2019/10/31 - 2019/11/09
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happy drinkerさん
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夜中から強風が吹き、ホテルの窓に打ち付けられる雨の音で目が覚めるほどの天候に変わっていたが、翌朝起きてみるとホテルの窓から見える橋に飾り付けられている万国旗がちぎれんばかりの強風が吹いていた。スマホで気象情報をチェックしてみるとなんと風速50mを超える強風が吹くとのことであったが、実際に直径が1mはあろうかという巨木が倒潰しているのを何箇所かで見た。ホテルでゆっくりと朝食を取ったあと、雨が弱まるタイミングを見て、市内観光に出かけたが、サント・マリー大聖堂以外にはこれといった見所もなく、また日曜日ということもあって、生ハムで有名なPierre Ibaialde(ピエール・イバイヤルド)、チョコレートのCazenave(カズナーヴ)も休店であり、悪天候もあってそれ以上観光をする気も失せてしまった。
〇悪天候で列車の運行が停止に
その日は16:49発の列車でスペイン国境の町アンダイエ(HENDAYE)まで行き、そこからバスク鉄道に乗ってサンセバスチャンに行く予定であったが、早めの列車に乗り替えてサンセバスチャンに向かおうと駅に向かう。駅についてみると大勢の人だかりでただならぬ雰囲気が…。運行案内のボードをみると列車によっては4時間もの遅れが発生していた。我々が乗ろうとしたアンダイエ行きの当初予定より早い列車はその時点では15分程度の遅れとの表示が出ていたため、その列車に乗ろうとチケットを購入した。もともと予約していたチケットは先にキャンセルして席がなかった場合に備え、早い列車のチケットを購入後にキャンセルするつもりであった。
しかし、券売機でキャンセルをしようとすると「この駅では手続きができない」とのメッセージが表示されるばかりで出来なかった。その後、駅で待っていると、当該列車は30分遅れに変わり、さらに30分ほどたつと1時間遅れに変わった。その後も遅れの時間は1時間半、3時間と矢継ぎ早に変わっていったため、フランス国鉄の係員に聞くと、列車の運行自体が取りやめになる可能性のあるとのことであった。そこで急遽バスでサンセバスチャンに向かうこととし、当日買った切符と予め買っていた切符の双方に、払い戻しに備えて、”unused”の刻印を押してもらった。
(乗り継ぎであっても)サンセバスチャンに行くことができるバスの停留所をフランス国鉄の鉄道警察の方に聞いてみると知らなかったが、そのやり取りを聞いていた初老の紳士がニーヴ川にかかる橋を渡ってしばらく行ったところにツーリストインフォメーションがあり、その前にバス停があると押してくくれた。教えられた道を行くと確かにツーリストインフォメーションはあったが、サンセバスチャン行きのバス停がわからない。手当たり次第に行きかう人に聞いてみたが、英語が通じる人が少なく(こちらの発音、表現の問題もあるとは思うが)的確な情報がつかめない。中にはサンセバスチャンという単語を聞いてフランス語で大変親切に教えてくれる初老の婦人がいたのだがこちらはフランス語が全く理解できないため内容が分からない。
そのうちにやっと英語が通じる女性に巡り会うことができ、親切にスマホでサンセバスチャンまでの行き方を調べてくれた。それによるとサンセバスチャンまでの直行バスはなく、途中で2回乗り換えるとスペイン国境の町アンダイエまで行くことができるという。教えられたバス停に行ってみると行き先にアンダイエとあったので、念のために来たバスの運転手に聞いてみるとアンダイエに行くということで、乗り換えなしにアンダイエまで行くことができた。所要時間も1時間強と当初予定の鉄道での移動時間40分強とそれほど大きな差はなかった。
アンダイエのバス停で降りるとすぐ前がバスク鉄道の駅で、切符を買ってホームに行くと電車が止まっており、直ぐに発車した。30分強の乗車でバスク鉄道のサンセバスチャン駅に到着。当初の予定ではサンセバスチャンに19時過ぎの到着であったが、列車の運行停止があったものの、バイヨンヌの観光を殆どせずに予定を切り上げてサンセバスチャンに向かったため、18時頃には着くことができた。
〇ゲストハウスが見つからない
今回の旅行では他の都市では全てホテルを予約していたが、サンセバスチャンでは、日本でホテル探しをしていたとき、エクスペディアで表示された順番が早かったこともあり、特に意識もなく予約してしまったのが、ゲストハウスであった。以前バルセロナに行った際もゲストハウスを利用したことはあるが、その時は空港でタクシー運転手に施設名と場所を見せると問題なくたどり着けたのであるが、バスク鉄道のサンセバスチャン駅にはタクシーも全くいなかったため、グーグルマップを頼りに宿に向かう。
ところが目的地の近くまでたどりついても、ゲストハウスの表示は全くなく、探しあてることができない。道行く人に手当たり次第に訪ねてみるが、そもそもフランスに比べると英語を話す人の割合がかなり低く、英語を話す人であっても人によって教えてくれる場所が違うという状況が続いた。ゲストハウスの名称と住所を印刷した紙を手に途方にくれていると、どこにでも親切な人はいるもので、老夫婦が状況を察し、通り掛かる人で英語のわかる人につないでくれて場所を探すのを手伝ってくれた。しかし、後から振り返ってみると確かにそのゲストハウスのあるアパートの位置は正しく教えてくれてはいたのだが、全く何の表記もなかったため入口がわからなく、結果としても見つけられなかったということであった。そのうちに、筆者のスマホのバッテリーがなくなり、グーグルマップも使えなくなった。そこで、観光客を案内することも多いタクシー運転手なら分かるだろうともう一度駅に戻ったが、やはりタクシーは1台もいない。駅にいた初老の男性にタクシーはいないか聞いてみると英語はわからない様子であったが、自分のスマホアプリでタクシーを呼んでくれようとしたが、結局は捕まえることが出来なかったようであった。
仕方がないのでとりあえずスマホの充電をすべく駅中にあるバルに入り、ワインとピンチョスを注文し、テーブルに設置されていたコンセントで充電をし、再度、今後は慎重にグーグルマップで目的地に向かった。家内が目的地はここで間違いないと思うというが、場所は歴史のある立派なアパートメントであり、他の住人との関係で表示が禁止、或いは自粛しているのかは分からないが、やはり全く案内表示はない。ヨーロッパによるある歴史のあるアパートの何か所に設けられている各階の居住者の呼び出しブザー用のボタン(写真参照)に居住者用ではない“エントランス”の表示があり、家内がそれを押してみると人が出てきて、それが目的のゲストハウスであることが分かった。サンセバスチャンの駅についてからゲストハウスを探し出すまで何と2時間以上も掛かってしまった。
通常は何らかの表示があり、今回のようなケースは稀かも知れないが、高齢者それも現地の言葉が分からない者にとっては、ゲストハウスはハードルが高いと感じた。
チェックイン後、くたくたにはなっていたが、今回の旅の最大の目的であったピンチョスとワインを楽しむべくバルに向かい、日本人旅行者のブログでもよく紹介されているBar Sportに入る。紹介されていた通り店のスタッフは簡単な日本語を話し、日本語のメニューもあった。店は混んでおり、注文のためカウンターに行くにも人をかき分けてという感じであったが、そこは同じ酒飲みで、様子を察してスペースを空けてくれる。そのうち大きなグループが出ていきテーブルが空いたので、それまでの歩き疲れもあり、テーブルに座って飲んだが、立ち飲みの方が言葉はわからなくとも周りの人たちと交流できたのではないかと思う。当初の予定では、よく日本のTV番組でも紹介されているようにバルのはしごをしよと思ったが、ゲストハウス探しの疲れもあり、その気はならず1軒でホテルに帰った。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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