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群馬県の奥利根水源の森から坤六峠を越えて、丸沼、金精峠、日光に至る道は、秋が深まると紅葉とせせらぎの佇まいがとても美しい。特に、水源の森にあるいくつかの散歩道は、熊に怯えながら歩くのがいい。<br />今回は、一人で出かけて、一日だけ新潟に住む次女が来てくれて、寒さの中紅葉を愛でました。翌日、一人で日光経由で帰りましたが、戦場ヶ原も東照宮も見ずに、光徳沼だけをゆっくり楽しみました。凡そ20年振りくらいでしたが、光徳沼はかつての面影をほんの少ししか残さず、いずれ草原になってしまう手前の状態でした。それでも澄んだ水の流れと沼の草の紅葉を静かに楽しむことが出来ました。2016年に「奥利根の新緑」という旅行記を作りましたが、今回は前半が重なっています。季節を替えたこの地の魅力をご覧頂ければ幸いです。

秋の奥利根(群馬県)から光徳沼(栃木県)へ

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2019/11/03 - 2019/11/05

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Rolleiguy

Rolleiguyさん

群馬県の奥利根水源の森から坤六峠を越えて、丸沼、金精峠、日光に至る道は、秋が深まると紅葉とせせらぎの佇まいがとても美しい。特に、水源の森にあるいくつかの散歩道は、熊に怯えながら歩くのがいい。
今回は、一人で出かけて、一日だけ新潟に住む次女が来てくれて、寒さの中紅葉を愛でました。翌日、一人で日光経由で帰りましたが、戦場ヶ原も東照宮も見ずに、光徳沼だけをゆっくり楽しみました。凡そ20年振りくらいでしたが、光徳沼はかつての面影をほんの少ししか残さず、いずれ草原になってしまう手前の状態でした。それでも澄んだ水の流れと沼の草の紅葉を静かに楽しむことが出来ました。2016年に「奥利根の新緑」という旅行記を作りましたが、今回は前半が重なっています。季節を替えたこの地の魅力をご覧頂ければ幸いです。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 11月3日。水上温泉から奥利根の宝台樹に向かう途中にある棚田。ひっそりとした、集落とも言えない1-2軒の家があるだけの、静かな場所です。日本の里山とはこういう風景なんだろうなと思わせる、子供時代に遊んだ田んぼや山を思い出します。

    11月3日。水上温泉から奥利根の宝台樹に向かう途中にある棚田。ひっそりとした、集落とも言えない1-2軒の家があるだけの、静かな場所です。日本の里山とはこういう風景なんだろうなと思わせる、子供時代に遊んだ田んぼや山を思い出します。

  • 2016年5月、新緑の棚田。新緑はノスタルジーよりも自然の美しさそのものが嬉しいです。

    2016年5月、新緑の棚田。新緑はノスタルジーよりも自然の美しさそのものが嬉しいです。

  • 誰も見てくれそうもない紅葉でしたが、「ちょっと見てよ!」と言っていそうな佇まい。

    誰も見てくれそうもない紅葉でしたが、「ちょっと見てよ!」と言っていそうな佇まい。

  • 宝台樹キャンプ場の傍にある見所。3年前の新緑のころに来て以来ですが、紅葉の美しさもあります。

    宝台樹キャンプ場の傍にある見所。3年前の新緑のころに来て以来ですが、紅葉の美しさもあります。

  • 特に名前のない場所ですが、通りかかる車が皆停まって見ていました。

    特に名前のない場所ですが、通りかかる車が皆停まって見ていました。

  • 「こんなきれいなところがあるんですね」と話しかけられました。「そうなんですよ、いいところでしょう、奥利根に来た時には季節を問わず必ず立ち寄っています」とお話ししました。

    「こんなきれいなところがあるんですね」と話しかけられました。「そうなんですよ、いいところでしょう、奥利根に来た時には季節を問わず必ず立ち寄っています」とお話ししました。

  • 紅葉の写真は切り取りがもったいないほど皆画面に入れたくなりますが、そうするとダメ写真になるので、どこで切ろうか迷いますが、結局綺麗なものを盛り込んでしまいます。右端の紅葉は余分ですが、皆一緒に見たいので。

    紅葉の写真は切り取りがもったいないほど皆画面に入れたくなりますが、そうするとダメ写真になるので、どこで切ろうか迷いますが、結局綺麗なものを盛り込んでしまいます。右端の紅葉は余分ですが、皆一緒に見たいので。

  • 痩せたダケカンバ。白樺に見えますが多分ダケカンバです。枝の白いのがダケカンバ、枝が黒いのが白樺だそうです。因みに私は白樺アレルギーと診断されました。ブタクサアレルギーよりは少し上品かも。

    痩せたダケカンバ。白樺に見えますが多分ダケカンバです。枝の白いのがダケカンバ、枝が黒いのが白樺だそうです。因みに私は白樺アレルギーと診断されました。ブタクサアレルギーよりは少し上品かも。

  • 新緑の美しさは、少しずつ違う緑が魅力ですが、秋の色は、紅、黄、白、緑など様々な色が織りなす美しさで、人を惹きつけるのでしょうね。

    新緑の美しさは、少しずつ違う緑が魅力ですが、秋の色は、紅、黄、白、緑など様々な色が織りなす美しさで、人を惹きつけるのでしょうね。

  • 少し道を外れて奥に足を踏み入れると、丁度紅葉の盛りの木がありました。三脚を立てて何枚も撮りましたが、撮っている時が一番楽しく、後でパソコン画面で見てみると、なんでここをああしなかったのかと、悔やむことが多いです。

    少し道を外れて奥に足を踏み入れると、丁度紅葉の盛りの木がありました。三脚を立てて何枚も撮りましたが、撮っている時が一番楽しく、後でパソコン画面で見てみると、なんでここをああしなかったのかと、悔やむことが多いです。

  • うっとりと見とれてしまいました。パソコンのモニター画面にして、秋を味わっています。

    うっとりと見とれてしまいました。パソコンのモニター画面にして、秋を味わっています。

  • 足下の何気ない様にも目が行きます。

    足下の何気ない様にも目が行きます。

  • 紅葉は綺麗にまとまっているのではなく、自然に雑然としている様子を見ると、ここをああしてもう少し整えれば、などと考えたりしてしまいますが、それでは造られた庭と同じになってしまいますから、あるがままを見るのが良いですね。

    紅葉は綺麗にまとまっているのではなく、自然に雑然としている様子を見ると、ここをああしてもう少し整えれば、などと考えたりしてしまいますが、それでは造られた庭と同じになってしまいますから、あるがままを見るのが良いですね。

  • 写真への切り取り方はいくらでもありますが、生け花的な美しさよりも、まとまりのない様子が、自然に浸っているという思いにさせてくれます。

    写真への切り取り方はいくらでもありますが、生け花的な美しさよりも、まとまりのない様子が、自然に浸っているという思いにさせてくれます。

  • とは言いつつも、一部を強調してみたいなと思うことも。

    とは言いつつも、一部を強調してみたいなと思うことも。

  • これも

    これも

  • あれも

    あれも

  • 自動車道路のどん詰まりには、裏から見る裏見の滝があるのですが、まだ行ったことがなく、徒歩20分程度なので行って見ようと思ったら、先日の台風19号のせいか、通行禁止になっていました。残念。

    自動車道路のどん詰まりには、裏から見る裏見の滝があるのですが、まだ行ったことがなく、徒歩20分程度なので行って見ようと思ったら、先日の台風19号のせいか、通行禁止になっていました。残念。

  • しかしよく見ると別の道もありそうでした。でも熊が出るそうなので止めておきます。

    しかしよく見ると別の道もありそうでした。でも熊が出るそうなので止めておきます。

  • 今日のお泊りどころの宝台樹が眼下に見えます。静かな秋の色に包まれた山間の集落です。

    今日のお泊りどころの宝台樹が眼下に見えます。静かな秋の色に包まれた山間の集落です。

  • 2016年5月。同じ場所から見た景色。棚田の写真もそうですが、季節を替えて写真を撮っても、同じような構図になるのは、感性が固定化しているからで、斬新な発想が出来ず、クリエイティブな作品は作れないということかも。講釈を垂れるのだけは得意ですが。

    2016年5月。同じ場所から見た景色。棚田の写真もそうですが、季節を替えて写真を撮っても、同じような構図になるのは、感性が固定化しているからで、斬新な発想が出来ず、クリエイティブな作品は作れないということかも。講釈を垂れるのだけは得意ですが。

  • この斜面は冬はスキー場になります。

    この斜面は冬はスキー場になります。

  • 宿に行く前に、傍の上野原に行って見ました。地元の人が来たので、茅を束ねてあるのは何故ですかと尋ねたら、屋根を葺くための材料を乾燥させているのだそうです。ここも熊出没注意という注意書きがあったので、よく出るのですかと聞いたところ、熊はそこらへんにいるものと思って生活していますとのことでした。適度な距離感を持って共生しているのでしょう。

    宿に行く前に、傍の上野原に行って見ました。地元の人が来たので、茅を束ねてあるのは何故ですかと尋ねたら、屋根を葺くための材料を乾燥させているのだそうです。ここも熊出没注意という注意書きがあったので、よく出るのですかと聞いたところ、熊はそこらへんにいるものと思って生活していますとのことでした。適度な距離感を持って共生しているのでしょう。

  • 上野原からは、遠くに天神平から谷川岳に続く天神尾根が見えます。

    上野原からは、遠くに天神平から谷川岳に続く天神尾根が見えます。

  • 雲が山を駆け下りているようです。

    雲が山を駆け下りているようです。

  • こちらが谷川岳。

    こちらが谷川岳。

  • 4日の朝、6時過ぎに上野原のススキの原まで行って見ました。高校1年の秋に遠足でここに来たのですが、大きな岩山があった記憶があり、地元の人に尋ねたところ、今はゴルフ場になっていて、ゴルファー以外は立ち入りできないとのこと。残念。しかし、一度ゴルフに行って見たい。

    4日の朝、6時過ぎに上野原のススキの原まで行って見ました。高校1年の秋に遠足でここに来たのですが、大きな岩山があった記憶があり、地元の人に尋ねたところ、今はゴルフ場になっていて、ゴルファー以外は立ち入りできないとのこと。残念。しかし、一度ゴルフに行って見たい。

  • あっちはクマが出る場所です。上州武尊山への登山道です。

    あっちはクマが出る場所です。上州武尊山への登山道です。

  • ススキの原に立つ木。 

    ススキの原に立つ木。 

  • 遠くに赤い屋根の家が見えました。

    遠くに赤い屋根の家が見えました。

  • 3年振りに泊まったシャトー・ラ・ネージュ。何時来てもお客は私だけだったのですが、今回は3連休ともあって賑やかでした。小さな子供連れの家族が数組いましたが、近くにはアトラクションもない、この自然だけの場所を、子供に触れさせたいと<br />思ってのことかもしれません。

    3年振りに泊まったシャトー・ラ・ネージュ。何時来てもお客は私だけだったのですが、今回は3連休ともあって賑やかでした。小さな子供連れの家族が数組いましたが、近くにはアトラクションもない、この自然だけの場所を、子供に触れさせたいと
    思ってのことかもしれません。

  • 子猿がまったりと寛いでいました。小さな動物は可愛い顔をしています。自然界の動物と共生することは容易ではありませんが、こんな可愛いおサルさんが家の近くにいれば、生活に潤いが出ますね。柿の実くらいはあげてもいいです。

    子猿がまったりと寛いでいました。小さな動物は可愛い顔をしています。自然界の動物と共生することは容易ではありませんが、こんな可愛いおサルさんが家の近くにいれば、生活に潤いが出ますね。柿の実くらいはあげてもいいです。

  • 一旦水上温泉まで下って、次女をピックアップし、山に戻りました。照葉峡という紅葉と水の美しい場所で、あちこちにこうした大小の滝があります。

    一旦水上温泉まで下って、次女をピックアップし、山に戻りました。照葉峡という紅葉と水の美しい場所で、あちこちにこうした大小の滝があります。

  • 水の流れと岩のどちらがメインなのか分からない、と批評されそうな写真の一例。

    水の流れと岩のどちらがメインなのか分からない、と批評されそうな写真の一例。

  • 綺麗だけど面白味がない、と批評されそうな写真の例。

    綺麗だけど面白味がない、と批評されそうな写真の例。

  • 水や火は、見ていても飽きないと言われますが、自然に流れる水は美しいなと思います。

    水や火は、見ていても飽きないと言われますが、自然に流れる水は美しいなと思います。

  • どこで撮ったか忘れるので、こんなのも写しておきます。

    どこで撮ったか忘れるので、こんなのも写しておきます。

  • 照葉峡の途中にある管理用の未舗装の一方通行路は、私のお気に入りの道です。<br />向かい側の山の紅葉が見ごろでした。ごろごろした石が転がっていたりするので、車高の低い車は止めた方が良いと思います。

    照葉峡の途中にある管理用の未舗装の一方通行路は、私のお気に入りの道です。
    向かい側の山の紅葉が見ごろでした。ごろごろした石が転がっていたりするので、車高の低い車は止めた方が良いと思います。

  • 更に高いところは既に落葉していましたが、それはそれでモノトーンに近い美しさでした。

    更に高いところは既に落葉していましたが、それはそれでモノトーンに近い美しさでした。

  • 樹々の間を縫う散歩道がいくつかあり、ブナの梢やクマザサ、枯葉を踏みしめての気持ちの良い歩きが出来ます。ここは車イスでも行けるようになっています。

    樹々の間を縫う散歩道がいくつかあり、ブナの梢やクマザサ、枯葉を踏みしめての気持ちの良い歩きが出来ます。ここは車イスでも行けるようになっています。

  • 更に進むと、道の両側に落葉したダケカンバが聳えている場所があります。<br />いつもここで写真を撮りますが、季節を問わず美しい景色です。

    更に進むと、道の両側に落葉したダケカンバが聳えている場所があります。
    いつもここで写真を撮りますが、季節を問わず美しい景色です。

  • ここを過ぎると間もなくこの管理道路の終点で、元の車道に戻ります。そこまでにして、谷川岳に向かうことにしました。

    ここを過ぎると間もなくこの管理道路の終点で、元の車道に戻ります。そこまでにして、谷川岳に向かうことにしました。

  • ところが期待に反して、近付くにつれて天気が悪くなり、谷川岳天神平に行くロープウェイに乗ると雨が降り出し、虹が見えました。

    ところが期待に反して、近付くにつれて天気が悪くなり、谷川岳天神平に行くロープウェイに乗ると雨が降り出し、虹が見えました。

  • 天神平は気温2度で、雨が雪に変わりつつあり、霧も出て眺望がなく、早々に引き上げました。

    天神平は気温2度で、雨が雪に変わりつつあり、霧も出て眺望がなく、早々に引き上げました。

  • こんな寒いなかで電話している人がいました。。。<br />長居は無用とすぐまたロープウェイで麓まで下りて、水上まで次女を送ってホテルに戻ります。

    こんな寒いなかで電話している人がいました。。。
    長居は無用とすぐまたロープウェイで麓まで下りて、水上まで次女を送ってホテルに戻ります。

  • 5日。今日はかなり走ることになるので8時に宿を出て、先ず奥利根の一番深いところに向かいます。

    5日。今日はかなり走ることになるので8時に宿を出て、先ず奥利根の一番深いところに向かいます。

  • 3年前に来た奈良俣ダム。時間が早く誰もいませんでした。

    3年前に来た奈良俣ダム。時間が早く誰もいませんでした。

  • 10月は豪雨が続いたので、どれほどの水量なのかと思いましたが、目立った変化はありませんでした。

    10月は豪雨が続いたので、どれほどの水量なのかと思いましたが、目立った変化はありませんでした。

  • 3年前の新緑の時には、このゲートから放流がありました。

    3年前の新緑の時には、このゲートから放流がありました。

  • 雲の合間から射した陽の光が終わりかけている紅葉を照らしました。

    雲の合間から射した陽の光が終わりかけている紅葉を照らしました。

  • もうかなり寒いので、よく見かけるサルもここにはいませんでした。

    もうかなり寒いので、よく見かけるサルもここにはいませんでした。

  • ダムを後にして、金精峠の方に向かいます。峠は、今日の午後2時から冬季閉鎖になるという表示がありました。まだ数時間あるので大丈夫。

    ダムを後にして、金精峠の方に向かいます。峠は、今日の午後2時から冬季閉鎖になるという表示がありました。まだ数時間あるので大丈夫。

  • 時々このような駐車場がありますが、沢山は停められません。昨日は混雑していましたが、連休明けで今日は比較的空いていました。

    時々このような駐車場がありますが、沢山は停められません。昨日は混雑していましたが、連休明けで今日は比較的空いていました。

  • 坤六峠で。昔の群馬県知事の名前がつけられています。

    坤六峠で。昔の群馬県知事の名前がつけられています。

  • 峠にあった案内図。上の白い太い線が車道で、下部の一番外側が昨日走った管理道路、その間にいくつもの散歩道があります。

    峠にあった案内図。上の白い太い線が車道で、下部の一番外側が昨日走った管理道路、その間にいくつもの散歩道があります。

  • 峠を越えると向こうの山は薄っすらと雪化粧をしていました。

    峠を越えると向こうの山は薄っすらと雪化粧をしていました。

  • 葉を落とした木々が寒さの中で美しく装っているようです。東山魁夷画伯のようだなあ、と一人悦に入りました。

    葉を落とした木々が寒さの中で美しく装っているようです。東山魁夷画伯のようだなあ、と一人悦に入りました。

  • まだ10時だったので、峠を下りたところで尾瀬の鳩待峠に行くか、あるいは日光に行くかちょっと迷いました。鳩待峠はすぐそばで、そこから尾瀬ヶ原は歩いて1時間程度ですが、一人なので未練を残しつつ尾瀬は止めておきました。<br />丸沼。もうこの辺りは落葉していて、釣り人以外にはだれもいませんでした。

    まだ10時だったので、峠を下りたところで尾瀬の鳩待峠に行くか、あるいは日光に行くかちょっと迷いました。鳩待峠はすぐそばで、そこから尾瀬ヶ原は歩いて1時間程度ですが、一人なので未練を残しつつ尾瀬は止めておきました。
    丸沼。もうこの辺りは落葉していて、釣り人以外にはだれもいませんでした。

  • 金精峠から見えた金精山(2244m)。険しそうですが、ここから30-40分で登れるそうです。

    金精峠から見えた金精山(2244m)。険しそうですが、ここから30-40分で登れるそうです。

  • 金精峠から見下ろした日光方面。男体山と湯ノ湖。

    金精峠から見下ろした日光方面。男体山と湯ノ湖。

  • 湯ノ湖や滝を素通りして戦場ヶ原に着くと、すぐ左折したところに光徳牧場があります。昔は馬が結構いたのですが、もう止めたのか、あるいは寒いから出していないのか、何もいませんでした。開放感があって気持ちのよい場所です。

    湯ノ湖や滝を素通りして戦場ヶ原に着くと、すぐ左折したところに光徳牧場があります。昔は馬が結構いたのですが、もう止めたのか、あるいは寒いから出していないのか、何もいませんでした。開放感があって気持ちのよい場所です。

  • 歩く人などいないようなところの道標に、戦場ヶ原はあっちと書いてありました。<br />右は少し歩いて行って見たら、途中で道が消えてクマザサの斜面になったので、此処はクマが出そうだと思って戻りました。

    歩く人などいないようなところの道標に、戦場ヶ原はあっちと書いてありました。
    右は少し歩いて行って見たら、途中で道が消えてクマザサの斜面になったので、此処はクマが出そうだと思って戻りました。

  • 光徳牧場の隅にある光徳沼。20年ほど前までは、こんなに草地はなくて、水面にネギ坊主のような草が、いくつも丸く浮いているような景観だったのですが、今やそうした風情ではなく、草がほぼ一面に茂ってしまい、その間を水が流れていました。

    光徳牧場の隅にある光徳沼。20年ほど前までは、こんなに草地はなくて、水面にネギ坊主のような草が、いくつも丸く浮いているような景観だったのですが、今やそうした風情ではなく、草がほぼ一面に茂ってしまい、その間を水が流れていました。

  • 澄んだ水の流れはそれはそれで美しい眺めでしたが。

    澄んだ水の流れはそれはそれで美しい眺めでしたが。

  • ここでは小一時間寛ぎましたが、誰も来ませんでした。デジタルだけでなくて、本当に久しぶりに持ち出した2眼レフ、ローライフレックスでフィルム2本(計24枚)撮りました。ローライフレックスというのは、ドイツ製でレンズが2つあり、首から下げてファインダーを上から覗く箱型のカメラです。カメラの美しさに惹かれて、1930年代のから60年代までの、いろいろなモデルを16台コレクションし、4トラの名前Rolleiguyもそこからとりました。

    ここでは小一時間寛ぎましたが、誰も来ませんでした。デジタルだけでなくて、本当に久しぶりに持ち出した2眼レフ、ローライフレックスでフィルム2本(計24枚)撮りました。ローライフレックスというのは、ドイツ製でレンズが2つあり、首から下げてファインダーを上から覗く箱型のカメラです。カメラの美しさに惹かれて、1930年代のから60年代までの、いろいろなモデルを16台コレクションし、4トラの名前Rolleiguyもそこからとりました。

  • こんなカメラです。左側がローライフレックス2.8F、右側がローライフレックス4x4(通称ベビーローライ)。左側はブローニーフィルムという裏紙のついた12枚撮りを使い、右側は127サイズの裏紙付きフィルム(ベストフィルム)を使います。今は現像代がかつての倍以上になり、127サイズは現像を嫌がられて、使いにくくなってしまいました。2.8Fはローライフレックスの完成型と言われています。一寸余計なお話をしました。

    こんなカメラです。左側がローライフレックス2.8F、右側がローライフレックス4x4(通称ベビーローライ)。左側はブローニーフィルムという裏紙のついた12枚撮りを使い、右側は127サイズの裏紙付きフィルム(ベストフィルム)を使います。今は現像代がかつての倍以上になり、127サイズは現像を嫌がられて、使いにくくなってしまいました。2.8Fはローライフレックスの完成型と言われています。一寸余計なお話をしました。

  •  午後2時になり、まだ3時間ほどかかる帰路につきます。今回は全く歩かず、景色を愛でるだけでやや物足りなさが残りましたが、日ごろの仕事のストレス発散になりました。自然は人を慰めてくれるのだなあと思いつつ。

     午後2時になり、まだ3時間ほどかかる帰路につきます。今回は全く歩かず、景色を愛でるだけでやや物足りなさが残りましたが、日ごろの仕事のストレス発散になりました。自然は人を慰めてくれるのだなあと思いつつ。

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  • ドロミティさん 2019/11/28 00:21:00
    静かな里の秋
    Rolleiguyさん、こんばんは^^

    里山の秋の枯れた風景と新緑の季節の緑豊かな風景では同じ景色でも
    イメージがガラリと変わりますね。
    四季折々の美しさのある日本に生まれて良かったとしみじみ感じました。

    黄色や赤に染まるさまざまな雑木の間のダケカンバの白い幹に目が行きました。
    白樺アレルギーなるものもあるのですね。初めて聞きました。
    因みに私はブタクサアレルギーです^^;

    水色の空に突き刺すような白いダケカンバが聳える表紙のお写真、とても
    清々しいですね。
    「東山魁夷画伯のようだなあ」とお一人悦に入られたお写真は、私もまるで
    東山魁夷の絵みたい!と即座に思いました^^

    改めて日本の四季を感じる素敵な旅行記を拝見させていただきまして
    ありがとうございました。

    急に寒くなりましたので、体調管理にお気をつけてお過ごしください。

                                ドロミティ

    Rolleiguy

    Rolleiguyさん からの返信 2019/11/28 14:54:42
    RE: 静かな里の秋
    ドロミティさん、今日は。

    毎日寒い雨の日が続くと、ウィーンの11月もこんなだったなと思い出します。
    陰鬱な日が多く、気分が滅入ってしまいます。だから思索に浸る人が多くなったのは故あることだと思います。
    11月は、クリスマス・マーケットを除けば、観光には最も不向きな月だと思いますが、音楽や美術館巡りにはむしろ好適かもしれません。

    今回は、郷里の自然に触れたくなったのですが、行って良かったと思います。
    日本の四季の美しさは、雄大な自然というよりも多少箱庭的ではありますが、
    彩の多彩さはヨーロッパにはないものです。
    白樺アレルギーはウィーンにいた時にかかってしまいました。
    でもドロミティさんのように、優雅な方がかかるアレルギーにあの名前はないですね。命名した学者はきっと即物的な人だったのかもしれませんね。

    東山魁夷画伯の絵は、岩絵の具を使った日本人受けする画風で、私も好きです。
    でも、余りにも美しすぎて、非日常的で、ファンタジーの世界に近いとも言えます。
    国際的に評価の高い日本人画家には、カウントされないかもしれないなと思います。平山郁夫画伯も共通するところがあるのではないかという気がします。
    芸術とは評価を求めることが先に来るのではないと分かっていても、それを気にしない画家は少ないかもしれませんね。

    寒さが続いて冬物を出し始めました。同じ寒いのなら雨よりも雪が良いんだが、と
    独り言。 インフルエンザがはやり始めたようです、ご自愛くださいますよう。

    Rolleiguy






  • ふわっくまさん 2019/11/27 12:34:31
    絶景ですねー☆
    Rolleiguyさん、こんにちは。
    群馬から栃木にかけて、新潟ご在住の次女様とも紅葉を愛でられたそうで・・
    生け花的な美しさより自然が織りなす世界に、思わず引き込まれました。

    滝ではスローシャッターを駆使されて、山々の表情や光徳沼などどれも素敵な光景でしたね。
    ご自身で酷評がありましたが、ご謙遜ではーと思っていたら、2眼レフローライフレックスのモデルを16台もコレクションされているようで・・
    4トラのネームにもなって、とても大切になさっているように感じました。

    ・・クマに注意されていたご様子ですが、思わず ふわっくまがお邪魔しました(笑)
    と冗談も言いたくなりましたが、本当に秘境では注意が必要なのですね。
                    ふわっくま

    Rolleiguy

    Rolleiguyさん からの返信 2019/11/27 17:28:30
    RE: 絶景ですねー☆
    ふわっくまさん、今晩は。

    秋は美しいですね。枯れ行く自然に自分の人生を重ねてみるように。
    生け花のことは綺麗だなと思うこと以外無知に近いですが、やはり感性も技術(あるいは決まり事)もあることが前提でしょうから、自然を愛でるのに技術は必要ないのに比べると、持っていないものより、どうでもいいと言える鑑賞の方が私の性にあっているようです。 
    クマは、ふわっくまさんのように可愛らしければいいのですが、自然のクマは怖いですからね。歌の森のクマさんのような存在はファンタジーでしょうが、いるといいですね。
    カメラはそろそろどうにかしなければと思っていますが、いざとなると愛着があって
    手放せないのですよ。持たない生活というのは頭で理解しても、行動は難しいですね。

    Rolleiguy



  • ネコパンチさん 2019/11/25 14:39:19
    日本の四季の美しさ
    Rolleiguyさん、こんにちは

    四季のある日本に住む幸せを感じさせてくれる
    素敵な旅行記をありがとうございました。

    奥利根はRolleiguyさんにとってホームグラウンドなのですね。
    新緑編も再度拝見しましたが
    改めて自然の美しさと力強さに感銘を受けました。
    誰が教えたわけでもないのに、毎年春には芽を吹かせ、
    夏に向かって大きく開き、秋には色づき
    そしてその年の生命を終えて…
    稚拙な表現しかできないことがもどかしいですが
    そんな自然界の営みの神秘を
    小さな四角の画面に収めることは容易ではないと私も思います。
    というか全てを入れ込むのは到底不可能なのだと。
    でも、どこを切り取ろうかと考えた時
    人は自分が1番綺麗だと感じるもの、
    心に残ったものを中心に据える
    (単に画面の中央という意味ではなく)と思います。
    だから以前撮ったものと同じような写真になることは
    自然なことではないでしょうか。
    Rolleiguyさんの捉えた世界からは
    自然の美しさに対する尊敬や感謝、
    馴染みの土地への愛情とともに
    1人静かに自然と向き合うことで心がほどけていく
    心地よい解放感などが伝わってきました。
    落ち葉を踏みしめる音や枯れ草の匂い、
    滝の音、湿った石や土の匂いも感じられます。
    これも確かな技量と表現力をお持ち故のことと思います。

    貴重なカメラのご紹介もありがとうございます。
    今でも新品のような輝きを保っていて
    長年大切にお使いだったのですね。
    もしデジタル化されましたら
    こちらで撮った写真も拝見できると嬉しいです。

    ネコパンチ

    Rolleiguy

    Rolleiguyさん からの返信 2019/11/25 22:38:02
    RE: 日本の四季の美しさ
    ネコパンチさん、今晩は。

    自然に対する思いを共有して頂けるようなネコパンチさんの文を拝読し、
    写真に窺える感性が言葉にも表れているように思えました。

    秋に植えたチューリップが、春になると一斉に花をつける不思議、それぞれの個体差があるだろうに、何故同じ日に咲くのだろうと思うと、自然の力は人間が理解する以上なのだと思い知らされます。
    その自然を切り取って写真にし、うまく切り取れたなどを思うのは、人間の不遜なのではないか、あるがままの自然と一体になって、共感することで、感謝の気持ちを自然に伝えることこそ、人が求めるべことなのではないかなと思うのです。
    とは言え、自然の美しさを他の人に伝えて、出来れば共感してもらうことは、不遜なことではないでしょうから、そのための感性と多少の技術はあってもいいように思います。自然の美しさだけを撮った写真は、サロン写真とか、絵葉書のようだとか、インパクトがないとか評されることがままありますが、それがどうした、芸術とは創造だろうから、自分で芸術と言わない写真があってもいいではないか、とも思います。
    ここまで言うと開き直りのようでもありますね。

    私の自然に対する思いを、ネコパンチさんが美しい言葉で代弁して下さいまして、感謝申し上げます。
    仕事での文章作成に没頭してきた私には、とても書けない文章で、額に入れておきたいと思うほどですが、そうした行為こそが価値を貶めることになるのかもしれませんね。

    ローライフレックスで撮った写真はまだ現像していませんが、追加で載せられそうなのがありましたら、デジタル化してお見せしたいと思います。
    どうぞまたお出で下さい。

    Rolleiguy


  • cheriko330さん 2019/11/24 01:45:10
    奥利根の紅葉と新緑 ☆
    Rolleiguyさん、こんばんは。

    宝台樹キャンプ場辺りの紅葉は今月初めがちょうど見ごろだったの
    ですね。とてもきれいです。
    こちらは、ちょうど見ごろになってきました。

    棚田と宝台樹あたりの紅葉と新緑のお写真は、見るものには違いが
    分かりやすくこれも技術ではないでしょうか。

    シャトー・ラ・ネージュは3年振りでRolleiguyさんの常宿ですね
    熊は物騒ですが、私もこちらに宿泊して自然を奏でたいと思います。
    子猿は可愛いですね。住宅地に猿が出ると大騒ぎ!!
    だいぶ前に我が家近くでも猿が出て、捕まるまで暫く大変でした。

    一本一本、筋になった水の写真、私も撮ってみたいです。
    何かコツがあるのでしょうか?
    尾瀬は何度でも行きたいです。今回は残念でしたね。
    お嬢様にもお会いできて久々に語らいができたのですね☆

    貴重なローライフレックスもご紹介くださりありがとうございました。
    たくさんお持ちなのですね。

    1冊の中に四季があるような素敵な旅行記でした。
    またすぐに年末になりますね。
    お忙しいでしょうが、どうぞご自愛の上お過ごしくださいませ。

    cheriko330

    Rolleiguy

    Rolleiguyさん からの返信 2019/11/24 09:13:29
    RE: 奥利根の紅葉と新緑 ☆
    cheriko330さん、お早うございます。

    ご覧下さり有難うございます。日本は温暖化で夏が長くなり、秋がなくなっていきなり冬になるように、季節感が変ってしまったと言われていますが、山にはまだ秋があるなあと、紅葉を楽しむことが出来ました。やはり自然に接するということは、人間にとってとても大切な要素なのだろうと思います。
    今回は、何度もサルを見かけました。子連れのサルのお母さんが、子供を気にしつつ
    歩いているのを見かけましたが、車の中からで写真を撮り損ねてしまいました。
    旅行記のサルは次女が撮ったものです。
    水の流れの撮影は、飛沫を撮るのか、流れにするのかで違いますが、流れの場合は、
    白いヴェールのように柔らかな写真にすると、思いがけない美しさになることがあります。私の写真はそこまでになっていませんが、シャッタースピードをとても遅くすることで、割と簡単に撮影できます。三脚が不可欠です。明るい場所だと、シャッターをとても遅く(2分の1秒とか、2-3秒)するには、NDフィルターという光の量を
    減らす道具が必要になりますが、陰になっている少し暗い場所ならフィルターなしでも可能です。
    尾瀬にはもう20年近く行っていないのですが、割と近くなのに日帰りが難しいので、毎年行きたいと思いながら実現していません。
    九州では太原のイチョウが見ごろを迎えたとニュースになっていましたが、お出でになりましたか。
    ウィーンの旅行記がまだ完成していません。なんとか仕上げたいなと思っていますが、構成に手間取っています。出来たらまたご覧くださいますよう。
    今年もあと1か月になりました。どうぞご自愛ください。
    Rolleiguy


    cheriko330

    cheriko330さん からの返信 2019/11/24 22:36:12
    ご丁寧にありがとうございました。

    Rolleiguyさん、こんばんは☆彡

    早速のご返信と水の流れの撮影方法を教え下さり、ありがとうございました。
    やはり三脚は必要なのですね。
    難しそうですが、いつか撮ってみたいです。

    太原のイチョウは聞いたことがあるような気もしますが、灯台下暗しで
    知りませんでした。
    桜と紅葉と聞くと日本人のDNAか血が騒ぎます。
    外苑前と立川の昭和記念公園のイチョウは毎年行っていました。
    フカフカの黄色い絨毯を踏みしめて歩くのも気持ちが良いものです。

    この辺りは、今週が見ごろのようですが、野暮用が多くて今年も
    ちょうどの見頃には無理なようです。
    来週は、終わりかけの紅葉でも見に行けたら良いなと思っています。

    ウィーンの旅行記も楽しみにお待ちしていますね。

    お礼まで。

    cheriko330

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