9月の京都　6日間　夏より暑いって？　4日目　～鶴屋吉信～東華菜館～出町うさぎ～

2019/09/06 - 2019/09/11

人生初の「猛暑日」を体験した9月の京都。
9月に京都を訪れるのはかなり久し振り、20数年ぶり。
毎月女子会を開催している気心の知れた後輩の友人2人から、かれこれ7～8年位前からどーしても京都に連れて行って、と言われ続けて、なんとか調整をして、重い腰をあげました。
9月だから暑いのは覚悟の上でしたが、とんでもないことになって…。
今年の夏は札幌も暑く、バテて体調不良が続いていた上に、左足の調子が最悪。
ものすごく楽しみにしている彼女たちの期待を裏切ることは躊躇われ、杖つきおばさんは何とか旅したのでした。
なので中心は「食」になっています。

　日程＝　私　　　：　9/6～9/11　5泊6日
　　　　　友人達　：　9/7～9/9　 2泊3日

　宿泊＝　ホテルアンテルーム京都(私の定宿)
私　　　： シングルルーム
　　　　　友人達　：　ツインルーム　

表紙写真＝「東華菜館」

エリア 二条・烏丸・河原町(京都)

• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JALグループ JRローカル 徒歩

4日目＝9月9日(月)
本日午後友人たちは一足先に帰札します。
朝食はホテルで。「ANTEROOM MEALS」。
①ローストポークと人参とマンゴーのラペのクロワッサンサンド
②自家製オイルサーディンとクリームチーズとポテトサラダのサンドイッチ
③ショコラデニッシュ

今日は①ハーフと②。
ブッフェのサラダと本日のスムージー＝わさび菜とパセリと本日のスープ＝豆乳コーンスープ。

ブッフェテーブル。

室内。

友人たちはチェックアウトをして、京都駅八条口へ。
荷物はロッカーに預けて、「鶴屋吉信　IRODORI ASTY京都店」で一息。

私は「ゆずフローズン」(最中つき)。

「京ふわわ」ホット(最中つき)＝友人M。
『鶴屋吉信』×『祇園辻利』コラボレーション
徳島県産和三盆と、京都府産宇治抹茶を使用。

「京ふわわ」アイス(最中つき)＝友人C。

店内。

店内。

四条大橋へ来ました。

昼は友人たちの希望で「東華菜館」へ。
四条大橋の脇にある北京料理のお店です。
「東華菜館」はヴォーリズによる生涯唯一のレストラン建築。
大正15年に、このスパニッシュ・バロックの洋館が生まれました。
以前食事をすれば館内見学できるのを私が体験したのを知って、是非行きたいと。

こちらが今も活躍する日本最古のエレベーター。

エレベーター内部。

4階に案内されました。どうやら今日は4階のみオープンのようです。
窓の向こうは「南座」。

セッティング。

店内。

店内。

まずは、ビールで乾～杯！
今回の3人旅も終息へ。
足の調子が悪く、迷惑をかけましたが、それでも喜んでもらえて、嬉しかった。
来て良かった。

このビールは京都の天然水で作られています。

注文したのは、「湯葉と野菜の葛掛け」。

「ジャンパオジーティン(鶏肉とカシューナッツの味噌炒め)」。

取り分けたところ。
どちらも美味しくいただきました。
薄味のやさしい葛掛けとちょっと濃いめの炒め物の取り合わせも良かったみたい。

食事を終えて、館内見学です。
こちらの建物は階段は4階まで。
5階へはエレベーターであがります。

5階のテラスを廻ってみます。
北側。

南座・東山。

鴨川。

友人たちは屋上にも行っていましたが、何せ外は暑い！

3階へ。

3階。

キャリアを感じる消火栓。

2階。

天井。

壁肌。

1階から2階へあがる階段。

階段の天井。

長椅子。
この後京都駅に戻って友人たちと別れ、あと2日は一人旅。

夜は京都在住の食通Mさんがコラボワイン会に連れて行ってくれます。
場所は出町柳。
出町柳の駅で虫刺され発生。信じられないことに10ヶ所以上、靴下の上から足にも。

「出町うさぎ」。
残念ながら、8月末で閉店。
閉店に伴い親交のある方々と一緒にワイン会を開催しているそうで、きょうは9月3日に続き2回目で最後だそうです。
そんな大切な会に参加させてもらって、感激。

今回のコラボワイン会は「Germer×出町うさぎ×カーヴ田中屋」。
Germer 岡本さん(パン職人で料理人)のお料理　３品・出町うさぎの和食　３品・〆の一品・デザート　　計８品
カーブ田中屋のワインペアリングが楽しめるそうです

①赤/ミュッサン　クローズエルミタージュ
産地：フランス　ローヌ
品種：シラー

アミューズ：牛タンコンフィのカナッペ

②泡／ジャン・ピエール・モルテ　ベルビュールブラン
産地：フランス　ボージョレー
品種：シャルドネ

お造り：天然クエ3日熟成＝対馬
　　　　シマアジ2日熟成＝淡路島
　　　　空輸炙りさんま＝根室
熟成度合が抜群。

③赤/ル・ルーブラン　レガル・ルージュ
産地：フランス　ラングドッグ
品種：グルナッシュ・カリニャン・シラー

前菜：パテ　ド　カンパーニュ　フォアグラとトリュフのエッセンス
パン：オ　セーグル
「パテ　ド　カンパーニュ」には鹿やイノシシの肉も入っているとのことでしたが、フォアグラとトリュフのさりげなさと意外と重くなく、また厚さもほどよく、美味しくいただきました。パンも良かったです。

このナイフ先が丸くてちょっと変わった形。

調理中のシェフたち。
左が出町うさぎ菅谷シェフ、右がGermer 岡本シェフ。
楽しそうに作っていました。

煮物椀

煮物椀：冬瓜　イチジク　カザミ(ワタリガニ)の薄葛仕立て　胡麻クリーム

④白/アフィラント　クレメンティア･ブラン
産地：フランス　ローヌ　
品種：ヴィオニエ・ルッサンヌ・クレレット

⑤赤/ルネ・フライト　ピノノワール　ステインウエッグ
産地：フランス　アルザス
品種：ピノノワール
アルザスのピノノワールは初めて。ピノ好きなので嬉しい。

魚料理：太刀魚ポアレ　十八穀リゾット　赤ワインソース
かなり大型の太刀魚。

⑥赤/コルト・デル・ソーレ　カベルネ・ソーヴィニオン　ロッソ・ジュノーネ
産地：イタリア　ヴェネト
品種：カベルネソーヴィニヨン
フランス以外はこの1本のみ。

⑥

焼き物(メイン)：京鴨の鍬焼き　キノコと霞野菜

〆：スッポン半田そうめん
少な目でお願いしました。
スッポンは鴨川の天然もの。
スッポン何年振りかな。

いただいたワインが勢揃い。

デザート：バニラアイス　コニャックの香り　無花果のキャラメリゼ
無花果は滋賀県栗東市産。
⑦白/カイユベル　モンバジャック　レ・ブリュム
産地：フランス　ベルジュラック
品種：セミヨン
貴腐ワイン。
ワインが勢揃いの一番右のボトル。

カーヴ田中屋の田中オーナー。
今回いただいた7種のワインは、私にとっては珍しいものばかりでした。
コラボワイン会といってもワインの主張がもっとあるものかと思っていました。
田中オーナーはお料理を引き立てることに専念し、二人のシェフの腕を信頼してワインをセレクトしているのが、口にするたびに一皿一皿に対する思いが伝わってきました。

ここでみなさん2階に上がって、京響の金本さん、杉江さん、ジュビちゃんのライブを聞きます。
私は2階に上がる階段に手すりがなかったので、一人1階で漏れてくる音を聞いていました。
ごちそうさまでした。
素敵なコラボワイン会に連れて行ってもらって、Mさんありがとう。

で、ホテルへもどってBARでクラフト1杯。
今夜は「友合」。

BARで「ぱんだパン」なくなって寂しいと話をしていたら、受け継いだものがあるんですよ、あの樽、と。あっ覚えている。レジの脇に置いてあって、小川珈琲が並べられていた…。懐かしい。ご夫婦には会えないけれど、なんだかほんわり。

天気＝晴　36.9℃

この旅行記へのコメント （1）

• koaraさん 2019/09/18 17:40:06

  ぱんだパン

  東華菜館、素晴らしかったです。お料理も違うタイプの2種で楽しみました。
  そして夜はまた、めまいがしそうな美味しそうなラインナップ！
  フレンチだけではなく、煮物があったり、素材が京都らしっかったり。
  赤のルネ・フライト、ラベルが可愛くて飲んでみたいです。
  ぱんだパンの受け継いだ樽のお話、ほっこりしました。