南イルニチェク氷河って何処だ・・・？　秘境パックで行く、キルギストレッキング　 ４

2019/07/09 - 2019/07/24

いつまで氷河を歩いてんだ～・・・みたいな感がある旅日記になってしまった。しかもその氷河というのが一般的にいうのとちょっと違う？

実は歩いてる方も、けっこう飽きてるんだけどね。
そんな南イルニチェク氷河トレッキングも、いよいよ最後の歩きに突入する。
今回は動画を含め、ちょっと頑張ってみた。

エリア その他の観光地(キルギス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

7月14-16日と2連泊した「奇跡のメルツバヘル」を後にする。

出発前のラジオ体操。

これが奇跡のメルツバヘルの草原だ。

このモレーンが氷河と草原の堺。

どうよ、この奇跡！

さて、今日も歩くか。

偵察班、前へ！

これが滑るんだよな・・・と氷河が露出してる部分を確認。

今日もクレバスに気を付けながら
歩く。

順調にコムソモレスキーキャンプに到着・・・どうだ、今日は早いだろう！

いよいよ天津山脈ど真ん中！

やや右下のトタン小屋が「氷河トイレ」

シンプルな朝ご飯・・・！

イルニチェク氷河のトレッキングコース沿いには、6か所のキャンプ場があって、それぞれ2－3人のスタッフが常駐していて、トレッカーの世話をしてくれる。

食事も提供してくれるが、日本から食材を持って行って、適当に調理するってことは難しい様だ。したがって毎食「キリギス風山小屋料理」となる。

今日も歩くか～・・・の9日目。

昼ご飯タイム。

凄い景色の中で食べてるんだよね・・・今、思うと。

氷河歩きの魅力は、なんてったって山が近いから、次々と景色が変わって行くことだ。

油断してると、さっきまで大きく見えていた山が、稜線やモレーンの影に隠れてしまう。二度目は無い様な山塊だし、帰りはヘリコプターなので、正しく「一生に1回限り」のチャンスでしかない。

いよいよ本格的な氷河歩きとなって、先発のスタッフがコースを慎重に選択する。

氷河は常に動いているので、過去のコースはあてにならない。

先行隊は安全なルートを捜してはくれるが、それでも時には凍った危険な斜面を降りなくてはならない。

何回かロープで確保して貰って降りることがあった。

氷河歩きの真実　その１
https://youtu.be/EjFHwu80npo

名峰ペトロスキー

ハンテングリと並んでかっこいい！

滑って落ちない様にね。

滑って落ちない様にね・・・その２

クレバスとはいつも一緒だ。

クレバスは横を通るだけじゃなくて、渡らなきゃならないことも多い。

実は今回、私の目の前でクレバスに落ちちゃったヒトがいたんだよ。誰かは言えないけどね～・・・・リュックがひっ掛かって助かった。まぁ落ちちゃっても4-5mだろうけど。

こんな高いところにチョウチョが。

凄い景色の中にいるんだよな！　と自分に言い聞かせる。

この日は既に8時間以上歩いていた。

やっとディッキーキャンプが見えた・・・オレンジ丸の中。
疲れ切ってるところ、最後の力を振りしぼって、この氷河を渡る。

やっと着いたぜ！　ディッキーキャンプ・・・3900m。

帰りのヘリコプターから見た「ディッキーキャンプ」
赤線はトレッキングルート。

氷河の合流点のモレーンの上にある、ちょっと凄いキャンプだ！

ディッキーキャンプからの眺め。

この晩は例の「高級デジイチおば様」に、夜景？の撮り方をレクチャー・・・マイナス３℃。

残念ながら月が明るすぎる上に、曇って来てしまった。

お～し、今日も行くぜ～！

あの突き当り手前が最終目的地だ！

今日もよろしくお願いします。

最終キャンプまであと4-5時間。

今朝出発したディッキーキャンプが見える。

南イルニチェル氷河も、いよいよ核心部に入って来た・・・って、、まだほんの入り口なんだけどね。

危険個所はロープで確保。

氷河の上を流れる川を渡る。

ルートの確定は彼らの経験による。

天気が下り坂

落ち着いて早く？

意外と滑らない

ガイドの後を行く

踏み跡を行こうね

何処まで続くんだか！

ちょっと長いけど、氷河歩きの様子
https://youtu.be/RNuVkN8E6nw

この旅行記へのコメント （8）

• ゆんこさん 2019/10/05 20:34:18

  初めまして

  ほいみさん、こんばんは。
  
  プリンスエドワード島の旅行記に投票ありがとうございました。
  どんな旅行記を書く方かと思い訪ねてみれば、なんとまぁゴリゴリのトレッカー？じゃありませんか。(笑)
  そんな方が、なんで私のようなゆるゆるの旅行記をご覧いただいたのか不思議に思いながら旅行記拝見させていただいてます。
  まだ全部ではありませんが、あまりの強烈さに思わずコメントを。(笑)
  
  私も、ほんのちょっとお散歩程度に山登りをしますが、そんなレベルじゃ到底無理、と読み進めております。
  特に動画が、その場所にいるような気持になり、あ～あの氷河を降りる時、最初から足元が定まらないおじさま、私もきっとあんなんなんだろうな～、とか思いながら見てました。(笑)
  私にはできないことをしているほいみさんの旅行記で、自分の知らない世界を体験させていただいております。
  また続き拝見させていただきますね。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★ゆんこ★

  ほいみさん からの返信 2019/10/05 23:25:08

  RE: 初めまして

  イルニチェク氷河のトレッキングに「いいね」をありがとうございました。
  
  初めまして。
  ゆんこさんのプリンスエドワード島の写真が綺麗だったので見とれました。
  
  トレッキングが好きでいろいろ行ってますが、正式に山をやったことが無いので、あと一歩が踏み出せません。伊豆に住んでるので雪は苦手だし。
  
  ゆんこさんは北海道の旅日記が多いですね。
  一昨年の今頃、愛犬と北海道を一周したので思い出深いです。
  
  2日前に「まったく歩かない」アフリカの旅から戻りました。
  過去にないユニークな旅になったので、久しぶりに旅日記をアップしようと思ってます。
  
  ほいみ
  
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

• ころちゃんさん 2019/09/10 16:02:26

  結構なお点前でした！

  「天山山脈？」って言ったら「キルギス」って聞いて、その時点で？？？
  だったけど、氷河のトレッキングとはね！！
  どんどんオタクっぽくなってきますね（笑）
  さすがホイミさん♪↑ほめ言葉です★
  みなさんご無事で帰還なさったのね。よかったです。
  いつもながらの楽しい語り口に一気に読み終えました！
  写真、どれも美しいわ～～
  うちのデジイチ埃かぶって引き出しの中に何年も眠ったままです。
  私がコンデジとスマホで十分なのでね。
  次の旅も楽しみにしてます。
  人数集まるといいね(^^♪
  
  
  

  ほいみさん からの返信 2019/09/10 19:27:10

  Re: 結構なお点前でした！

  お久しぶり。
  キルギスは良いところだったよ。
  
  望遠レンズが壊れてたのが惜しかった。
  
  今はアフリカに行くために成田空港に来てます。本日は昨日だったけどね。
  
  スマホは苦手なので、挨拶まで。@成田空港

• くろねこだりゅんさん 2019/08/13 10:42:21

  ガイドも滑る

  アンカー打ってロープかけて、比較的安全なルートを選択、氷河を見極める技術が凄いですね。
  こんな道を一日中歩く&何日もだと疲れで集中力が切れそうです。
  クレバスに落ちた方も無事で良かった。
  やはり景色は最高ですね。地層のようにうねった氷河は初めて見ました。
  

  ほいみさん からの返信 2019/08/13 17:41:47

  RE: ガイドも滑る

  氷河歩きって、やっぱり雪道とはちょっと違うみたいですが、気温が高い時は「氷でスリップ」ってことはないようです。かえって小石や岩の隙間に顔を出してる氷ヶヤバいですね。
  
  クレバスに落っこちたのは客じゃなくて、スタッフのひとりだったのです。私の直後を歩いていて、踏み外したみたいです。動画を撮ってなくて残念でした。リュックがひっ掛かったまま、じわじわと落ちて行くのを他のスタッフが飛んで来て、巴投げの様に引き抜きました。
  
  景色は素晴らしいですよ。
  氷河歩きの魅力で、山が近いんですよね。
  

• gontaraさん 2019/08/12 09:50:54

  すっごい動画撮っちゃった！

  THE氷河トレッキングって投稿ですね。
  1時間なら是非行ってみたい場所ですが、1日中ってより1週間歩き続けるのはGONTARAには無理かなぁ～
  この辺りの氷河は上部に近いのですか？
  比較的歪が少ないように見えるけど・・・
  ガイドさんのルート選択のお陰なのでしょうか？
  ん～　魅了されるけど、常人には無理ですね。
  氷河トレッキングは年齢制限の設けられてる場所もあるようですが、ここは制限無しかな？

  ほいみさん からの返信 2019/08/12 15:34:42

  RE: すっごい動画撮っちゃった！

  
  この辺りで標高3800mくらいかと。
  ヒマラヤやこの辺りの氷河は標高が高いので、真っ白な氷河や青い氷を見るには5000m以上に行かないと無理かも。
  
  ヘリからの写真でも分かると思いますが、氷の部分が白く見えてる部分と、石や岩に覆われて黒くなった部分があって、安全に歩くには滑り難い後者を選ぶことになります。それでも時々氷の上を歩くことになるので、それなりに緊張します。
  
  氷河は並みを打ってる上に、常に変化してるので経験豊かなガイドが先行して、様子を確かめながら行くのが基本みたいです。
  
  年齢は関係ないみたいですが、筋斗雲の場合、健康診断書の提出が必要ですね。