2019/06/08 - 2019/06/08
68位(同エリア424件中)
万歩計さん
この旅行記のスケジュール
2019/06/08
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電車での移動
西鉄特急で柳川へ
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柳川の川下り
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柳川の川下り
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沖の端
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御花和館
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御花洋館
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この旅行記スケジュールを元に
柳川には今年2月に行きました。しかしこの時は年に1回の掘割清掃のための水落ち時期と重なり、川下りができず掘割沿いを散策しました。
旅行記はここ→ https://4travel.jp/travelogue/11478888
今回、父の七回忌の法事に帰省した東京在住の姉夫婦と、再度柳川に行ってきました。2月、6月と2回の柳川行で陸からと船の上から街を眺め、また冬と夏という異なった季節の表情を楽しめました。
Part.2では初夏の川下りと名勝立花邸の見学が中心です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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西鉄福岡駅を10:30発の特急電車に乗車。
西鉄福岡(天神)駅 駅
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約50分で西鉄柳川駅に到着。
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松月文人館前が川下り乗船場で、駅から徒歩10分。
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義兄は柳川が初めてなので、乗船前に松月文人館を見学。
松月文人館 美術館・博物館
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北原白秋の詩集「思い出」に度々出てくる懐月楼という遊女屋跡(ノスカイヤ)です。
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柳川ゆかりの文人の色紙や写真を展示。
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白秋が故郷柳川を歌ったもので、万歩計お気に入りの詩です。
この後に、続きがあります。
裏のBANKOにゐる人は、……
あれは隣の継娘(ままむすめ)継娘(ままむすめ)
水に映ったそのかげは、……
そのかげは
母の形見の小手毬を、小手毬を、
赤い毛糸でくくるのじゃ、
涙片手にくくるのじゃ
もうし、もうし、旅のひと、旅のひと
あれ、あの三味をきかしゃんせ
鳰の浮くのを見やしゃんせ
(馭者は喇叭の音をたてて、
あかい夕日の街に入る)
夕焼、小焼、
明日天気になあれ
※ BANKO(バンコ)は筑後地方の方言で縁台のこと。昔万歩計の実家の近くの雑貨屋の軒下にバンコが出してあって、夏には大人たちがウチワ片手に涼んでいました。 -
懐月楼追想の詩
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松月文人館を出てどんこ舟に乗ります。
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船頭さんは70過ぎか。サラリーマンを退職して船頭になったと言ってました。
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同船は韓国人グループと日本人家族が数組で満員です。
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白壁蔵造りの柳川古文書館の横をゆっくり進み、
柳川古文書館 美術館・博物館
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柳川城堀に入る水門の前に来ました。
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2月に来た時はここでUターン。
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狭い水門橋をくぐり
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柳川城の堀に入って行きます。
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2月は水落ちで底が見えてましたが、今回は数日前に豪雨があったため水位が高い。
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このため石橋を渡る時は思い切り背中を屈めます。
若い船頭さんの中には、ここで橋の欄干に飛び移って、橋の下を通過してきた舟に飛び乗るという「八艘飛び」のパフォーマンスで見せてくれる人がいるそうです。
今日の年配の船頭さんでは無理。 -
イチオシ
掘割には、家々の間を流れる狭い水路が集まり、総延長は400kmを越えると言われています。
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岸の草むらに小さな河童の像。
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柳川独特の「なまこ壁」の蔵
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有明海は高級海苔の産地です。
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イチオシ
ここで皆写真を撮ります。
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舟も一時停止。
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イチオシ
再び進むと行く手に川下りの名所「並倉」が見えます。しかし舟はここで右折。
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舟から並倉の写真に撮るには、進行方向の左側に座って、右折直後に振り返って、ズームで撮影するのがポイント。
並倉 名所・史跡
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ここから内堀です。この季節はデイゴの赤い花が咲いています。
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デイゴは沖縄が有名ですが、南国柳川でも見ることが出来る。
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赤の回廊の次は緑の回廊。
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満員で老船頭ではどうしても船足が遅くなる。若い船頭さんの舟に抜かれるが、ゆっくり、のんびりが川下りの楽しみ。
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木々の緑が水面に映る。まだウォーターヒヤシンス(ホテイアオイ)の青の花は咲いていません。
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こんな橋を潜るごとに、船頭さんの号令で頭を屈めます。
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イチオシ
民家の水汲み場のアジサイが美しい。
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左岸に見えるのは椛島菖蒲園
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7分咲きといったところか。
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右岸に「うなぎ供養碑」とその向こうに茶屋。
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ここだけは賑やか。希望があれば船頭さんが寄せてくれます。
水上売店 一期一会 市場・商店街
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茶屋を過ぎるとまた静か。
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行く手に見えるのは田中吉政公銅像。
関ヶ原の武勲によって筑後32万石を与えられ柳川城の城主になり、城下町柳川の原形となる町割りや掘割の整備した人物です。後に改易となり柳川にいた時期は短い。田中吉政公之像 名所・史跡
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ここから先は「白秋道路」に沿って進みます。白秋が伝習館中学への通学路としていた柳川城跡西側の道です。
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イチオシ
くもで網。有明海の干満の差を利用して魚を網ですくい取る伝統的な漁法のひとつ。
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3枚の石碑は檀一雄の文学碑。
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堀の幅が広くなると下船場は近い。
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最後の低い橋をくぐって、
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沖の端の下船場に着きました。75分の船旅でした。
水郷柳川を満喫するには欠かせない by 万歩計さん柳川川下り 乗り物
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下船場近くの趣ある木造屋敷。
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沖の端を少し散策。
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立花邸「御花」の裏手に当たる「殿の蔵」。舟下りにはいくつかのコースがあります。
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沖の端の鮮魚店。2月に見ることが出来なかった有明海の珍味が並んでいます。
「わらすぼ」は河口部の泥の中に巣穴を掘って生活している魚で、目は退化して小さな点状になっています。
「うみたけ」は殻の軟らかい二枚貝で、水深5m前後の軟泥域に深い穴を掘って生息します。 -
そして万歩計が大好きだった「あげまき」。
長い2枚貝で足のような2本の器官を殻から出しています。お吸物にすると最高ですが、もう40年近く食べていない。 -
お昼は「皿屋 福柳(ふくりゅう)」。
昭和レトロを感じるレストラン by 万歩計さん皿屋 福柳 グルメ・レストラン
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江戸時代中期から続く老舗で、鰻のせいろ蒸しの他に「うなむす」が名物です。
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入口を入ると庭園を眺める和風座敷、
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奥はテーブル席。高い天井に太い梁、窓にステンドグラスと昭和レトロを感じいい雰囲気。
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鰻のせいろ蒸しを注文。
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ついでに有明海名物「ムツゴロウの甘露煮」と「ワケノシンノス」。
ワケノシンノスは干潟に潜っているイソギンチャクで、味噌汁の具、味噌煮などで食べます。 -
柳川藩主立花家の邸宅「御花」。
和館と洋館の組み合わせ by 万歩計さん柳川藩主立花邸「御花」 名所・史跡
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まずは立花家史料館へ。立花家500年に渡る文書、武具甲冑、茶道具等、大名道具と近代伯爵家の資料が収蔵されています。
立花宗茂と千代を大河ドラマに! by 万歩計さん立花家史料館 美術館・博物館
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立花家は大友氏の流れを組み、藩祖立花宗成以来17代400年にわたり柳川の地にとどまって、現在に至っています。
立花宗成は戦国末期に「西国一の強者」と称され、養父戸次道雪、正室?泙千代(ぎんちよ)と共に興味深い逸話があるそうです。地元では宗成を主人公にした大河ドラマ化に熱心で、いろんな場所に誘致の幟が立っていました。 -
立花屋敷「御花」の前に建つ樹齢800年を超える楠。
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「御花」は江戸時代中期に柳川藩五代藩主、立花貞俶がここに別邸を建てたことに始まります。明治末期に伯爵立花家の邸宅として現在の洋館、和館の2館になっています。御花は戦後「料亭旅館 御花」となり、現在宿泊や食事が出来ます。
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国指定名勝の庭園に出てみます。
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庭は「松濤園」と呼ばれ、は明治期に整えられた近代庭園。池を中心に松や岩を配されて見事です。冬には野鴨がやってくるとか。
松濤園 公園・植物園
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料亭旅館 御花
柳川藩主立花邸 料亭旅館 御花 宿・ホテル
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縁側に座ってしばらく庭を鑑賞。足元に巨大な靴置石。
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和館の廊下の鴨居の上にズラリと並ぶ金色の兜は、立花家伝来のもの。
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大広間は100畳の広さ。結婚式やパーティーにも利用されます。
御花 グルメ・レストラン
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床の間
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大広間から見える洋館。建築当時の明治末期では、宮家、富豪たちの間で「西洋館の正面玄関に続く日本建築の大広間」という形が流行ったそうです。
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洋館に行ってみます。ここは迎賓館の玄関。3連のアーチが印象的。
和館と洋館の組み合わせ by 万歩計さん柳川藩主立花邸「御花」 名所・史跡
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洋館内部、「さげもん」が下がっています。
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洋館内部
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2階へ
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大広間
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天井の飾りとシャンデリア
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椅子に伯爵家の人々の写真があります。
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男性は洋装、女性は和装。人形を抱いた可愛いお姫い様も。
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日当たりの良さそうなサロン
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和館に戻る途中、江戸時代の城下絵図。
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華やかな着物類
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イチオシ
最後にもう一度松濤園を鑑賞
松濤園 公園・植物園
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イチオシ
松濤園
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「まちぼうけ」の小さな像を見ながら御花を出て、夕刻に福岡に戻ります。
2月、6月。2回の柳川行で陸からと船の上から街を眺め、また冬と夏という異なった季節の街の表情を楽しめました。
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