2019/12/08 - 2019/12/08
550位(同エリア1031件中)
xiaomaiさん
- xiaomaiさんTOP
- 旅行記406冊
- クチコミ461件
- Q&A回答3件
- 619,828アクセス
- フォロワー59人
淡水では史跡や老街を巡り、北投では温泉を楽しんだ。台北中心地から十分日帰りで楽しめるコース。
PR
-
淡水へは台北からMRTに乗って40分弱。淡江大学や真理大学などがあるため、多くの若者を見かける台北郊外の街。
-
MRT淡水駅から淡水河の方へ向かうと、小吃や雑貨を売る店などが並ぶ道に出る。
-
早速イカの揚げ物を購入。
-
緑色のは「九層塔」と呼ばれるバジル。台湾に22年半住んでいても、苦手なのは変わらない。
-
歩いてきた道を振り返る。淡水は実は台北のベッドタウンでもあり、多くの人がこのエリアに住んでいる。
-
さらに歩みを進めると立派な大木。コーヒーショップから外に向かって育っている。
-
この猫たちは人気者。後ろの木はガジュマルっぽい。
-
淡水には何度も来ているのに、初めて紅毛城を訪れた。
-
チケットを購入し入場すると、手にスタンプが押される。同日なら出入りは何度でもできるのかと思っていたら、メリットはそれだけではなかった。詳しくは後ほど。
-
以前使われていた井戸。水道水が引かれるまではこの城の主要な水源だった。
-
井戸の脇の階段を上っていくと......
-
目の前に紅毛城。古くはサン・ドミンゴ城と呼ばれ、17世紀初めに台湾北部で勢力を持っていたスペインがその拠点として1628年に建てた。現在あるのは、スペイン撤退後、オランダの支配下になり再建されたもので、アントニオ要塞と呼ばれた。オランダ人は髪が赤かったため、紅毛番と台湾人から呼ばれていて、それがその城の中国語名称の由来になっている。1867年になると、英国が清朝からこの城を租借し、英国領事館となった。台湾で現存する最古の建造物で、国家一級史跡となっている。
-
この人誰だろう?スペイン人?オランダ人?イギリス人?
-
1階の平面図
-
英国領事館となったのち、1階には牢屋が設けられた。
-
食べ物の出し入れ口
-
1階にある厨房
-
2階につながる階段
-
とんでもない勾配。転げ落ちた人が何人もいたに違いない。
-
建物の模型
-
内部はこんな感じ。
-
2階の平面図
-
2階には領事執務室や寝室などがあった。
-
自然光が取りにくい造り。
-
重厚感のある家具。当時のものかどうかは不明。
-
もう一つあるのは領事館邸。
-
領事館邸の模型
-
1階の平面図
-
食堂
-
リビング
-
執務室
-
厨房
-
食堂にあるシーリングファンの風量調節機
-
2階も見学できる。
-
浴室
-
トイレ
-
浴室の隣にある屋根裏部屋
-
子供部屋
-
淡水河が望める寝室
-
優雅な生活が偲ばれる。
-
台北の冬は湿度が高く、体感温度は低い。暖炉に当たって本を読んでいたら、うとうとしてきそうだ。
-
もう一つの寝室。浴室が併設されているが、見られない。
-
階段を降りる。
-
玄関からの眺め。台北の冬はどんよりした天候であることが多いけれど、行った日は陽光降り注ぐ好天気で、上着を脱いでの観光となった。
-
ここで韓国からの女性旅行者がポーズを換えて長いこと撮影をしていた。
-
冷蔵庫
-
中庭と領事館
-
日曜日だったけれど、観光客でごった返しているということはなく、のんびりした気持ちで見学できた。淡水に遊びに来る人は多くても、紅毛城まで足を伸ばす人はそう多くないのかもしれない。でも、一度は訪れたい史跡。
-
白人に当時の服飾をさせ、ウロウロさせるだけでも、雰囲気が格段にアップすると思った。でも、観光客が一緒に写真を撮ろうと列を作ってしまうかもしれない。
-
紅毛城の近くにある真理大学
-
清朝期の淡水税関吏官邸(小白宮)
1860年初頭に淡水は開港し、各国の貿易会社が設立された。そこで、清朝は税関を設置し、外国人を雇い入れて税関事務を請け負わせた。
内部は絵画の展覧会場となっていて、当時の様子を思うのは難しいけれど、静かで優雅な庭園を散策すると、ゆったりした気分になれる。
入場料が必要。でも、紅毛城で手に押されたスタンプを見せれば、入場料を払わすに入れる。 -
さらに歩みを進めると、1934年に建造された日本式家屋がある。日本時代に淡水の町長を務めた多田栄吉の旧宅。残念ながら、修理中のため、入場して見学することができず、門の隙間から建物の一部を撮影。
-
徒歩で淡水老街へ向かう途中に見た景観。後方の塔は淡水礼拝堂。
-
多くの人で賑わう老街。
-
海上安全を守る媽祖を祀った福佑宮。1796年に創建され、淡水における漢人市街発展の起点となった。
-
淡水に来た観光客の多くが食すのは「阿給」。
-
右側のが「阿給」で左側のは「魚肉のつみれスープ」。
-
春雨などを包んだ油揚げを特製スープに入れて供される。「阿給」は「アゲ」と読まれる。つまり日本語の「揚げ」。おいしくないということはないけれど、特記するほどのものではないように感じる。
-
淡水観光を終え、MRTで20分強の所にある新北投へやってきた。ここは日本時代に発展を遂げた北投温泉の玄関口。駅の前には足湯ならぬ手湯がある。
-
和倉温泉にある名温泉旅館の加賀屋が北投温泉に建てた旅館。純日本式旅館として鳴り物入りでオープンした。
http://www.kagaya.com.tw/zh_TW -
公共浴場の瀧乃湯。台湾で生活を始めた1997年に一度行ったことがある。今ある建物はその頃のものとは異なり、改築されてきれいになった。
-
熱海飯店。北投温泉では大規模老舗旅館。ここで日帰り入浴を楽しんだ。16時ごろにフロントで個室温泉利用順番待ちの整理券をもらう。19時半に入れるとのことだったから、近辺散策に出かけた。
-
硫黄の匂いがする川
-
北投温泉の源泉となっている地獄谷。ここの岩石には放射性元素のラジウムが含有され、このような岩石は北投のほか、日本の秋田県玉川温泉にだけ存在している。
-
硫黄の煙が立ち上る風景は幻想的で多くの観光客が眺めていた。
-
こちらは台北市立北投図書館。屋根に太陽光発電パネルを設置したり、屋上の芝生に溜まった水をトイレで使用したりするなど、エコ建造物として知られる。
-
近くの旅館に泊まっているのか、浴衣を着た台湾人がいた。
-
川が流れる緑豊かな公園にあるエコ図書館。ここに住むと、自然と品位のある文化人になれるかな?
-
日がだんだん傾いてきて、温泉地らしい雰囲気が出てきた。この景観をいて、伊香保を思い出した。紅葉が美しい伊香保に行ったのは、もう9年も前のことであることに驚かされる。
https://4travel.jp/travelogue/10521026
https://4travel.jp/travelogue/10521669 -
夕食は同行者の希望で大戸屋で。台湾の大戸屋はサービス料が取られる。
-
19時半の予定だったけれど、18時半ごろ熱海飯店へ行ってみた。
-
思った通り、整理券をもらっても来ない客がいて、すぐに利用できた。
-
日曜日は90分使用できて700元。
-
浴場は地下に設けられていて、室内に窓がないのが残念だけど、泉質はすばらしい。できれば、このままここに泊まってしまいたいと同行者と湯に浸かりながら語り合った。なお、浴槽は2人で同時に入ると狭さを感じるサイズ。
-
MRT新北投駅
-
北投と新北投を結ぶMRTは速度が遅いような気がした。でも、温泉客にはちょうどいい。車内には北投に来たら必ずすべき5つのことが表示されていた。
-
台北中心部から気軽に行ける淡水と北投温泉。また天気のよい日に訪れたい。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
77