2019.7鶴岡・酒田旅行9-酒田三十六人衆ゆかりの地，旧鐙屋，酒田駅へ

2019/07/15 - 2019/07/15

1400　山居倉庫を出て，山居橋をわたり，旧鐙屋に向かう．今日はこれが最後になるだろう．市役所前の酒田三十六人衆ゆかりの地をとおり，旧鐙屋へ．本間家とともに，たった十家最初から最後まで残った豪商，廻船問屋だ．中は広いが質素，石置き屋根とともに，武士に後ろ指刺されないための配慮だ．井原西鶴の日本永代蔵1688年にこの繁盛ぶりが挿絵付きで紹介されている．台所は当時の客人をもてなす料理が，いまでもごちそうだ．部屋も多い．質素な中に由緒ある書家の掛け軸など，やっぱ憎いねえ．なかなかおもしろかった．
もう一つ行くか迷ったが，中途半端になりそうなので1441タクシーで酒田駅へ．1537発の秋田行きだ　50分ほどあるね

エリア 酒田(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: タクシー ANAグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

1400　山居倉庫を出て，山居橋をわたり，旧鐙屋に向かう．今日はこれが最後になるだろう．

酒田市民会館「希望ホール」

酒田市役所

酒田三十六人衆ゆかりの地　宮の浦から移住してきたと

大きなパネルがある

17世紀にはこの酒田の街ができていた

ずっとは10家のみ．栄枯盛衰は激しいが，本間や鐙屋はちゃんと続いている

酒田の街　17世紀末から18世紀初頭にかけての様子

本間も鐙屋もあるね　奥州平泉から落ち延びてきた藤原氏の末裔といいう

1406　旧鐙屋だ

入口

旧鐙屋 名所・史跡

暖簾も鐙の形

ここが受付　入館料320円

受付の手前に店．帳場がある

商いをした　廻船問屋だから大きな仕事だったろうなあ

ここに説明がある

この店の後ろには

次之間と上之間がある．写真は上之間

ここの屋根の模型

石置き屋根は鶴岡の丙申堂で見てきたが，本来は商人なので金があっても謙遜して，石置き屋根にしたとのこと．

台所だ

人体模型があり懸命にご馳走を作っている

少しピンボケで恐縮だが，当時の客人へのごちそう　西鶴の日本永代蔵に描かれている

北前船の模型　

弁財船1000石積み　機動力ありそう　大阪往復2か月とのこと

非常にたくさんの荷物を運んだんだね

後ろから母屋を見る　ともかく武士に後ろ指をさされないように質素だ

裏戸口と下屋

下屋

その先を行くと

土蔵がある

土蔵の中は博物館に

酒田三十六人衆の解説

鐙屋の解説

でも一番面白いのは日本永代蔵だ．

この井原西鶴の文の中に「船入馬かた鐙屋の庭」に細かく触れられている

才覚で大きくし，倉はたてつづけだし，台所など凄いと書いてある．その挿絵

石置き屋根の模型

電話が開設される12年も前に米穀取引所との間に明治29年私設電話を開設　すごいね

土蔵の前　緑とあじさい，高塀がいい感じ

高塀をアップ

もう一度台所を通り座敷に上がろう

東側の庭園

水桶　なんか江戸時代だね

座敷に上がる　中の間　茶の間とみえる

茶の間，納戸など

納戸

八畳

大阪商船航路図　大正8年1918年　　今の航空路並みにあるね　北朝鮮とロシアは今以上だ

中の間

三の間，次の間，上の間

土蔵側の廊下

一枚板だ

掛け軸が飾ってある

これで好古と読むんだねえ

古を好むという　18世紀の書家の作品　関其寧

上の間

尚友　18世紀儒学者の書　皆川淇園

南の庭

これもすごい

上の間の屏風

次の間の屏風

1436　見学終了　お見送りはおしん　タクシーを頼む　1441乗車

一番町交差点を左折

相生町二丁目の手前

御成町で右折　酒田駅1448着　760円

列車を確認　1537発だ　50分ほどあるね

酒田駅 駅

旧鐙屋のパンフ　間取りも書いてある

井原西鶴の話が面白い

入館券

レシート

タクシーの領収書