ハラハラドキドキ　初めてのパリ個人旅行⑥　ルーブル美術館に満足するも　帰国の日は空港でひと悶着　

2019/10/03 - 2019/10/11

以前ツアーで行ったフランス。
ツアーは見所を効率よく回れて、何より安心感があります。
でも、あの場所に行きたいとか、もう少しゆっくり見たいという個人的な希望は叶えられません。

パリに滞在して、自分たちのペースでまわりたいと思い、飛行機とホテルを予約して旅行してきました。
　

効率よくまわるために、日本で行きたい所をピックアップしてどんなふうにまわるかあれこれ考えました。ガイドブックを見たり、ネットで検索したり・・
これはこれで楽しかったのですが、だんだん疲れてきてとうとう途中で放り出してしまいました。
行ってから天気と相談して決めようということになりました。
パリ以外で行きたい所はシャルトルとベルサイユでした。

パリ最終日はルーブル美術館に行きました。
予約が必要で10時からの予約が取れたけれど、もっと早く着いても入れるのか、どの入り口に行けばいいのか等々、心配性の私は不安でいっぱい。ルーブル美術館を楽しみに来ているのに・・
結果、「案ずるより産むがやすし」でした。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

10時からルーブルを予約しておいたけれど、とりあえず8時40分にホテルを出て、9時5分にパレ ロワイヤル ミュゼ デュ ルーヴル駅に着きました。

メトロの出口を出て、何となく歩いて行ったら、混んでいるから避けた方がいいというピラミッドの入り口に着いてしまいました。

他の入り口がどこなのかよく分からないので、結局ピラミッド入り口の行列に20分ほど並んで、セキュリティ・チェックも通過して中に入りました。

10時前だったけど、はいどうぞという感じで、10時からの予約を取っていた意味がよく分かりませんでした。

とにかく広すぎます。
どこに何があるのか、自分が今どこにいるのかよく分かりません。

モナリザは改修工事のためにリシュリュー翼のほうに引越ししていて、見るには大行列必至とネットに書いてあったので、まずモナリザから見ようとリシュリュー翼に行きました。

とにかくあのモナリザを一目見なくては落ち着きません。必死にモナリザを探しました。途中、他の作品を見ても気もそぞろでした。

モナリザを探しているうちにサモトラケのニケを見ることができました。

元は宮殿なのでこんなに豪華な部屋もありました。

「モナリザ」という矢印に従ったりルーブルの職員に尋ねたりして、ようやくモナリザにたどり着きました。
なんと、仮の住まいから、元のドゥノン翼に戻っていたのでした。
行列の先にモナリザが微笑んでいました。
写真を撮るのも大切ですが、それよりも自分の目にしっかり焼き付けようと思いました。

モナリザを見てやっと落ち着いて、他の作品をゆったりとした気持ちで見ることができました。

広すぎて大変でしたが、それでも一応ガイドブックに載っている有名な作品や、自分が見たかったものは大体見ることができました。

自分のペースでゆっくり回ることができて大満足です。

2時半にルーブルを出て、休憩後、アンヴァリッドに行くことにして、メトロに乗ったらなんとスリにあってしまいました。

メトロに乗り込むと、中の4人掛けのシートに座っていた男性が私の方を見て「マダム、ピックポケット！」と大きな声で言うのです。
マダムなんて呼ばれたことがないので誰に言っているんだろうと思ったら、私のことでした。
一緒に乗り込んだ女子中学生くらいの女の子たちの集団スリで、夫はズボンのポケットに手を入れられて払いのけたそうです。
ポケットにはデジカメが入っていましたが、無事でした。

今から思うと駅のホームにいたときから狙われていたのでしょう。
少しメトロにも慣れて、用心することも忘れて油断していたと思います。

男性は席を譲ってくれ、スリたちから守ってくれました。スリは次の駅で降りていきました。

スリにあったのはすごく不愉快な出来事だったけれど、かたや手を差し伸べてくれる親切な人もいて、感謝の気持ちでいっぱいです。いやな気分も和らぎました。

日本では何の心配もなく、地下鉄に乗っていられます。ありがたいことです。

アンヴァリッドはナポレオンのお墓がある所です。
金色のドーム型の屋根が美しく、堂々としていて立派な建物です。

ここもミュージアムパスで入りました。
中も豪華です。

ナポレオンの棺は巨大で重厚なものでした。

セントヘレナ島で亡くなったのに、パリに戻ってこんな豪華なお墓に眠っていたのですね。

軍事博物館もちょっと覗いて、メトロに一駅乗ってエッフェル塔を目指します。

駅を降りてちょっと歩いたら、急に空が暗くなり、強風も吹いてきて大雨が降り出しました。傘も役立たないほどの雨風で、しばらく雨宿り。

雨がましになってきたので、また15分ほど歩いてエッフェル塔の真下まで来ました。
エッフェル塔に上らなくてもセキュリティチェックを受けないとエッフェル塔には近づけません。

大勢の人が並んで上に上がるのを待っていました。

雨のおかげできれいな虹を見ることができました。
今回の旅行では、２回も虹を見ました。
それだけ雨が多かったということ？

雨が止んで晴れ間も出て、色々な角度からエッフェル塔の写真を撮ることができました。

やっぱりエッフェル塔はパリのシンボルです。
青空がいいなあ。

上には上らなかったけれど、間近で見るエッフェル塔は美しい姿をしていて、パリにいることを実感させてくれました。

セーヌ川を渡って、セーヌ川沿いを、前に乗ったバトームッシュの船着き場の辺りまでぶらぶら歩きました。
だんだんエッフェル塔が遠ざかっていきます。
見納めかと思うと寂しい気持ちになりました。

ホテルの近くにパティストリーがあり、ここでパンを買って帰りました。

盛りだくさんのパリ滞在も終わりました。

最終日。

お世話になったホテルともお別れです。

9時にタクシーを予約していて、8時45分に下に下りるともうタクシーが来ていて、9時半くらいに空港に着きました。

13時10分発の飛行機なので、余裕のはずでした。

エールフランスのカウンターでスーツケースを預けようとすると、関空までは直接運べない、一度インチョンで受け取って預け直さなければいけないと言われて、えーとなりました。
そうなると、ソウルで出入国をしないといけないことになります。乗り継ぎ時間が2時間20分しかなかったので、日本行きの便に間に合うかわかりません。

インチョンとパリ間は、大韓航空で買ったけれどエールフランスの運航だったし、関空とインチョン間は、後日、別に大韓航空で買ったからでしょうか。

日本で予約したときに、荷物は経由地で受け取らず、最終目的地まで行けると言われたし、行きはパリまで直接運んでもらえたのに・・

写真は、夫がちょっとだけ寄ったシャルルドゴール空港のラウンジ。

大韓航空の担当者が10時半に来るので、それまで待つように言われ、それが11時に変わり、またたらい回しされたり。
結局インチョンのトランジットのカウンターで関空まで運んでもらえるように頼んでみることになりましが、荷物をスルーしてもらえる確証はありませんでした。
クレームタグはインチョンになってましたし。

このやり取りで11時20分くらいまでかかったうえに、出国検査場も混んでいて、ラウンジでゆっくりとか免税エリアで最後の買い物を楽しむとかの時間が全くなかったです・・・

写真は夫がちょっとだけ寄ったラウンジ。

ソウル行きのエールフランスの飛行機が出発するＬ30というエリアは、お店が少なく、ラデュレのお店もワゴン販売でした。

機内食の始まり。

パンもチーズもおいしかったです。

「お味噌汁いる？」と聞かれたのにはびっくりしました。
お椀に入っていて、お味の方もまずまずでした。

前菜。

メイン。

メイン。

デザート。

2回目の機内食。

インチョンに着き、トランジットのカウンターでどきどきしながら荷物を受け取らず、関空まで運んでほしいことを伝えると、拍子抜けするほどあっさり［ＯＫ！」
何やそら？それやったらはじめからパリでそう言ってよ。
あんなに押し問答したのは何だったのか。

シャルルドゴール空港で粘ったから、インチョンの空港に伝えてくれたのかしら。
よく分かりませんがスーツケースは無事、関空で受け取ることができました。

今回の旅行。
トラブルもありましたが、親切な人たちとの出会いもありました。
行きたい所に行き、素晴らしいものをたくさん見ることができました。
これだから旅行はやめられない。

この旅行記へのコメント （2）

• ローラン・ペリエさん 2019/11/27 21:23:07

  お疲れ様でした

  私は上海→ソウル→成田でスタアラでアシアナとエチオピア航空(ソウル=成田があるのです)で同じように上海で荷物の一悶着がありましたが、仁川のカウンターで私の名前が呼ばれていて「荷物は乗せたから手荷物番号を教えて」とあっさり成田までスルーでした。
  
  大韓航空大好きです。
  機内食が美味しいですよね。
  サモトラケノニケを見るとパリに来た～という実感が湧き、またゆっくり行きくなりました。
  スリは怖い思いをされましたね。
  カバンには南京錠をかけて、ポケットで100均の生花の小さめな剣山を入れて歩いていたら、美術館のセキュリティで没収されました(笑)おケガが無くて良かったです。

  ちびまるさん からの返信 2019/11/28 15:47:54

  Re: お疲れ様でした

  ローラン ペリエ様、お便りありがとうございます。
  
  やはりこういう荷物のトラブルを経験なさったのですね。スルーできてよかったですね。私たちは個人旅行に慣れていないので、かなり焦りました。
  
  色々な所に行かれているのですね。
  また旅行記、拝見させていただきます！