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前回『Book of Mormon』をオリジナルキャストのうちに観ておきたい!と初めてニューヨークへ飛んだのが2011年12月。およそ8年ぶりに、また真冬のニューヨークへ行ってきました。今回は、あまりガイドブックに載らない(日本人があまりいない)場所をメインに訪問しています。私の他の旅行記を読んだ方は薄々感じていると思いますが、食や宿泊先にお金をかけない、通称ボンビー旅行です。<br /><br />☆旅のスケジュール☆<br />1/22 福岡⇒羽田 羽田⇒成田 成田⇒JFK<br />1/23 Museum Of Dog訪問、Sleep No More鑑賞<br />1/24 NBC Studio Tour参加、Times Square周辺散策<br />1/25 MoMI&MoMA PS1訪問<br />1/26 JFK⇒成田<br />1/27 成田⇒福岡<br /><br />気候のことを全然書いてなかったので、少しだけ…出発前は「最高気温マイナス1度、最低気温マイナス8度」とかの予報を見てビビりまくっていたのですが、到着した日からそんなに極寒ってわけでもなく。多少の雪は歩道に残っていましたが、福岡の大寒波の日よりもちょっと暖かいのでは?ってくらいの気温でした。ただ、この日は街歩きがメインだったので、ユニクロのヒートテック極暖と、ジーンズの下は裏起毛のタイツ、ヒートテックの靴下で寒さ対策。夜はそれなりに冷え込みますが、昼間に歩いている最中は、手袋や耳当てがなくても大丈夫なくらいでした。

約8年ぶりに真冬のNew York!恒例のAmericaボンビー旅行【5】Sleep No Moreという名の大運動会

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2020/01/22 - 2020/01/27

2804位(同エリア8651件中)

旅行記グループ 真冬のNY 2020

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20

かわうそ

かわうそさん

前回『Book of Mormon』をオリジナルキャストのうちに観ておきたい!と初めてニューヨークへ飛んだのが2011年12月。およそ8年ぶりに、また真冬のニューヨークへ行ってきました。今回は、あまりガイドブックに載らない(日本人があまりいない)場所をメインに訪問しています。私の他の旅行記を読んだ方は薄々感じていると思いますが、食や宿泊先にお金をかけない、通称ボンビー旅行です。

☆旅のスケジュール☆
1/22 福岡⇒羽田 羽田⇒成田 成田⇒JFK
1/23 Museum Of Dog訪問、Sleep No More鑑賞
1/24 NBC Studio Tour参加、Times Square周辺散策
1/25 MoMI&MoMA PS1訪問
1/26 JFK⇒成田
1/27 成田⇒福岡

気候のことを全然書いてなかったので、少しだけ…出発前は「最高気温マイナス1度、最低気温マイナス8度」とかの予報を見てビビりまくっていたのですが、到着した日からそんなに極寒ってわけでもなく。多少の雪は歩道に残っていましたが、福岡の大寒波の日よりもちょっと暖かいのでは?ってくらいの気温でした。ただ、この日は街歩きがメインだったので、ユニクロのヒートテック極暖と、ジーンズの下は裏起毛のタイツ、ヒートテックの靴下で寒さ対策。夜はそれなりに冷え込みますが、昼間に歩いている最中は、手袋や耳当てがなくても大丈夫なくらいでした。

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  • 犬の博物館で購入したものを少しだけご紹介。<br />ラブラドールのウォレット(約$200)は母が購入。<br />趣味でテニスをしている母にとって、ラブラドール×テニスはもはや奇跡の組み合わせ。財布的な売られ方をしていましたが、実際は10インチのタブレットが入る大きなサイズなので、タブレットや財布を入れて持ち歩く予定らしい。

    犬の博物館で購入したものを少しだけご紹介。
    ラブラドールのウォレット(約$200)は母が購入。
    趣味でテニスをしている母にとって、ラブラドール×テニスはもはや奇跡の組み合わせ。財布的な売られ方をしていましたが、実際は10インチのタブレットが入る大きなサイズなので、タブレットや財布を入れて持ち歩く予定らしい。

  • そして、私はこちら。ラブラドールの顔のネックレス(約$150)。<br />その昔、ラブラドールを飼っていたので、どうしても買っちゃいます。日本にはまず売ってないし。<br /><br />ちなみに、NYで2番目に人気のある犬種だそうです。1位はフレンチブル。

    そして、私はこちら。ラブラドールの顔のネックレス(約$150)。
    その昔、ラブラドールを飼っていたので、どうしても買っちゃいます。日本にはまず売ってないし。

    ちなみに、NYで2番目に人気のある犬種だそうです。1位はフレンチブル。

  • せっかくなので、犬の博物館から近いグランドセントラル駅も再訪。<br />映画やドラマでよく見る場所なので、やっぱり感動しますね。

    せっかくなので、犬の博物館から近いグランドセントラル駅も再訪。
    映画やドラマでよく見る場所なので、やっぱり感動しますね。

    グランド セントラル ターミナル

  • グランドセントラル駅のフードコートで、ピザとスープの少し遅めのお昼ご飯。<br />葉っぱの乗せ方が何とも大胆(笑)。<br />スープは、Smoke Potato&Baconとか、そんな感じでした。<br />一口含むだけで名前の通り、スモーク感がすごい!<br />スープを購入すると、小さなパンがつくようですが、絶対にお腹一杯になって無駄にしてしまうので貰いませんでした。

    グランドセントラル駅のフードコートで、ピザとスープの少し遅めのお昼ご飯。
    葉っぱの乗せ方が何とも大胆(笑)。
    スープは、Smoke Potato&Baconとか、そんな感じでした。
    一口含むだけで名前の通り、スモーク感がすごい!
    スープを購入すると、小さなパンがつくようですが、絶対にお腹一杯になって無駄にしてしまうので貰いませんでした。

    グランド セントラル ターミナル

  • 地下鉄でいったんホテルに戻ります。<br /><br />戻る途中に発見したセブンイレブンで、念願のVOLPI調達。<br />アナハイムの旅行記にも登場した、このVOLPIですが、私にとってアメリカのベストおつまみ。自称ボルピストな私です。デュアンリードとかCVSには置いてなくて、何故かセブンイレブンでしか購入できないことを今回学習しました。

    地下鉄でいったんホテルに戻ります。

    戻る途中に発見したセブンイレブンで、念願のVOLPI調達。
    アナハイムの旅行記にも登場した、このVOLPIですが、私にとってアメリカのベストおつまみ。自称ボルピストな私です。デュアンリードとかCVSには置いてなくて、何故かセブンイレブンでしか購入できないことを今回学習しました。

  • ホテルに戻ったのは夕方4時前くらいだったのですが、部屋に戻るとなんと部屋が掃除されていない!!テキトーに掃除したんじゃなくて、マジで掃除されていない。机に置いてた2ドルもそのままだし、この時間になってもまだ掃除に入っていない…こんなことってアリ!?と思いましたが…ドアにかかっている、このプレートが重要だったみたいです。<br />「日が昇ったので私も起きました」⇒つまり、もう外出しているから掃除してねってこと。<br /><br />遠まわしに言わんでハッキリ書いてくれー!

    ホテルに戻ったのは夕方4時前くらいだったのですが、部屋に戻るとなんと部屋が掃除されていない!!テキトーに掃除したんじゃなくて、マジで掃除されていない。机に置いてた2ドルもそのままだし、この時間になってもまだ掃除に入っていない…こんなことってアリ!?と思いましたが…ドアにかかっている、このプレートが重要だったみたいです。
    「日が昇ったので私も起きました」⇒つまり、もう外出しているから掃除してねってこと。

    遠まわしに言わんでハッキリ書いてくれー!

    Night Hotel Broadway ホテル

  • こちらは、その逆バージョンで、つまり「起こさないでください」。<br />どうやら、掃除してくださいのプレートが掛かっているところを優先しているので、何もかかっていない部屋はめっちゃ後回しにされているっぽい。<br /><br />その証拠に17時くらいに、フツーに清掃スタッフが入ってきて、(私たちがくつろいでいるので)めっちゃ驚いてました。もう少し部屋でゆっくりしようと思ってたので、この日はバスルームの掃除だけお願いしました。

    こちらは、その逆バージョンで、つまり「起こさないでください」。
    どうやら、掃除してくださいのプレートが掛かっているところを優先しているので、何もかかっていない部屋はめっちゃ後回しにされているっぽい。

    その証拠に17時くらいに、フツーに清掃スタッフが入ってきて、(私たちがくつろいでいるので)めっちゃ驚いてました。もう少し部屋でゆっくりしようと思ってたので、この日はバスルームの掃除だけお願いしました。

    Night Hotel Broadway ホテル

  • ちなみに、このホテルは部屋に冷蔵庫がありませんので、飲み物はこんな感じで窓ガラスに密着させて冷やしておりました。さすが、外が寒いので、それなりに低温はキープできます。

    ちなみに、このホテルは部屋に冷蔵庫がありませんので、飲み物はこんな感じで窓ガラスに密着させて冷やしておりました。さすが、外が寒いので、それなりに低温はキープできます。

  • お土産に買った商品は後ほどご紹介しますが、AMに買ったこのゼイバーズのエコバッグは散策中も買ったものを入れまくって、大活躍でした。

    お土産に買った商品は後ほどご紹介しますが、AMに買ったこのゼイバーズのエコバッグは散策中も買ったものを入れまくって、大活躍でした。

  • あと、こちらのバッグは保冷仕様なのに$3以下なのですよ!ということで、この日以降、冷蔵庫のないホテルの部屋では大活躍でした。ガンガン冷やしたい人は、ホテル内に製氷機があるので、それを使うのもオススメ。

    あと、こちらのバッグは保冷仕様なのに$3以下なのですよ!ということで、この日以降、冷蔵庫のないホテルの部屋では大活躍でした。ガンガン冷やしたい人は、ホテル内に製氷機があるので、それを使うのもオススメ。

  • 少し仮眠を取って充電したら、18時前に再びホテルを出発して、オフブロードウェイ「Sleep No More」の鑑賞に向かいます。最寄りの地下鉄駅から、チェルシー地区へ。<br /><br />NYの地下鉄、前回1回くらいしか乗ったことがなくて、あまり理解できておらず、反対方向に乗っちゃったり、快速に乗ってしまい目的地の駅を3つくらい通り過ぎてしまったり…とハプニング続出。19時入場のチケットで手配していましたが、20分ほど遅れて会場に到着しました。<br /><br />

    少し仮眠を取って充電したら、18時前に再びホテルを出発して、オフブロードウェイ「Sleep No More」の鑑賞に向かいます。最寄りの地下鉄駅から、チェルシー地区へ。

    NYの地下鉄、前回1回くらいしか乗ったことがなくて、あまり理解できておらず、反対方向に乗っちゃったり、快速に乗ってしまい目的地の駅を3つくらい通り過ぎてしまったり…とハプニング続出。19時入場のチケットで手配していましたが、20分ほど遅れて会場に到着しました。

  • バタバタと会場に着いたので、会場の写真を撮る余裕もなく、館内へ入りました。<br />一応、ジャンルは「舞台」ですけど、会場はフツーの劇場ではなく、使われていないホテルです。その為、チケットも存在せず、ホテルと同じように名前を告げてチェックイン完了…という仕組み。会場となるホテルは、当時超豪華ホテルとして完成するも、第二次世界大戦が始まったために開業を迎えられなかったところなのだそうです。<br /><br />まずはクロークで荷物を預けます。上着はもちろん、どんなに小さなバッグも預けないといけないみたいです。一人$4、カード払いでもOKです。「携帯は持ち込みOKだけど、利用禁止」「バーがあるからクレジットか現金は持っといた方がいいよ」的なことを言われます。<br /><br />チェックイン時に、まずトランプのカードを1枚ずつ渡されます。フロントのめっちゃくちゃキレイなお姉さんが、何やら相当番号を選んでいまして、後で照らし合わせてみると母と同じ番号でした。きっと、同じ番号に敢えてしてくれたのでしょう。渡米前に色々チェックしたブログでは、この時点で仲間とバラバラになったりしてるみたいです。チェックイン後はバーのようなところで待っていると、トランプの番号順に呼ばれ、白い仮面を配られ、いよいよ開始…という流れです。団体でエレベーターに乗せられ、ランダムに各階に降ろされます。最初の人なんて、真っ暗な階にたった一人で降ろされてましたよ…どんな拷問だよ。エレベーターで奥の方に乗っていれば、ある程度の団体でまとまって降ろされますので、知人とはぐれたくない方はエレベーター後方に乗りましょう。<br /><br />白い仮面は観客、黒い仮面はスタッフ、何もつけていないのが役者。この仮面をつけて、廃ホテルをウロチョロするので、ホームページなどでも視力が悪い人はコンタクトレンズを強くお勧めされていましたが、メガネの上から仮面をつけている人も数名いました。かくいう母も眼鏡派でして、この情報をもとに100円ショップで黒いゴム紐を購入しお手製のSleep No More参戦用眼鏡ホルダーを作成したのですが、それをクロークに預けてしまうという痛恨のミス(笑)。でも、最後まで眼鏡で乗り切りました。

    バタバタと会場に着いたので、会場の写真を撮る余裕もなく、館内へ入りました。
    一応、ジャンルは「舞台」ですけど、会場はフツーの劇場ではなく、使われていないホテルです。その為、チケットも存在せず、ホテルと同じように名前を告げてチェックイン完了…という仕組み。会場となるホテルは、当時超豪華ホテルとして完成するも、第二次世界大戦が始まったために開業を迎えられなかったところなのだそうです。

    まずはクロークで荷物を預けます。上着はもちろん、どんなに小さなバッグも預けないといけないみたいです。一人$4、カード払いでもOKです。「携帯は持ち込みOKだけど、利用禁止」「バーがあるからクレジットか現金は持っといた方がいいよ」的なことを言われます。

    チェックイン時に、まずトランプのカードを1枚ずつ渡されます。フロントのめっちゃくちゃキレイなお姉さんが、何やら相当番号を選んでいまして、後で照らし合わせてみると母と同じ番号でした。きっと、同じ番号に敢えてしてくれたのでしょう。渡米前に色々チェックしたブログでは、この時点で仲間とバラバラになったりしてるみたいです。チェックイン後はバーのようなところで待っていると、トランプの番号順に呼ばれ、白い仮面を配られ、いよいよ開始…という流れです。団体でエレベーターに乗せられ、ランダムに各階に降ろされます。最初の人なんて、真っ暗な階にたった一人で降ろされてましたよ…どんな拷問だよ。エレベーターで奥の方に乗っていれば、ある程度の団体でまとまって降ろされますので、知人とはぐれたくない方はエレベーター後方に乗りましょう。

    白い仮面は観客、黒い仮面はスタッフ、何もつけていないのが役者。この仮面をつけて、廃ホテルをウロチョロするので、ホームページなどでも視力が悪い人はコンタクトレンズを強くお勧めされていましたが、メガネの上から仮面をつけている人も数名いました。かくいう母も眼鏡派でして、この情報をもとに100円ショップで黒いゴム紐を購入しお手製のSleep No More参戦用眼鏡ホルダーを作成したのですが、それをクロークに預けてしまうという痛恨のミス(笑)。でも、最後まで眼鏡で乗り切りました。

    スリープ ノー モア 劇場・ホール・ショー

  • 「Sleep No More」について少しだけご紹介。シェイクスピアの『マクベス』をベースに、ヒッチコックの『レベッカ』にもインスパイアされた、セリフのない演劇…という感じです。セリフがないわけではないですが、基本的に感情表現はコンテンポラリーダンス?というのでしょうか、言葉以外で表現されます。なので、キャラクター同士でベラベラ喋ることがない=お互いの名前を発することがないわけで、最初は誰が誰なんだかさっぱりわかりませんでした(笑)。役者がこの廃ホテルをあちこち移動しながらお芝居をするので、好きなキャラクターに自由についていって、それぞれがそれぞれの展開で物語を楽しむ…というのが最大の魅力。物語は1時間で完結するものですが、それを3回上演しているので、1回目はマクベスと思われる人物を追いかけまくって、2回目は超脇役にひたすら同行する…なんてのもアリ。7:00~入場すると3回体験できますが、最終の9:00に入場すると1回ぽっきりのチャンスです。なので、体力次第ではありますが、なるべく早く入ったほうがいい。ちなみに私たちは、割と早い段階で重要なシーンに遭遇し、母が「あの人がマクベスや!」と勘づいてくれたので、結構楽しめたと思います。「マクベス」も「レベッカ」も大して知らない私は、渡米前にネットで軽くあらすじを予習した程度でしたが、それで十分でした。…というのも、奥が深すぎて、「ストーリーを理解しよう」と思わない方が終わった後の満足感は高いのではないかと。複数人で行ってもかなりの高確率ではぐれると多数のブログに書いてありましたが、奇跡的に母とは最後まで一緒に行動しました。しかも、ここまでガッツリ色んな役者を追って、あちこち歩きまわって時には走ったにも関わらず。<br /><br />以下、たぶん若干のネタバレになるかもですが(ストーリーをそこまで理解できてるわけではないので、それすらもわからない/恥)、「Sleep No More」らしい体験の数々を箇条書きでまとめておきます。<br /><br />・白い仮面をつけると、観客はいわゆる「透明人間」。小道具の手紙を勝手に読んでみたり、役者が何やら手紙を書いているのを、真横でガン見してみたり、勇気はなかったけど小道具の飴を食べちゃってもOK<br /><br />・主要キャラと思われる役者が階段を駆け上がるので、観客もそれを追いかけていたのですが、その集団の最後方にいた私。何やら、下からバタバタと騒がしい音が聞こえてきまして、階段の後方をふと見ると、別のキャラが猛スピードで階段をかけあがってくる(そして彼を追う観客も)。キャラを追う身から、追われる身になってマジで焦りました(笑)。<br /><br />・白い仮面をつけていると所謂「見えざる者」なので、役者は私達が見えていないものとしてお芝居をしていますが、突然「You!!」と指をさされ、今にも殴り掛かりそうな勢いで接近してきました(他の役者が間一髪のところで止めに入ってくれる)。<br /><br />・男性同士の喧嘩のシーンをちょっと遠巻きに見ていたら、真横にスッと人が入ってきました。「あ、ちょっと隣にズレてあげたほういいかな」と思って、その人を見た瞬間…仮面つけてない。この人、役者じゃん!!二人の男性が争っているのを見ながらフムフム…と偵察している場面を私の真横で演じているのですが、みんな争いのシーンに夢中でその存在に気付いている人はごくわずか。あんなにキレイに二度見したの、人生で初めてです(笑)。<br /><br />とにかく走るし歩きまわるし、運動会なみに体力消耗します。自分が何階にいるのかも、もはや分からなくなってくる。でも、疲れたら小道具の椅子とかに座って、ちょっと遠巻きにお芝居を鑑賞することもできます。

    「Sleep No More」について少しだけご紹介。シェイクスピアの『マクベス』をベースに、ヒッチコックの『レベッカ』にもインスパイアされた、セリフのない演劇…という感じです。セリフがないわけではないですが、基本的に感情表現はコンテンポラリーダンス?というのでしょうか、言葉以外で表現されます。なので、キャラクター同士でベラベラ喋ることがない=お互いの名前を発することがないわけで、最初は誰が誰なんだかさっぱりわかりませんでした(笑)。役者がこの廃ホテルをあちこち移動しながらお芝居をするので、好きなキャラクターに自由についていって、それぞれがそれぞれの展開で物語を楽しむ…というのが最大の魅力。物語は1時間で完結するものですが、それを3回上演しているので、1回目はマクベスと思われる人物を追いかけまくって、2回目は超脇役にひたすら同行する…なんてのもアリ。7:00~入場すると3回体験できますが、最終の9:00に入場すると1回ぽっきりのチャンスです。なので、体力次第ではありますが、なるべく早く入ったほうがいい。ちなみに私たちは、割と早い段階で重要なシーンに遭遇し、母が「あの人がマクベスや!」と勘づいてくれたので、結構楽しめたと思います。「マクベス」も「レベッカ」も大して知らない私は、渡米前にネットで軽くあらすじを予習した程度でしたが、それで十分でした。…というのも、奥が深すぎて、「ストーリーを理解しよう」と思わない方が終わった後の満足感は高いのではないかと。複数人で行ってもかなりの高確率ではぐれると多数のブログに書いてありましたが、奇跡的に母とは最後まで一緒に行動しました。しかも、ここまでガッツリ色んな役者を追って、あちこち歩きまわって時には走ったにも関わらず。

    以下、たぶん若干のネタバレになるかもですが(ストーリーをそこまで理解できてるわけではないので、それすらもわからない/恥)、「Sleep No More」らしい体験の数々を箇条書きでまとめておきます。

    ・白い仮面をつけると、観客はいわゆる「透明人間」。小道具の手紙を勝手に読んでみたり、役者が何やら手紙を書いているのを、真横でガン見してみたり、勇気はなかったけど小道具の飴を食べちゃってもOK

    ・主要キャラと思われる役者が階段を駆け上がるので、観客もそれを追いかけていたのですが、その集団の最後方にいた私。何やら、下からバタバタと騒がしい音が聞こえてきまして、階段の後方をふと見ると、別のキャラが猛スピードで階段をかけあがってくる(そして彼を追う観客も)。キャラを追う身から、追われる身になってマジで焦りました(笑)。

    ・白い仮面をつけていると所謂「見えざる者」なので、役者は私達が見えていないものとしてお芝居をしていますが、突然「You!!」と指をさされ、今にも殴り掛かりそうな勢いで接近してきました(他の役者が間一髪のところで止めに入ってくれる)。

    ・男性同士の喧嘩のシーンをちょっと遠巻きに見ていたら、真横にスッと人が入ってきました。「あ、ちょっと隣にズレてあげたほういいかな」と思って、その人を見た瞬間…仮面つけてない。この人、役者じゃん!!二人の男性が争っているのを見ながらフムフム…と偵察している場面を私の真横で演じているのですが、みんな争いのシーンに夢中でその存在に気付いている人はごくわずか。あんなにキレイに二度見したの、人生で初めてです(笑)。

    とにかく走るし歩きまわるし、運動会なみに体力消耗します。自分が何階にいるのかも、もはや分からなくなってくる。でも、疲れたら小道具の椅子とかに座って、ちょっと遠巻きにお芝居を鑑賞することもできます。

    スリープ ノー モア 劇場・ホール・ショー

  • 最後は参加者全員がラストシーンを同じ会場で目にして、終了。冒頭を見て「あ、このシーン見たな」と思ってしまいそうですが、できれば1階でしっかり見た方がいいです。あれだけいろんな場所に散らばっていた人々を一堂に集めるって凄い。そして、最初のバーに全員戻ってきて終了です。戻ってくると、女性シンガーのジャズライブが行われていました。せっかくなので、ドリンクを頼んで生演奏を堪能することに。<br /><br />NYで生演奏とか聴いてみたいなーと思いつつ、リサーチできていなかったのですが、こんなオマケがついてくるとは!ちなみに、生歌でいけば、「Sleep No More」の中でもPentatonixのミッチを彷彿とさせるハイトーンボイスで歌うシーンをゆっくり見ることができたし、満足。確かに「ニューヨークで最も価値のある$100の使い方」かもしれない。

    最後は参加者全員がラストシーンを同じ会場で目にして、終了。冒頭を見て「あ、このシーン見たな」と思ってしまいそうですが、できれば1階でしっかり見た方がいいです。あれだけいろんな場所に散らばっていた人々を一堂に集めるって凄い。そして、最初のバーに全員戻ってきて終了です。戻ってくると、女性シンガーのジャズライブが行われていました。せっかくなので、ドリンクを頼んで生演奏を堪能することに。

    NYで生演奏とか聴いてみたいなーと思いつつ、リサーチできていなかったのですが、こんなオマケがついてくるとは!ちなみに、生歌でいけば、「Sleep No More」の中でもPentatonixのミッチを彷彿とさせるハイトーンボイスで歌うシーンをゆっくり見ることができたし、満足。確かに「ニューヨークで最も価値のある$100の使い方」かもしれない。

    スリープ ノー モア 劇場・ホール・ショー

  • しばらくすると、パフォーマーが交代になりまして、ちょっとカントリーテイストのアーティストが登場。曲は全く知らなかったけど、ジャンルとしては結構好きなタイプでした。

    しばらくすると、パフォーマーが交代になりまして、ちょっとカントリーテイストのアーティストが登場。曲は全く知らなかったけど、ジャンルとしては結構好きなタイプでした。

    スリープ ノー モア 劇場・ホール・ショー

  • 11時くらいになったので、会場を後にして地下鉄の駅まで歩きます。さすがにこの時間は人通りも少なくなってきますので、気になる方はタクシーの方がいいかも。歩いても全然平気でしたが。<br /><br />駅に向かう途中、ライトアップされたエンパイアステートビルが見えました。

    11時くらいになったので、会場を後にして地下鉄の駅まで歩きます。さすがにこの時間は人通りも少なくなってきますので、気になる方はタクシーの方がいいかも。歩いても全然平気でしたが。

    駅に向かう途中、ライトアップされたエンパイアステートビルが見えました。

  • 壁一面にかかれたアートの数々。写真に写っているのはほんの一部ですが、ずーーっと続いています。

    壁一面にかかれたアートの数々。写真に写っているのはほんの一部ですが、ずーーっと続いています。

  • 朝ごはんを食べた94 Coner Cafeで夜ご飯をテイクアウト。何やら結構複雑な味付けのチキンとマカロニチーズ。これが結構おいしかった!この時、時間は既に12時近くだったのですが、こんなハイカロリーな食事も、「あれだけ運動したし…よかろう」ということで完食。

    朝ごはんを食べた94 Coner Cafeで夜ご飯をテイクアウト。何やら結構複雑な味付けのチキンとマカロニチーズ。これが結構おいしかった!この時、時間は既に12時近くだったのですが、こんなハイカロリーな食事も、「あれだけ運動したし…よかろう」ということで完食。

  • 3年前、好きすぎて収録に参加した「Late Late Show with James Corden」もしっかり鑑賞して就寝しました。

    3年前、好きすぎて収録に参加した「Late Late Show with James Corden」もしっかり鑑賞して就寝しました。

  • 廃ホテルでの大運動会に疲れて爆睡していたAM3時…母に起こされる(笑)。なんと、バスルームの内鍵が勝手にかかってしまい、ドアが開かなくなってしまう事件が発生。確かに、内鍵は緩々だったもんなぁ。ということで、パジャマからある程度ちゃんとした服に着替えて、1階のフロントに助けを求めに行くことに…。<br /><br />フロントに着いた途端話しかけてくれたスタッフに事情を話し、部屋に来てもらいました。エレベーターの中で「たまに起こることだから」と、あるある系の雰囲気を醸し出してましたが、いやいや客は焦るっつーの。持参した道具で開かなかったのか、「別の道具持ってくる」と一度退室したおじちゃん、「これから強盗でもするんか!?」ってくらい大きな道具をもって登場(笑)。盛大にドアに傷をつけながら格闘するも「僕では開けられない。明日の朝7時にエンジニアが出勤してくるから」とお手上げ状態に。結局、朝7時過ぎに再度フロントに行って「もう起きてるからいつ来てもらってもいいよ」アピールをして、無事に開けてもらいました。<br /><br />AM3時に盛大にドアに傷をつけまくった、おじちゃんの仕事の成果がこの写真(笑)。ドアは無事に開いたんですけどね…鍵の緩さとか根本的な部分は解決してないので(ホントに開けただけ)、怖くてそれ以来バスマットを挟んで常に隙間をあけてました。<br /><br />自分では解決できないって言われた時に、空いているちょっといいランクの部屋に移っていいよとか言われるのかなと淡い期待を抱いてしまった私ですが、世の中そんなに甘くなかった(笑)。

    廃ホテルでの大運動会に疲れて爆睡していたAM3時…母に起こされる(笑)。なんと、バスルームの内鍵が勝手にかかってしまい、ドアが開かなくなってしまう事件が発生。確かに、内鍵は緩々だったもんなぁ。ということで、パジャマからある程度ちゃんとした服に着替えて、1階のフロントに助けを求めに行くことに…。

    フロントに着いた途端話しかけてくれたスタッフに事情を話し、部屋に来てもらいました。エレベーターの中で「たまに起こることだから」と、あるある系の雰囲気を醸し出してましたが、いやいや客は焦るっつーの。持参した道具で開かなかったのか、「別の道具持ってくる」と一度退室したおじちゃん、「これから強盗でもするんか!?」ってくらい大きな道具をもって登場(笑)。盛大にドアに傷をつけながら格闘するも「僕では開けられない。明日の朝7時にエンジニアが出勤してくるから」とお手上げ状態に。結局、朝7時過ぎに再度フロントに行って「もう起きてるからいつ来てもらってもいいよ」アピールをして、無事に開けてもらいました。

    AM3時に盛大にドアに傷をつけまくった、おじちゃんの仕事の成果がこの写真(笑)。ドアは無事に開いたんですけどね…鍵の緩さとか根本的な部分は解決してないので(ホントに開けただけ)、怖くてそれ以来バスマットを挟んで常に隙間をあけてました。

    自分では解決できないって言われた時に、空いているちょっといいランクの部屋に移っていいよとか言われるのかなと淡い期待を抱いてしまった私ですが、世の中そんなに甘くなかった(笑)。

    Night Hotel Broadway ホテル

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