スペイン(2)グッゲンハイムに射貫かれる／ビルバオ

2019/09/12 - 2019/09/22

かつて何かの写真集で見かけて釘付けに。いつか訪ねてみたいと切望し続け２０年ほど、ようやくここへ。ビルバオのグッゲンハイム美術館です。

建物ではなく生き物のよう。上機嫌でバル巡り、地元の気のいい爺ちゃんと意気投合したりで、旅の始まりにして早くもクライマックス感！

エリア ビルバオ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビスカヤ橋から戻って宿にチェックイン。通りに出たらどん突きに見えちゃってました、我が聖地。

ビルバオ滞在は一泊のみです。二日目にゆっくり訪ねるつもりが、空港バスの車窓からうっかり目撃してしまい、居ても立っても居られず美術館を目指します。

モユア広場から徒歩10分。お目当ての美術館本体より、巨大なフラワー犬が悪目立ちです。

大人気PUPPY！カラフルな花々（本物）が青空に映えます。

入館は翌日にして、ここからひたすら美術館を愛でます。

日の光を集めて波打つチタンの鱗。

ネルビオン川サイドから。ボールのオブジェの下あたりから定期的に水煙が噴射されていました。

呼吸しているかの如く。

人けの少ない裏の駐車場側とかからも。

何時間もかけて表皮すべてを目に焼き付ける。

しかし実はこの日耳目を集めていたのは、隣の川を舞台に行われていたダイビング大会でした。音楽ドコスカ大音量。

六本木のクモの親戚も健在。

美術館の周囲にはいろいろ潜んでいます。中に入らずとも半日は楽しめそう。

後ろ髪ひかれつつ美術館をあとに。朝日を浴びる姿を見に翌日戻ってくるわけですが。

世界の名だたる建築家の作品と遭遇しまくるビルバオ。何だか生真面目な双子ビルがあるなぁ、と地元の人に聞いたら「by Arata Isozaki」！

てくてく元気に旧市街まで。

まだ日も高いのに、地元の人と観光客でバルはどこも大賑わいです。

地元の爺ちゃんがチャコリとそこの名物のコロッケをご馳走してくれました。微炭酸のご当地ワインのチャコリ、ピンチョスには抜群の相性。

よく喋るほろ酔いイケル爺さん（イケてるわけではなく、本名がイケルさん）がバルからついてきて、新旧市街を案内する、と。てっきり次の店へ？と思いきや、アバンド駅に。

翁おすすめはビルバオの歴史を描いた構内の巨大ステンドグラス。

もう一軒ハシゴし、今度はこちらがご馳走。チャコリをあまりに絶賛しすぎたら、別れ際「土産に」と自宅から１本持ってきてくれました。グラシアス。

翌朝は再び旧市街まで足を伸ばし市場へ。

非常にモダンで綺麗な市場です。さほど広くないけど、あらゆる食品を扱っています。

２階にはカフェや食堂が。朝ごはんはノンアルで。

再びグッゲンハイムに出向いて、今度は館内も隈なく（撮影NG）。玉石混交モダンアート満載で、でもやっぱり美術館そのものの魅力には及ばず。

tripadvisorで見つけた評判のレストランへ。

全般にソースが過剰にドットで添えられるモダンなランチでした。さすがデザイン都市、なのか。

一泊二日ながら満腹ビルバオから次なるサンセバスチャンまでは高速バスです。

モユア広場からは地下鉄２駅のSan mames下車で徒歩圏にバス停。車内Wi－Fi完備、充電用のUSBは何故か天井に挿す仕様で厄介でしたが。