2018/09/14 - 2018/09/27
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HOUKOUさん
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鄭州から嵩山少林寺へバスで日帰り観光。
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ホテルをチェックアウトし,77番バスで龍門洛陽站に向かう。
G828でこの旅の最終滞在地,鄭州へ。 -
車窓から。
今回の旅は「中原」を巡るものであるが,中原と言っても,大平原ではなくてけっこう起伏が多い土地であることが分かる。 -
鄭州站に到着。
ところで私は鄭州という土地に特別な思いがあり,前から訪問したいと思っていた。
その思いとは「詩経・鄭風」の世界への憧れである。
孔子は「詩三百・・思い邪なし(「詩経」は一言でいえば純真な心で詠われている)」としながらも,その中の鄭風(鄭の国の詩・音楽)を「淫」とした。
過激な性描写などあるわけではないが,女性から男性の気を引く歌などは彼の道徳律から見たら,「淫」ということなのだろう。
例えば「遵大路」という鄭風の一節がある。
(意訳)
男が大路を歩いていると、女が男の袂にすがっていう。
「わたしを憎まないで、わたしのことを捨てないで」
男が大路を歩いていると、女が男の手にすがっていう。
「わたしを醜いなどといわないで。これまでのよしみを捨てないで」
・・・・・・・・・・・・
「掲裳」という詩も,なかなか自分になびいてくれない男に対する女の恨みが強烈に表現されている。
(意訳)
あなたがわたしを思ってくれていれば、裳裾(もすそ)をからげて秦水を渡ってあなたについていきましょう。
わたしのことを思ってくれないなら、他にいい人がいないわけではありませんよ、この大ばか者(狂童の狂)!
・・・・・・・・・・・・・・
鄭州の女性は,この「淫」の風を現代まで保っているのだろうか,というバカげた空想じみた好奇心もひそかに持っていたりもした。
鄭州駅の階段に女性たちが座り込んでいていたが,これは何も「淫」ではなくて,河南省という中国で一般的に田舎者呼ばわりされている人々の普段の習慣なのであろう。 -
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今日から4泊する「鄭州粤海酒店/鄭州ユエハイホテル」は,鄭州駅からほど近い,繁華街である徳化街の中にある。
その徳化街をスーツケースを引きずり歩いて行く。
「淫」はどうかはわからないが,店の前で盛んに客引きしている女性たちは垢抜けしてなくて開けっぴろげで純朴に見えた。
(地方都市の女性店員はだいたいこんな感じであるが) -
少しグレードが高い部屋を予約していたが,一人ではもったいないぐらい広々とした部屋だった。
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酒を買いに外に出る。
鄭州のシンボルである二七塔もすぐ近くである。 -
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買ってきたのは58元の「郎酒」である。
部屋にはヨーグルトが置いてあった。
寝る前に飲むようにみたいなことが書いてある。
中国人にはこんな習慣があるのか? -
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再び夜の徳化街に出る。
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食事は何か名物料理をと,河南省名物「羊肉火会面(ホイメン)」を食べる。
白濁したスープは何か泥臭さがあり,蘭州ラーメンの方がうまいと思う。 -
(2018/9/24 旅行11日目)
今回の宿は朝食付き。
会場である最上階の円形レストランへ行く。 -
ビュフェスタイルであるが,円周に沿って料理の種類が散らばっており,好みの食べ物を探すため,円を一周してしまった。
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鄭州の風景。
やや霞んでいるが,想像していたより空気は悪くない。
今日は嵩山・少林寺へ行く予定だが,いい天気が望めそうだ。 -
鄭州火車站前にある汽車站から少林寺直行バスに乗りこむ。
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このバス,どう見ても普通の近郊バスであったが,途中から車掌(?)がマイクを手に持ち長々としゃべりだした。
バスから降りると,旗を持って乗客を誘導,いつの間にかバスツアーの参加者になってしまった。(笑) -
中国語の説明を聞いてもわからないので,「団体」から離れ「自由行動」する。
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中国の教育熱は日本以上とはよく聞くが,ここでも教育の一環であろう子供たちの団体を数多く見かけた。
詰め込み教育の弊害への反省や反発から論語中心の教育やこうした武術で心身ともに鍛えるという教育も増えてきたとも聞く。 -
少林寺の山門。
寺は山の斜面に沿って建てられている。 -
隋崩壊後,敵対勢力と争っていた李世民(太宗)は,少林寺の僧兵の力を借りたことがあり,これはそうした功績を讃えた「太宗御書」。
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達磨大師であろう。
禅宗の祖と言われる達磨大師は謎に包まれている。
インドから来たとも言われるし,ペルシア出身とも言われる。
余りにも有名な9年間壁に向かって座禅したという話も,壁観(壁のように動ぜぬ境地で真理を観ずる禅)を誤解して出来上がったとも言われる。 -
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少林寺拳法の鍛錬によりできた床の窪み。
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観音堂の白い観音菩薩像。
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お寺の横には「少林薬局」という,これも伝統的と思われる薬屋が営業している。
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少林寺歴代高僧の墓地である「塔林」。
比較的新しいものも見受けられたので,今でもこの風習は続いているのかもしれない。 -
更に西の方に歩いて行くとロープウェイがある。
ゴンドラはオープンエア式。
地表まであまり距離がないので怖くはない。 -
中国で道教の聖地として「五岳」と呼ばれているのが,「泰山」「崋山」「恒山」「衡山」と,ここ「嵩山」である。
嵩山は一つの山ではなく一つの山地みたいなもので,更に東の「太室山」西の「少室山」に分かれている。
今ロープウェイで登っているのは「少室山(系)」の方だ。
ロープウェイ駅からしばらく登ると「二祖庵」があった。
「二祖」とは達磨大師を継いだものという意味である。
悟りを求めて各地を放浪した慧可(二祖)は,少林寺を訪れ達磨に弟子入りを願い出た。
断られた慧可は自分の腕を切り落とし再度弟子入りを請うたところ,許しを得たと言われる。(「雪中断臂」の故事として有名) -
「雪中断臂」もフィクションと思われるが,この庵にもウソ臭いものがあった。
狭い中庭には四つの井戸孔があり,「苦」「辛」「酸」「甘」の表示がある。
それぞれそういう味がするということで,飲み比べをすることもできる。(もちろん有料)
胡散臭く思われたので私は飲まなかったのだが,中国人のおとうさんが試飲していたので,そのリアクションを待つ。
飲んだ後,・・ほとんどリアクションがない。
多分全部同じ水ではないか(笑)
もし違う味がするとしたら,何か混ぜてあると思う。(笑) -
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もう少し上まで登ると「嵩山」という標識があるビュースポットに至り,そこで景色を楽しんだ後下山する。
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ところで少林寺といえば少林寺憲法である。
出口付近に演舞場があったが,次の開演時間まで待つほどには見たいとは思わなかったので,近くで練習していた子供たちの演武を見ることにした。 -
近くのグラウンドでは,子供たちが大勢集まり練習をしている。
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ところで鄭州への帰りのバスは,高速道路で信じられないくらいの渋滞につかまった。
行きのバスでも同じような場所で渋滞があった。
しかしこの帰りのバスの渋滞ぶりはただ事ではない。
バスには4時ごろ乗りこんだと記憶するが,このままだと鄭州着は深夜になってしまうのではないか,と思われるぐらい車が動かない。
コルサタルの短編小説「南部高速道路」をつい思い出してしまった。
途中バス運転手が裏ワザを使って,「南部高速道路」状態を切り抜けてくれた。
どうやら渋滞は高速道路のインターチェンジの混雑に原因があるようで,
この運転手,一旦高速を出て再度高速に入ることで,最も車が詰まっている部分をワープしたのである。
こういう手を手早く使うということは,おそらくこの場所の渋滞は慢性的なものなのだろう。
運転手の機転で,「南部高速道路」みたいに道路でキャンプすることもなく,深夜に到着することもなく鄭州に帰ってくることができた。
(正確に測っていないが,3時間以上バスに乗っていたと思う) -
ホテルで休憩後,食事をとりに徳化街周辺を散歩する。
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昨夜食べた「火会面(ホイメン)」に納得がいかず,再度別な店で食べることにする。
「もっと美味いはずだ」と根拠もなく考えたのだが,昨日の店よりはマシだったものの飛び切りおいしい味とは言えない。 -
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