出色 張掖！是糾紛的連続でも得到了幇助 in 張掖七彩丹霞

2019/11/15 - 2019/11/15

何年も前から行きたかった張掖、派手な縞模様の地形が特徴の丹霞が在るところです。なかなか休みが取れないうちに（最低でも4泊5日は必要）世界遺産に認定されて有名観光地となってしまい、行くのを躊躇ってたのですが、特典航空券の期限が切れる前に行っとくなら此処、と詳しくは旅行記の中で追々(￣▽￣;)漸く重い腰（比喩でなくw）を上げる事になりました。なので、飛行機代は燃油サーチャージと税云々で1万円。5泊分の宿泊費、新幹線を含む交通費、観光とお土産にかけた費用など全てを合わせても4万円以下と言う格安旅行でした。まぁ、そうじゃなきゃ行かれませんけどね。

今回の張掖は河西回廊のオアシスとして発展した都市です。
黄河の西、北はゴビ灘、南は祁連山脈に挟まれた西域へと通ずる長さ約900ｋｍの細長い回廊は古代シルクロードの一部(ほぼ東端)として重要な交易路であり、仏教や文化が往来した国際路でした。この河西回廊で言うと、兵馬俑の西安と莫高窟の敦煌の中間辺りに張掖が在るとお考え下さい。
そしてPHOの大好きな丹霞を始めとする岩の景色、絶景が其処に在ります。

さて、いよいよ張掖七彩丹霞へ。
何が見たいって、これを見に来てますから♪
代り映えしない岩の景色ばっかりですが、PHOにとってはテンションUPの源です。
甘粛張掖国家地質公園と言うのが正式名称の張掖丹霞地貌、いわゆる七彩山はそのカラフルな彩りから「まるでペンキをかけたような山」とも言われています。ジュラ紀から新第三紀に形成された赤い堆積岩の美しい縞模様の地層が見られる広大なカルスト地形は2002年に発見され、2009年には張芸謀(チャン・イーモウ)監督の映画「女と銃と荒野の麺屋」の舞台となって世に知られ、2010年には世界遺産に登録されました。って事は、10年以上「来たい」って思い続けてたのですね

エリア 中国

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

張掖丹霞国家地質公園に到着しました。
氷溝丹霞から20分ほどでした。YHの車へは6時までに戻って来るようにって言われては居ますが、閉園が6時なのでギリギリまで粘ろうねって同行のフランス人カップル(以下、彼彼女とします)と意見の一致を見ました

北口に居ます(黄緑色の矢印)。此処からシャトルバスで1～4と順に周ります。持ち時間は約3時間、てか団体じゃない利点はあまり時間に縛られない事です

バスはすぐに出発してすぐに絶景

正面は既にカラフル、手前は色無し

これだけでも見られて良かった景色です

第1展望台｢七彩仙縁台｣
空いてますねぇ

下車した所がそのまま展望台でした。階段の上り下りは有りません(それは此処だけ)

「夕暉帰帆；Returning Sailboats at Dusk」
名前の通りに夕方の日が沈む頃が一番美しいのだそうですが、此処で日が沈んでいては困りますｗ

「睡美人；Sleeping Beauty」
稜線が仰向けに横たわる女性だとか？

反対側は全くの色無し。でも上ってく道が出来てます(今のところ閉鎖中)

風鈴がギッシリ的な風情。
鍵を遊歩道に取り付けちゃうのより見た目もずっと良いですよね

第2展望台｢七彩雲海台｣
此処は坂を上らなければなりません(オレンジの矢印)

上って来ました

「七彩飛霞；Colorful Clouds」

ベーコンを剥がす、みたいな

PHO的には、こっちが「七彩飛霞；Colorful Clouds」だと思いますが

「猴観海；Sprit Monkey View Sea」
どの辺だか今ひとつハッキリせず

ギザギザ

「衆僧拝仏；Monk-Shaped Hills/Monks Worship Budda」

ボコボコ

「大扇貝；Huge Scallop Rock Cumulus」

高さを感じさせない広さ

360度絶景☆

展望台は広いので、かなり歩き回ります。似たような景色かもしれませんが、PHOにはそれぞれ個性的

第3展望台｢七彩錦秀台｣

長い階段の最後が急って…

息を切らしたところに休憩所

「Colorful Silk Way」

地層の模様の繋がりが見事過ぎ☆

色が無いと惑星的ですね、マウイ島のハレアカラほどでは無いにしても。
この時点では気付いてませんでしたが、遠くに第4展望台から見える小ポタラ宮が見えてます(多分あれ、ですよね)

先を歩く彼彼女。その前に中国人団体が居ましたが、PHOの後ろは次のバスのお客さんなので、まだこちらには来ていません。だもんで影のポーズｗ
11月の夕方、それも雨上がりなら最高って聞いた事が有ったのですが、このところお勧めのシーズンは夏から秋にかけてに変わったようです。ただ、夏は日が長くなって日没が閉園時間より遅かったりしますから、肝心の夕暮れ時の景色が見られません。
何より今の時期は混んでなくて良かったです

「裕固流房；Yugur Tassels」
この崩れた感がユルグ族の飾り房なのかな？

こうして見ると、色の付いてるところの方が少ないの？

紫色の山

「赤壁長城；Red-Cliff Great Wall」
歩く遊歩道が長城並みなんですけど

「赤壁長城」
移動して来て角度が変わりました

第4展望台｢七彩虹霞台｣
いよいよ派手な縞模様の岩が見られる所です♪プロのカメラマンが狙って撮った写真のような色は期待しないものの、果たして両極端の口コミ(素晴らしいVS全然期待外れ)はどちらが正しいのでしょうか？

おおっ、いきなり可愛いペールカラーのストライプ☆

彼彼女とは展望台間を移動するバス車内では通路挟んで座ったり前後の席だったりして一緒なんですが、常に並んで歩いてる訳では有りません。PHOは写真撮影で立ち止まる事が多いし、それぞれのペースで見て歩いてます。今の時期、欧米人は少ないので(と言うか客自体が少ないし)見失う事は無いのです。何より聞き取りやすい英語を話してくれたのが有難かったです。快適な距離感でした

東口からのバス。
東口へ行ってみたくなりました(ただ単に景色が見たいだけ)

PHOはこの色にかなり満足しています

赤壁長城へ向かう遊歩道も在りましたが、帰りはこの分岐を通らなかったので行かず仕舞い

「神龍戯火；Dragon-Like Colorful Hills」

「神亀問天；Turtle-Shaped Hill」

「Small Potala Palace」
小ポタラ宮

不思議、斜面のこっち側は色が無いの

北口遠望。うっすら草が生えてるのは土の種類が違うから？

こっち(展望台の在る所から北口の間の西側)は草在り

まだ日が当たっています。
結構冷えて来ましたが、せっかくだから山の向こうに太陽が隠れるまで待とうと言う事になりました。後15分かそこらです

北口をアップで

5時半になって山の向こうに日が沈むと急に赤が濃くなりました。写真では判り難いかと思いますが、明らかな違いに彼彼女と顔を見合わせてしまいました。粘って良かったね☆って感じです

正に七彩

バスの通る道を左に行くと東口ですが、市内から公共バスで来た場合は、そちらに到着するのだそうです。
地図上では、そっちにもう1ヶ所展望台が在るようでしたが、案内には4ヶ所となってます

近い！
これだけ間近に見られるのは第4展望台だけです

実は入園券を買う時にパスポートの提示を要求されました。勿論持ってましたけど、そしたら彼彼女の支払った額と違ったのです、2人分と1人分の差だけでなく。何と、シニア割引！有難い事ですが、それなら今まで寺やら塔やら大峡谷やらで払って来た分が勿体無かったかも、なんてセコい事考えちゃいました

これで見納め、来られて良かったです

空は広いけど周囲は山が連なっています。そして夕暮れ

北口へ戻ります。
「北入口」って言葉だけは覚えていたので、6時の閉園を前に追い出しにかかってる係員さんに尋ねたら、指差してバス乗り場を教えてくれました(案内板が見当たらず、地図には乗り換えるように書かれていたので、ちょっと心配だったのですが、中国語は全く判らないし読めないと言う彼彼女には甚く感謝されました)

こういう所に撮影する人が誰も居ないのはさすがに閉園間際だからでしょうか？つか北口の駐車場も空っぽ。団体はもう去ったか北口ではない所から出入りした模様です。
出口には土産物などを売る店が幾つか在りました(後ろに見えています)が、彼彼女は全く興味が無さそうだったので、ちょこっと覗いてマグネットだけを手に入れて終了

駐車場ではないのに何故こんなに広いのでしょう？
まぁ、中国あるあるですね。
これで丹霞巡りは終わりです。
念の為に申し添えると、戻りはほぼ約束の時間通り、6時ちょい過ぎでした☆

明日は西寧に移動します