2019/12/02 - 2019/12/14
205位(同エリア1327件中)
小心者さん
開平から広州へ
宿泊していた『ウェリントンホテル(開平)』のチェックアウト時刻はなんと15時。
思わず「もうワンチャン…」と欲を出しそうになりましたが、移動日は想像以上に体力を消耗するので自重し、昼頃から広州へ移動しました。
開平の街中にあるバスターミナルまでは徒歩10分ほど。
チケット売り場の女性も、乗場の番号も書き入れてくれたりとすこぶる親切。
「謝謝」と言うと「不用謝(どういたしまして)」と笑顔が返ってきました。
開平は最後まで本当に居心地が良かったです。
(いや、広州の話はせんのかい)
【旅程】
□12/02 関空→羽田→香港 機内泊
□12/03 香港観光 香港泊
□12/04 香港泊
□12/05 香港泊
□12/06 香港→珠海 珠海泊
□12/07 マカオ観光 珠海泊
□12/08 珠海→開平 開平泊
□12/09 開平観光 開平泊
□12/10 開平泊
■12/11 開平→広州 広州泊
■12/12 広州観光 広州泊
■12/13 広州観光 広州泊
■12/14 広州→成田→中部
【為替レート】
1中国元(CNY)≒16円
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
-
開平のバスターミナル入口で『謎のおっさん集団(10人以上・ガラ悪そう)』がオラついていて恐怖を覚える。
目を伏せてやり過ごそうとしたが見逃してはもらえず、ものすごい『観光の勧誘』総攻撃を受ける(100%中国語)。
「これから広州へ行くので」と断ってもまったくお構いなし。
人の話を聞かんかい!
ていうか、バスターミナルから出てきた人を狙わんかい!
10分ほど無駄に揉まれた末、どうにか解放してもらい、広州へ。
バス料金は65元。
大型のバスなのに乗客はたったの5人。
昼近くまで寝ていたので、さすがに昼寝はできず。
のんびり車窓を眺めて…と言いたいところだが、うっかり陽の当たる方に座ってしまったのでカーテンを開けられず。
座席を代わりたいのはやまやまだが、運転が荒すぎるため怖くて席を立てず(中国あるある)。 -
到着した広州駅隣接のバスターミナルからホテルまでは、思った通りの苦行。
駅前ではまたもや『観光』や『宿』の勧誘に何度も行く手を阻まれ、疲労もいや増す。
話を聞かされる間、せめてバックパックを相手に背負わせてやろうか、と本気で思った。
カメラを出す余裕もなく、どうにかホテルに到着し、ホッと一息。
最後の地『広州』なので、ちょっと贅沢なホテルに泊まってみた。
一人なのにデラックスツイン。無駄の極み。 -
『Insail Hotels Airport Road Guangzhou』
1泊2500円くらい(贅沢、と言ってもせいぜいこんなもん)。
一人なのにブランコ付。もちろん乗った。
そして、もちろん横の壁に激突した。
どんまい。 -
移動日の体たらくぶりはもはや恒例。
夕食に出かけるだけで精一杯。
餃子専門店にて、意表を突いて『卵とトマトの麺』13元。
卵とトマトが完全セパレートだったのは予想外。
店のおじさんが「これ入れてみ」と教えてくれた『ニンニク醤油』のおかげで、最後まで飽きずに完食できた。
広州は大都会だけど、なんだか好きになれそうな気がする。 -
名古屋発見! なんでやねん。
-
ご参考までに名古屋価格表。
「洗って吹いて型を造る みたいな」29元。
48元と68元のは多分カットだろうけど、違いがわからん。
最後の198元はカラーかなぁ…
でも『体験』みたいな感じなので、半分だけとか? -
スーパーマーケットで買物して帰る。
竜眼。これで30円くらい。 -
中国に来るとちょいちょい買う『好吃点』。60円くらい。
サクサクして甘すぎず、ナッツが美味しい。 -
翌日は観光。
すぐ近くのバス停から251番バスで『黄沙站』へ向かう。2元。
沙面島を観光するつもりだったが、バスの窓から見えた『西の辺り』がいい感じだったので、そちらに向かうことに。 -
んふふ。思った通りいい感じ!
-
カーテン(?)の丈がめっちゃ中途半端。
テーブルの脚はコンクリートで固められているし。
『捨てる時』のことはきっと考えてない。 -
ビルの谷間の忘れられたような場所
-
石畳の路地が楽しすぎて、いそいそと歩き回る。
-
路地を抜けると、また隣の路地へ。
-
向こうには高層ビルが見える。ギャップ萌え。
-
たまに頭上に水滴が落ちてきて、ちょっとテンションが下がる。
-
小腹が減ったので、陽気なおにいさんに誘われて入店。
牛煮込のチェーン店らしい。
この周辺は『小吃街』といった雰囲気で、串焼きやカットフルーツなど美味しそうな店が並んでいた。
(食べ物を物色するのに気を取られすぎて写真を撮り忘れる。あるある) -
なかなか美味しかった。15元。
おにいさんが笑顔で「謝謝了!」。
やっぱり広州はいい感じだ。 -
お腹も程よく満たされたので、散策を再開。
-
何やら『観光スポット』らしい場所に出た。
とは言え、人はまばら。
中国のこの『ほぅれ、整えましたよ』なスポットは、どこもよく似ている。 -
『荔湾湖』
若者が写真を撮ったりしていて、ちょっと観光地ぶっていた。 -
『仁威廟』
-
廟内をサッと見学。
-
ごめんなさい。
やっぱり路地の方が楽しい。 -
大通り(中山八路)に出てしまったので、マクドナルドで休憩後『黄沙站』へと折り返す。
-
往路とは違う路地を通っていこう!
-
木の枠とすりガラスの組み合わせが好きで、つい撮ってしまう。
-
全ての路地を制覇したいくらい。
-
「中国人でないとはバレてない」という謎の自信を持って、隅々まで歩き倒す。
-
裏路地ってどうしてこんなに楽しいのか。
-
立派な建物を発見。
『梁氏宗祠』 -
せっかくなので立ち寄ってみる。
-
祭事に使うのだろうか?
…(秒で退出) -
味のある建物がびっしり並ぶ『宝源路』
-
なんともレトロで素敵な窓。
-
これらの建物は『旧民居建築』として保存されているらしい。
-
素晴らしいのは、普通に人が暮らし、商売が営まれているということ。
-
縦横無尽に路地が延びる。
陽はあまり射さなさそうなのに、緑がいっぱい。 -
来る時も通った小吃街でタピオカミルクティー 8元。
言葉の分からない私に対しても、若い店員さんはとても親切。
広州はやっぱり人が穏やかでいいな。 -
沙面島への道を尋ねようと、前からやって来た欧米人男性(バックパッカーふう)に「すみません」と声をかけたら、大声で「NOOOOO!!!!!」と拒否られて驚愕。
そうか。私も彼から見ると中国人の勧誘にしか見えないのだろう。
彼も中国で相当揉まれているのね… -
中国では時々感じることがある。
(主に欧米人の)観光客が楽しそうじゃないな、と。
彼らにとっての中国はご立腹ポイントが満載なのだろうか?
何となく『お国柄』が感じられて興味深い。 -
それに引きかえ、「広州は人がいいな」と感じる自分の粗雑さよ。
-
『沙面島』は、上海の外灘などと同じ『租界(外国人居留地)』だ。
-
まるでヨーロッパのような風景が広がる。
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花が咲き乱れる広場と
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お約束の『微笑ましい銅像』。
-
舞踏中
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熱唱中(生身)
-
正直、やっぱり『路地歩き』の楽しさには敵わないが
-
それでも重厚で美しい洋風建築を眺めるのは楽しい。
-
こちらも立派な建物。
-
ポインセチアの赤に目を奪われる。
-
あ。
左の男の子の手にあるのは、『梁氏宗祠』で飾ってあった被り物だ。 -
街灯も灯り…
-
陽も沈んだので、バスでホテル近くまで戻る。
途中までけっこうな渋滞。大都会だものな。 -
夕食は『名古屋』近くの食堂へ。
不思議な食べ物15元。
説明不能。不味くはない。
お店のおねえさんに『麻婆茄子』を指して『没有辣』と伝えたら
「それは辛くなくは作れないの」と、これを勧められた。 -
今日も竜眼を買って帰る。2.7元。
美味しかったので、昨日より少し多めに買っています。 -
翌日はバスで『三元里』へと向かう。
-
『三元里人民抗英烈士記念館』を見学。
-
イギリス軍に抵抗する三元里の農民たち。
-
めっちゃ痛そうな武器。
見学者は一人しかいないし、若干のアウェイ感を覚え、早々にお暇する。 -
小学校正門。
一番上に『富強』がくるんだな。 -
私が三元里にやってきた理由は、ここが『九龍城の面影を残す』との噂を聞きつけたからだ。
-
表通りは全然『九龍城』ではなかったので、とにかくディープっぽい場所を求めてどんどん奥へ。
-
よぅしよぅし。
だんだんとそれらしい感じになってきたぞ。 -
これはもう、向かいの住人と肩を叩き合えるレベル。
-
とにかく建物が密集していて、薄暗くて細い路地が縦横に延びる。
でも人口密度が高いのか、ひっきりなしに人や自転車やバイクが通り、なかなか写真が撮りづらい。 -
何せ、中国人のフリをしているつもりなので、カメラを堂々と構えられないのだ。
小心者あるある。 -
テキトーに角を曲がっては迷子になり、ときどき袋小路に迷い込んでますます混乱し…
-
この楽しさ、半端ない!
-
それでも残念ながら『永遠に出られない』なんてことはなく、楼門に出てしまった。
-
楼門の中には石敢當と素朴な雰囲気の像が祀られていた。
傍らには虎(多分)も。
まだ彷徨い足りないので、もう一度路地を攻めに行く。 -
さすがに通れなさそう。
無理をして挟まって取れなくなったらオモロすぎるので断念。
世の中、『笑いを取ろうとして死んだお調子者』は相当数いると睨んでいる。 -
薄暗いけれど特に危険な感じもなく、九龍城は言い過ぎだと思うが、『細い路地』好きなら絶対に楽しめる場所だ。
-
小腹が減ったな。
せっかくなので表通りの小ぎれいな店ではなく、魔窟(失礼)内の食堂でランチにしよう。
そして腹でも壊そう。 -
一番好きなスタイルのお店発見。
指差し注文ができてリーズナブル。 -
しかも大抵の場合、とても美味しい!
おかず2種類+粥 10元。
(もちろん腹は壊さなかった。すみません) -
明るい表通りに出て、そろそろ帰路に。
ドリンクスタンドで、飲み物だと思って注文したらソフトクリームだった。
「しまった」と思ったが、これがめちゃくちゃ美味しかった。
ただし、量多すぎ。6元。
この後、来た時と同じ番号のバスに乗り込んだら途中から全然違うルートへ。
焦って飛び降り、結局1キロ以上歩いてホテルまで戻る破目に。
でも道を尋ねると、皆さんスマホでちゃんと調べて教えてくれてありがたかった。 -
高速バスに乗って『人和』にあるエアバスホテルへ。
1泊1800円くらい。
翌日は空港に朝7時までに着かないといけないため、空港に近く尚且つ『空港送迎』付のここを選んだ。 -
「最後の夜やし、ちょっとええもんでも食べよう」
と、ニヤニヤしながら飲食店を物色。
デポジットに100元預けさせられたことを忘れています。
またかよ! マジでアホなん?
救いは、入店前に気付いたこと。
ふと財布の中身を確認すると20元しかない! あらま。
ステーキとか海鮮とか飲茶とか。食えるもんなら食ってみろ。
※中国ではVISAやMASTERは受け付けてもらえないことが多い。銀聯カードというのが主流らしい。飲食店ではほとんどが『QRコード決済』。 -
仕方ないので、ショッピングセンターそばの屋台のような店で『なんちゃら炒飯(小)』を注文。
…『小』って言っただろうが!
しかも味もイマイチ。正直、自分で作った方が美味しい。
…マジでデポジットの野郎…(憤怒) -
空港で朝食。クレジットカード万歳。
それよりなにより!空港送迎ってまさに神やな。 -
甘いものは別腹かというと、老人はそうでもない。
-
だが、ハーゲンダッツ(機内のデザート)は絶対に別腹。老人でも、だ。
-
セントレアではクリスマスマーケット開催中。
広州を早朝に出たはずなのに、なぜ夜なのか。 -
成田経由で乗継4時間、更に、セントレア行が遅延。
機内で1時間待機させられ、まさかの『観る番組』が無くなりました。 -
もうすぐ21時。
クリスマスマーケットも閉店。
スカイデッキのイルミネーションを観に行ったが、氷のような強風が吹き荒れていたので秒で屋内に戻った。
しかもめっちゃショボかった。なんで?
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この旅行記へのコメント (2)
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- ねこ6500kgさん 2020/04/28 22:54:08
- 路地にワクワク
- 小心者さん、こんばんは!
旅行記完結、おつかれさまでした。
香港にしか行った事のない私は、最後まで興味深く拝見しました。
九龍城っぽい路地裏、素敵ですね。
ごちゃごちゃとした配線群があると、九龍城っぽさがぐっと増すように思います。
また安全に旅行が出来る日が早く来ますように…!
ねこ6500kg
- 小心者さん からの返信 2020/04/29 23:35:18
- Re: 路地にワクワク
- ねこ6500kgさん、こんばんは!
長々とお付き合い下さり、本当にありがとうございました。
コメントも嬉しく拝見しました。
「九龍城の面影を残す」などと言われると矢も盾もたまらなくなりますが、本物を見てないだけに何とも...。
しかし、ここはなかなか雰囲気がありました。
それにしても、世界中が大変なことですね...。
私は未だに、悪夢を見ているような錯覚を起こしそうになります。
本当に、安全に旅行出来る日が早く戻ってくるといいですね!
小心者
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