2019冬06　中国（移動日　珠海→開平）

2019/12/02 - 2019/12/14

旅行を計画した段階では、この日もマカオを訪れる予定でした。
が、昨日の『イミグレ地獄』のあまりの過酷さに断念。
更に言うなら、昨夜死にかけながら宿に戻ると、背負っていたリュックに白いものがベッタリ。
誰かが混雑に紛れてソフトクリームを収納しようとしたようです。
マジでなにしてくれとんねん。

珠海の街は何となくあまり好きになれず、散歩もせず。
とにかく歩道を歩いていると毎回車が乗り込んできてクラクションを鳴らしまくられることがもう…。
15年前に上海で感じた『轢かれるアホが悪い』という概念が未だに中国のデフォなのかとガッカリしました。
が、珠海を出たらそんなことはなく、これは恐らく『珠海ルール』なのでしょう。

マカオ再訪を断念したため、早めに次の目的地『開平』に向かうことに。
が、ガイドブックに載っている『円明新園』に『B級スポット臭』を嗅ぎ取り、「ここだけは見てみるか」と行ってみました。

結論として、B級として楽むには弾け足りず、もちろん真剣に観光するには肩透かし必至。
どちらに分類すべきか悩ましい中途半端な場所でした。
正直、ヒマで死にそうでない限りは行かなくても…（失礼）

やはり『苦労してこそのマカオ』なのかもしれません。


【旅程】
□12/02　関空→羽田→香港　　　機内泊
□12/03　香港観光　　　　　　　香港泊
□12/04　　　　　　　　　　　　香港泊
□12/05　　　　　　　　　　　　香港泊
□12/06　香港→珠海　　　　　　珠海泊
□12/07　マカオ観光　　　　　　珠海泊
■12/08　珠海→開平　　　　　　開平泊
□12/09　開平観光　　　　　　　開平泊
□12/10　　　　　　　　　　　　開平泊
□12/11　開平→広州　　　　　　広州泊
□12/12　広州観光　　　　　　　広州泊
□12/13　広州観光　　　　　　　広州泊
□12/14　広州→成田→中部　

【為替レート】
1中国元（CNY）≒16円

エリア 珠海(中国)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

62番バス（1元）に乗り込み、『円明新園』にやって来た。
何が『70年』なのかも不明なら、筒の上から飛び出ている棒の正体も不明。

意外にもそこそこ賑わっている。

マカオを諦めた人々が『お茶を濁し』に…？
もしくは『ヒマで死にそうな人』が誘い合わせて？（超失礼）

中国の寺（とか）の階段でよく見かけるヤツ。

『小学生の工作』感がただよう。（失礼）
もうちょっと頑張らんかい。

いきなりの『屁胃炎
（’へいえん’と入力したらこう変換された。あまりにもアホらしいのでそのまま残します。Google先生万歳）

…閉園通告』

今日は８日なので、ギリギリセーフ！　
危ないところだったが、特に「ラッキー♪」とも思ってない。

ボロクソにディスってますが、なかなか立派な佇まい。
失礼が過ぎました。すみません。

また君かね。
なんていうか…That's 雑。

狛龍。

…龍ってこんな感じでしたっけ？　
足先はヒヅメでOKですか？

この顔色は…間違いなく亡くなってますね。

夜中に目覚めて、この人たちに囲まれていたら…
と想像すると、顔が引き攣ります。

あれこれディスってすみませんでした。

ちなみに入場は無料。

どなたも全く興味ないでしょうが、一応記しておきます。

有料だったらまぁまぁ腹立つレベルの手抜き感。

そこそこな頑張りに

そこそこな怖さ。

うぷぷ。
ふざけていますか？

お。なかなかの頑張り。

お約束の『コスプレ写真館』。

お値段は結構高めの90元。
中国は物価の割に、こういう『贅沢品？』はボッタ…高い。

モデルさんは美男美女。
これらのスペシャルな衣装（ネグリジェ）やヅラは路上には出てない。
ひょっとすると別料金なのかもしれない。
が、実にどうでもいい。

こういうのには一向に食指は動かないのだが、『顔嵌めパネル』にはもれなく顔を突っ込みたくなる不思議。

一切ブレない『成りきり度』。
野次馬の視線などものともしないキメ顔から大物の貫禄を感じる。

あなたの度胸を私にも分けて欲しい。

ガラクタが詰め込まれた小屋などを横目に、更に奥へと進むと池があった。

遊覧船もあるが、こちらもなかなか強気の80元。
人気薄なのも頷ける。
もう少し自覚をもって値段を決められた方が…

もうどこを撮影していいのか分からないので、苦し紛れに鯉でも撮っておく。

噂ではショーなんかもあるらしいが、それらしい雰囲気はなかった。
『はったり』の可能性も。
万が一開催されるのだとしても、内容は推して知るべし　だろう。
（失礼もたいがいに…）

更に進むと、白亜の建物。

ほほう。
これが北京にあった『圓明園（焼失）』を原寸大で再現したものですか。

これがこちらのメインだと思われる。これが。
（しまいに張り倒される）

中に入れるわけでもないし、階段も途中までしか上れない。
誰かが蹴り壊したのであろう、台座には穴。

とにかく何もかもがビミョー。

鶏のテンションがめっちゃ高い。

さてと。帰るかな。

せっかくの　快晴の日を　棒に振る

（才能ナシ）

チョコレートにしか見えず、よだれが出る。

園内は場末感が漂いまくっていたが、土産物屋や青空市は絶賛営業中。

これまた、欲しいものが見当たらないビミョーな品揃え。

こちらは何故か閉店している骨董店のショーウィンドー。

…ちょっと欲しい。

バス乗り場近くには、らしくない洒落たカフェ（書店併設）が。

コーヒー一杯500円くらいしたと思う。
もちろん飲んでません。

木製のオルゴールが陳列されていた。

洒落た店には洒落た雑貨。
先ほどの青空市がちょっと恋しくなる。

宿に戻って荷物を受け取り、拱北口岸へ。
市バス乗り場の係員のおじさんにバスターミナルの場所を尋ねると、めっちゃハイテンションで教えてくれた。

「ここを通って行くんだよ」の一言がすごく助かった。
来た時はそれが無かったので、死ぬほど遠回りする破目になったのだ。
ありがとう、おじさん！

お陰様でバスターミナルはすぐに見つかり、開平までのチケット（63元）もすんなり入手。
8分後のバスに乗ることができた。

しかし、ここでまた私はミスを犯していますよ。

バスはそこそこボロボロだったが、隣もいなくてガッツリ昼寝。
ここまでは良かった。
が！　着いたのは郊外のバスターミナル。
チケットを買う際に『綜合』と加えなくてはいけなかったのだ。

結構狼狽えたが、かわいい女学生さんが助けてくれ、市内バス（2元）でホテル最寄りのバス停へ。
降りてからも、窓から手を振ってくれる彼女の笑顔に癒された。

そしてここでは歩道に車が突っ込んでこない！
それどころか、横断歩道では車がちゃんと停まってくれる！
あれほどムカついた珠海とは全然違う！

「中国はもう15年前とは違うんだ」と感動した。
とか言いつつ、またどこかで轢き殺されそうになるんでしょうね。

川が流れる町はいいなぁ。
この町でこれから3泊できる安心感も手伝って、じんわりと嬉しい。

宿泊したのは川沿いに建つ『Weilingdun Hotel』。
『歩き方』にちゃんと載っているので迷わない。

シャワー・トイレ付の広々としたダブルルーム。1泊100元。
リバービューの部屋はとても快適。
（写真の撮り方に工夫が足りな過ぎですね）

そしてフロントの女の子がすごく親切で、わざわざ10分ほど歩いてスーパーマーケットまで案内してくれた。道中でお薦めの飲食店も教えてくれた。
スタッフの皆さんもニコニコと感じが良く、このホテルを選んで良かったと思う。

彼女が「安くて美味しい」と薦めてくれた食堂で夕食を。

牛肉焼飯10元。
安いうえに、何の変哲もなさそうなのに美味しい！

スープ付。これも美味しい。

『いい宿といい食堂』に恵まれると、それだけでその街を好きなる。
加えて、人が穏やかで物価が安いとか。すばらしい。

スーパーマーケットで巨峰を購入。6元。安っ！

日本でなら「中国産ですか…」となるところだが、ここは中国ですからね。

エッグタルト1.5元。安っ！

程よく暖房を利かせて早めに就寝。
今朝の起床も遅く、バス内でも爆睡したのに。

やはり移動日は心身ともに疲弊するんですね。