2019/10/28 - 2019/11/02
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毒多ぁさん
「Go2DX! 小型アマチュア無線機を持って海外旅行」、私の旅のコンセプトです。
返還前の香港で英国のアマチュア無線の試験を受け合格、その後英国本土に渡り上級となった筆者は、15年後に縁がありエストニアの電子市民になりました。それを記念してエストニアでのコールサインを取得、今回念願だった「無線機片手にエストニア周辺旅行」を敢行、その珍道中を紹介します。
今回はその7(たぶん最終回)。2019年11月1日朝、タリン港からヘルシンキ港へ、そして日本へ戻ります。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩 飛行機
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
最終日の朝。石畳をトランク引いてタリン港に向かいます。
こちらに来るときも使いましたが、ドンキで999円で買ってきた「折り畳み式キャリア」をトランクに装着します。これが無いと、この石畳です、トランクのキャスター車輪を壊してしまいそうな予感がしました。わずかな距離かもですが、やはりこれがあるとないとでは大違いです、石畳区間を過ぎても、港までこの状態で引っ張って行きました。良い選択でした。
余談ですがこのキャリア、タリン港で処分する(捨てる)つもりでいました。船に乗ってしまえば、ヘルシンキ市内もその先空港も、トランクの車輪そのもので大丈夫(逆に折り畳みキャスターがお荷物になる)、との予測でした。ところが・・・。
タリン港ターミナル入口(脇の喫煙所)でキャリアを取り外しているところを、(同じく紫の煙を吐きながらじっとこの作業を見ていた)白髪のご婦人に声をかけられました。
婦「はぁい、それ便利そうね、折り畳みなの?」
私「はい、畳むとこっちのトランクに入っちゃいます」
婦「この先は使わないの?」
私「石畳対策で持ってきたのです、これ無いと旧市街は厳しかったですね。このあとは船、ヘルシンキ市内は石畳無いでしょうし」
婦「なるほど。それこの先使わないなら譲っていただけないかしら」
私「あ、どうぞ。差し上げますよ」
婦「え゛、では10ユーロで交換如何」
私「セコハンですよ、お金頂いたら罰が当たる」
婦「四の五の言わず受け取って。あ、ゴムバンド2本あるのね、両方頂戴!」
押し切られましたがww。キャリアの不法投棄もせず、人助けにもなったし、なぜか999円が10ユーロに増えたし…Hi。
サービスで彼女の大きなトランクにこいつをセットしてあげました、とても喜んでくれました。Rija Old Town Hotel ホテル
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タリン港フェリーターミナル内です。到着時は夜だったので何の印象もありませんでしたが、綺麗な建物です。
チェックインカウンターで予約していたヘルシンキ港までの切符をゲット(同じようにWiFiの情報が等が記載)、2階の待合室に上がります。
売店で、この先用の飲み物を入手。
窓越しに旧市街が見えます(旧市街側展望台からも港が見えましたので、こっちからも見えて当然なのですが)。タリン港 船系
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10時半の船に乗るわけですが、船内自由席なので、「乗船ダッシュ」で船内の良い場所を選ばないといけないので、ちょっと早めにゲート前にお集まりです。
飛行機の搭乗ゲートと違って、ここを通っても船まで実際のところずいぶん歩きますので早歩きすれば追い越しも十分できるのですが、まあ一人でも前にゲートに並んだ方が下衆としては安心できるというもの。
間もなくゲートが開きました、ぞろぞろと船に向かいます。 -
こちらに来る時と同じ「STAR号」のお世話になります。大きな船です。
ヘルシンキとバルト三国間の交通を考えると、ここに船の便が無ければ空路かロシアのサンクト経由の陸路、ということになります。物流インフラの重要な位置づけとなる航路なのでしょう。我々旅行者はおまけ扱いで、主眼は「トラック輸送」のほうにあるのかもしれません。旅客扱いだけだったら、もっと小さな船で充分かもです(確かにこの区間、人だけを運ぶ高速船の設定もあるようです)。 -
ダッシュ(エレベータ併用で荷物の担ぎ上げ無し)で、船内最上階のバーガーキング脇のイートイン的なスペースを確保(これまた往路と同じ)。見晴らし良いです。もちろん、ここを確保する以上ハンバーガーとかを買ってこないといけません、荷物をワイヤで結わえて鍵をかけます(日本から持参ですが、その後譲ってほしいという方は現れず)。写真ではわかりにくいですが、ワイヤはイスと机にも絡ましてありますから、「絡んだまますべて持ち出す」ことはできません。さらにポイントは、隣の机の方から教えていただきましたが、「わざわざ見えるように鍵を配置しておく」ことだそうで、早速実践しました。
こうしておけば、ハンバーガーを買いに行くだけでなく、船内の探検も十分できます。こういう席をゲットするために、わざわざ早くから並んだわけです。
が、既に冬季ダイヤのシーズンオフ。船内はそれほど混んでいません。微妙に無駄な努力だったかもしれません(涙)。タリンクシリヤライン 船系
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席と荷物置き場の確保ができましたので、甲板に行ってみます。
※3フロアある甲板には「灰皿」があります。寒く無い日だったら、2時間の航海中ずっとそこでも良い、という私みたいな人がいるかもですね…
次の便の船が入港してきました。私達の「STAR号」は入れ替わりに間もなく出発となります。 -
出航(出港)しました。お世話になったタリンの街並みが遠ざかって行きます。
写真の左側が新市街(高層ビルとか見えます)、右側が旧市街(教会の塔とか見えます)。
さようならタリン・エストニア!また来るよ!! -
2時間後、ヘルシンキのフェリー埠頭に到着です。写真右側の桟橋に着きました。
往路はみぞれ交じりの雪、しかも夜でした。復路の今日は快晴、港がこういう形をしているのか、と確認できてよかったです。
この先は勝手知ったるヘルシンキです。
フェリーターミナル前発のトラムに乗ってヘルシンキ中央駅へ、そこからVR(JRではない、ヘルシンキ国鉄)に乗り換えて空港です(委細省略)。 -
フィンランド中央駅でAPRSdroidをチェックすると、結構いろんな局が近くにいることがわかりました。また、「ES1ZB」宛てにAPRSでメッセを打っていくれている局も居ました。
そのうちの一局とダイレクトに交信ができ情報交換。彼は車に無線機を搭載しており、北方向に向かう、と。私もヘルシンキ・ヴァンター国際空港(画像地図にある「マルミ空港」よりもっと北です)に行くわけで北方向に移動なので、ということで、「鉄道 対 車」で『無線系カーチェイス』を。日本でもやったことが無いのに…
※APRS上ではOH/の前置はできませんのでコールサインはそのままですが、RF系ではOH/ES1ZB/pなどとアナウンスします。
もちろんVRの電車内にはほかのお客がたくさん乗っているわけで、大声でお話をして迷惑をかけるのも良くありません、極力努力していましたが、白い視線がグサグサと突き刺さってきました(笑、この場合は気になりませんから不思議です)。
結論としては結局は鉄道の方が速く(当然と言えば当然)最後は尻切れに。空港まで追いかけてくるかもと暫くワッチを続けていましたが彼は現れずで、楽しいハンディトランシーバ持っての旅は終了でした。ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港
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11月1日夕方フィンランド出国。日本到着は2日朝。
その5で未紹介だった「ラトビア・リガの入国印」と併せて、賑やかになったパスパート最終ページを紹介して、一連の旅を締めくくります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
73 DE ES1ZB also WR1J M0WRJ etc SUZUKIこと 毒多ぁ
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