2013/10/08 - 2013/10/10
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群青さん
この旅行記のスケジュール
2013/10/08
この旅行記スケジュールを元に
1泊目、どこに泊まろうか?
今回の旅行日程を決めるにあたって最初から最後まで悩んだのがこの点でした。
小岩井農場まで足を運ぶのだから、盛岡近郊の温泉地!という方向は決めていたものの・・・
実は以前から「いつか宿泊してみたい!」と思っていた宿がありましてネ。
*この文章は以前ブログに書いたものをフォートラベルに転載しました
*追記
文章の校正を行いました。
(2022.6.28記)
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
(画像は借り物)
BSフジで金曜日の夜10時から「絶景 旅の時間」という番組が放送されているのですが(2013秋当時)、以前は「絶景 山の時間」という日本百名山を紹介する番組と、「絶景温泉」という温泉紀行番組が交互に放送されていました。
(2019.12現在、「絶景温泉」は番組終了しています)
僕がその番組を見始めたのは2年くらい前からなのですが、「絶景温泉」の旅の案内役として登場していたのが柏井壽氏という人。
去年の4月から別の人に案内役が変わってしまい、昨今は再放送以外で顔を見かける機会はないのですが・・・
ある時、本屋で「日本百名宿」という新書版を見かけて購入。
例の柏井氏の著作。(光文社新書)
その中で非常に気になっていた宿があったんです。
盛岡の奥座敷でみちのくの温もりを味わう
こんなキャッチーな紹介分で触れられていた宿。
そこが今回、宿泊した宿でありまして・・・ -
(画像は借り物)
つなぎ温泉 四季亭
当初、今回の旅の日程は一日前からの出発予定でして、その日は生憎、四季亭の予約が取れない状態。
1週間くらいキャンセルが出ないかなぁ・・・と様子を見ていたもののどうにもならず。
半ば諦めていたところ、母の都合で旅の出発を一日遅らせてくれないかしら?との打診が・・・
再度、ネットで調べてみたら
やりました!
空いてたんです(笑)
そんなわけで念願かなっての宿。
夕方ほぼ予定通りの時刻にチェックイン。
とはいえ、つなぎ温泉街はどうも様子が変。
というのも8月の集中豪雨被害によって温泉街も大きな影響を蒙り、未だに復旧されず手つかずの箇所があちこちに。
四季亭さんも駐車場の裏山から大水が出て、隣の建物は1階が壊滅しているし、温泉街も御所湖に近ければ近いほど泥水を相当かぶったらしく、街の足湯は未だに再開できないまま放置されてました。
数軒の飲食店なども壁が破壊されたままの状態で、未だむき出しという有様で。
ホント驚きました。
番頭さんに伺うと、四季亭さんも玄関前の石段まで水が押し寄せ、庭の竹垣が流されてしまったのだとか・・・
東北への試練はこれでもかこれでもかとばかりに何度も何度もその土地の人たちを試すかのようで、話を聞くたびにこちらまで心を痛めてしまいます。盛岡つなぎ温泉 四季亭 宿・ホテル
-
(画像は借り物)
建物内は、そんな雰囲気など全く感じさせないほど。
落ち着きと風格を漂わせた格式ある日本旅館そのもので、僕なんぞ尻の据わりがもぞもぞしてしまいそうな程。
チェックインの記帳とかするのかな?と思いきや、すぐに部屋に案内されます。 -
今回の部屋は2階の「ふくじゅそう」という名の部屋。
この宿、各部屋ごとに花の名前が付けられております。 -
障子をあけて外を見ると・・・
小さな滝が設えられていて、静かに水音を立てて落ちていきます。
本格的な日本旅館なのですが、徐々にその場の雰囲気になじんできて、そうなるとミョーに心地よいんですよ、この宿。 -
一風呂浴びて、夕食。
今回のプランは「盛岡の奥座敷で、温泉と月替わりの会席を堪能」。
ちょっとだけ背伸びして美味しいものを頂くことに!(笑)
先付
左奥から
焼き鮭紅葉漬け、秋刀魚小袖寿司、もろこし豆腐、網茸緑和え
真ん中
海老キャビア添え
手前左から
鴨の燻製、無花果胡桃掛け、河豚七味焼き -
食事のお供として、盛岡の地麦酒「ビアレンクラシック」、そして飲兵衛の僕はそれだけだと足りなさそうなので(汗)、アサヒスーパードライ。
ビアレンビールはほろ苦さが心地よく癖になります。
気に入ったのでお土産として買い求めようっと! -
御造り
本鮪、ずわい蟹湯引き、白身切重ね、みる貝
盛り付けからして涼やかで美味しそうですね~! -
御鍋
茸鍋湯葉包み
さて、中身は何だろう??? -
舞茸、楢茸、開き滑子、ゆきのした、揚げ栗麩、
紅葉餅、柏、笹葱、水菜、菊の花、胡椒
キノコ類がふんだんに使われていて、すごくいい出汁が出ています。
餅がアクセントとなっていて、結構食べた気になります。 -
鉢物
伝法焼き
銀睦、芝海老、蟹棒、帆立貝、栗、滑子、銀杏、焼餅、銀餡
海のものも山のものも仲良く同居して、味の調和もしっかり感じられます。 -
ややお腹がキツく感じ始めたころ、肉料理登場ッス。
蒸し物
黒毛和牛の温泉蒸し
蒸されているためか適度にさっぱりとした風味で、ゴマダレがこれまた美味しい。
ペロッと平らげてしまいました(笑) -
蒸し物
吉次巻織蒸し
パプリカ、法蓮草、鼈甲餡、おろし生姜
肉の後のこってり感を、おろし生姜が中和して口の中がさっぱり。 -
食事
ご飯(ひとめぼれ ~岩手純情米)
大葉蓴菜(じゅんさい)の味噌汁
漬物
ご飯の上にちょこんと乗せられたじゃこがカリカリして歯ごたえあり!
漬物の中で真ん中にちょこんと乗せられている、赤紫色のねじれてるヤツって何でしたっけ???
(追記:それは”ちょろぎ”だよん!と教えていただきました) -
水菓子
梨・葡萄
岩手の食材をふんだんに用いて、目でも楽しませ、味も満足させる。
料理の美味しい宿として名高いだけのことはあります。
毎月変わる懐石料理のメニューの変化を求めて、リピーター客をしっかりと掴んでいる宿らしい水準。
一体、夕食だけでどれだけの食材を頂いたのかしら?と指折り数えてみたがわからなくなってしまいました。 -
食後に再びいそいそと温泉に!
650km超のドライブで肩がパンパン! -
脱衣場で湯上りの先客とすれ違った以外、他に誰もおらず。
つなぎ温泉の泉質。
硫黄単純泉でph9.1。
浴室に入ると仄かに硫黄の香りが漂っていますが、湯自体は無色透明かつしっとりした質感の湯。
肌に素早くなじむ感じが手に取るようにわかります。
女性が好む泉質だと思います。
事実、つなぎ温泉の湯を用いた顔用のミストまで販売されているくらいなので、その実力お分かりいただけるかと思います。 -
(画像は借り物)
宿泊中に3度ほど温泉を利用させていただきましたが、1度も他の客と遭遇することなく・・・
贅沢にも「温泉貸切状態」を満喫
長距離運転したので、風呂からあがったら爆睡!(苦笑)
目覚めの良い朝。
しっかり雨が降っていました
気にもせず、一風呂浴びて朝食を待つことに。 -
炊き立てのご飯の匂いが館内に漂い・・・
空腹を覚える。
待ってました!朝食の開始。
左奥から
紙皿
湯豆腐
岩手県産の秘伝豆の寄せ豆腐と塩豆腐の厚揚げ
小鉢
蒸ししらす、大根おろし
焼き物
紅鮭の塩焼き、味噌胡瓜
小鉢
もやしと法蓮草のお浸し
玉子鉢
小岩井玉子の温泉玉子
ご飯
岩手県産ひとめぼれ(いわて純情米)
香の物いろいろ
右手奥から
グラス
林檎ジュース
盛岡北与園の自然農法で作り上げた無添加の果汁100%の
林檎ジュース
水菓子
岩泉産のヨーグルト、ブルーベリー
皿
笹蒲鉾、山海漬け、柚子の香きのこみそ
皿
焼き海苔
それに
味噌汁
岩手県産滑子の味噌汁
地味噌と粒味噌 合わせ味噌仕立て
あぁ、こんなに美味しいものばかり食べつくしていたら、間違いなく肥えるな・・・(苦笑)
残したら罰が当たるわ!
あ、温泉玉子だけ無理でした(スマソ)
宿の方、ゴメンナサイ。
素晴らしくいい宿です。
僕が強調するまでもなく・・・
温泉と食事を満喫して、あとはのんびり過ごしたい!
そんな方にはうってつけの宿でございます。
本当にありがとうございました。
良い旅をさせていただき感謝感謝。 -
(画像は借り物)
(2019.12 追記)
未だに何かの折に、四季亭の話が母から出てくることがあります。
料理の美味しさ、温泉の気持ち良さ、着かず離れずの積極の巧みさ。
非常に好印象に残っているようで、こだわって宿を選んだ息子の立場としても親孝行できたかな!?
と思っております。(笑)
久しぶりにまた行きたいなぁ!
(2022.6.28追記)
東北はなかなかの距離感でして、思い立って計画を練る最中にコロナ禍に突入。
なかなか収束の兆しすら見えて来ず、気がつけば前回 文章を構成してから早くも2年半が経ってしまったのですね。
せめて今年の秋は、東北の紅葉を愛でに旅してみようか!
なんて考える昨今。
先週来の、この”尋常ではない暑さ”に耐えかねて、僕の中の「東北へ旅したい病」が亢進しきっておる状況でございます。(笑)
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