2019/07/15 - 2019/07/25
10613位(同エリア27878件中)
なつなつさん
2019年7月15日~25日までドイツの南部を中心に鉄道を乗り継いでの個人旅行。チケットの予約方法なども紹介していきます。てくてく歩いて旅行するスタイルです。
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ドイツ三日目。昨日の疲れをものともせず、朝8時にはICEに乗り込み一路ヴュルツブルクヘ。かなり混んでいましたが、一等チケットだったので難なく座れました。この旅行を通じて言えることですが、二等に比べると一等は断然空いています。シートもよく、時にはコンパートメントをゲットできることもありました。なので、十分元は取れた気がします。
1時間でヴュルツブルクに到着。駅舎はかなり近代的でした。駅の規模に比べると観光客はかなり多めの印象。 -
駅前には広場があり、立派なモニュメントも。芝生では寝転がったり、おしゃべりに更ける人たちも多く、のどかな雰囲気。
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駅を出たらカイザー通りをひたすら直進。見学に時間がかかると予測されるレジデンツを目指します。アップダウンのない地形なので楽々歩けました。15分くらい進むと目の前にはレジデンツの建物が。
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レジデンツの正面アプローチ、レジデンツ広場はまさかの駐車場に。朝イチで行きましたが、すでにたくさんの車が止まっていてせっかくの遠景も台無し感が否めません
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期待していたレジデンツ広場のフランコニアの泉はあいにくの補修中で白い布で覆われていて、拝むことができませんでした。
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あちこちに扉がありますが、入り口は中央にあります。ここでチケットを買いましょう。私たちはバイエルン城巡りチケットなるものを購入予定。ネットにもあまり情報が出ていなかったので、無事買えるかドキドキものでした。私たちの前に並んでいた中国系の観光客が14dayチケットプリーズと買っているではないですか! すかさず真似っこでなんなくゲットすることができました。
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バイエルン城巡りチケット。14日間有効で、バイエルン地域にあるお城やらなんやらがフリーパスで利用できる優れもの。26ユーロでした。両親用に買ったペアチケットは更に安かったです。公式ホームページに対象施設一覧が掲載されているので、自分のスケジュールと見比べて入場料を計算してみてください。私の場合はこちらの方がお得になったので購入しました。
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レジデンツの内部は残念ながら撮影禁止です。個人で見学することも可能ですが、ツアーに参加するとプラスアルファのお部屋も見ることができます。
1日4回開催されてますが、11時のツアーに参戦しました。もちろん追加料金は不要です。1時間の予定だったみたいですが、美人なガイドさんの饒舌な案内で1.5時間くらいかかりました。説明は英語で行われ、比較的聞き取りやすかったです。もちろん、ガイド終了後もう一度見直したければ回ることもできます。
写真がないので説明が難しいですが、階段の間のティエポロのフレスコ画は見事でした。両翼は戦災にあっており、建て直されたそうです。でも、室内装飾はすべて移動していたので助かったのだとか。大司教の宮殿だったとのことですが、どんだけ豪華な生活を送ってたのかと度肝を抜かれます。
見学が終わったら、レジデンツを背に左手にホーフ教会があるのでお見逃しなく! こちらも撮影禁止でした。この写真はホーフ教会入口の扉です。教会っぽくないし、大々的に表示されているわけではないので訪問者は少なめで、落ち着いて見学することができました。
様々な色の大理石に繊細な細工がされており、とても美しかったです。左右の祭壇はティエポロによるものです。 -
レジデンツの裏手にはホーフ庭園が。入り口の鉄製の門はロココ調。
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門をくぐると広大な庭園が開けます。端正に手入れがされてます。この公園はフリーなのか地元の人が乳母車を押してきたり、自転車で乗り込んできたりしてました。
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ホーフ庭園から臨むレジデンツ。正面は駐車場があり散々な感じだったので、ようやく全景が見られました。
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中央に配された彫像。
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庭園には円形に木が植えられており、幹にはそれぞれ彫像が置かれていて何ともおしゃれ。
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庭のあちこちに彫像があり、庭園の雰囲気を盛り上げてくれる
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涼しげなプロムナード。
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庭園は起伏に富んでいて風景に彩りを加えている。階段の上っていくと…
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幾何学的な庭園が一望できます。
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結構な感じて木々が植えられています。
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バラをはじめとした様々な季節の花が植えられているので、いつまでもお散歩していられます。
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今回は他の場所で食べましたが、レジデンツ併設のレストランも捨てがたかったです。
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レジデンツを満喫して、次に目指すは旧市街にある聖キリアン大聖堂。もちろん移動はてくてく歩いていきます。町の雰囲気がよく分かってよいのです。
移動途中で見かけた彫像。あちこちにちょっとした公園のようなミニスペースがあって素敵な町並みでした。 -
10分もしないで町のシンボルである大聖堂にたどり着きました。ロマネスク様式で二つの塔が可愛らしいです。
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中に入ると立派な門が
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シンプルで静謐な雰囲気が漂う。
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見事な彫刻。あまりの細かさにしばし見とれてしまいました。
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天井には繊細な彫刻が施されていて抜かりがありません。
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城で統一されているのでピンポイントに使われたゴールドが効果的に効いてます。キリスト教信者ではありませんが、神聖な気持ちになります。
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パステルカラーで個性的なデザインのステンドグラス。
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意外と近代的なパイプオルガン。時計も融合している?
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豪奢な祭壇。教会の権力がいかに盛大だったかが伺えます。
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あまりにすごいので寄って撮ったものをもう一枚。
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中庭から双塔をパチリ。
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キリスト像。とにかく彫刻がお見事の一言に尽きます。
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大聖堂を出てヴュルツブルク駅側に数メートル行くとノイミュンスター教会があります。赤い砂岩で作られたバロック様式の外観。
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正面からもパチリ。
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大聖堂とは違った趣の主祭壇。ヴィース教会を手がけたツィンマーマン兄弟による華麗な装飾。
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あまりにすごすぎるので、近づいてもう一枚。手前の彫刻はまるで生きているかのよう。
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天井画もこの通り。
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パイプオルガン。
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リーメンシュナイダー作の聖母と幼子キリスト像。
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聖母子像と対をなして飾られている同じくリーメンシュナイダー作のキリスト十字架受難像。キリストが両手を胸の前でクロスした珍しいスタイル。
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とにかくどこもかしこも豪奢で目を奪われてしまう。ボキャ貧ですが、とにかくスゴすぎて見学にはかなり時間がかかってしまいました。
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ノイミュンスター教会を堪能した後、再びてくてくと移動。5分もしないで赤い縁取りが印象的なマリエンカペレへ。目の前はマルクト広場で、市が出ていたので賑々していました。
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マリアさまの教会なので扉も可憐でお洒落。この扉の両脇にはリーメンシュナイダー作のアダムとイブ像が…。バッチリ撮ったはずがありませんでした(涙)
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中の印象も可愛らしい感じ。柱はボーダーになっています。
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柵があってあまり近づけず。スマホカメラの限界…。一応、祭壇画。
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マリエンカペレ正面からも撮ったけど、あれやこれやが邪魔していて残念。それでも十分伝わる可愛らしさ。
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入り口はこんな感じ。
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マルクト広場から撮影したマリエンカペレ。
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尖塔の上には燦然と輝く像が。きびしー。よく見えないよね…。カメラの限界ですな。
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市で賑わうマルクト広場。
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盛りだくさんで観光し続けたので、さすがにお腹が減ってきました。お目当てのラーツケラーを探しに市庁舎へ。
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市庁舎内を探せども見つからず。諦めかけたところでいったん外へ出てぐるりと外周を回ってみるとありました! 分かりにくいっちゅうの。空腹によりいささか気が立ってきていたので助かりました。
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入り口はとてもお洒落な感じでびっくり。中は地下に潜った席もあり、歴史を感じさせる壁などが残っていて雰囲気よかったです。
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店内はこんな感じ。お昼の時間は終わっていたので、店内は空いていました。
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お天気に恵まれ、かなり暑かったので昼間から贅沢にぐびぐびとビールをいただきます。お店のお姉さんおすすめの地ビール。同行者は地元名産のフランケンワインを頼んでいました。
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サラダとヴュルツブルガーソーセージ。3人でシェアでちょうどよい分量。
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ステーキサラダなのでボリューム満点。
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食後レジのある側の扉から出てみてびっくり。テラス席もあり、しっかりとした店構えでした。
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大聖堂から通りを直進してくればラーツケラーに来られたみたいです。あちこちの教会に寄ってから来たので、少し拍子抜けしてしまいました。
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お腹一杯になったのて、お散歩再開。大聖堂を背に歩きだすと、すぐにマイン川に出られます。橋のたもとからマリエンベルク要塞が。川面に要塞の陰影が映っていて素敵。今回は時間の関係で訪問は断念。歴代のヴュルツブルク大司教の居城兼、要塞として使われていたそうです。ヴュルツブルクは見所の多い都市なので、一日では回りきれませんでした。
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穏やかな流れのマイン川。
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マイン川にかかるアルテ・マイン橋は車が通っておらず、みんながのんびりお散歩していてとても素敵な雰囲気でした。橋の両側には6体ずつ石像が立てられています。要塞方面に進みながら左手2番目にはヴュルツブルクの守護聖人である聖キリアン像があります。この日も石像の前で学生らしき若者が神妙な面持ちで聖人についての説明聞いていました。現在でも地元の方々にとっては大切な存在なんだと実感しました。
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聖キリアンの従者トトナン。
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橋の上から要塞のある方角とは反対側を臨むと傾斜地にワイン畑が広がる。
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女神フランコニアの像。
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聖ネポムク像。
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かの有名なカール大帝。
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カール大帝の父親であるピピン。威厳のある佇まい。
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聖フリーデルクス。
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キリストの父親である聖ヨセフ。
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聖キリアンの従者コロナト。
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聖ボロメウス。
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司教領主ブルカート。
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司教領主ブルーノ。
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橋からの美しい眺め。
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旧市街側の橋のたもとにはアルテ・マインミューレという17世紀の水車小屋を改装したレストランがあります。ラーツケラーとどちらにするか悩みました。テラス席が人気みたいですが、結構怖いかも。
お店に入らなくとも、グラスワインも売っていました。グラスを片手に立ち飲みしながら橋を散歩する人をたくさん見かけました。
帰り道はICEに乗り、びゅびゅーんと帰宅する予定でしたが、著しい遅延があり、待てど暮らせど電車は来ず。ホームの変更なんかもあったりして、ようやく来た列車に飛び乗ったまではよかったのですが…1時間程度で着くはずがなかなか着かず、しかも車窓が見慣れない景色に! 慌てて車掌室に行き、行き先を訪ねるとハンブルク行きだと言うではないですか! ハノーファーを少し過ぎた辺りだったとおもいます…。たまたま次の駅が近かったのですぐに降りてフランクフルト行きに乗り直しました。かなり先まで行ってしまったので、帰りは21時過ぎになってしまいました(涙)。とほほ。ドイツの列車は遅延が多く、また日本のように車体に行き先が表示されないので要注意ですね。
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