2019/12/02 - 2019/12/14
67位(同エリア548件中)
小心者さん
本日の予定は『三門里』『加拿大(カナダ)村』『自力村』です。
『三門里』と『加拿大村』は1キロほどしか離れてないのでセットですが、「世界遺産を二つ(三門里の迎龍楼・自力村)周ろう」という、なかなか身の程知らずな計画です。
『自力村』はずいぶん観光地化されているようですが、ガイドブックで魅せられたのがここなので、行ってみることにしました。
結論から申しますと、『渾身のボケ』によって行けませんでしたけどね。
もはや私は一人旅などしている場合ではなく、『早急に策を講じなければいけない段階』まで来ているのかもしれません。
…そ、それがどうした。(まぁまぁ狼狽えている)
【旅程】
□12/02 関空→羽田→香港 機内泊
□12/03 香港観光 香港泊
□12/04 香港泊
□12/05 香港泊
□12/06 香港→珠海 珠海泊
□12/07 マカオ観光 珠海泊
□12/08 珠海→開平 開平泊
□12/09 開平観光 開平泊
■12/10 開平泊
□12/11 開平→広州 広州泊
□12/12 広州観光 広州泊
□12/13 広州観光 広州泊
□12/14 広州→成田→中部
【為替レート】
1中国元(CNY)≒16円
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
-
本日もスローなスタート。まだ『午前』だからOK!
写真は、宿泊している『ウェリントンホテル』。
各村へ向かうバスの停留所に近いこともありがたい。 -
船が浮かぶ川面を眺めながら、橋の袂のバス停へ向かう。
こうして見ると、開平けっこう都会かも。 -
まずは『三門里』へ。運賃3元。
多くのバスがここを通るので、適当に乗り込めばそこそこの確率で到着する。 -
ここは他の『世界遺産の村』のような入場料がかからない。
その分あまり整備されてなく、『普通の村落』といった雰囲気だ。 -
こういう生活感あふれる風景が好き(大迷惑なヤツ)。
洗濯ものに混じって干されているのは『陳皮』とかいうヤツだろうか。 -
『迎龍楼』がどの辺りにあるのか伺い知れないが、とりあえず家と家の間の細い通路を奥へと進んで行く。
通路の微妙な湾曲具合もいい感じ。 -
ほどなく『迎龍楼』に到着。
まさに「でんっ!」って感じで、なかなかの存在感だ。 -
ここは『村全体』ではなく、この『迎龍楼』のみが世界遺産に登録されている。
建てられたのは1500年代。 -
団体客が来た時だけ近隣の家から村人が出てきて、野菜や乾物などの簡易露店がオープンする。
この時は「なかなか邪魔なテントやのう」と思っていた。
テントを写さずに全体像を撮るのは不可能。 -
色の異なる3階部分は後に増築されたものだが、1~2階部分は450年以上の歴史を持つ。
その古さから、海外の建築様式が見られず(まだ影響を受けていない)、他の望楼とはずいぶん違った印象を受ける。 -
『迎龍楼』は開平で最古の望楼であり、その原点なのだそうだ。
そして、そんなことを言われるとつい見てみたくなる『嬉しがり体質』。 -
ほとんどの観光客は『迎龍楼』だけを見学し、試食のピーナツを食い散らかして去っていく。
『時間を取らない』みたいで、村を散策するような人は一人もいない。 -
そんな中を一人のんびり散策する。
-
それが一人旅の強み。
というか、誰も「散策したい」なんて思ってないのか。 -
この村は、昨日訪れた『錦江里』に比べるとずい分鄙びた雰囲気。
…そうか。
中国の人が『生活感あふれる中国の風景』を見ても特に楽しくないのか。
散策<ピーナッツ やな。 -
防犯上甚だ頼りないワイヤー式ロック。
少なくとも猫は出入り自由。 -
壁に出目金。
これ、けっこう大きいです。 -
うろうろと端から端まで歩き倒す。
最初の訪問地なので脚に余裕があるんですね。 -
おっ!
-
「なに見とんねんゴルァ」と返事する猫。
が、こう見えて塀の中におられるので構いに行けない。 -
こちらは親猫だろうか?
ワープしたんかと思うほどの速さで逃げられた。 -
『迎龍楼』の辺りが急に騒がしくなったので見に行くと、めっちゃバズっていた。
ついさっきまで人っ子一人いなかったので、なんだか手品を見せられたような気分。
チャーンス!とばかり人々に混じってこっそり落花生を試食。
ほんのりニンニク風味でなかなか美味しかった。
…ていうか、誰も『迎龍楼』すら見てなくね? -
さて。
ピーナツもいただいたし、そろそろ『加拿大村』へ向かおう。 -
「向かおう」とか言ってるが、事前に調べてみても道がよく分らなかった。
-
『三門里とは幹線道路を挟んだ反対側』とのうろ覚えの情報を頼りに、道路を渡ってテキトーに進んでみる。
このテキトーさで毎度頭を打つというのに、徹底的に学習しない。 -
道中にはやはり美しい建物が多く見られる。
これらは『居楼』と呼ばれるものだろうか?
もしかすると集合住宅?
掲げられた屋号(?)は『惠』の隣の文字が難しすぎて読めない。 -
いろんな建築様式がミックスされていて興味深い。
エアコンの室外機があるので人が住んでいるのかもしれないが、周囲はかなり荒れている。 -
こちらは廃墟っぽいが、よく分らないのでむやみには近づけず。
防犯カメラ(死んでいる様子)が設置されている所も。 -
あらま。もはやこれまで…。
これ以上は進めそうにないので、泣く泣く元の幹線道路まで戻る。
ぐるっと大回りするしかないようだ。
なかなか人がいないのだが、前方から男性が歩いてきたので『加拿大村』への道を尋ねる。
すると、「ついて来い」と顎をしゃくって歩き出す(無表情)。
人に先導されるのが苦手なので、お礼を言って後ろからゆっくり歩いて行く。
しかしこの男性、1分に1回ほどの割合で『くるり』と振り向き、「早よ来い」と急かす(無表情)。
途中にとても素敵な望楼があったのだが急かされて写真を撮れず。
やっと『加拿大村』が見えたのでお礼を言い、男性が去ってから戻って見学しようとしばらくその辺で待つ。
「そろそろええかな」と振り返ると、よりによってその望楼の前で他の村人と絶賛立ち話中の彼と目が合った。
振り返った私に「?」という顔で、「あれやで」と指さす(無表情)。
…。
仕方ないので「帰りに立ち寄ろう」と決めて、『加拿大村』へ向かう。 -
『加拿大村』は1923年に4人のカナダ華僑によって造られた小さな村。
-
現在は誰も住んでおらず、廃村となっている。
こういう『忘れ去られたような場所』が大層好きです。 -
この建物も窓は固く閉じられ、庭は荒れ果てている。
しかし、屋根部分の彫刻や装飾から、かつての美しさが偲ばれる。 -
! 窓が開いとる!
でも、高い門が閉じられ、中には入れない。 -
お墓(?)も荒れ果てている。
-
色彩の乏しい中で異彩を放つ鮮やかな赤。
これは何らかのお祝いの跡だろうか?
この廃村でも何かを祝うのだろうか? -
そう広くはないが、村内を隈なく散策。
誰もいない廃村は、明るい陽光の下でも少し心細い。
もちろんその心細さはプラスに作用するのだが。 -
門扉のないところがあったのでお邪魔してみる。
-
かつては美しい前庭だったのだろう。
植えた樹の根が張りすぎてコンクリートがひび割れている。 -
加拿大村全景。
昨日見た『ワンダーランド』よりもずっと新しそうに見える。
いくつかの建物は管理されているのかもしれない。 -
この屋敷からは『生』が感じられる。
青い瓦屋根などが素敵だが、建物を覆う鉄格子と槍状の鉄柵が物々しい。 -
村の端にある集会所。入口には赤いメープルの葉。
誰もいないと思っていたのに、ここに人がいて腰が抜けるほど驚いた。
近くの川べりで作業している人のようだ。
けっこう独り言をかましていた(やばみ)記憶があるので赤面。 -
村々の入口にある例の『あれ』もこんな状態。
やっぱりこれはお墓なのかな。 -
少し離れた場所に建つ望楼には『四豪楼』と書かれている。
この村の創始者である『4人のカナダ華僑』に因んでいるのだろう。
例えば、だ。
この望楼の中に入れるのなら狂喜乱舞するだろう。
けれど、観光用に整えられた望楼にはどこかテンションが上がらない。
どうやら私は、そういうものを楽しむ能力が欠落しているようだ。 -
共同トイレ。各々の家には無かったのだろうか。
この先で、来る時は見つけられなかった『幹線道路までショートカットできそうな畦道』を発見し、「わーい♪」と駆け寄り、とっとと進む。
「帰りに立ち寄ろう」と思っていた望楼のことは忘却の彼方。
あーあ。めっちゃカッコよかったのになぁ… -
三門里前からバスに乗り込み、『自力村』へと向かう。
運転手さんに『自力村』と書いたメモを見せると、車内に向かって何やら言い、それを聞いた女性二人が「私たちと一緒に(推測)」と申し出てくださった。
皆さん親切で有り難い。
降りたバス停から自力村までは約1キロの道のり。
3人で筆談したりしながら歩く。意思の疎通率は15%くらい。 -
村が見えてきて、女性が「あれが自力村やで」と少し先の集落を指さす。
お礼を言って別れようとすると、
「うちの村にも寄ってけ(推測)」とのお誘いを受け、ありがたく案内していただくことに。
まず連れてこられたのは、何やら斬新な『トイレ』。
『厠所革命』て! -
AAA級のトイレ…
そう言えば台中にも『五つ星トイレ』があったなぁ。
説明文が分かりそうで分からない。
理解できたのは、ここが『祖宅村』という村であることと、
『保持其自身的独特性』…なんのこっちゃ。 -
どうやら、いろいろな廃材を再利用して造られたトイレらしい。
屋上に上ることも出来る、とても斬新なデザインだ。 -
ぶどうの蔓に覆われた壁面。素敵。
-
『女性用』を示すプレートもカッコええ。
用足し中の人と目が合って大いに狼狽える『ニーハオトイレ』とはえらい違いだ。 -
おばさんたちに手を引かれ、更に村内をウロウロ。
-
なんかスゲー建物が見える。
-
この村にもいくつかの望楼。
-
窓の上部のレリーフがめっちゃかわいい。
-
急須と湯飲み。思わず微笑んでしまう。
-
この建物には『壽山家塾』とある。
学校? -
と思ったが、学校の窓がこんなであるはずがないか。
それにしても頑丈そうな鉄扉と鉄格子ですこと。 -
別の村人がニコニコと近寄ってきてスマホを見せてくれる。
そこには、赤いドレスの外国人女性がこの樹に座ってポーズを決めている写真。
どうやらここで『何らかの撮影』が行われ、その様子を写したものらしい。日付はごく最近。 -
日本のガイドブックには紹介されていないが、もしかするとこの村も『観光スポット』として売り出し中なのかもしれない。
そう考えると、あの斬新なトイレも頷ける。 -
村に入った時に目を惹いた『スゲー建物』。
-
行ってないから定かではないが、なんとなく『立園』に似ている。
お寺のような、大邸宅のような… -
文字が消えかかっているが、建物名が書かれた監視塔。
銃眼が穿たれた『監視ブース』が林立し、物々しい雰囲気。
どんだけ監視しとんねん。
やっぱり大金持ちの邸宅だろうか。
きっと『斬新なトイレ』と並ぶこの村の名所なんだろう。 -
地元の方に引率してもらう散歩はなかなか楽しかった。
出会えなかったらきっと立ち寄らなかったと思うし。
もしかすると数年後にはこの村も『周遊券』に加えられているかもしれない。 -
記念撮影の後、親切なおばさんがたと別れて自力村へ向かう。
本当にありがとうございました。 -
ここで、突如として『財布に50元ほどしかない事実』に気付く。
(自力村の入場料は80元)
ホテルにデポジットとして100元預けたことをすっかり忘却していたのだ。
…有り得ん。マジで有り得んわwww
「どうしよう…」と呆然とするも、どうしようもない。
本当にどうしようもない。
物乞いでもする以外にどうしようもない。
ここ最近で一番『表情を失った瞬間』だった。 -
「一旦町へ帰り、銀行でお金をおろして戻ってこようか」と考える。
1キロ歩いてバスに乗り、町までバスで往復し、また1キロ歩いて戻ってくる…
考えただけで萎えるし、そもそも間に合うのか。
それよりも明日広州へ発つ前に訪れる方が現実的だ。
以上のような流れで、今日の入場は諦める(しかない)。
仕方ないので『村全体を見渡せるスポット』へでも行ってみようと思ったが、精神的ダメージのせいかどっと疲れが出て、村を周りこむほどの元気が出ず。
そもそもこの時点では「明日来よう」と思っていたし。 -
「いったい何しにここまで…」と脱力。
このまま帰るのはあまりにも不甲斐ないので、隣の村を散策することに。 -
で、散策するうちに
「やっぱりこっちの方が楽しいような気がする」ような気がしてくる。 -
自力村の入口付近はそれこそ『THE 観光地』という雰囲気で、駐車場には何台もの大型バスや自家用車が停まっていた。
恐らく、中もきれいに整備されているだろう。 -
それよりもやっぱり(私にとっては)こっちの方が楽しいんじゃね?
何もそこに入ってまで観なくても、望楼はいくつも建っている。 -
昨日だって、世界遺産の『瑞石楼』よりもはるかに『中堅楼』に感動したじゃないか。
フレンドリーなおばさんがたにも出会って楽しい経験もできたし、ここまで来たことは決して無駄じゃない。
ふと気づくと、それほど失望していない自分がいる。
明日は多分来ないだろう。世界遺産がナンボのもんじゃい。 -
自力村の前にシャトルバスが停まっていたので、
『立園』まで乗せてもらって、そこから公共バスに乗ろうとセコイことを思いつく。
(公共バスの停留所は、自力村からだと1キロあるが、立園だとすぐそばらしい)
バスに乗り込むとチケットの提示を求められたが、昨日の錦江里のチケットを見せたらOKだった。
一緒になった女の子たちが1キロ先の『自力村のバス停』で降りたので、慌ててそれに倣う。
運転手さんが空っぽになった車内を振り返り、「あんたもかーい」と笑う。 -
3人でなかなか来ないバスを30分ほど待ち、街へと戻る。
(なかなか来なかったバスは高確率でギュウギュウ詰め)
とにもかくにも銀行に突進し、ATMでお金をおろした。
『デポジット』に慣れないといけないな。
実は同じ失敗をもう一度やらかします。
昼食は牛肉麺(小) 8元。
量が多すぎないのが嬉しい。 -
明日のために『バスターミナル』を確認しに行きがてら、ぶらぶら街歩き。
古そうなアパートや真っ黒な町工場、異彩を放つ洋菓子店など…
生活感溢れる路地が楽しいが、写真は撮りづらく、眼に焼き付ける。
こちらは夕食。
牛肉卵炒飯をテイクアウト。
やっぱり美味しいなぁ。
あの厨房から「ゴォォオーー」と聞こえる地獄の業火のような火力が秘訣なのだろうか。 -
その町を好きになると、最後の夜はとても寂しい気持ちになる。
どれだけイミグレーションでコテンパンにされても、私はやっぱり中国が好きなんだなぁ。
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