団塊夫婦の海外紅葉ドライブ旅行(2019北米）ー（１）パリの雰囲気ただようモントリオールを散策

2019/10/03 - 2019/10/04

２０１９年秋はアラスカ旅行を計画するも、好天が期待できず、航空運賃も高いので直前で断念。代わりにアメリカ東部バーモント州とニューハンプシャー州の紅葉を見に行くことに決定。ついでに二度目になるがカナダの紅葉も見ようということになり、今回の旅となった。幸い晴天が続き、予想以上のダイナミックな紅葉を見ることができた。第一部は、ドライブ旅行の起点となったモントリオールの街を散策したときの旅行記です。（表紙写真は、ノートルダム大聖堂内部）

今回のドライブ旅行の全旅程は以下の通り。
（=＞はレンタカーによるドライブの行程）

10/3 成田ー（エアカナダ）－＞モントリオール（泊）
10/4 モントリオール=＞モントロンブラン（泊）
10/5 モントロンブラン=＞セイント・カシミール(泊)
10/6 セイント・カシミール=＞シャルルボア（ラ・マルベ泊）
10/7 シャルルボア=＞イースタン・タウンシップス(ヴィクトリアビル泊）
10/8 イースタン・タウンシップス=＞(Canada/USA)=＞リンカーン(泊）
10/9 リンカーン=＞ストー（泊）
10/10 ストー=＞ジェイ・ピーク＝＞（USA/Canada）＝＞マゴグ(泊）
10/11 マゴグ=＞オルフォード山=＞モントリオール（泊）
10/12 モントリオールー（エアカナダ）－＞バンクーバー(泊）
10/13 バンクーバー市内見学(バンクーバー泊）
10/14 バンクーバーー（エアカナダ）－＞成田（10/15)

エリア モントリオール(カナダ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー 徒歩
• 航空会社: エアカナダ
• 旅行の手配内容: 個別手配

10月３日、成田空港１７時３０分発のエアカナダ便で同日の１６時４５分にモントリオールに到着。空港からは７４７の路線バスでホテルのある中心部へ。バスのチケットは空港内の自動販売機で、現金で購入する事ができた。一人１０カナダドル。チケットは、実際には他の交通機関にも乗れる一日券だった。

これが一日券。購入してから24時間以内なら、バス、地下鉄に使え、非常に便利だ。

７４７のバス車内。乗るとき運転手横のパネルに券をタッチさせる。市内までは渋滞しているので、最低でも４０分はかかり、座れない時は最悪だ。幸い始発なので、座れた。

市内に入ると、各停留所に止まるので、時間がかかる。Saint Laurentというバス停で下車。幸いバス停は予約したホテルのすぐ横だった。

これが予約したホテル（Travelodge by Wyndlam）。

周りのホテルと比べると格段安いホテルだったが、新しく、モダンな作りで、快適だった。ノートルダム大聖堂に歩いて行けて、地下鉄にも近いところということで選んだ。さんざん迷っただけあって、ここを選んで正解だった。

少し休んでから大聖堂の夜景を見に出かけた。ホテルからは坂を登り、５，６分で着いた。

内部がブルーで有名なところだけあってライトアップもブルーだった。

大聖堂前のモントリオールの創設者 Paul de Chomedeyの像と記念碑。

台座の彫刻も面白い。

大聖堂はもう閉まっていて入れないはずなのに、大勢の人達が列を作っていた。聞いてみると、6時から中で催し物があるということがわかった。

大聖堂に貼られたポスターによると、今夜はAURAという催しものが行われる予定だったようだ。後でこの催しものはプロジェクトマッピングによる光のショーだったことがわかった。興味ある方はネットで予約してから行かれるといいかも。

大聖堂正面のパルテノン神殿に似た建物にはピンク色のライトアップ。

モントリオール銀行博物館の建物のようだ。

その奥の建物もライトアップされていた。

大聖堂正面。広場の木々はまだ紅葉が始まっていなかった。

大聖堂の先を少し歩くと、別の美しい教会が建っていた。ノートルダムボンスクール教会だそうで、船乗りの教会としても知られているという。１７７１年再建。

中も可愛いのだろうと想像できたが、入らずに撮影だけにとどめた。

１０月４日。ホテルの朝食を７時に食べて、大聖堂が８時から開くのに間に合うように、７時４０分ころにはホテルを出た。

途中中華街を通過。昨日は観光客で賑わっていたが、今日は人通りもなく、閑散としていた。

大聖堂前には8時15分前に到着。列をなしているのかと思って急いできたが、待っている人もいなかった。口コミでは混んで入るのに時間がかかったとあったが、夏のことかもしれない。

ドアが開いていたので、中に入れた。中は暖かく、運よく、教会の扉が開けたままになっていた。あと５分待てと言われて、待機。その間通路に祭壇のあかりが映っているのを撮影できた。

通路に映った祭壇の光。

８時ちょうどにチケットを販売開始。ここは教会には珍しく、入場料を払う(一人８ドル）。

だれも映らない写真は貴重だ。あいにく一人だけ先に入っていたので、完全無人の写真は撮影できなかった。

正面祭壇を拡大して。

側面もすばらしい。

上記の写真に写っているステンドグラスのひとつを拡大。

同上。

ここに来たのは私は２度目。主人は初めてなので、印象深かったようだ。写真は入り口の方角。

正面祭壇をさらに拡大して。本当に美しい色だ。

背後を振り返って。パイプオルガンもすばらしい。

反対側の側面。

キリスト誕生が描かれたステンドグラス。

バラ窓のステンドグラスも美しい。

側面の螺旋階段の彫刻がひときわ目をひいた。

少し斜めからみた祭壇。

大聖堂内部を見た後は、昨日の夜はまったく何も見えなかったりっぱな建物へ。ちょうど修復中で残念だった。

上記の建物の右よこには市庁舎。
９時にはホテルにもどり、地下鉄Green LineでRadissonまで行き、駅そばのホテル内にあるAvisの事務所でレンタカーを借り出した。そこはモントリオールの街はずれにあり、川を渡る橋のすぐそばにあるので、借り出しにも返却にも楽だろうと考え、予約したのだった。これから8日間の紅葉ドライブ旅行のスタートだ(ドライブ旅行記は第二部以降に掲載予定）。

ここからは８日後の１０月１１日。予定の時間(５時半）よりもだいぶ早く昼過ぎに無事レンタカーを返却。ガソリンをフルにして返却したほうがだいぶお得ということで、Avisの隣の隣にあるガソリンスタンドに入るのに、車線の関係でかなり遠回りを余儀なくされ、手間取った。写真中央に見える建物がホテルで、その中にAvisの事務所がある。地下鉄の駅のすぐそばなので、便利だ。地下鉄の駅で再び一日券を購入して、市内中心部へと向かった。

今回予約したホテルは、モントリオール中央駅に近く、地下鉄オレンジラインのLucien-L'Allier駅から徒歩５分のところにある、Hotel Y de Montreal(YMCA )。 モントリオールでもかなり安い方のホテルだが、評価が高かったので選んだ。

ツインルームで、専用バス付。斜め向かいはホリデーインだ。少し休憩してから、さっそく見学に出かけた。

まずは地下鉄を一駅移動して、世界の女王マリア大聖堂へ。バチカンのサン・ピエトロ寺院を模して作られたという、ケベック州で3番目に大きいカトリックの教会だ。

入り口が開いていてよかった。内部は立派。

特に天井がすばらしい。

少し前に出て。天井部分を拡大。

祭壇上部のステンドグラス。

公園から見た世界の女王マリア大聖堂と紅葉。

公園内の紅葉は来た時よりも一段と進んでいた。

紅葉の先にも教会が。

巨大な建物とドルチェスター広場の紅葉。

公園にはリスがいて、私達がベンチで休憩し、クッキーを食べていたら、ものほしそうに寄ってきた。

紅葉の手前を動きまわるりす。

再びオレンジラインでMont Royal駅へ。駅からは１１番のバスに乗車。公園の展望台で下車。モン・ロワイヤル公園は標高２３２ｍの丘にあり、ニューヨークのセントラルパークと同じ人が設計したそうだ。バス停を下りると目の前は展望台になっていた。日が傾き、ぎりぎりの時間帯だった。

目の前にはモントリオールの市街地の大パノラマが広がっていた（画像をクリックしてください）。ちょうど市内は順光できれいに見えたが、手前が日蔭になり、少々残念。

中央遠くにはオリンピック会場が、白鳥のように見えていた。

拡大して。その向こうのセントローレンス川もきれいだった。

手前の紅葉もちょうど見ごろを迎えていた。

これはなんという寺院だろうか？

短い時間での見学だったが、ちょうど紅葉も見ごろで、天気にも恵まれ、よかった。
モントリオールを含めて、今回ドライブしたカナダのケベック州は、ほとんどフランス語の表示しかなく（空港も道路標識も）、フランスよりも徹底している感じで、フランス語だけしか話さない人も多い。ケベック州を旅行される方は簡単なフランス語を勉強してから訪れることをお勧めする。（その２に続く）