2019/09/18 - 2019/09/18
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上野公園に行った一番の目的は,東京都立美術館でのコートールド美術館展でした.ロンドンにあり,富豪サミュエル・コートールドのコレクションで,印象派・ポスト印象派の絵画が中心です.通常は作品の貸し出しはしてないとのことですが,コートールド美術館は大改修で閉鎖中とのことで,幸いなことに60点の作品が日本に来ていました.
一番の目玉はマネ最晩年(享年51歳)の劇場のバーメイドを描いた傑作「フォリー=ベルジェールのバー」で,評判にたがわず素晴らしかったです.そしてマネ「草上の昼食」もあり,驚きでもあり,また何故宣伝しないのかと不思議でした.その判明した理由は写真のコメントに.
印象派・ポスト印象派とのことで,特にセザンヌ,ルノアールは充実してました.セザンヌは静物画や風景画が中心ですが,人物画も味があります(「カード遊びをする人々」と「パイプをくわえた男」).ルノアールは「桟敷席」が目玉.モジリアーニもあります.ゴッホもありますが,特別に注目するような作品ではなかったです.モネ,ドガ,ゴーギャン,シスレー,シニャック,スーラ,ルソーなどもありました.収集作品はコートールドの個人趣味が大きく反映しているように感じます(マティス,ピカソなどには興味なかったようです).
コートールド美術館展は写真撮影禁止で,展示作品を撮った写真はなしで,入口と出口で撮った写真だけです(+Webからの画像).
コートールド美術館展HP: https://courtauld.jp/
時間があったので,上野公園には何度も行っているが,まだ入ったことはなかった東京国立博物館に行きました.こちらでは展示品も含めて写真を撮ったので,全容はとても無理ですが,こちらを中心にした訪問記とします.さすがに国立博物館だけあり,充実した展示でした(写真に撮ったのはほんの一部でした).東洋館もあり,アジア美術品の展示もなかなか良かったです.
東京国立博物館HP: https://www.tnm.jp/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
-
東京都美術館でのコートールド美術館展の入口の大ポスター.
残念ながら内部の展示は撮影禁止.東京都美術館 美術館・博物館
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前のポスターでは左右が切れているので,これはWebから借用のマネ「フォリー=ベルジェールのバー」.背後は鏡ですが,右の女性後部が写った位置がおかしいと議論になってます.習作ではこれほどズレてはいませんでした.右から見るとおかしくはないという説があるが,そうではなかったです.右に写った男性は客.女性バーメイドのモデルの名前はシュゾンで,なんとも謎めいた表情をしている.愁いを含むアンニュイの一方で,官能美もある複雑な表情を描いている.この劇場酒場のメイドは時に自分も売ったという事情を知って,この複雑な表情の背景を感じた.そうすると鏡の中の右の男性との会話も,単なるカクテルの注文以上の意味をもっているのかと想像した.なお,手前テーブル上の酒瓶や果物とガラス器の描写は,写実とは違うが素晴らしいです.左上部の2本の脚は,劇場のブランコ乗りのもの.
この女性は「近代生活のモナリザ」とも言われている.クレムスコイの「忘れえぬ女(ひと)」は「ロシアのモナリザ」と言われている.どちらも愁いを含む意味ありげな謎めいた表情をしている. -
マネ「草上の昼食」(写真はWebからの借用)もあり驚いた.またこれがあるのに宣伝されていなかった点も不思議でならなかった.「フォリー=ベルジェールのバー」と比べると,やや粗い描写であることも気になった.その時は.「フォリー=ベルジェールのバー」はマネ最晩年の作で,「草上の昼食」は初期の作品なので,技量の差があったのかと思った.
ところが,帰ってから正規の「草上の昼食」はオスセー美術館にあり,これはその前の習作であることを知った.それで宣伝もしていなかったのであろうが,習作でも本物を観れて良かった. -
Webにコートールド美術館の「草上の昼食」とオルセー美術館の「草上の昼食」の対比写真があったので拝借.女性の顔と髪が違ってます.背中の傾きも違ってます.後ろの女性もオルセーのが大きくなり(手前にきて),着衣も違ってます.左手前の衣装や昼食物の様子も違ってます.二つ比べると,マネがどのようなことを思慮して描いたのか,幾分分かるような気がします.
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出口にあった撮影ポイントで,絵はルノアール「桟敷席」.
コートールド美術館展は内部での撮影禁止だったこともあり,これでおしまいです. -
まだ時間があるので,これまで入ったことがなかった東京国立美術館に行くことにしました.
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東京国立美術館のマップ
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表慶館.
明治33年(1900),皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して計画され,明治42年(1909)に開館した,日本ではじめての本格的な美術館.設計はJ.コンドルの弟子で,東宮御所(現在の迎賓館)なども手がけた宮廷建築家の片山東熊.中央と左右に美しいドーム屋根をいただき,明治末期の洋風建築を代表する建築.
展示はなく閉館だった.東京国立博物館 美術館・博物館
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東京国立美術館本館.
明治15年に開館したJ.コンドル設計の旧本館は大正12年の関東大震災で大破した.その後,昭和13年(1938)に昭和天皇の即位を記念して開館したのが現在の本館.渡辺仁による設計で,コンクリート建築に瓦屋根をのせ,東洋風を強く打ち出し,帝冠様式の代表的建築とされている.日本の美術、工芸、歴史資料を展示している.東京国立博物館 美術館・博物館
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本館2階への中央階段
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本館1Fでの特別展「奈良大和四寺のみほとけ展」― 特別展は撮影禁止だった.
国宝4件,重要文化財9件があった.
この特別展のWeb:
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1966 -
本館1F展示マップ
(本館展示マップWeb:
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=115 ) -
陶磁器
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アイヌ文化の展示
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ここの通路を通って平成館・考古展示室へ(特別展「正倉院の世界」はまだ始まっていませんでした).
(平成館のフロアマップ:
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=118 ) -
考古展示室の埴輪「盛装女子」
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埴輪
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銅鐸
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銅剣
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銅鏡 ― 中国からの渡来品でなく国産品のよう.
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古代の鎧
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本館に戻り2階へ. 本館2Fの展示マップ.
(本館展示マップWeb: https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=115 ) -
埴輪・銅鐸・器
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縄文・弥生・古墳時代の造形の説明
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日本中世
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日本のよろい展
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外人さんが兜で写真
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試着用の鎧
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本物の兜
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鎧兜
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特色ある字の書
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屏風絵
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外に出て,外から見た平成館.
東京国立博物館 美術館・博物館
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平成館の前に森鴎外の写真あり ― 森鴎外は5年間(大正6~11年),帝室博物館(東京国立博物館の前身)の総長だった.
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表慶館の後ろの資料館を覗いてみた.
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資料閲覧室入口 ― 書籍などの資料を閲覧出来るようでした.
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本館右側の庭園への道
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庭園.
徳川家康が開基した天台宗関東総本山・寛永寺の庭園の名残を留める.各地から5つの茶室が移築されている. -
庭園の茶室
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庭園から見た本館
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東洋館 ― 昭和43年(1968)開館.谷口吉郎設計.割と最近の平成25年(2013)1月リニューアルオープン.
東京国立博物館 美術館・博物館
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この期間の東洋館は「LoveLoveアジア」がテーマ.
「LoveLoveアジア」紹介記事:
https://momomon.club/article/hakubutsukan-de-asia-no-tabi/ -
中国の石仏像
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インド地図
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インド仏像
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インド仏像
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インド彫像
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インド仏像
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インド仏画
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ペルシャ色絵人物文鉢
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ペルシャ壺
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ペルシャの像
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古代メソポタミア文明とその周辺の説明
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ペルシャの鶴か
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エジプトのレリーフ
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古代エジプト作品の説明
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古代中国の壺
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古代中国の青銅器
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中国の陶磁器
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中国の青銅鏡 ― 一部日本にも渡来していた.
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中国の陶磁器
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中国の陶器像
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中国の絵皿
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中国の掛け軸画
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珍しい中国・清時代(19世紀)の如意形装飾時計.
中国の美術品については台北の故宮博物館とはまた違った文物を見ることができました. -
中国の装飾時計の説明
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朝鮮美術の説明
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朝鮮の釈迦像
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朝鮮の陶磁器
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東南アジア・マップ
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クメール(カンボジア)の像
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クメールの彫刻の説明
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クメールの彫刻 - ガネーシャ坐像(カンボジア)
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東南アジアの金銅像の説明
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東南アジアの仏像
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東南アジアの金銅像
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インドのレリーフ像
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インドのブッダ三尊像
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インド細密画の説明
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インド細密画
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インド細密画 ― これは公開を憚られるレベルのかなりのエッチ度です.
ですが,国立博物館に展示があった絵ですので,問題ないはずと思い,載せます.
インド細密画「男女の愛」の一作品のようでした.
「愛し合う王子と王女」か(18世紀前半)?
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5991 -
日本美術より東洋美術の写真が多くなりました.
これで東京国立博物館を出ました.
おしまいです.お付き合いいただき有難うございました.
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