2019/07/09 - 2019/07/24
7位(同エリア52件中)
ほいみさん
さて、普通車で行ける最奥のコルカラBC。ここからジープで何時間か走った「アトジャイロー」というポイントから、トレッキングがスタートするはずだったのだが、道路が崩落してしまってジープじゃ行けないという連絡。
予想はしていたが、ヘリコプターでの移動となった。
- 旅行の満足度
- 1.5
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
前回アップし忘れてしまった。
このコースでは全て同じ型の固定テントで、広いのはもちろん天井も高く快適であった。 -
ただ低い場所では虫がたくさん。
-
コルカラBC の朝。
このキャンプ場、我々が泊った固定テント以外にも、ユルト(パオ)風の宿泊設備もあって快適そう。
水洗トイレ・シャワールームも完備していて、食事はレストランで取ることもできる。すぐ脇を小さな川が流れていて、その向こうはカザフスタンである・・・写真の左側。 -
キャンプに食材や資材を運ぶトラック。
-
お迎えのヘリコプター。
どちらも旧ソ連を感じさせる。 -
8時に出発だよ~・・・ということだったが、そんなに時間通りにはいかないだろうと油断してたら、8時きっかりに搭乗開始。
あっという間に舞い上がった。 -
当たり前だが景色は素晴らしい。
-
この辺りって世界地図で見ると、巨大なヒマラヤ・カラコルムの端っにパミール高原があって、更にその尻尾の先・・・っていうイメージだったんだけど、「やっぱ、地球ってでっかい」と思わせる光景が続く。
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操縦席に入れて貰った。
足元までガラス張りなので、凄い迫力! -
何て山なのかは分からないけど、この辺りでは格段に高い山だったから、あの下を歩くのかもしれない。
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トレッキングに向かう道路が崩れてしまったのは幸い?なことで、本来ならジープを降りて歩き始める「アトジャイロー」よりも数㎞先の河原に降ろして貰えることになった。
初日の歩行距離は40%カット! -
河原に降ろされて、帰って行くヘリを見送る。
このお得体験の動画はここ
https://youtu.be/oH51gGkGfVo -
結果的には、デコボコジープに乗らなくて済んだ上に歩く距離も短くなった。
しかし、いきなり山の中に置いて行かれる感覚は、お祭りの後みたいで「なんだか寂しいぞ~」・・・急に静かになるし。 -
ポーターが準備をしている間に、添乗員様からこのコースの説明を受ける。
このコースはけっこうきついです・・・と添乗員。
当社のトレッキングコースでも「レベル4」となっています・・・だと。
「え~・・2500mスタートで、最高所が4100mでしょ。それを1週間かけて歩くんだから、どんなに軟弱トレッキングよ」・・・心の声!
ちなみに私はこの10年間に「レベル4」に2回、レベル「4.5」に2回参加していて、それらと比べると、このコースは「レベル3」の間違いなんじゃないの?と確信をもって参加した・・・ここ覚えておいて! -
遠足気分で、キルギスのトレッキングは始まった。
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花がいっぱい咲いてたり・・
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添乗員さんがTG4を使っていた。
「TG4使い」を自負している私としては「も~・・見てられないんで」、トレッキング中にじっくりと教えて上げることになった。 -
地味なバッタも・・・
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中は派手なんだね。
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ヘリコプターのお陰で、この日の宿泊予定地の「イヴァ」には13時過ぎに到着してしまった。
早く着いたのは良いが、日差しが強く、テントの中は軽く30℃超え。外は紫外線バリバリ。居る場所が無い。 -
と、参加者の一人が行方不明に。
目撃者の話では、写真の奥のモレーンを登ってどこかに行ってしまった・・・とのこと。
モレーンの向こうが氷河であることは見当が付く。
氷河地帯は波打っていて視界が効かないことが多く、迷子になり易いから「ひとりでは行かない様に・・」ってお達しがあったばかりなのにね。
心配になった添乗員は左の岩に座って、徘徊老人?が戻って来るのを待っていたが、2時間以上経っても戻って来ないので、ポーター3人を偵察に出した。
もちろん、無事回収。 -
日が傾く16時半ころには、ダイニングテントに集まってティータイム。
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妙に美味いビスケット・・・って、日本じゃあまり食べる機会が無くなった。
子供の頃はよく食べたけど。 -
ダイニングテントの窓からは、なんとかいう山が見えた。
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隣のキッチンテントを覗くポーター。
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19時には食事も終了。やっと陽が沈んで涼しくなるかと思いきや、気温は一気に下がって上着を着る。
この辺りは、標高がまだ3000m以下。
お酒も大丈夫よね~・・・
とか言って、キッチンテントが「スナック・イヴァ」に変身。 -
枯れ木もたくさん落ちてるので、夜はキャンプファイアー・・・?
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夜が更けても何時までも明るいなぁ・・・と思ったら、ギラギラお月さんが現れた。
-
そうか「満月週間」?
星もあまり見えない。 -
成田で驚かされた「高級デジイチ」おば様、実は写真に関しては「まったくの素人」であることが判明。
リタイア後、写真を勧められて「高いデジイチ」を買って写真教室に通ってるんだけど、なかなか上手に撮れない・・・とお悩みの様子。写真教室でのお勉強のお陰で、絞り・シャッタースピード・iso感度などの理屈は知ってる様だが、実践ではそれらの知識が邪魔して、もたもたとブレブレ写真を大量生産してる。
例によってオバ様曰く 「スマホの方が綺麗に撮れる・・・」 な~るほどね。
で、ここまでの2日間の移動の中で、昼間の写真の撮り方を教えた。つまり、モードダイアルをオートにして、被写体を真ん中に入れてシャッターを押す! まずはここから。
「被写体真ん中」は違うだろ・・・と思うだろうが、フルサイズ3000万画素のデジイチを使ってるんだから、とりあえずは被写体を捉えておけば、後からトリミングで対応。
まずは
「気になったものを写してはディスプレーで確認」
「デジカメってフィルム要らないから、撮り放題なんだよ~」・・・から。
で、ちゃんと写ってたら「フルオートで良いわけでしょ」
思った様に撮れた時には、あとから絞りやシャッタースピードを確認してみて。
90%はこれでいいんだけど、残りの10%で他人と差をつける。 -
その10%の内の、5%くらいはこのトレッキング中に教えられると思うよ・・・なんてったって同じデジイチだから教え易い。
-
朝キタ~!
左下にキャンプ。 -
この大きさのテントに一人だと、山小屋より数倍快適!
この先もずっとこんならしい・・・楽しみ。 -
さぁ、今日から本格的なトレッキングになる・・・らしい。
今日はあの白い山の向こうまで歩く・・・らしい。 -
キャンプを出発して1時間もすると、いよいよ氷河地帯に突入する。
右隅に見えてる木はが、このルート最奥・最後の木なんだそうだ。
そう言われても、画面中央の山腹に何本もの木が見えるんだけど・・・まぁそういう小さなことを気にしてたんじゃ、キリギスは楽しめないぞ! -
昼頃には氷河湖の畔でひと休み。
対岸の黒く見えるのは、泥に覆われた氷河。
我々の足元も、10㎝下は何百mもの厚さの氷なのだ。 -
氷河湖2
-
え~・・この氷河を向こうの奥まで歩くの?
「違いま~す。最終目的地はもっとず~と奥ですよ~」
と暖かいお言葉の添乗員。 -
え~・・私たち、ココを降りるの・・?
今回のメンバーは11人。
過去1番大人数だったのが、バルトロの7人だったから、それらと比べると大所帯だが、一般的にはこんなものらしい。11人のうち女性は4人。若い時から山をやってるベテランばかり。 -
降りるんだよね~。
ロープで確保して貰ってるから、安心だけどね。 -
下を見るなよ~・・・でも足元は見ないと。
動画あり・・・ご夫婦です。
https://youtu.be/jhbcjA5p3xQ -
氷河から氷河を見ながらひと休み。
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ここ、渡る・・・んだよね。
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行動中の食事は、朝ご飯の時に各自自分の袋に詰める。
私は食いしん坊なのでたくさん。
これにリンゴやお菓子も頂く。
高所なので水も1.5リットルは持ちたいところ。 -
16時ころ、宿泊予定のグリーナキャンプに到着。
氷河で冷やした大量のスイカが待っていた。 -
テントの中に、荷物を前部出してみた。
ここで忘れ物に気が付いても、どうにもならないけどね。
次回は、いよいよ南イルニチェル氷河の核心部に迫る・・・かな?
「レベル4」をお楽しみに。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- sanaboさん 2019/08/21 00:00:21
- 星5つ~✨
- ほいみさん、こんばんは
こちらの旅行記の満足度が☆1.5になっていましたけど、面白さは☆5つでした~✨
前の旅行記が「極悪路崩壊でジープで行かれず」で終わっていてどうするのかと思っていましたが、ヘリコプターの登場とは驚きました。 足元までガラス張りで、超迫力の絶景を堪能されたのですね~。 高所恐怖症でなくてよかったです^^
「花がいっぱい咲いてたり・・」のコメントのお写真、素晴らしいですね~!! 私だったら絶対上から撮ってる…(笑) 添乗員さんや高級デジイチのおば様はほいみさんからカメラレッスンを受けられ、なんてラッキーなんでしょうと羨ましかったです。
「レベル4」とのコース、どんなものなのか益々楽しみです♪
sanabo
- ほいみさん からの返信 2019/08/21 09:28:56
- RE: 星5つ?✨
- こんにちは、
あ〜・・・☆間違えました! 4.5の間違いですね。
これが原因でキリギスとの関係が悪くならないことを祈ります・・・って、直せたら直します。
ヘリコプターは本当にラッキーでした。
歩行時間も半日減ったし。
この手の秘境パックって、参加者はリタイアした方がほとんど。写真もリタイアしてから始めて「とりあえず一眼レフを買ってみた」という方が多いです。なのに写真教室やカメオヤジに、難しいことを習っちゃうから、ややこしいことになってます。
「レベル4」といっても、あくまでトレッキングレベルですから「夏の南北アルプス縦走が出来ます」程度でOKです。
そうそう、最終で「凄い写真」が登場しますので、見てやって下さい。
ほいみ
-
- くろねこだりゅんさん 2019/08/06 14:45:01
- 解らない
- カメラの選び方…ずっと悩んでます
フルサイズ3000万画素、素人のおば様大変だ!ということだけ解ります(笑)
今回の旅行で、カメラの充電はいかがされましたか?
歩く距離が短くなって損した気分にはならないヘリコプターからの絶景!
山肌がきれいです。
氷河をずっと歩くのってやはり足腰の負担が厳しそうですね。
- ほいみさん からの返信 2019/08/06 17:05:48
- RE: 解らない
- > カメラの選び方…ずっと悩んでます
永遠のテーマ??
スマホより綺麗を期待するなら、俗にいう「1インチデジカメ」でしょうか。
私は写真も趣味なので、旅のスタイルによってコンデジとデジイチ(大・小)を選んでます。ポーターが居るときは、行先に関わらず「デジイチ大」と交換レンズです。
今回、キャンプで18時から21時くらいまで発電機が回って充電出来ました。
ヘリコプター、「オーバーブッキングでビジネスクラス」並みにお得体験でしたよ。
日本もあんなヘリをどんどん飛ばして、3000mまで一気に連れて行ってくれればいいのにね。
氷河歩きは、マジ疲れます。
石がゴロゴロ、平らなところは無い、時々氷で滑る・・・ですからね。
でも毛s気は素晴らしいです。
-
- gontaraさん 2019/08/03 20:43:56
- いいなぁ~
- ロシアの大型ヘリ。
追加料金払ってでも乗りたい!
取り敢えず足跡のみで失礼。
また、来まーす。
- ほいみさん からの返信 2019/08/04 00:14:46
- Re: いいなぁ~
- 田舎の乗り合いバスみたいですよ…シートベルト無いし。
あんな大きなものが、持ち上がるのが不思議です。
- gontaraさん からの返信 2019/08/05 20:29:38
- Re: いいなぁ~
- このヘリ、Mi-8って言うソ連製の汎用ヘリなんです。
勿論、ジープも運べちゃいます。
今も現行機種で西側でも使ってるんですよ。
でも、こんな機材に乗る機会は無いので、ホント羨ましいです。
ほいみさんの、残り10%に写真のセンスが現れるってのが身に沁みます。
それプラス、撮ろうって言う情熱ですね。
キルギスでは同じツアー会社でしたので、テントも全く同じもののようです。
強風にも何とか耐えてくれたし、思ってたより丈夫なのかも?
寒み~からテントから出られないGONTARAでした。
- ほいみさん からの返信 2019/08/05 22:52:27
- RE: Re: いいなぁ?
- あの辺りのトレッキングに関しては「AK−SAI」トラベルという会社の独占事業って感じですね。悪妻・・・? あのテントは快適でした。雨が降っても前室が広いので出入りが楽だし。我が家にも1棟欲しいです・・・避難小屋に。
ヘリコプターの件、了解です。与圧されてないので、頭がぼーっとしました。トレッキング中に病気になると、あれが飛んで来るんじゃないかな? きっと旅行保険で乗れますよ。
デジカメになってから、いろんなことが出来るので、リタイア後に写真を始めた方は気の毒なくらい混乱してます。90%以上はデジカメに任せた方が綺麗に撮れます・・・って写真教室の先生が言うわけにもいかないんだろうけど。
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