジ君のような黒猫ちゃん
まるでメディナへの案内人

＃ブー・ジュルード門

14ある城門のうち最大の門で、西門。
外側は青（フェズの色）、内側は緑（イスラムの色）のタイルのアラベスク模様が施されています。フェズの旧市街の象徴的な存在。

ブー ジュルード門 建造物

＃フェズ旧市街

迷路のような旧市街の中は車が入れない為、人や荷物を運ぶロバがいます。
「バラク、バラク」（ロバが通るので気をつけて、道を空けて）の掛け声が聞こえてきます。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

＃ブー・イナニア・マドラサ

14世紀に、ブー・イナニア王によって建てられたマリーン朝最大のマドラサ（神学校）。モロッコにおいてイスラム教徒以外の観光客が見学できる数少ない宗教施設。

ブー イナニア マドラサ 史跡・遺跡

＃ブー・イナニア・マドラサ

18世紀に改築され、中央にサラートの水盤を配し、大理石で敷き詰められた中庭があり、回廊の壁面に幾何学模様の木彫や漆喰装飾、美しいゼリージュが施されている。

ブー イナニア マドラサ 史跡・遺跡

＃ブー・イナニア・マドラサ

特にアトラス杉の寄木の扉は、現在では再現することができない技術だそうです。

ブー イナニア マドラサ 建造物

＃フェス旧市街のスーク(市場）

スーク内のオリーブ屋さん、どれも美味しそう♪　

オリーブはラテン語が語源で、実は原産地はギリシャ。
紀元前700年頃から古代ギリシャはオリーブの栽培によって国力を蓄え、産油国のように繁栄を迎えたそうだ。オリーブは古代ギリシャが地中海各地に直民地を建設するとともに、オリーブの木も移植され地中海沿岸に広まったそうだ。

スーク (フェズ) 市場

＃フェズ旧市街

迷宮都市の真骨頂、タンネリまでのぐねぐね道、曲がるところで写真をとらないとぜったいに戻れない。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

＃フェズ旧市街

ガラスの電灯がイスラム風ですごい素敵。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

＃フェズ旧市街

住所表記？

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

＃フェズ旧市街

＃フェズ旧市街

似たような、ちいさな門や曲がり角を、いくつも抜けフェズの一番奥のタンネリへ

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

＃なめし革職人街タンネリ

なめし革の染色を、フランス語でタンネリという。
皮なめしの匂いが強いからと、入口でミントの葉を渡たしてくれました。世界で最もキツイ労働の１つとも言われる皮なめしと染色。
テラスからは匂いもそんなに気にならない、円い染色桶が並ぶ作業場では、中世そのままに手仕事で革を染める。

テンチュリエ スーク 市場

＃フェズ旧市街

旧市街の民家でミントティを頂く
モロッコ人はミントティに沢山砂糖をいれます、日本人には甘すぎるのでノーシュガーと言わないと飲めません。親日でゆかいなおじさまでした！

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

＃Poterle de Fes

旧市街のあちこちやお茶を頂いた民家の壁にも「ゼリージュ」が施されています。
ゼリージュは細かくカットされたタイルを組み合わせて幾何学模様を作るイスラム独特の装飾です。数千年に渡りイスラムの世界観を表現する手法として用いられてきました。現在はモロッコにか残っていないそうです。

イスラムデザインは、森羅万象の中心という意味を持ち、反復するリズミカルな模様は、神が創造した完璧な世界が永遠に続いていることを意味している。

＃ムーレイ・イスマイル廊

ムーレイ・イスマイルは17世紀のアラウィー朝のスルタンで、都をフェズからメクネスへ移した。モロッコのヴェルサイユを夢見た彼が眠る廊の中では、ルイ14世から贈られた時計が、今もその時を刻んでいる。しかし彼はその完成を待たぬままこの世をさりました。

ムーレイ イスマイル廟 寺院・教会

＃グランド・モスク

メディナの中心部にある緑が印象的な12世紀に建てれたモスク、世界遺産メクネスのシンボル。
メクネスのまたの名をメクネッサザイトーンと言う「オリーブのメクネス」の意味。標高522ｍ、果樹園やオリーブ畑の広大な農業地帯が広がっています。北アフリカ最良のワイン「メクネスワイン」の産地で有名。

古都メクネス 旧市街・古い町並み

＃エル・マンスール門

メクネスのエディム広場にある、エル・マンスール門は北アフリカ一美しい門と言われています。マンスール・エルアルージュとも言われ「改宗者の勝利の門」と言う意味。由来はキリスト教からイスラム教に改宗したマンスールが設計したのが由来。モザイクの「青は希望・緑は平和」表わす。

マンスール門 建造物

＃古代ローマ遺跡ヴォルビリス

世界遺産ウォルビリスはモロッコ最大のローマ遺跡、約2000年前の巨大な建物や保存状態の良いモザイクが残っています。
ローマ帝国の西端地域の中心地として、全盛期には3万人近くの人が住んでいました。

ヴォルビリスの古代遺跡 史跡・遺跡

＃古代ローマ遺跡ヴォルビリス

特に古代のモザイク画は、現地にのこされている物としては、世界有数の保存状態。

ヴォルビリスの古代遺跡 史跡・遺跡

＃古代ローマ遺跡ヴォルビリス

ローマ帝国の衰退やイスラム教の普及により廃虚と化しました。1755年のリスボン大地震の際に大きく被害をうけました。1874年からフランスの調査団により発掘が開始され世に知られるようになりました。

ヴォルビリスの古代遺跡 史跡・遺跡

＃古代ローマ遺跡ヴォルビリス

ウォルビリスとは、あたり一面に咲く、夾竹桃にちなんでいるそうです。

ヴォルビリスの古代遺跡 史跡・遺跡

＃イフレンのライオンは町のシンボル

モワイヤン・アトラス山脈の中腹にある標高1650ｍにあるこの町はモロッコのスイスと呼ばれています。イフレンはアラビア語で「ライオン」の意味、20世紀初めまでアトラスライオンが生息していたが、今は絶滅してしまいました。

イフレンの街並み 旧市街・古い町並み

＃ミデルト

雪をたたえたモワイヤン・アトラスが見える、ミデルトはリンゴの町。リンゴを丸ごと絞った牛乳入りのリンゴミルクジューズは絶品。

＃メルズーガ　サハラ砂漠

サハラ砂漠は世界最大の砂漠。南北1700ｋｍにわたり、面積はアメリカ合衆国とほぼ同じ位。アフリカ大陸の1/3を占める。

サハラマラソンは毎年3月下旬から4月にかけて開催される、走る距離が約230ｋｍの地上で最も過酷なマラソンレースと言われています。
ランナーズ自身がすべての荷物をしょって、気温14℃～40℃中を走ります。
「国境なきランナーズ」のHPでは、体験記が掲載されてます。

メルズーガ大砂丘 (サハラ砂漠) 砂漠・荒野

＃メルズーガ　サハラ砂漠

ラクダに乗って朝日を見にいきました。

メルズーガ大砂丘 (サハラ砂漠) 砂漠・荒野

＃メルズーガ　サハラ砂漠

写真がまるでキャラバン隊のように見えます、砂漠の日の出は素晴らしい景色でした。

メルズーガ大砂丘 (サハラ砂漠) 砂漠・荒野

＃メルズーガ　サハラ砂漠

サハラマラソンにでたら、人生観かわるだろうなと思ってたけど現実的ではない。
朝日鑑賞だけで十分人生観が変わりそう。

メルズーガ大砂丘 (サハラ砂漠) 砂漠・荒野

＃カスバ街道

アトラス山脈の南側、ワルワザードからトドラ渓谷を経て、エルラシディアを結ぶ道。カスバとは外敵から守る城壁に囲まれた要塞の事。街道沿いにはカスバやオアシス、渓谷が点在する。思い描いた通りの風景でした。

＃トドラ渓谷

モロッコの中部に位置し40ｋｍに渡って続く、ほぼ垂直に刻まれた断崖は、一番高いところでは160ｍに及ぶ。乾燥した大地と灼熱の太陽の下から渓谷に向かうと、トドラ川の澄んだ水と風がとても気持ち良いです。

トドラ渓谷 山・渓谷

＃映画スタジオ

ワルザザードはハリウッドと友好都市。モロッコは「アラビアのロレンス」をはじめ、沢山の映画のロケ地になっています。

＃アイト・ベン・ハドゥ

世界遺産橋アイト・ベン・ハッドゥはクサル（要塞化された村）になっています。外敵から守るために集落への入口は1つしかありません。橋は2010年に完成。

アイト・ベン・ハドゥは映画のロケ地としても有名、「ハムナプトラ」「グラディエーター」などなど

アイット・ベン・ハドゥの集落 史跡・遺跡

＃アイト・ベン・ハドゥ

キャラバン交易の中継地として栄えたこの地、中でも特に有力であったハドゥ一族が築いた集落。

アイット・ベン・ハドゥの集落 史跡・遺跡

＃アイト・ベン・ハドゥ

孤立した集落であるがゆえに、盗賊などの略奪から身を守るため、城砦に匹敵する構造になっています。

アイット・ベン・ハドゥの集落 史跡・遺跡

＃アイト・ベン・ハドゥ

通路は入り組んでおり、1階は窓がありません。

アイット・ベン・ハドゥの集落 史跡・遺跡

＃ニャンともな1枚

お店番、招き猫ちゃん？

アイット・ベン・ハドゥの集落 史跡・遺跡

＃アイト・ベン・ハドゥ

集落の最上階には籠城に備えた食糧庫。

アイット・ベン・ハドゥの集落 史跡・遺跡

＃ティシュカ峠

ワルザザートからアトラス山脈を越えてマラケシュへのルート。
オートアトラス山脈の最高地点、ティッシュカ峠。標高2260ｍ。

＃クトゥビアの塔

マラケシュのシンボル、クトゥビアの塔は77ｍ。このミナレットは西側イスラム世界でもっとも美し均整がとれ、セビリアのヒラルダの塔と並びムーア式の傑作といわれる。クトゥビアとはアラビア語の「写本屋」に由来する。

クトゥビーヤ モスクとミナレット 寺院・教会

＃ジャマ・エル・フナ広場

広場にはいろいろな屋台や大道芸出ていて、見て歩いてるだけで楽しい。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

＃ジャマ・エル・フナ広場　Cafe de France

広場の一角にあるcafe、屋上からの眺めは最高です。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

＃ジャマ・エル・フナ広場のスーク

写真のもの入れは結婚式につかうものだそうです。ケーキカバー？

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

＃ジャマ・エル・フナ広場

しぼりたてフルーツのジューススタンド、激うまでした。

ジャマ エル フナ広場 広場・公園

＃ハッサン2世モスク

旅の最後はカサブランカのランドマーク、ハッサン2世モスク。
イスラム教の巡礼地で有名なサウジアラビアのメッカ、メディナに次いて、世界3位の大きさです。総工費約800億円はすべて寄付だという。
ここのモスクはガイドツアーで中を見学することができます。

モロッコはなんて、なんて、面白い国なんだ。
絶対、絶対もう一度行くぞ!!

ハッサン2世モスク 寺院・教会