2019/09/28 - 2019/09/29
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2019/09/28
2019/09/29
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2019.09.19~30の約10日間、
重慶を経由して中国雲南省(麗江、香格里拉、大理、昆明)を旅行しました。
雲南省は、
・雄大すぎる自然と絶景
・未知の少数民族文化と歴史との邂逅
・自然の素材を活かした雲南料理
を体験できる。
そんな資源の宝庫であります。
そんな場所だからこそ、日本人の旅行者にも是非オススメしたいです。
以下はその旅行記。
Part1: 重慶市: 街ブラ~洪崖洞~磁器口
Part2: 麗江古城。
Part3-1 & 3-2: 虎跳峡トレッキング
Part4-1 & 4-2: 香格里拉(シャングリラ)市
Part5: 長江第一湾と石鼓村
Part6: 大理市
Part7: 石林
Part8: 昆明市
【昆明市】
海抜1891mに位置する、雲南省の省都。交通、政治、経済の中心。
冬は温暖、夏は涼しいという気候のため、昆明市は春城という異称もある。周りを山々に囲まれ、西側に滇池(でんち)という中国最大の高原湖を有する。昆明長水国際空港を有しており、中国国内はもちろん、東南アジアへのアクセスも悪くない(筆者はバンコク経由で東京に帰りました)。
近年では、地下鉄の開発が進んでおり、1~3号線、空港から6号線(2019年9月現在东部汽车站まで)が開通している。
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いきなりですが、昆明観光を。
こちらは滇池(でんち)。中国最大の高原湖。
こちらは西山森林公園の峠から撮影。 -
こちら夜ver。
実は龍門という場所を目指していたのだけど、ゲートが閉まっておりました(というエピソードあり)。
西山森林公園は、昼間に賑わう場所のようです。
場所を変えて、次のエリアに向かいましょう。 -
こちら3号線の地下鉄の中。
海外あるあるで座席のクオリティはともかく、中は清潔。 -
日本と違うなと思うのは、広告の数が圧倒的に少ない。 (海外の電車はどこもそうだが)
あるにしても、電光掲示板に集約されてる。 -
やっぱり新しく出来た地下鉄だからか、最新式。
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場所は変わって。
この日が最終日。
「雲南民族村」へ。
24、44、73、94、135、165、184号バスで行けます。
どこからバスが出ているかわからなかったので、大通りで民族村につながっているであろう、「环城东路站」付近のバス停から行きました。
中々進まず、1時間弱しましたが。 -
少数民族レディース。
こちらはチケット売り場です。(90元)
さて、あまり時間がなかったので移動が多少クイックですが、全ての村(20近く)に回りました。
以下の写真は抜粋した写真をお見せします。 -
まずは傣族(タイ族)から。
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傣族は、雲南省の西双版纳傣族自治州、德宏傣族景颇族自治州に点在しており、澜沧江(メコン川上流)付近の峡谷などに点在してるのだそう。
人口は約114万人。系統的にはラオスやタイにもルーツがあるのだそう。 -
次は布朗(プーラン)族。
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布朗族は、雲南省の西の山間部エリア、澜沧江(メコン川上流)の雲南省南のエリアに点在する。
人口が9万人程度。
佤(ワ)族との関わりもある模様。
普洱茶の栽培とかもやっているらしい。 -
次は苗(ミャオ)族。
自治区が雲南省のみならず、貴州省、湖南省等にも点在している。ラオス、ミャンマー等にも点在している模様。人口は約1100万人とのこと。
歴史的な背景が多く、ここでは語りきれない…
かつては霊魂や仏教等を信仰していたが、キリスト教の信仰もある模様。 -
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笛を吹く苗族衣装の男性。
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次は、怒(ヌー)族。
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怒族は、怒江(ミャンマーを流れるサルウィン川上流)や澜沧江の間に点在する。
人口は約3万人。
周辺の傈僳(リス)族やチベット族の影響もある模様。
家の作りは木製。 -
怒族の人たちのライブパフォーマンス。
歌やダンスを披露してくれます。 -
こちらは傈僳(リス)族。
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傈僳族は、怒江(サルウィン川)付近や维西傈僳族自治州に点在する。世界遺産の三江併流(その一部はPart3-1, 3-2, 5を参照)のエリアに多いそう。
農耕中心の生活。 -
普米(プミ)族。
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普米族。
人口3.3万人で、雲南省蘭坪、麗江、维西などに点在する。農耕中心の生活。
13歳からが大人らしい。 -
基诺(ジーヌオ)族。
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基诺族は、雲南省西双版纳自治州の景洪山のエリアに点在する、人口2万人の民族。
太陽を崇めており、それに準じた儀式が行われる模様。 -
満族。
満州族とも言う、人口1038万人の民族。
中国の歴史では、ツングース系民族の女真族として、清を興したヌルハチ、ホンタイジ、康熙帝、雍正帝、乾隆帝、ラストエンペラーの宜統帝などが居る。
あちこちに点在しているが、満州語やシャーマニズムなどの慣習的な部分は失われつつあるらしい。 -
このお面、
進撃の巨人の超大型巨人にまた似てるような… -
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次は阿昌(アチャン)族。
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阿昌族は、德宏傣族景颇族自治州に多く点在する。
人口は3.4万人。
先祖は怒江などの地域だったらしく、歴史的には移動を繰り返し、最終的に今の地域に落ちついたそう。 -
瑶(ヤオ)族。
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トーテムポールが特徴的。
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瑶族は、雲南省や湖南省、广西壮族自治区、広東省に点在する、310万人の民族。
タイにも点在しているらしい。 -
彝(イ)族。
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彝族は、少数民族の中で最も人口や点在する地域が多い。
相撲や競馬があるらしい。
Part7も参照。石林では、石林彝族自治県として彝族の人たちが多い模様。 -
蒙古族。
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蒙古族はモンゴル系の民族。
実は雲南省にも通海という場所に蒙古族が点在しているらしい。
フビライハンが雲南省を征服した後の名残なのだとか。
普通、蒙古族は牧畜生活だが、雲南の蒙古族は湖や河川の海産物や山菜などを食する。
住居は、モンゴルらしく、ゲルだ。
ちなみに、紹介出来なかった民族としては、これまでのパートでも登場した、纳西(ナシ)族、白(ペー)族もいます。
他にも、壮(チュワン)族、回族(イスラム系)、景颇(チンポー)族、哈尼(ハニ)族、佤(ワ)族など、20近くの民族村がある。
個人的には哈尼族は興味がある。
何故なら世界文化遺産の「紅河哈尼族の棚田」をどのような農耕技術で作り上げたのか、気になる。今回はそこまで回れなかった。次回は行きたい。 -
駆け足の観光になってしまったが、少数民族の文化にちょっと触れられたのは面白かった。
リアルもいつか見てみたいなと同時に、まだ雲南省は行きたいところがあるなとも感じた。
そうした次の旅の希望を持って、昆明を後にする。
昆明長水国際空港では、
お土産に普洱茶(プーアル茶)を買った(高かった…)。
普洱茶は雲南省名物で、西双版纳(シーサバンナ)や普洱(プーアー)などの産物らしい。
ちょうど今回の雲南旅行で通った、「茶馬古道」の産物だ。
このブログではあまり明示してないが、大理、麗江、虎跳峽、香格里拉は茶馬古道のルートであり、
旅の裏テーマとして巡っていた節がある。
感想は、中国の広さやルートの広大さにただただ驚嘆するばかりだ。機構の変わりやすい雲南省で、昔はさぞ過酷なルートであったことと思う。
そんな中でも、絶景が広がる雲南省。
それだけではなく、少数民族の文化や自然の素材を活かした雲南料理。
「資源」の宝庫だ。
そんな場所での旅は、大変なことがあったとしても、楽しめなかった訳がない。
まだまだ雲南省で行きたいところは幾らでもある。
中国は広いなぁ。
上海や山東省とは全く違う雰囲気。
そんなことを感じながら、中国を後にする。
バンコク経由で、成田空港へ。
ここまで読んでくれた皆様、ありがとうございます。
雲南省の魅力を微力でも伝えられたら幸いです。
では。
次の旅までさようなら。
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旅行記グループ
秘境の街へ。雲南旅行記
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Part1: 重慶市
2019/09/19~
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Part2: 麗江古城 街散策。
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Part3-1: 虎跳峡トレッキング(前半戦): 秘境の絶景を目指して。
2019/09/22~
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Part3-2: 虎跳峡トレッキング(後半戦): 秘境の絶景を目指して
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Part4-1: 香格里拉(シャングリラ)市 − 古城散策とナパ海周遊
2019/09/24~
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Part4-2: 香格里拉(シャングリラ)市 - チベット文化を垣間見る
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Part5: 長江第一湾と石鼓村
2019/09/26~
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Part6: 大理市 - 古城、白族(ペー族)文化を垣間見る
2019/09/26~
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Part7: 石林 - カルストの成す自然に魅せられる
2019/09/28~
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Part8: 昆明市 - 少数民族の世界を垣間見る(雲南民族村)
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