2019/12/02 - 2019/12/14
2854位(同エリア20579件中)
小心者さん
まだ若かりし頃、『大図解九龍城』という写真集と出逢い、鼻血が出るほど興奮したことを鮮明に覚えています。
その瞬間、そこは私にとって『世界で最も訪れたい場所』になりました。
しかしその直後に『もう存在しない』ことを知り、涙が出ました。
その時の絶望感もまた鮮明に覚えています。本当に、世界の色が一瞬にして失われました。
もしも『九龍城砦』が存在していれば、間違いなく真っ先に訪れたであろう国、香港。
しかし『九龍城砦』なき香港は、「存在しないことを認めたくない」あまり、なかなか足が向くことがありませんでした。
まるで「禿げちらかした初恋の相手は見たくない」みたいな心境です。
九龍城砦の跡地にある『九龍寨城公園』なんて、悔しさのあまり泣き崩れそうで、近寄ることもできません(重症)。
とは言え、歳を取ってあらゆる感性が鈍磨し、「それはそれ」と思えなくもなくなったような気がするので、いっちょ訪れてみることにしました。
(誰も興味ない・且つ心底どうでもいい話を滔々と述べる 老人あるある)
そういういきさつで敢えて避け続けてきた香港なので、『必ず訪れたい場所』というのは特にありませんでした。
強いて言えば(知っていると言えば)、王道の『ビクトリアピークからの夜景』くらいです。
それをメインとして、この日はそこそこ『初めて香港を訪れた観光客』らしい一日を過ごせたと思います。
ふぅ。
【旅程】
□12/02 関空→羽田→香港 機内泊
□12/03 香港観光 香港泊
■12/04 香港泊
□12/05 香港泊
□12/06 香港→珠海 珠海泊
□12/07 マカオ観光 珠海泊
□12/08 珠海→開平 開平泊
□12/09 開平観光 開平泊
□12/10 開平泊
□12/11 開平→広州 広州泊
□12/12 広州観光 広州泊
□12/13 広州観光 広州泊
□12/14 広州→成田→中部
【為替レート】
1香港ドル(HKD)≒14.3円
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
-
部屋の窓から。
普段はだいたい『格安窓無し部屋』なので、ちょっと嬉しい。 -
9時過ぎにホテルを出発。まぁまぁ張り切っている。
路面に書かれた文字。
漢字なので結構ダイレクトに伝わってくる。 -
今日は『正しい観光客らしく過ごす』と決めているので、九龍公園には立ち寄らず。
『変なもの』に気を取られて膨大な時間を失う習性があるので、気を引き締めていこう。 -
モスクを横目で見ながら通り過ぎ(入れるのかは不明)
-
尖沙咀まで歩く。
相変わらず『二階建てバス』が珍しくてキョロキョロ。
写真は閉鎖されたMTR入口。
落書きが雑に消されている。頑張れば何とか読めそう… -
これはなんだろう?
一応拝んでおくか。
こういう『自国にはない不思議なもの』を発見すると「うひひ」と思う。 -
まるでオフィスビルのような『重慶大厦』外観
深夜特急の頃の『魔窟』めいた雰囲気など全然ない。
九龍城砦の面影はどこへいった? ぐぬぬ(歯ぎしり二回目)
まぁでも、ここが『超怪しげ』だったら、入ったまま数時間出てこなくなる(そのまま行方不明も)ので、今日に限っては幸いかも。 -
横断歩道。
ちょいキレ気味のブタが可愛くて脱力。 -
スターフェリー(2.2HKD)に乗り込み、中環へ。
公共交通機関が船って楽しくていいなぁ…
うぅ…(はしゃぎすぎてちょっと酔った)
まずは金融ビル(展望スペース)へ向かうも、受付カウンター手前でパスポートを忘れたことに気付く。
金庫のあるホテルになど滅多に泊まらないので、こんなことになった。
分不相応なことはせん方がええな… -
朝食を食べに、香港駅にある『添好運』へ。
開店直後で空いていたので、2人掛け席を独占。
見た目も愛らしい『Baked bun with BBQ pork』
23HKD+お茶3HKD
…1個でいいのに。
小食の人間にとって、『一人飲茶』はなかなかツライ。 -
メロンパンの中身はバーベキューポーク。
ううむ。ありよりのあり。
…いや、美味しい。
しかし、他のものも食べたい!
隣のテーブルに並ぶ数々の點心をガン見。
これとその鶏の脚みたいなのを交換してください!焼売でも可。 -
一種類の點心を気合で食べきり、セントラルの散策開始。
これで晩まで食事の心配は要らんな(悲)。
『整えられたスポット』ではない『普通の街の様子』に、「これが香港なのか」と。
台湾とも違う、韓国とも違う、中国とも違う。 -
二階建てトラム(2.6HKD)で『Mount Parker Road(柏架山道)』まで。
かっこいい外観とは若干の落差を感じる内部。 -
’インスタ映え’とやらで有名な『モンスターマンション』へ。
『映え』どころか、順光で撮った写真が全滅で大草原www。
逆光しか写らんとは…どういうことやねん。 -
このマンションはアルファベットの『E』の形だそうなので、もう一方の窪み部分へ向かう。
-
おぉう。がっつり日本語。
向こう側は一階に店舗が入っているのでOKだったが、こちら側はダメなのかな。
ちょうど住民らしき女性が出てこられたので尋ねると、「ノープロブレム。皆入ってるよ」とのことだった。 -
こちら側は淡色で統一されていて、先ほどの側よりなんとなくキレイ。
そう言えば、ここはこう見えても(失礼)高級マンションなんだそうだ。 -
多分だけど、カメラも撮影テクニックも最低なんだから曇天の日に訪れるべきだったのだろう。
立派なカメラを持って地面に這いつくばっていたカナダ人の女の子と「すごいね!」と言い合う。
私の写真ではアレだが、実際にここに立ってみるとなかなかのもの。 -
来た道を通らないと確実に迷子になるので、もう一度こちらに戻る。
基本的に『迷子』は大好きなのだが、今日は予定が目白押しなのでちょっと困る。 -
さきほどのカナダ人の女の子と再会し、彼女が写真を撮ってくれた。
すると、あら不思議。
私が撮るよりはるかにキレイに撮れていた。
彼女を真似て撮影してみたら、少しはマシな写真が撮れた! -
モンスターマンション、外側から。
少々湾曲している。
トラム乗り場でカナダ人の女の子と再々会。
彼女が、次に向かう『ミッドレベルエスカレーター』最寄りの停留所を教えてくれた。
やっぱりあのスマホとかいう板は便利そうだなぁ。
とか言いつつ、己のレア度にほくそ笑む。 -
何度見てもカッコええ二階建てトラム。
同じペイントの車両が見当たらず、いちいちチェックしてしまう。 -
『ミッドレベルエスカレーター』最寄りで降車したと言えども、簡単にたどり着けるわけもなく、近くを歩く女性に道を尋ねる。
なんと日本語が返ってきて、わざわざ案内してくれた! -
ぅわーい!
-
と、はしゃいでいたが、一区画先からは工事中で閉鎖。
たったの30秒ほどで終了した (´・_・`)
楽しみにしとったのに…ちょっとヒドない? -
強制終了したエスカレーターから地上へ降りると、すぐ近くに『大館』。
「ち、ちょうどええわ」と負け惜しみをかまし、立ち寄ってみる。 -
英国統治時代の『旧香港警察本部』で、旧中央警察署・中央裁判所・ビクトリア監獄 の三つから成り、敷地はかなり広い。
-
時間も体力もないので『監獄跡』だけ見学する。
いや、その前にトイレだ!(切迫)
飲茶で悔し紛れに茶をがぶ飲みしたのと、帰りのトラムが窓全開でめっちゃ寒かったのが原因だろう。
係員のおじさんに「トイレどこですか!」と尋ねると、急いで近くまで連れて行ってくれた。
相当切羽詰まった顔をしていたのだろう(恥)。幼児か! -
監獄らしいそびえ立つ壁に囲まれた広場。
心に余裕ができると、周囲の人までのんびり見えるのが不思議だ。 -
敷地内には『美術館』もあるようなので、立ち寄ってみる(美術館好き)。
-
階段の踊り場が怪しげでワクワクする。
-
写真も若干怪しげ。
-
オシャレか!
-
日本人アーティストの作品(多分)。
-
内部もめっちゃ作りこまれていて、つぶさに観察。
我を忘れてガラスにデコをぶつけ、スタッフの女性に注意される。
すみません。最近ひどい老眼で遠近感覚が… -
素敵な窓。
見学できる場所や展示室はまだまだいっぱいあるようだが、街歩きのため『大館』を退出。
ライトアップも美しいそうなので、いつか再訪したい。 -
点在するウォールアートを探しながらSOHO地区を散策。
-
一番好きなウォールアート
-
すぐ隣のこちらも素敵
-
これは『九龍城』だそうだが、こんなポップに描かれると…ちょっと…その…
-
楽しそうな屋台。
何を売ってるんだろう? -
…無理(きっぱり)。
-
暴風 が気になる。
-
有名なヤツ1
-
有名なヤツ2
-
いいねえ。
椅子にいい感じのおじいさんを設置したい。 -
突然、上からビア樽が数本ゴロゴロと転がってきた。
それを親切心から「ふんっ!」と受け止めた欧米人の男性がものすごいダメージを受けていて気の毒だった。
どう考えてもあれほど加速度のついた重いものを受け止めるのはダメだと思ったのに。
心配しながら眺めていると、観光客の女性から「写真撮って」と頼まれる。
…お、おぅ。り。 -
有名なヤツ3。
確か香取慎吾氏が描いたとか(うろ覚え)? -
しゃれたカフェバー多数。
但し、どこもガラガラ。 -
大館のすぐそばから延びる『ポッティンガー・ストリート(石板街)』を下る。
-
ポッティンガーストリートを描いたウォールアート。
-
下って行くと、派手な色彩のグッズを売る露店が並ぶ。
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埠頭まで戻り、15番バスでビクトリアピークへ(10.3HKD)。
山頂までは『ピークトラム』とかいう高級な乗り物もあるそうだが、ドケチは黙ってバス一択。
ガラガラで出発したバスは途中で人を乗せては降し、急な坂をくねくね上っていく。
車窓から見えるビル群や墓地を眺めながら、楽しいひと時。 -
バスを降りた瞬間、あまりの寒さに「これはアカン」と思った。
素早くショッピングセンターのトイレに潜り込み、インナーを一枚追加した上でライトダウンも追加。
念のため持ってきたワシ、グッジョブ! -
せっかくなので『盧吉道』を歩いてみる。
広場にはそこそこ人がいたが、ここはすれ違う人もほとんどいない。
けっこう着膨れしてるけど、それでも寒い。 -
途中で道を誤り、どこかの別荘に不法侵入。
『私有地につき、入ったらしばくで』との看板に震え上がる。
ていうか、間違わないようにちょっとは対策しといてくれよ。
こっちだって無駄足踏まされて甚だ不本意ですわ。 -
元の道に戻り、15分ほど進むと視界が開けた。
うわぁ。 -
元気ならもう少し先まで歩いてみたいが、当然帰りも歩かないといけないワケで、この辺にしておこう。
-
展望台でもなんでもなくただの道端なんだけど、なかなかの迫力。
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2人ほどが三脚を立ててカメラを設置し始めた。
-
ってことは、ここも良いビュースポットなんだろう。
-
ってことで、手頃な腰掛け石を見繕い、景色を楽しむ。
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夕景から夜景へ。少しずつ変わってゆく
-
ヒマなヤツだけに許される贅沢な時間。
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少し霞んでいるけど、とても美しい。
-
しつこいですか?
-
しつこいですね。
-
でも、本当にどれだけ眺めていても飽きないのです。
-
ヘボいカメラの画像よりも、実際は何倍も美しくて。
-
三脚の人(欧米人)があまりの寒さに震えながら足踏みしている。
前々から思っているんですが、君らなんでそんなに薄着でやって来るねん? -
人の批判しとる場合やない。
もうアカン…鼻水が止まらん。
そろそろ帰るかな。カメラの性能的にもうなんも写らんし。 -
来る時に道の真ん中にあった犬の糞(フン)は絶対に踏むやろな
と思いながら来た道を戻る。
街灯もまばらで、人にもほとんど出会わないのでスリル満喫。
糞を踏んだかどうかは不明。
同じく15番バス(ガラガラ)で中環埠頭まで戻る。
乗り場まで猪が侵入してきてビックリした。
…あの糞は猪のものやったんかもしれんな。
…まぁそれほど『糞』に固執せんでもええな。 -
中環近くで渋滞にはまり、意図せずちょうど『シンフォニーオブライツ』の時間に尖沙咀到着。
予定にはなかったが、「これも日ごろの行いの賜物だろう」と見学することに。
たいした混雑も無く「ホントにあるのか?」と思ったが、ちゃんと開催された。
私のカメラの写真は見事に全滅だったが、なかなかキレイだった。
こんなことなら肉眼で見ることだけに集中すればよかった。 -
1881ヘリテージを通り過ぎ、佐敦駅方面へと向かう。
バスがゆったり座れたので、脚はそれほど辛くない。 -
夕食は佐敦駅近くの『麥文記麺屋』でワンタン麺。36HKD 。
エビを丸ごと包んだワンタンが美味しい。 -
麺が思ったよりも小ぶりだったので、途中のベーカリーでエッグタルトを買って帰る。5HKD 。
パイ生地で焦げ目のついた『マカオ式』とは違い、こちらはタルト生地で大振りな『香港式』。
サクサクで美味しかった。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- さとぴ。さん 2020/02/12 20:14:52
- 住んでました。
- 小心者さま、はじめまして!
昔、仙台にあった
推定築40年の巨大マンションに住んでいて
同じマンションの友だちと「九龍城」と呼んでました。
「そろそろ九龍城に帰るかぁ」とか言ってました。
本家と同じくもう取り壊したと思います。
いつか本物に行ってみたかったです。
小心者様の旅行記が楽しくて
もう気になって仕方ないのでフォローさせて頂きました。
よろしくお願いいたします。
satopi39
- 小心者さん からの返信 2020/02/13 16:04:29
- Re: 住んでました。
- satopi39さま
はじめまして! フォローをありがとうございます。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
私も九龍城に負けないくらい怪しげな所に住んでいますので、機会があれば是非いらしてください。
防具のご用意があれば憂い無しです。
「九龍城に帰る」! シビレます!
私もこれからはそう言うことにします!
小心者
-
- ねこ6500kgさん 2020/02/08 13:45:38
- はじめまして
- 小心者さん、はじめまして。
私も九龍城を知って魅了された後、無くなった事にショックを受けた一人です。
行ってみたかったけれど、実在する当時はまだ子供だったし…と
ガッカリする気持ちを紛らわせようとしたのを覚えています。
大図解九龍城、我が家の本棚にもあります。ワクワクする本です。
小心者さんの残りの香港滞在1日分の旅行記も楽しみにしていますね。
ねこ6500kg
- 小心者さん からの返信 2020/02/08 16:48:37
- RE: はじめまして
- ねこ6500kgさん
はじめまして。コメントをありがとうございます。
年寄の長々とした戯言をお読みいただき、恐縮しております。
九龍城砦の件、「同じような方がいらした!」と、嬉しく拝見しました。
私は、実在していた頃からじゅうぶん『大人』でしたので、
「なぜもっと早く知ることができなかったんだろう」と、それはそれは悔しかったです。(未だに折に触れて悔しがっています)
ねこ6500kgさんは何度も香港を訪れていらっしゃるのですね。
仰るとおり香港はパワフルで、元気をもらえそうな場所だと実感しました。
次回香港を訪れる際には、ぜひ色々と参考にさせて頂きたいです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!
小心者
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