2019/09/20 - 2019/09/20
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ずーくさん
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2019/09/20
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9月20日は6:25起床。目覚ましは6時にかけていたはずだったのに、さすがに2泊3日のアムトラックで疲れがたまっていたかな。前日までの列車漬けから一転、今日は一日ヒコーキ漬けだ。シアトルといえばマイクロソフト、スターバックス、そしてボーイングのお膝元。本社はシカゴに移転してしまったのだけど、生産の拠点はまだまだシアトル。ホテルのあるここリンウッドからバスで北に約40分、マカティオMukilteoにあるペインフィールド空港が本拠地だ。今日は一日ボーイングの工場見学、そしてペインフィールドで飛行機の撮影タイム。せっかくこのためだけに一眼レフ+望遠レンズも持ってきたので、いろんな収穫があるといいなぁ。そして雨だけは降りませんように!
【今回の行程】
9/17:東京⇒(航空機)シカゴ⇒(鉄道)
9/18:⇒(鉄道)⇒
9/19:⇒シアトル
●9/20:ボーイング工場見学
9/21:シアトル⇒(航空機)
9/22:⇒東京
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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6:55、ホテルのロビーで朝食。カフェがあって、朝食込みの宿泊客はメニューから1品(安いものは2品)とドリンクを選ぶというシステムだ。スモークサーモンベーグルをオーダーしたら、思いのほかこじゃれたトレーが出てきた。何が嬉しいって野菜を食べられる!そしてもちろんシアトルならではコーヒーのラインナップも充実してたけど、コーヒーの苦手な僕は無難にホットティー。
Courtyard Seattle North/Lynnwood Everett ホテル
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8時過ぎにホテル出発。左奥に見えるのがホテルの建物、右側の茂みの反対側には高速道路I-5号線が走る。そしてその間にあるのがこのチャリンコ道。写真には撮れなかったけどリスが走り回るのどかな場所だ。
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「インターアーバントレイル」と名のついたこのチャリンコ道。インターアーバンとは、かつて全米各地で見られた近郊電車のことで、実はまさにこのチャリンコ道もかつて、シアトルとエバレットを結ぶインターアーバンが走っていたのだ。
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「リンウッドへようこそ」
静かで緑が多くてリスが走り回る、パッと見住みやすそうな街。でも建物同士の間隔が広くて、徒歩での移動には向いてない。アメリカの大都市郊外に見られる典型的な街だ。 -
ホテル北側のバス停で待つこと数分、定刻どおり8:27にマカティオMukilteo行き113系統のバスがきた。車なしでボーイングの工場見学に行くにはこの113系統がほぼ唯一の手段だろう。
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バスに揺られること約45分、9:13にマカティオの中心、州道525号線と526号線の交差点についた。東へ向かう州道526号線の坂を登って行く。
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振り返るとピュージェット湾Puget Soundがわずかに見える。昨日の夕方、アムトラックの車内から見たこの湾は本当に美しかった。7時間も遅れていればなおのこと心にしみる(苦笑)。
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坂を登りきった交差点。ペインフィールド空港のすぐ脇にあるヒルトンが見えてきた。このヒルトンはヒコーキ愛好家には知られたホテルで、僕も今回の宿泊地の候補に入れていたのだけど、最終日のシアトル空港までの移動に時間がかかりそうだったので泣く泣くパスしてしまった。
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9:25、ペインフィールド空港の脇にあるBoeing Future of Flightの入口に到着!
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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ここがボーイング工場見学の出発点であり、カフェや土産物屋があり、飛行機を撮影できるデッキがある。さぁ建物に入ろう。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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なぜか手書き感満載の日本語。フォントがなかったか(笑)。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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中央に見えるのが工場見学ツアーのチケットカウンターで、左手がショップ、右側にはカフェとお手洗い。ツアーは満員になることも多くて(30年前に来たときはそれで入れなず、文字通り涙をのんだ)、今回はちゃんと事前にネットで予約しておいた。10:30開始のツアーで、価格は25ドルだったかな。
ツアーには手荷物を一切持ち込めないので、カバンやカメラの類はツアーが始まるまでに建物入り口の脇にあるロッカーに入れておこう。もちろんこの建物にいるうちは持っていてOK。フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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10:30のツアー開始までまだ時間があるので、建物の屋上にある展望デッキへ。なかなか広々とした空間だ。天気がよくて暖かければ、食べ物や飲み物を持ち込んで1日マッタリ飛行機ウォッチングなんていうのも悪くない。ちなみに工場ツアーは有料だけど、この展望デッキに入るのは無料だった。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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遠くてその迫力は伝わりにくいかもしれないけど、飛行機を組み立てるラインが入っている建物は容積としては世界最大。手前にいる緑色の飛行機は、製造中のB767だ。窓がないから貨物機か軍用のどちらかだろう。緑色なのは腐食防止処理をしているため。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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そして展望デッキのすぐ脇には、これまた派手なB787が!ボーイングの従業員による基金の活動を記念した特別塗装機「Dreams Take Flight」だそうだ。ただただ特別塗装機なだけでなく、実は塗装の耐久試験も兼ねているらしい。
そして奥にはB747を改造したドリームリフターが2機!生で見るのは初めてだ!主翼や胴体など飛行機の部品を輸送する特別仕様の機体で、ここペインフィールドを含めていくつかの空港でしか見られないレア機。しかも世界に4機しか存在しないのだ。今日は飛ぶ姿を見られるかな?フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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滑走路の反対側に目をやると、ガルフエア、カタール2機、ニュージーランド、フェデックス等々の製造中の機体が並ぶ。そして左奥に見える緑色の機体の主翼の先、分かるだろうか?現在開発中のB777X、巨大な機体ゆえ主翼も長く、その端が上方に折れ曲がるようになっているのだ。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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ツアーの時刻が近づいてきたからそろそろ戻ろうか・・・という時に、ドリームリフターのうち1機が動き出した!手元のタブレットでFlightradar24を確認すると、どうやらサウスカロライナ州チャールストンにあるボーイングの別工場に向かうようだ。このN718BA号機は、元々マレーシア航空で活躍していた機体。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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離陸するドリームリフターを見送ったら、いよいよ見学ツアーの時間だ。ツアーはこの建物の1階がスタート地点。まずシアターでボーイングの概要ビデオを見て、それからこのバスで工場(さっき見たでっかい建物)に移動するのだ。
残念ながら!本当に残念ながら!工場の内部は撮影できないので写真はない。一応見かけた機体を備忘録的にメモしておくと、
・UPS航空のB747-8F(N620UP)
・ANAのB777-300(レジ不明)
・JALで使用されていたB777-300(JA8941)試験用?
・エアタンザニアのB787-8(2機目って書かれていたから恐らくSH-TCJ)
などなど。もちろん他にも製造中の機体がずらりと並んでいて本当に壮観。あっという間の1時間半だった。ほかに日本人はいなくて、思いのほか地元の人たちが多かった印象。わざわざNFLシアトルシーホークスのレプリカユニフォームを着てる人たちもいて、その人たちで仲良くなってたり。フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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12:00、カフェでランチタイム。ターキーサンドと紅茶で12ドル也。レジカウンターには日本のお菓子なんかも置かれていてちょっとびっくり。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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12:40、再び展望デッキへ。さぁ今日残りの時間は夕方まで飛行機ウォッチングだ!
ツアーに参加している間に名古屋から到着したドリームリフター。その胴体から出てきたのは、飛行機の主翼だ。表面の加工がまだなのか、全体的に白っぽく見える。こんなシーンを見られるのは、本当に貴重だ。
そんな光景を眺めていたら、背後から声を掛けられた。なんと前日まで一緒にエンパイアビルダー号に乗車していた男性が!「まだシアトルにいたのか」と言われたので「ボーイングの工場も外せないからね」。フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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今日2機目のドリームリフターの出発。このフライトは名古屋行きだ。名古屋には日本の航空産業が集中していて、機体の一部も名古屋で製造されている。そして上の写真のように、ドリームリフターで運ばれてくるのだ。
このN747BC号機は、もともと中国国際航空で活躍していた機体。フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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ここペインフィールドには、最近になって旅客定期便も乗り入れるようになった。そのメインの一つがアラスカ航空。しかしボーイングの本拠地でありながら、飛んでくるのはブラジル製のエンブラエルばっかり。同じくフライト数の多いユナイテッド航空もエンブラエル製の機材がメインだ。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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悲しいかな、諸般の事情でデリバリーされずに並べられているB737MAXの数々。B737の製造ラインはここにはなくて、シアトル南部のレントンで作られているのだけど、すでにレントンだけでは収容できなくなって、ここにも留め置かれている。あとは試験飛行なんかでも使われるワシントン州モーゼスレイクMoses Lakeの空港も、MAXでいっぱいになっているらしい。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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新造機の試験飛行が見られるかどうかはまさに運次第。Flightradar24を見ていたら「BOE938」というそれっぽい出発便情報があったのだけど、いつまでたってもそんれらしい機体は姿を現さず。えぇい、早く飛んでくれ!というかどの機材なんだろうか!
そしたら夕方になって、屋外に並んだ機体のうち1機がゆるゆるっと動き出した!胴体は真っ白で航空会社名も書かれていないけど、垂直尾翼だけはきっちりと塗装されている。カタール航空のB787-9だ。フライト情報ではモーゼスレイク行きになっていたけど、実際は離陸滑走⇒逆噴射の試験を2回行っただけだった。それでも新造機の試験を見られたのはラッキー!フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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気が付いたらもう17時近い。このドリームリフターの離陸を見届けたら帰ることにしよう。
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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またもや名古屋行きのドリームリフター、元チャイナエアラインのB780BA号機。今日1日で4機しかいないドリームリフターのうち3機に会うことができた。しかも午後は天気も良くなって撮影の成果もまぁまぁ。いい1日だった!
フューチャー オブ フライト (ボーイング工場見学) 博物館・美術館・ギャラリー
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お土産も買って、17時に出発。17:15には、州道525号線と526号線の交差点にあるバス停まで戻ってきた。
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ここMukilteoからリンウッドに戻るメインのバスは113系統だけど、この時間帯はボーイングの工場で働く人たちの時間に合わせた107系統も少数ながら走っている。107系統のほうがルートも所要時間も短いので乗れればラッキー。待つことしばし、やってきたのは107系統!しかも工場帰りの人は誰も乗っていなくて、車内は閑散としていた。
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17:50、ホテルの少し手前にあるモール、オルダーウッドAlderwoodで下車。
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オルダーウッドでのお目当ては、地元の特産品を多く扱うMade in Washingtonというお店。お土産を買いにきたのだ。自宅にはスモークサーモン、そして職場のバラマキ用にはチョコレート。どちらもシアトルのお土産としては定番だ。
帰りがけにセブンイレブンに寄って、ホテルに帰着したのは19:10。今日も充実した1日だった。いよいよ明日は帰国の日。寝坊しないように。
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