冬に咲き出した牡丹－2019年冬

2019/12/03 - 2019/12/03

　葉が落ちた牡丹の木の先にピンクの花が着いているので、誰かが造花でも括り付けたのか？と思い、良く見ると冬に咲き出している牡丹の花である。この冬の時期に路地植えで春に咲いた牡丹がまた咲き出すとは思いもよらない出来事である。また、大きな蕾も3つ、小さな蕾も2つも付いている。今後、これからの寒さの中では3つの大きな蕾は開花する可能性もあろうが、2つの小さな蕾は開花が難しいかも知れない。
　牡丹は温度で開花するようで、咲く寸前に蕾のままで冷蔵庫に入れて開花時期を遅らすことができるのだという。すなわち、開花時期をずらして遅らせ、出荷時期に合わせるのだという。また、「寒牡丹」、「冬ぼたん」は牡丹の木を暖めて春のような陽気を人工的に作り出し、牡丹の花を咲かせている。鎌倉の鶴岡八幡宮の牡丹苑（https://4travel.jp/travelogue/10436868）や上野東照宮のぼたん苑（https://4travel.jp/travelogue/10854705）では昔からそのようにして咲かせた牡丹を冬の時期に有料で公開している。
　しかし、こうした暖房をしなくても路地植えの牡丹が春かと勘違いして咲き出すとは、今年（2019年）の秋の気候がいかに異常であったかを物語っている。嬉しいことに、今日は紫陽花（「雨に唄えば」）のピンクの花（https://dr-kimur.at.webry.info/201912/article_1.html）とピンクの牡丹の花と2つのピンクの花を見比べることができた。いづれも綺麗なピンクの花である。
（表紙写真は冬に開花した牡丹の花）

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

冬に開花した牡丹の花。本来は春（4月～5月）の花だ。

冬に開花した牡丹の花。

翌日（12/4）の朝9時前にはこの花は切られていた。おそらくはここの家の仏壇に供花されているのだろう。

冬に開花した牡丹の花。

冬に開花した牡丹の花。

膨らんだ蕾。この右にももう一つ大きな蕾が。

ここにも大きな蕾。

小さな蕾が2つ並んで。

今日、ベランダで咲いている紫陽花「雨に唄えば」の花。本来は夏（6月）の花だ。