2020/02/02 - 2020/02/05
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xiaomaiさん
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一昨年から夏と冬の京都の旅が続いている。今回訪れたのは次の通り。
(1)おそうざい、八坂神社(節分祭)、円山公園、知恩院
(2)大覚寺、松尾大社(節分祭)、京料理、松尾大社、梅宮大社、懐石料理
(3)大徳寺、湯葉懐石、下鴨神社、東寺、梅小路公園
(4)茶寮翠泉(スイーツ)、然花抄院(スイーツ)
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京都の旅3日目はまず大徳寺へ。
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鎌倉末期、宗峰妙超が洛北の野原に大徳という小さな庵を開創し、その後、花園天皇と後醍醐天皇の帰依を受け、勅願所となり、1326年に龍宝山大徳寺と命名された。妙心寺同様、大きな寺町となっていて、内部には多くの寺院がある。
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大徳寺に多くある寺院の中でもっとも先に訪れたのは龍源院。
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大徳寺の塔頭で、当該寺中最古の寺。大徳寺第72世住職東渓宗牧を開山とし、能登領主の畠山義元が豊後の大友宗麟らとともに創建。
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龍源院の訪問は今回の京都の旅のメイン。方丈の東にある、日本最小の石庭と言われる坪庭が見たかったのだ。まるい波紋は一滴の水が滴り落ちる様子を表し、一滴の水が小川となり、さらに大河となり、最後には大海になることから、一滴の大切さを語っている。
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龍源院で撮影された画像を使った、某鉄道会社のポスターの一部。
https://www.youtube.com/watch?v=2KysJMdVSPE -
こちらは方丈の前にある「一枝坦」という石庭。余分なものを散り除いた枯山水庭園で、蓬莱山の理想郷を表している。画面中央奥にあるのが蓬莱山で、右手に鶴島、苔の石組みが亀島、白川砂を大海に見立てている。
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正面に蓬莱山、右に鶴島。
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書院軒先の石庭は「滹沱底」。奥に見えるのが阿の石で、手前に見えるのが吽の石。
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創設当時そのままの古井戸「担雪井」。
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龍源院方丈の北側にあるのは「龍吟庭」。日陰になってしまい、よくわからない画像になってしまっているのが残念。三尊石組からなる須弥山(仏教でいう世界の中心)形式の枯山水庭園。杉苔が果てしない大海原を、石組が陸地を表している。
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方丈襖絵(作者不明)
龍源院の方丈は創建当時のもので、大徳寺山内最古の建物と言われている。 -
檀那間
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鈴木松年筆の「白蔵主と月にむら雲」の屏風
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日本最古の種子島銃(1583年)
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秀吉と家康が’対局した碁盤
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静まりかえった京都を満喫......
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続いて訪れたのは、大友宗麟が1535年に菩提寺として創建した瑞峯院。宗麟が洗礼を受けたのは1578年で、ウィキペディアには「キリシタンとなったのは従来の仏教を見限りキリスト教に帰依した為」とある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/大友義鎮#キリスト教と信仰、南蛮文化(2020年2月21日閲覧) -
独坐庭
荒波に打ち寄せられても雄々と独坐している蓬莱山の風景を表した枯山水庭園。 -
別の角度から。
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独坐庭を正面から。
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独坐庭の右手にある部分
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閑眠庭
キリシタンであった大友宗麟は、横に3個、縦に4個の石の流れを十字架に見立て、万民の霊を弔った。 -
訪れた日は実によい天気だった。
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龍源院、瑞峯院と見応えのある石庭を見た後は、大徳寺へ。
応仁の乱で焼失後、連歌師宗長が1階部分を寄進。その後、千利休によって上層が完成させられた。その2階部分に利休が自身の木像を置き、秀吉の逆鱗に触れ、切腹させられることになった。現在、2階部分は広い1室になっていて、釈迦如来像や利休寄進の羅漢像が安置されているらしい。ぜひ来冬に特別公開を! -
空の青さと木々の緑が美しい。
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大徳寺庫裡
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狩野探幽により天井に鳴き龍が描かれた法堂、小堀遠州の手になる庭を有する方丈、日光東照宮の日暮門の模型となった唐門、これらが特別公開されていた。残念ながら、撮影は一切禁止。
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総見院では信長像が特別公開されていたが、内部に入って見なかった。
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次に訪れたのは大仙院。
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ここでも庭園が特別公開されていた。
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白梅
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大仙院の前住職(1965-2007)は尾関宗園禅師。以前、テレビ番組で人生相談等を行ったほか、著書も多数ある。入ってすぐのところにお座りになっていた。1932年生まれのご高齢であるにもかかわらず、非常にお元気で、急に私を大先生と呼び、「こんな男前見たことない」とおっしゃった。すかさず「皆さんにそう言われているのでは?」と言うと、「今までのは今日のための練習」とお返しになった。さらに、「今まで多くの女性を泣かせてきたから謝らないといけない」とまで言われてしまった。その時そばにいたした既婚女性に対しては「私と結婚すれば幸せになる」とも......。非常にお人柄のおもしろい方だ。入場した時にいただいたリーフレットに「ヨシキタ、丁度いい」とサインしてくださった。
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暖冬で底冷えをまったく感じない今冬の京都。
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京都は日本人らしさを回復するのに最適の場所だ。
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大徳寺総門の前に精進料理のお店を偶然見つけ、そこで昼食をとることにした。
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店内の様子
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ゆば懐石と注文すると、まずは抹茶とお菓子が出された。
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しばらく待つと、このようにセッティングされた。
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ゆば鍋
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どれも美味だったけれど、白和えが特においしかった。
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ゆば刺し
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揚げ物
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ご飯
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煮物
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紫蘇のアイスクリーム
とても満足のいくゆば懐石だった。 -
下鴨神社の梅が見頃だと言う情報を得て、早速向かった。
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確かに艶やかな紅梅。
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干支のお守り(申)
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干支のお守り(未)
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さざれ石
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森の中にある厳かな神社
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外国人にもウケがよさそうなお守り
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京都最強の縁結びパワースポットとも呼ばれる相生社に祀られている、2本が途中で1本になっている御神木。
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その後、バスを乗り継いで、羅城門遺跡へ。朱雀大路の南端に建てられた都の正門で、幅35メートル、奥行き9メートル、高さ21メートルの立派な門だった。
羅城門には鬼が住むといわれ,渡辺綱が羅城門の下を通ったとき,楼門の上から伸びてきた大きな鬼の手を切り落としたという話がある。 -
羅城門遺跡から徒歩で東寺へ向かった。バス停1つ分の距離。
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南大門と五重塔
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五重塔特別公開
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東寺の本堂である金堂。1486年に再建されたものは焼失し、現存するのは豊臣秀頼の発願により、1603年に再建されたもの。薬師如来、十二神将、日光月光菩薩が配されている。
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本坊
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不二桜
平成18年に三重県より移植された八重紅枝垂桜で、樹齢は120年を超え、樹の高さは13メートル。 -
紅白梅
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五重塔と瓢箪池
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883年に竣工した五重塔は今まで4回焼失していて、現在のものは1644年に徳川家光により寄進されたもの。総高が55メートルあり、現存するものでは日本でもっとも高い古塔。焼失はしているものの、地震により倒壊した記録は残っていなく、優れた耐震構造を持つことがわかる。
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835年ごろ完成した講堂。現在のものは1492年に再興されたもの。大日如来を中心に、多くの仏像が安置されている。
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当時で授けていただいたお守り
申(表) -
申(裏)
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未(表)
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未(裏)
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東寺の近くにある観智院は、所蔵する密教聖教の量と質が日本最高のレベルであると言われる勧学院。
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撮影が許されているのは庭のみ。
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平成29年に真言宗立教開宗1200年を記念して造成された「長寿の庭」。
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観智院から北へ徒歩数分。やってきたのは梅小路公園。その名の通り、多くの梅が植えられている。
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白梅
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紅梅
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近隣の高校の運動部員がランニングをしていた。
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青空に映える紅梅
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気持ちがよくなる、広々とした光景。
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市電ひろば
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市電の内部は市電グッズのショップや飲食店になっている。
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バスで京都駅へやってきた。
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京都伊勢丹の上階にある電飾階段
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バレンタインデー・デザイン
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階段の上部
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屋上で日没を眺める。
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ポルタで好物の夕子(生八ツ橋)を購入。
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京都タワーを眺めながら、ホテルへ戻るバスを待った。
(続)
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