2019/10/03 - 2019/10/11
5240位(同エリア16398件中)
ちびまるさん
以前ツアーで行ったフランス。
ツアーは見所を効率よく回れて、何より安心感があります。
でも、あの場所に行きたいとか、もう少しゆっくり見たいという個人的な希望は叶えられません。
パリに滞在して、自分たちのペースでまわりたいと思い、飛行機とホテルを予約して旅行してきました。
効率よくまわるために、日本で行きたい所をピックアップしてどんなふうにまわるかあれこれ考えました。ガイドブックを見たり、ネットで検索したり・・
これはこれで楽しかったのですが、だんだん疲れてきてとうとう途中で放り出してしまいました。
行ってから天気と相談して決めようということになりました。
パリ以外で行きたい所はシャルトルとベルサイユでした。
日本で予約しておいたミュージアムパス(4日間のもの)でルーブル美術館を予約しようとしたら、午前中のいい時間がパリ6日目の10月9日しか取れなかったので、(予想通りすごい人気。)3日目から6日目までパスを使うことにして、2日目はパスに関係ないシャルトルに行くことにしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
10月5日土曜日、2日目。6時半に起きるとまだ外は真っ暗。
でもこれから丸5日間、花の都で何して過ごそうと思うととわくわくします。
朝食は7時から始まります。
卵料理、ハム、ソーセージ、チーズ、ヨーグルト、果物、ジュース、コーヒーと、野菜以外は一通り揃っています。毎日同じでした。
あまり食事にこだわりがない私たちには十分です。
パンも何種類かありました。バケットがおいしかったです。クロワッサンは期待したほどでもなかったけど、普通においしかった。 -
8時15分、さあシャルトルへと外へ出たら、しっかり雨が降っていてテンションが下がりました。
この旅行は天気に恵まれず、曇りか雨の日が多かったです。
一日中雨の日はありましたが、一日中快晴の日はありませんでした・・
最寄りのRome駅から1回乗り換え、シャルトル行きの列車が出るフランス国鉄SNCFのモンパルナス駅を目指します。
写真はRome駅。 -
メトロのモンパルナス駅とSNCFのモンパルナス駅は思ったより離れていました。
SNCFの自動券売機でチケットを買うのに一苦労。もちろん表記は英語。
9時過ぎに着いたのに、出発したばかりだったのか、次は10時9分までありません。
1時間に1本しかないのか? そのようでした。
往復買おうとすると、指定席でもないのに、帰りの列車の時刻まで選ばないといけません。選んだものより早い列車や、反対に遅い列車に乗れるのだろうかと心配症の私は大いに悩みましたが、とりあえず、帰りは14時52分のを選び、何とかチケットが買えました。片道1人18.4ユーロでした。2等車ですが、2000円以上します。結構高いなと感じました。
大きな駅でたくさんのお店があり、多くの人で賑わっていました。 -
モンパルナスは始発の駅です。電光掲示板に乗車ホームが表示されたのは発車の15分くらい前でした。
行ってみると2階建ての車両もあり、もちろん2階に乗りました。
だんだん人が乗ってきてほぼ満席でした。
シャルトルに近づいた頃、二人の車掌さん?が検札にやって来ました。
帰りはありませんでした。 -
モンパルナス駅を出たときは本降りでしたが、11時24分にシャルトル駅に着いたときにはもうやんでいました。よかったぁ。
パリとは全然雰囲気が違います。
遠くに見える尖塔の方に歩いていくと、どーんと大聖堂が姿を現しました。 -
圧倒的な存在感!
1194年の大火災にあって12世紀から13世紀にかけて再建されたそうですが、歴史ある素晴らしい建物です。
左右の尖塔の形が違うのですが、向かって右がロマネスク様式、左がゴシック様式ということでした。高さも違います。 -
装飾が隅々まで施されています。
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バラ窓
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シャルトルブルーといわれる青いステンドグラスが見事でした。
これが見たかった。
天気が良くないのに、まるでライトで照らされて光っているような明るさでした。 -
このブルーの聖母マリアのステンドグラスも有名で、大変古いものだそうです。
マリア様のまわりの赤いステンドグラスもとても綺麗でした。 -
観光案内所で地図をもらって見所を聞きました。英語で話しかけると、達者な日本語で答えが返ってきました。
流暢な日本語を話すマダムがこんな所におられるなんてびっくりです。 -
歩いていると朝市を見つけました。肉、魚、チーズ、野菜、果物など色々なものが売られて賑わっていました。
ここではウサギや鳥がそのまんまの姿で売られていてびっくりしました!
生きたままではないけれど何羽も重なって並べられていました。
レストランではなく、これを家に持って帰って料理するのですね。私には絶対むりです・・・ -
観光案内所で教えてもらったマカロンがおいしいというラ・ショコラトリーというカフェは、広場に面した所にありました。
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マカロンとコーヒーで休憩です。
マカロンは1個1.2ユーロ。
何回か海外旅行をするうちに、オープンカフェに座って道行く人たちを眺めながらゆっくりするという贅沢を覚えました。 -
川沿いの道をぶらぶら歩きました。
風情があります。 -
遠くに大聖堂の尖塔が見えたりもします。
-
中世のような街並みの中には木組みの家もありました。
シャルトルは大聖堂だけでなく、旧市街の街歩きも趣きがありました。
天気がでしたが、シャルトルでは雨が降らなくて本当によかった。 -
予定通り、14時52分のモンパルナス行きに乗って帰りました。
15時53分モンパルナス着。
まだ4時前なので、このままメトロに乗って今度はモンマルトルへ行くことにしました。日の入りが遅いのはありがたいです。
サクレクール寺院がお目当てです。モンパルナスからサクレクール寺院の最寄り駅まで、乗り換えなしに行けたし、サクレクール寺院はミュージアムパスに関係ないからです。
それにしてもモンパルナスとモンマルトル。間違えやすくてややこしい。
メトロに乗ってしばらくするとアナウンスがあり、途中の駅でなぜか全員降ろされました。
フランス語が全く分からない私たちは戸惑うばかり。
すると一人の男性が声をかけてくれて、モンマルトルへ行くつもりだというと、ルートを考えて案内してくれました。
写真はシャルトル駅。 -
彼は74才のダニエルさんというフランス人で、自分は途中の駅で降りるつもりだったのに、一緒に行ってあげると言ってモンマルトルを色々と案内してくれました。
向こうから話しかけてくる人には要注意というけれど、彼には全くそんなことは感じませんでした。
写真は映画「アメリ」ゆかりのお店。
あちこちに「アメリ」に出てくる場所があるようで、映画を観ていない私は後悔しました。 -
ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット。
ルノワールの絵の舞台になった場所です。今はレストランになっているようです。 -
マルセル・エイメの本「壁抜け男」に出てくる壁抜け男のモニュメント。
案内してもらわなければ、こんな隠れた名所にはたどりつかなかったでしょう。 -
時々フランス語や日本語がまざるダニエルさんの英語での説明を聞きながらモンマルトルを歩きました
英語を勉強しないとな。英語がすらすら話せたらもっと会話も弾んだのに。 -
ブラタモリでも放送していたぶどう畑。
-
テアトル広場。
似顔絵を描いてもらっている観光客もたくさんいました。 -
サクレクール寺院の前まで案内してもらって、ここでダニエルさんと別れました。
何かお礼をしたいと思うのだけれど、何をすればいいのか思いつかず、何度もお礼を言うだけの私たち。心苦しいことかぎりなし。
フランス人にもこんなに親切な人もいて、そんな人に出会えたことが本当にうれしかったです。
この恩は日本に来る外国人に返そうと決めました。
帰国して、夫が花園ラグビー場にワールドカップの試合を観戦に行ったとき、鶴橋の駅で乗り換えが分からず困っていた外国人に声をかけて案内したそうで、ちょっとでも役に立ててよかったです。 -
そしていよいよサクレクール寺院へ。
美しいのひとこと。真っ白ではないけれど、姿かたちが本当に美しいです。 -
静かに中に入ります。
ドームの内部には大きなイエス様のモザイク画がありました。大きく手を広げていてかなりの迫力です。 -
パリが一望できて、何とも言えないいい気持ち。
パリにいることを実感。 -
案内してもらった所をもう一度たどりつつ、ムーランルージュまで来ました。
もう薄暗く、ネオンがついているところを見られてよかったです。
この辺りから雨が降り出して、本降りになりました。、 -
15分ほど歩いてホテルに戻りました。
途中にはこんな魚屋もあって、パリの下町の様子もちょっと知ることができました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Ayaさん 2019/11/01 10:31:19
- ムッシュダニエル!
- はじめまして。
旅行記を楽しく拝見しております。
2017年にパリを訪れた際に、私もダニエルという70歳くらいの男性にベルティヨンの帰りに声をかけられ、マレ地区を案内してもらいました。
ダニエルという名前に、まさか同じ方では!?とコメントしてしまいました。
同じだったら何という偶然!そして優しいダニエルさんですね。
- ちびまるさん からの返信 2020/02/21 14:08:55
- 今頃申し訳ございません
- sophia105様 Aya様?
今日になって、頂いていたメールに気づきました。
失礼なことで、申し訳なく思っています。お許しください。
そうでしたか!!
ダニエルさん!
私たちを案内してくださったのも、70歳くらいの方でした。
同じ方かしらと想像するだけで、楽しくなりますね。
あの方のおかげで、フランス人へのイメージが変わりました。
こういう出会いがあるから旅はやめられませんね。
旅行記も見せていただきました。
ストラスブールいいですね。機会があればぜひ行ってみたいです。
ありがとうございました。
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