南イルニチェク氷河って何処だ・・・？　秘境パックで行く、キルギストレッキング

2019/07/09 - 2019/07/24

いろいろあって、聞いたことも無かった「南イルニチェク氷河トレッキング」に行って来ました。

表紙の写真は最終宿泊地点から撮った、天津山脈と星。
月が明る過ぎて、派手な写真になってしまいました。

エリア その他の観光地(キルギス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 観光バス 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

いろいろあって、今年ももたもたしてたら夏になってしまった。

9月には「過去最大級」の秘境パックに参加予定だが、それが催行されるかどうか微妙なところ。それがNGになってしまうと、あっという間に年末に！？

で、押さえ？に何処か行っとく？　と、いろいろ検索してたら「キルギスのイルニチェク氷河トレッキング16日間」というのに遭遇。

2500mスタートで最高宿泊ポイントは4100m、トレッキング期間は10日間。標高差も少ないし、高山病の心配もなさそうだから、準備運動としては手頃じゃん！　…って思ったさ。

落とし穴って、たいていこんなところに開いてるんだよね。

昼過ぎの成田発だったので、品川駅で弁当を買う。私はほどほどの田舎に住んでいて、普段の生活には何の不満もないのだが、年に1-2度東京（といっても品川駅だけだが）に来ると、美味しそうなものがたくさん売っていて驚く。田舎じゃ弁当っていったら、コンビニかホカホカ亭しかないもんね。

荷物はスーツケースと25リットルのリュックザック。現場では12㎏までポーターに預けられるので、私が担ぐのは雨具や上着、デジカメ、水など7㎏くらい。

今回の添乗員は「あ～・・2017年のキリマンジャロと同じ女性じゃん！」・・・って数日前に電話があって知ってたんだけどね。

今回の旅で一番面白かったことが、この直後に発生した。

福島県からの参加したAさんが空港ゲートで「これ今朝採れたキュウリなの・・・食べて！」
私はキュウリは好きじゃないのだが、断ったら失礼。

やっと半分食べたら「これもどう？」と巨大オニギリ。　勧められたら断れない性格の私は困る・・・が食べる！　アシアナ航空じゃ、ろくな機内食じゃないだろうし。

このご婦人、私と同じ「かなり高価なデジイチ」を持ってる。しかもそれに付けられているレンズは、私が欲しかったが「高過ぎて買えなかったレンズ」。24-70mmF2.8！

これは、かなりのウデと見た・・・お手並み拝見。

そうそう、私は何時ものデジイチと「愛犬との旅で活躍したカシオのコンデジ」・・・もう壊れそう。それとオリンパスの防水デジカメTG 5を持ちました。

アシアナ航空。
もしかして747ジャンボ？

インチョン経由で、22時カザフスタンのアルマトイに到着。

このバス、面白くない？

日の丸に鶴っぽい？

秘境パックって、初日と最終日のホテルは立派なんだよね。

翌朝、ビルの隙間から白い山々が見えた。

専用車でキルギスの地方都市カラコルに向かう。

道路は舗装とダートが半々くらいかな。

交通量は少ない。

こんな景色の中を走って・・

カザフスタンとキルギスの国境へ向かう。

国境中立地帯の有刺鉄線。

トイレタイム。
女性は林の中へ・・・

男はその辺で！

車内で食べる様に渡されたランチパック。

大きいだけで、充実した食べ物は期待出来ない。
何処を旅しても、日本の弁当がいかに偉大かが分かる。

何処でも売ってた、オヤツパック。

乾燥アンズや干しブドウ、ピーナッツが主。

キルギスは馬が多い。

道路をのんびり歩いていて交通の妨げになることも多いが、クラクションで追い払う様な事はしないみたい。

横断馬優先。

ハチミツ業が盛んで、至る所にハチミツ回収車？を見掛ける。

幹線道路まで売りに来てる業者も。

帰りにお土産に買おう・・・ってことになった。

16時には、この地方最大の都市（人口１万人）のカラコルに到着。

ロシア正教会？

ホテルに着くと、可愛いスタッフがお出迎え・・・なんだか日本の観光旅館みたいだ。

ホテルの庭には、サクランボがたくさん。

ビールが安くて美味しかった！
500mlが、ホテルで2ドル、山小屋で３ドル！

朝食。

ここから最初のキャンプまでは３時間も掛からないので、昼過ぎまでは市内観光・・・って何も無いんだけどね。

売り出し準備中？

トレッキング中の食料も仕入れなくっちゃ。

サバ缶、美味そう！

宮崎駿ワールド？

酒は安くて豊富。

アロエって国際語？だったんだ。

スキンヘッド専用シャンプー・・・・？

モスク。

現地ガイド（下界専用）のジル。
本当はもうちょっと可愛い！

女性は体を覆うのが原則らしく、こんなマントが無料レンタル。

それが妙な雰囲気を生んでいる。

いろいろ説明看板があったが、意味不明。

これは多分食べ物だ。

一人旅なら、絶対に入っちゃう食堂。

これって、何の看板か分かる？

キルギスでは馬肉が大人気。

中央アジア独自のパン・・・これが安くて美味いんだ！

石鹸。

海が無い内陸国なのに派手なビーチサンダルは、楽しいジョークか？

なんとなく床屋っぽい・・・？

肉バザールにも行ったが、写真にするにはグロ過ぎた。

読めそうで読めない。

ホテルに戻って、トレッキングの準備。

ポーターに預ける荷物の体重測定…12㎏厳守。

30数度の中、カルカラのキャンプ場に出発。

そうそう、ココの町が「カラコル」
イルニェル氷河観光？の拠点になるのが「カルカラ」
ここ、ややこしいのでお間違えの無い様に。

3時間ほど、16時に「カルカラキャンプ場」に到着。
快適な固定テント。

このトレッキングルート沿いにはこんな感じのキャンプサイトが数か所あるようなので、何時になく快適なトレッキングになりそう・・・と、この時は思った。

　このあと、テントが飛ぶんじゃないか的な猛烈な風が吹いた。

テントの造りは、けっこういい加減。

備え付けの布団の柄。
いい夢見られそう。

朝食は併設された立派な食堂で。

写真はランチ弁当。
自分で選んで袋に詰めて持って行く。

この仕組みは最後まで同じだった。

実は前日、大ニュースが飛び込んで来た。

本来ならここからジープで極悪路を数時間走って、そこからトレッキングが始まるのだが、な～んとその「極悪路」が崩落してしまって、ジープじゃ行けないんだそうだ。

パキスタンのトレッキングのアプローチでは珍しくもない話だが、さぁキリギスではどんな非常手段に出るのか、わくわくするところだ。添乗員さん頑張ってね！

過去の極悪路
https://youtu.be/wsYOdtKD2N8

この旅行記へのコメント （12）

• アルカロイド ダリルさん 2019/08/14 00:02:22

  アルマトイ宣言

  
  ほいみさん、暑いですねー
  今日、タイから帰ってきました！ 離島にシュノーケルしに行ったのに、荒れてマッタク泳げずに帰って来ました！ 泳ぐどころか、部屋で 孤立遭難してましたもん！
  
  4月から女子学生のダリルです！ 鍼灸マッサージの学校に、入学しました！
  衛生学の授業で、WHO（世界保健機関）の各種宣言を、丸暗記しなければならず、覚えられなくて四苦八苦！ ので、マンガにして記憶しました！
  
  で、アルマアタ宣言というのがあり、プライマリーヘルスケアの宣言なのですが、だいたいアルマアタって、どこやん？ M78星雲の星みたいな名前やんけ？ へーー？カザフスタンなんだぁ～アルマトイが現地語読みなのかしら？
  
  授業中は、スマホ禁止なんですが、ネットでそこら辺を補足しないと、とても授業について行けず、トイレに各種宣言を貼って、暗記しようとしたけど、ダメだぁ～～で、、、
  
  アルマアタ宣言
  アルコール、まぁた来てね～
  プライマリーヘルスケア
  
  ヘルシンキ宣言
  ヘルインコ ヘルシンキのインコ
  インフォームドコンセント
  
  リスボン宣言
  権利リス
  患者の権利宣言
  
  ジュネーブ宣言
  ジュネーブの樹医
  医師の論理
  
  など、、、ゴロ合わせマンガを描いた！ ら、、、クラス中にコピーして配るハメになり、入学2ヶ月にして、違う職業がイイんじゃない？と、クラスメイトだけでなく、担任にまで言われて、苦笑！ 40年ぶりの学生生活を楽しんでます！
  
  アルマアタ宣言は、WHOとユニセフとの共同宣言で、世界140カ国が批准した、とても大きな会議だったようです？ でも、アルマアタの街は、、、見どころナイんですよね？世界各国の、たくさんの方が泊まるコトが、デキたんですかね～？ あーゆー会議は、やたらと人数が来るでしょうから？ 郊外でキャンプしたのかなぁ？
  
  晴れ女なのに、荒れ女って言われたらどうしようと、青くなってるダリル（だって、荒れ女と旅行してくれる人が、4トラ仲間に、いなくなっちゃうじゃん？）
  

  ほいみさん からの返信 2019/08/14 21:26:29

  RE: アルマトイ宣言

  女学生ダリル様
  
  なんだかよく分かりませんが、アルマトイ？アルマアタ？　現地では「アルマティ」って聞こえました。街並みが途切れるまでは30分以上走った様だったので、大きな町だと思います。中心地は10階建て以上の高層ビルが林立してた様な。
  
  トレッキング中は添乗員が説明する「山の名前」が全然覚えられずにいたら、参加者全員がそんなんレベルで笑えました。帰国すると、そんな山の名前がサラサラと思い出されるのはどういうわけなんだろう。
  
  ダリ巣さんの漫画？絵？はなかなか魅力的なので、そちらで売り出したらいかがでしょう？　ネパールの看板ってすっげ〜へたくそじゃん。仕事ありそう・・・って、ネパールじゃ安いか。

• olive kenjiさん 2019/07/31 13:37:43

  キルギスって観光面白くないのですか

  暑いですね　ほいみさん
  また古い時代の旅行記をお書きになったのだと思っていたら。
  つい最近じゃありませんか。
  海外登山って久しぶりじゃないですか。本領発揮ですね。
  
  キルギスって、私は一度行ってみたいなと思っていたのですが、ほいみさん曰く、観光する所ないって。
  ガチャーン！私の夢が消えるじゃないですか。
  でも市内のいろいろな写真は興味深かったですよ。
  意味不明看板に、床屋に、訳分らない缶詰に、奇妙なマントを着た女性。
  
  ホテルスタッフやギルさんを見ていると、やはり素朴純情でひと昔前美人が多そうな気がして、やはりキルギスっていいな～と思ってしまいます。
  また続きがあるそうなので、女の子、いや人間も沢山入れて下さいね～
  
  表紙の写真いいですね。また最優秀賞を狙っていますね・・・
  
  　　　　　　　　　　　olive　kenji

  ほいみさん からの返信 2019/07/31 20:57:30

  RE: キルギスって観光面白くないのですか

  暑いですね…って、エアコンの中に引き籠ってますが。
  登山じゃなくって「山歩き」なんですよ。
  パンフレット上では楽そうだったのですが、実際に行ってみたら大違い！　そんな様子は次回から紹介します。
  
  皆が旅に何を求めているのかガ分からないので、変なこと書いてしまったかもしれません。私は雄大な自然が好きなので、キルギスでも山にばかり目が行ってしまうのかも。街はアルマトイとカラコルくらいしか観光しなかったので何とも言えません。クルマのマナーが良かったし、治安も問題なさそうでした。
  
  貧富の差が凄そうです。レクサスの比率は日本より高いけど、旧ソ連製のラーダとかモスクビッチ？もけっこう走ってるし。人々は何となく素朴です。トレッキング中のガイドやポーターはネパールやパキスタンより「見た目は」洗練されてるし、ユーモアもありました。
  
  星を絡めた写真は、月が明る過ぎてよいものは撮れませんでしたが、トレッキング最終日に凄いのが撮れました（星じゃない）。お楽しみに。
  
  ほいみ

• らびたんさん 2019/07/30 08:35:44

  憧れのキルギス

  ほいみさん、こんにちは(^^)
  
  キルギス行ってたんですかあ～
  この時期最高、私も行きたくて何度か調べてるんです。
  
  まずアルマトイからカラコルって5,6年前に道路が開通したと聞きましたが、路線バス（乗合タクシー）なんかはありそうでしょうか。
  ビシュケク行きのフライトってあまりいいのがないし、アルマトイからイシククル湖に行こうとするとどうしてもビシュケク経由で10時間、と出てきてこの峠をショートカットできないものかと悩ましく思っていました。
  
  たぶんビーサンはイシククルで泳ぐ人向けではないでしょうか。
  一応、ロシア人の避暑地になってるみたいで。
  私もあの雪山を見ながら泳いでみたいなーなんて思ってます。
  
  ひとり旅なら入る食堂、わかります。
  こーいうローカルなの大好き。
  
  ところで過去最大級の秘境パックってなんですか⁈
  タッシリナジェールを上回るとでも？？
  
  それはお楽しみとして、まず添乗員さんがどうこの状況を打開するのか期待しています！
  
  らびたん

  ほいみさん からの返信 2019/07/30 15:16:54

  RE: 憧れのキルギス

  こんにちは。
  
  ご一緒した参加者に、「DVD作って送るからね〜・・」なんて約束しちゃったばっかりに、無駄にPCに向かってます。最近、集中力が30分しかもたないので、作業が進みません。
  
  キルギス・・・・素晴らしかったです！
  ただそれは、山の中だけの話で、カラコル・ビシュケク・アルマトイ（カザフスタン）の町は見どころは少なく、日中の気温は35℃超え！
  
  イシククル湖は予想してたよりは綺麗だったのですが、私たちが泊った街は、けっこうなリゾートらしく、「山じじばば」には似合いませんでした。
  
  あ、ビールが美味しい上に安い！　レストランでも500mlが2−3ドル！
  日記にも書いていきますが、酒屋で買ったワインやその他の酒は、全滅でした。
  
  アルマトイ→カラコルは私も興味があって観察してましたが、少なくとも乗り合いバス風なモノには出会いませんでした…あるんだろうけど。ビシュケク→アルマトイは乗合かどうかはともかく、客を乗せたバスを何回か見掛けました。
  
  過去最大級の秘境パックとは価格のことで、さすがにバカバカしいと思うのか、5人から催行なのに現在4人しか集まってないようです。4人でもやっちゃおうかな・・・って雰囲気は感じるんだけどね。
  
  ほいみ
  
  
  

• 猫大好きさん 2019/07/28 14:44:09

  表紙の星の写真はどうしたら撮れる？

  いつまでたっても初心者の私ですが
  「もう一眼はヤフオクで売り払う」と言うと
  夫は「置いとけば～また使いたくなるかもよ」って！
  カメラが無くなったら、アフリカに行きたくなくなるかも。。。ならないかも
  
  ２４－７０のおば様の腕前はどうでしたか？
  
  崩落した道は
  馬に乗って越える？
  ヘリをチャーターする？
  
  答が楽しみだワ
  
  私は当分　旅を楽しむどころでは無い状況になりました
  実家の母が。（涙）。
  やっぱり行ける時に　南極行っておいて良かった！！
  

  ほいみさん からの返信 2019/07/28 17:24:24

  RE: 表紙の星の写真はどうしたら撮れる？

  
  表紙の写真は、何時もの星空撮りと同じですが、今回は月が明る過ぎたので山が白飛びしてしまいました。
  
  F2.8おば様は、写真を始めたばかりで、煽てられて一番高いヤツを買わされてしまった様でした。しかも難しいことばかりを教わったらしく、撮るのがもの凄く遅い。トレッキング中に簡単に撮る方法？を教えて上げたら「目から鱗」だったそうです。
  
  人生何が起こるか分かりませんね。介護もやがては自分がされる時が来るわけだし。
  
  一緒に行った人達に「この旅のDVDを造って送るね・・」なんて約束してしまったので、帰国後、引き籠ってPCに向かってます。

• gontaraさん 2019/07/27 15:59:36

  お星様回ってますね～

  丁度この頃満月でしたね。
  でも、こんな写真がちゃーんと撮れるんですね、流石！
  月光写真とコラボ？
  
  キリギスでは同じツアー会社のようで、ＧＯＮＴＡＲＡの利用したテントも全く同じようなテーピングの骨組みでした。
  これって、あえて・・・　そんな訳きゃ無いですね。
  
  ４０００ｍ越で準備運動ですか？
  レベルと缶詰のラベルが違いすぎ！

  ほいみさん からの返信 2019/07/27 20:21:24

  RE: お星様回ってますね?

  
  本当は一発撮りで、ハンテングリと天の川を写しかったのですが、月が明る過ぎて、こう撮らざるを得ませんでした。
  
  この辺りは「アクサイ」という会社が全て仕切っている様ですね。小型ビニールハウスの骨組みを流用した感じですね。
  
  9月に行くところは山じゃないんですが、催行されるかどうか分からないので、とりあえずちょこっと行って来ました。

• くろねこだりゅんさん 2019/07/27 13:59:46

  馬肉

  美味しいですよね～競馬取れなくなりますけど…（笑）
  
  表紙の写真、迫力あります。
  円の中心（北でしょうか）にちょうど流れ星が入った感じは初めて見ました。
  
  竹にテープで固定したテント…日本のテントは素晴らしいと実感。
  強風でも大丈夫だったのですか？
  最後の件で私もワクワクしてきました。こういう時にツアーってとても気が楽ですね。
  非常手段…崩落した場所を人間の足で乗り越えるとか？( ;∀;)
  

  ほいみさん からの返信 2019/07/27 15:39:42

  RE: 馬肉

  馬肉は、桜肉と称する「馬刺し」しか食べたことがないけど、キルギスでは高級肉みたいです。
  
  表紙の写真で北極星を横切っているのは航空機です。
  満月に近い月が非常に明るくて、天の川は撮れませんでした。
  今回は望遠レンズとコンデジが壊れてしまい、良い写真は少ないかな。
  
  この辺りは「アクサイ」という旅行会社が全てを仕切っていて、固定テントはビニールハウスの骨組みを利用したオリジナルかと思われます。庭に１棟欲しいです。この時に壊れたテントもあったので、この辺りでも滅多に吹かない強風だったのかもしれませんね。そのおかげで凄い写真が撮れたんですよ。
  
  ここのトレッキングには究極の裏技があるのです・・・次回をお楽しみに。
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