夏のポルトガル！南北縦断６泊８日！【２日目（その１）リスボン 世界遺産とビッカのケーブルカー】

2019/09/06 - 2019/09/13

2019年の夏休みは、ANAマイルの特典航空券を使って、ヨーロッパ最西端の国ポルトガルへ。
リスボンとポルトを拠点に周辺の小さな町をいくつか巡ってきました。

現地５日間の滞在だったけど、行きたい場所をあれこれ詰め込んだので、ちょっと駆け足気味だったかな。
せめてもう１日あると良かったかも！？
逆に言うと、それだけ見どころの多いポルトガル。
治安も良いし、今回行けなかった場所もたくさんあるので、また次の機会の楽しみに取っておきたいと思います！

【使用したANAマイル】
77,500マイル（往路：ビジネスクラス、復路：エコノミークラス）

【旅程】
　１日目　移動：成田→ANA→ブリュッセル（乗継）→ブリュッセル航空→リスボン
★２日目　リスボン
　３日目　午前：オビドス、午後：リスボン
　４日目　シントラ・ロカ岬
　５日目　午前：高速列車でポルトへ、午後：ポルト
　６日目　午前：コスタ・ノヴァ、アヴェイロ、午後：ポルト
　７日目　移動：ポルト→ルフトハンザ→ミュンヘン（乗継）→ユーロウィングス→バンコク（乗継）
　８日目　移動：バンコク→ANA→羽田

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エアトリ

おはようございます！
今日からいよいよ、ポルトガル滞在が本格的にスタート。
まずはホテルの朝食で腹ごしらえ。
ちなみに野菜はなかったので、代わりにフルーツで。笑

VIP Executive Eden Aparthotel ホテル

朝から雲ひとつない快晴のリスボン！
こちらは、ロシオ広場。
日差しは強いけど、空気が乾燥しているのでとても爽やか。

ロシオ広場 (ペドロ4世広場) 広場・公園

今日はまず、ベレン地区に行って、リスボンの世界遺産「ジェロニモス修道院」と「ベレンの塔」を見学。
フィゲイラ広場からちょうど来ていた15番のトラムに飛び乗って、ジェロニモス修道院へ。
チケットは、昨日空港で買っていたリスボンカードがあるので、運賃のことを気にせず乗り放題になるのが便利です！

約30分ほどで、ジェロニモス修道院の前に到着！
時刻は、朝9時を少し過ぎたところ。
修道院のオープンが10時なので、まだ早いな。笑

ジェロニモス修道院 寺院・教会

修道院のサンタ・マリア教会の入口でもある西門。
重厚な彫刻は素晴らしいけど、オープン前なので、扉は固く閉ざされたまま。
でも日中はすごい人だったので、誰もいない写真を撮りたければ早朝に来るのが良いかな。

修道院オープンまで時間があるので、先に「発見のモニュメント」を見に行きます！
修道院前の広場を通って、テージョ川沿いへ。

広場の池では、カモがのんびり休息中。
人が近づいてもあまり警戒していない様子。

発見のモニュメントへは、大通りと線路を地下通路を通って横断。
ちょうど電車が来たので、パチリ。
それにしても、前も横も落書きだらけ。
日本なら運行停止になるレベル。笑

「発見のモニュメント」前の広場に到着！
「発見のモニュメント」、正面から見ると十字架になっているんですね！

横にまわると徐々にパンフレットなどでもよく見る彫刻が！

発見のモニュメントの全容！
おぉ！青空のもとこの白亜のモニュメントが見たかったので、すごく嬉しい！

彫像をアップ！
エンリケ航海王子を先頭にヴァスコ・ダ・ガマやマゼランなどの偉人達が続く。

発見のモニュメント モニュメント・記念碑

彫像を下から見上げてみると、かなり立体的でリアルに造られている。
ちなみに、手をあわせているのは、宣教師フランシスコ・ザビエル。

モニュメントの反対を見ると、朝日で輝く「4月25日橋」。
欧米ってよく記念日の日付を広場や建造物の名前にするな。
この吊り橋、トラムの中から見上げたけど、この海峡のようなテージョ川を横断するだけのことはあり、近くで見るとかなり巨大。

発見のモニュメントの反対側にもまわってみました。
逆光でちょっと暗くなってしまったけど、こちらも数多くの偉人たち。
でも、日本人にとって馴染みが深い偉人たちは、正面向かって左側。

発見のモニュメント前の広場には、大理石で造られた世界地図。
ポルトガルが発見した国とその年が記されています！

日本発見！
1541年！これは、ポルトガル船が豊後に漂着した年とのこと。

ちなみに、発見のモニュメントのすぐ横はヨットハーバー。
リスボンの超有名観光ポイントですが、いかにも「ザ・観光地」という感じではなく、港の一角に建造されているとった雰囲気。

それにしても、快晴の中、発見のモニュメントに来ることができて本当によかった！
そろそろ、ジェロニモス修道院のオープン時間になるので、名残惜しいけど戻ります。

再び池や噴水のある広場を通って、、、

広場の池には、何やら不思議な鳥がいました。
しかも意外と大きい。

広場から見たジェロニモス修道院。
それにしても、大きい。

修道院に戻り、10時のオープンと同時に入場！
ちなみに、リスボンカードを持っていると、無料でかつファストレーンがあるので優先的に入れます！

ジェロニモス修道院 寺院・教会

こちらは、アズレージョの壁面が美しい修道院の食堂。

アズレージョは、18世紀のものとのこと。
かれこれ200年以上前のもの！？

修道院の回廊の中庭。

海にちなんだマヌエル様式で造られた回廊は、静寂で美しい。

欧州の他の国の修道院の回廊とは建築様式が異なるせいか、独特の趣がある気がする。

狭い階段を上って、回廊の上階に行きます！

上階の回廊も、またなかなか立派なつくり。
下階の回廊よりも開放的でダイナミックな空間。

柱の彫刻もそれぞれ異なる。
このねじれた柱の彫刻も独特。

回廊から見下ろした中庭。
天気が良くて本当に気持ちいい。

回廊の彫刻をアップで。
植物の葉などが彫られており、他の修道院では見られないデザインだと思う。

上階の回廊からは、サンタ・マリア教会の中に入れます。
教会内部って上から見下ろすことがあまりないから、なかなか迫力があります。
それにしても、教会内部も朝から結構な観光客。
クルーズなどの団体客が大勢来ていた気がする。

背後のバラ窓は意外とシンプル。

修道院は、一通り見学したので、次はサンタ・マリア教会の内部へ。
と外に出るとこの長蛇の列。。。
リスボンカードのファストレーンも無さそうだし、仕方ないので並びます。
でも、意外と列の動きは早かったので、それほど待たずに入れました。

列に並びながら見上げた教会の正門となる南門の彫刻。
それにしても、かなり繊細で壮麗なつくり。

図らずも南門の写真を撮っていたら、異国の親子の記念写真になってしまった。笑

教会内部にあったポルトガルの詩人カモンイスの石棺。

棺ってあまり写真に撮ることないけど、ステンドグラスから差し込む光がちょうど石棺にあたり、なかなか神秘的な雰囲気だったので、思わず撮ってしまった。
写真だと、その雰囲気がなかなか伝わらないのが残念。

教会内部。
さっきは、写真正面の２回バルコニーから見下ろしていました。
それにしても柱の彫刻が見事。

単色の石でこれだけ独特な彫刻の柱って、なかなか見ない気がする。

教会正面の祭壇。
この教会は、独特の雰囲気があってなかなか見応えがあります。

正面祭壇横の副礼拝堂。
石棺を何やら動物が支えている。

近くで見るとインド象でした。
大航海時代、インドとの交易と支配を物語っているとのこと。

ステンドグラスも見事でした。

ジェロニモス修道院、世界遺産に登録されているだけのことはあり、かなり見応えがありました。
他の修道院や教会にはない独特の雰囲気があるので、教会にあまり興味のない人でも飽きずに見られるかと。

約１時間の見学を終え、次はベレンの塔まで歩いて向かいます！
向こうからやってきたのは、また落書きだらけの電車。笑

途中、道路と線路を渡る歩道橋の上からパチリ。

2つ目の世界遺産、ベレンの塔にやってきました！
それにしても、このベレンの塔は内部が狭いので、入場には人数制限をかけており、列が遅々として進まない。。。
リスボンカードがあれば、無料で入れるけど、優先レーンはなし！
案内表示も全然ないので、リスボンカードを持った観光客が塔の入口まで来て主張するも係員に追い返され、激怒してました！苦笑

ベレンの塔 建造物

列に並ぶこと約１時間。。。
ようやく塔の中に入場。この待ち時間で想定以上に時間をロス。。。

ベレンの塔に入るとまずは砲台がいくつも設置された堡塁。

砲台窓からは、テージョ川を一望できて美しい。

ひとつ上の階に登るとテージョ川が一望できる砲台のテラス。

テラスからは、塔を正面から見上げることができます！

さて、ここから先は人ひとり通るのがやっとの狭い螺旋階段を上って最上階まで行きます！
階段は、上る人下る人が落ち合わないように階段の入口にある信号が青にならないと入れない。。。
これがなかなか時間を取られる。苦笑

とりあえず、狭い螺旋階段をひたすら上り、屋上のテラスまでやってきました！

でも、眺めは最高！
発見のモニュメントや4月25日橋を一望！

テージョ川を背にして、丘の上まで続くリスボンの街並みも一望できます。

緑の丘の下に、オレンジ色の瓦の街並みが続いていて、のどかで美しい眺め。

川に突き出て建てられているこのモダンなデザインの建物は、シャンパリモー財団によって造られた最先端の医療研究施設とのこと。

屋上のテラスは、360度景色を見渡すことができて、本当に気持ちが良いです！

ちょっと下を覗いてみると、先ほどまでいた砲台のテラスを見下ろすことができます。

テージョ川に浮かぶヨット。
のんびりとした雰囲気が良いです。

屋上のテラスの城壁越しに見た風景。
先が三角錐になっているのって、意外と珍しいかも。

屋上からの景色も満喫したので、そろそろ下に行きます。
ただ今信号が赤なので、ちょっと待機。

信号待ちの間にふと上を見上げると、ポールの上にカモメ。笑

屋上から３層ほど下に降りてきて、こちらは国王の間のバルコニー。
さすが、国王の間だけあって、優雅なバルコニーが設置されている。

国王の間のテラスから、砲台のテラスを見下ろして。
国王も昔こんな感じで見下ろしていたのかな。笑

内部は暖炉があったりするけど、国王の間と言えど、意外と簡素なつくり。

見学を一通り終え、塔の外に出てきました。
入場してから出てくるまで、なんだかんだで45分ぐらいかかったかな。
塔の中の階段の信号待ちなどがあって、想定よりも見学に時間がかかりました。

さてと、小腹が減ったのでベレン地区で有名なエッグタルトのお店「パステイス・デ・ベレン」へ！
超有名店とあって、店外も店内も大混雑！

パステラリア パステイス デ ベレン パン屋

こちらが購入したエッグタルト「パステル・デ・ナタ」
お店では、指差しで購入できます。
外の皮はパリパリサクサクで、中のカスタードクリームはしっとり。
他でもエッグタルトは食べましたが、ここのはダントツで美味しかった！！
1つしか買わなかったのが悔やまれる・・・笑
砂糖とシナモンパウダーも別途くれるけど、何もつけなくても十分美味しい。
並んでも買う価値のあるエッグタルトだと思いました！

さてさて、エッグタルトを食べた後は、15番のトラムに乗って、カイス・ド・ソレ駅で下車。
ここに来たのは、リスボンでは絶対に外せないビッカのケーブルカーに乗るためです。
ケーブルカー周辺は、急階段が続く街並み。
期待が高まる！

ケーブルカー乗り場周辺の街並み。
このちょっと古びてなんとなくゴチャゴチャっとした感じが、自分が思い描いていたポルトガルの雰囲気。

それにしても、ケーブルカー乗り場はどこだ？

ありました。
乗り場はまさかの建物の中。笑
てっきり屋外の乗り場を想像していただけに、探しちゃいました。
しかも外観は他の建物と同じようなデザインなので、知らないと通り過ぎちゃうと思います。苦笑

アズレージョのタイルが貼られた古めかしい乗り場にケーブルカーが降りてきました！
それにしても落書きだらけ。。。苦笑

何はともあれ、ケーブルカーに乗って上の駅まで来ましたよ！
前も横も落書きだらけだけど・・・。
もう一台のケーブルカーは、綺麗な車体だったので、折り返しやってくるまで待っていようと思ったけど、思いの他のんびりしていて出発しないので、すぐ近くにサンタ・カタリーナ展望台があるので、先に行ってみることに。笑

展望台に行く途中出くわした不思議な街並み。
急坂の道に挟まれた間口の狭いカフェ。
下の階は、ある意味地下になると思うけど、崖に接している面はどうなっているんだろう？
リスボンは、建物の上が広場や道路になっていたりと、日本では考えられない不思議な風景が当たり前のようにあるのも魅力のひとつ。

急坂に面したカラフルな街並み。
坂の向こうはどうなっているのか気になるけど、気になる風景があり過ぎていくら時間があっても足りないので、ここは我慢。笑

道の反対側は、急階段と坂道が幾重にも重なった風景。
洗濯物がはためいているのもポルトガルらしいかな。

こちらはまた別の階段。
ちょっと進むと写真に撮りを繰り返すので、なかなか前に進めない。笑
それにしても、こんな急階段の街でも、みんな普通に暮らしている。

サンタ・カタリーナ展望台に到着。
ビッカのケーブルカーの乗り場からは、歩いて数分です。
こちらの展望台、ちょっと工事中で展望台エリアには入れず。
この写真の部分だと樹木の日影が心地よい広場といった感じかな。

それでも、木々の間からテージョ川と4月25日橋が見えましたよ。

展望台に面した立派な建物は、薬局博物館。
庭園のカフェは、のんびりするにはちょうど良いかもね。

その右手は、何やらポルトガル国旗も掲げられた立派な建物。
門番もいて、政府関係の建物でしょうか。

さてさて、展望台を後に再びビッカのケーブルカー乗り場に行ってみましょう！

すると、いたいた！
落書きのない、綺麗なケーブルカーが！笑
もう、停車中はみんな写真撮影が順番待ち。

このケーブルカーとテージョ川に向かって一直線に続く坂道の「ザ・リスボン」な風景が見たかったんですよ！
周りにも写真を撮る観光客がわんさといました！

ビカのケーブルカー その他の交通機関

坂の途中で交差するケーブルカー。

ちょっと坂の途中までケーブルカーを追いかけて下っちゃいました。笑
そしてふと横を見ると、そこには急な上り坂。
どこもかしこも写真に撮りたくなってしまいます。

青空に映えるケーブルカー。
こちらは、再び登ってきた落書き改めアーティステックな方の車体。笑
まぁ、周りの建物もよく見ると結構落書きが書かれているので、落書き自体あまり抵抗がないのか、それとも諦めているのか。

さて、ビッカのケーブルカーも実際に乗車し、周りの風景も楽しむことができたので、後半はリスボンの景色と街歩きを堪能したいと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• yanosonoさん 2019/10/18 14:06:58

  続き

  サンタ・ジュスタのエレベーターは3回くらい行ったけど、いつも大行列だったので載ったことがありません。
  
  ４トラはずいぶん読みやすくなりましたね。
  以前は、連載の次の回を読むのがすごく面倒でしたね。
  
  （参考）
  https://www.olaportugal.net/
  http://blog.livedoor.jp/olaporu/
  http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52300742.html
  
  レトロな旅時間 ポルトガルへ 最新版 (旅のヒントBOOK)
  https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%AD%E3%81%AA%E6%97%85%E6%99%82%E9%96%93-%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%81%B8-%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%89%88-%E6%97%85%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%88BOOK-%E6%9C%89%E8%B2%B4%E8%A6%8B/dp/4802204132/ref=sr_1_18?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%AB+%E6%9C%AC&qid=1571374524&sr=8-18
  

  イケさん からの返信 2019/10/28 22:56:49

  RE: 続き

  yanosonoさん
  
  サンタ・ジュスタのエレベーターは、上りは大行列ですが、下りはガラガラなので、下りで乗るのがオススメです。
  
  エレベーターの上部へは、徒歩でもケーブルカーでも行けるので、散策しながらエレベーターの上まで行って、降りてくるのが良いと思いました。