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鎌倉まつりは、四月の第2日曜日から第3日曜日。初日は、行列巡行、ミス鎌倉の披露に、メインイベントは何といっても静の舞でしょう。<br /><br />これは、捕えられ鎌倉に連れてこられた義経の妻、静御前が頼朝と政子の前で舞わされたという舞いを再現するもの。義経への恋しさと捕らわれの身である悲しさ、そして頼朝への抗議の思い。それを白拍子として名をはせた美貌の静御前が舞ったら、どんなに素晴らしかったことか。<br />今年の舞い手は泉流の泉朱輝さん。舞殿で舞われた舞いは凛として想像以上。静かな感動が湧いてきました。<br />

鎌倉散策パートⅣ 鎌倉まつり~鶴岡八幡宮の静の舞がハイライト。恋する義経への思い、頼朝の理不尽さへの憤りもいかばかりだったことかと思います~

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2019/04/14 - 2019/04/14

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たびたび

たびたびさん

鎌倉まつりは、四月の第2日曜日から第3日曜日。初日は、行列巡行、ミス鎌倉の披露に、メインイベントは何といっても静の舞でしょう。

これは、捕えられ鎌倉に連れてこられた義経の妻、静御前が頼朝と政子の前で舞わされたという舞いを再現するもの。義経への恋しさと捕らわれの身である悲しさ、そして頼朝への抗議の思い。それを白拍子として名をはせた美貌の静御前が舞ったら、どんなに素晴らしかったことか。
今年の舞い手は泉流の泉朱輝さん。舞殿で舞われた舞いは凛として想像以上。静かな感動が湧いてきました。

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  • 早朝、鎌倉駅に到着。祭りまでにはまだまだ時間があるし、例によって、B級グルメの探索といきましょう。<br />レ・ザンジュは、JRの列車の中からも見えるおしゃれな店構え。鎌倉では有名な洋菓子屋さんです。<br />

    早朝、鎌倉駅に到着。祭りまでにはまだまだ時間があるし、例によって、B級グルメの探索といきましょう。
    レ・ザンジュは、JRの列車の中からも見えるおしゃれな店構え。鎌倉では有名な洋菓子屋さんです。

  • 喫茶の方は10時からということで、こちらのマドレーヌをいただきました。カップに入っていて、あれっという感じ。高級店ではシェル型がほとんどですよね。お店の側からすると作りやすいんですが、食べる方からすると焼きの表面積が少なくなるし、ちょっと食べにくい。おいしさには関係ないようですが、やっぱり関係なくもないような気がします。<br />桜の花が少し添えてあって、季節の工夫でしょうか。そんな心遣いはさすがです。

    喫茶の方は10時からということで、こちらのマドレーヌをいただきました。カップに入っていて、あれっという感じ。高級店ではシェル型がほとんどですよね。お店の側からすると作りやすいんですが、食べる方からすると焼きの表面積が少なくなるし、ちょっと食べにくい。おいしさには関係ないようですが、やっぱり関係なくもないような気がします。
    桜の花が少し添えてあって、季節の工夫でしょうか。そんな心遣いはさすがです。

  • 鎌倉駅周辺には朝食をやっているこれといった店がけっこう少ない。そんな中で朝食屋コバカバは貴重な存在でしょう。

    鎌倉駅周辺には朝食をやっているこれといった店がけっこう少ない。そんな中で朝食屋コバカバは貴重な存在でしょう。

  • 焼き魚とかしっかり食べさせてくれるお店です。ただ、気がせいて、ドーナツをテイクアウト。しかし、このドーナツがふわふわでなかなかいい仕上がり。朝飯もいいですが、こちらのドーナツも捨てたものではありませんね。

    焼き魚とかしっかり食べさせてくれるお店です。ただ、気がせいて、ドーナツをテイクアウト。しかし、このドーナツがふわふわでなかなかいい仕上がり。朝飯もいいですが、こちらのドーナツも捨てたものではありませんね。

  • さて、祭りの行列が始まりましたね。<br />先頭は、源頼朝一行です。

    さて、祭りの行列が始まりましたね。
    先頭は、源頼朝一行です。

  • こちらは、若い頼朝。

    イチオシ

    こちらは、若い頼朝。

  • 政子も続きます。なんか旅姿かな・・

    イチオシ

    政子も続きます。なんか旅姿かな・・

  • 甲冑隊は、姉妹都市からの応援です。

    甲冑隊は、姉妹都市からの応援です。

  • ぞろぞろと

    ぞろぞろと

  • 行列がやってきますが、意外に観光客は少ないですね。

    行列がやってきますが、意外に観光客は少ないですね。

  • 確かに、華がイマイチかな。

    確かに、華がイマイチかな。

  • 北条早雲からの後北条氏の一行もいますけど、これもあんまり気持ちが乗らないかな。小田原で見るなら話は別ですけどね。

    北条早雲からの後北条氏の一行もいますけど、これもあんまり気持ちが乗らないかな。小田原で見るなら話は別ですけどね。

  • と、なるほどー。

    と、なるほどー。

  • これは源義経一行ですね。静御前に、後ろには弁慶も控えます。

    イチオシ

    これは源義経一行ですね。静御前に、後ろには弁慶も控えます。

  • 静御前は、今回の祭りの主役の一人。ちょっと緊張の面持ちですが、やっぱり注目度は高いでしょう。がんばってくださ~い。

    静御前は、今回の祭りの主役の一人。ちょっと緊張の面持ちですが、やっぱり注目度は高いでしょう。がんばってくださ~い。

  • 頼朝や政子にはイマイチ気持ちが乗らなくても、義経の方は悲劇もあるので、全然違う。天才的な戦略と武勇で平家を打倒した大ヒーローから、あっという間に兄頼朝に疎まれお尋ね者になって、東北の地で最期を迎えることとなる。しかし、滅びる平家の一門と同じように、義経にも日本人の心には深く刻まれた「もののあわれ」を感じる物語があると思います。

    頼朝や政子にはイマイチ気持ちが乗らなくても、義経の方は悲劇もあるので、全然違う。天才的な戦略と武勇で平家を打倒した大ヒーローから、あっという間に兄頼朝に疎まれお尋ね者になって、東北の地で最期を迎えることとなる。しかし、滅びる平家の一門と同じように、義経にも日本人の心には深く刻まれた「もののあわれ」を感じる物語があると思います。

  • ただ、この武者行列はさくっと終了。

    ただ、この武者行列はさくっと終了。

  • その後は、

    その後は、

  • あちこちの神社の出し物。

    あちこちの神社の出し物。

  • 鎌倉には、地域ごとに氏神さまがあって、

    鎌倉には、地域ごとに氏神さまがあって、

  • それぞれの町内がこうやって集まってきているんですね。

    それぞれの町内がこうやって集まってきているんですね。

  • つまり、鎌倉祭りは、神事ではない。

    つまり、鎌倉祭りは、神事ではない。

  • 町おこし、観光振興のためのイベントで、

    町おこし、観光振興のためのイベントで、

  • それを支援、盛り上げるために集まってきたんですね。

    それを支援、盛り上げるために集まってきたんですね。

  • なので、一つ一つはとっても小っちゃい規模。

    なので、一つ一つはとっても小っちゃい規模。

  • 全体としての統一感はないんですが、

    全体としての統一感はないんですが、

  • 神社の名前を見るとあ~あそこの神社かあとか。

    神社の名前を見るとあ~あそこの神社かあとか。

  • 私としては、ちょっと鎌倉の神社のおさらいができたような気分にもなりました。<br />ただ、一般の観光客にはどう映るのかなあ。やっぱり、雑然としたイメージが残るだけかも。これでは、観光客が少ないのは致し方ないかもしれません。<br />ここで祭りを離れて、昼飯にしましょう。

    私としては、ちょっと鎌倉の神社のおさらいができたような気分にもなりました。
    ただ、一般の観光客にはどう映るのかなあ。やっぱり、雑然としたイメージが残るだけかも。これでは、観光客が少ないのは致し方ないかもしれません。
    ここで祭りを離れて、昼飯にしましょう。

  • 昼は、ここルーフトップス。

    昼は、ここルーフトップス。

  • 小町通を入ってすぐのビル6階。鎌倉駅を眼下に見下ろすテラス席があって、ちょっとご機嫌な空間です。

    小町通を入ってすぐのビル6階。鎌倉駅を眼下に見下ろすテラス席があって、ちょっとご機嫌な空間です。

  • いただいたのは、クラシックバーガー。なんというかシンプルで、素材の味だけで勝負する感じ。どうかすると味が付けてないんじゃないかというくらい薄味ですね。<br />なので、ケチャップとかマスタードとか足そうかなあと思いながら食べ進めましたが、結局はこれでOK。それに、パテは筋のような固い部分も混じったりしてワイルドなうまさもあるので、ちゃんとうまみの変化を感じれます。

    イチオシ

    いただいたのは、クラシックバーガー。なんというかシンプルで、素材の味だけで勝負する感じ。どうかすると味が付けてないんじゃないかというくらい薄味ですね。
    なので、ケチャップとかマスタードとか足そうかなあと思いながら食べ進めましたが、結局はこれでOK。それに、パテは筋のような固い部分も混じったりしてワイルドなうまさもあるので、ちゃんとうまみの変化を感じれます。

  • 小町通りに出て。。<br />鎌倉五郎本店は、小町通に入ってすぐ。

    小町通りに出て。。
    鎌倉五郎本店は、小町通に入ってすぐ。

  • 麦田餅というのが気になっていただいてみました。もっちりしたお餅の部分は本物のお餅っぽくていい感じ。たっぷりかかったきな粉の香りもしっかりあって、そのコラボがとってもいい。さすが看板商品だけのことはあると思います。

    麦田餅というのが気になっていただいてみました。もっちりしたお餅の部分は本物のお餅っぽくていい感じ。たっぷりかかったきな粉の香りもしっかりあって、そのコラボがとってもいい。さすが看板商品だけのことはあると思います。

  • 続いてのコクリコクレープ店は、小町通の奥の方。緑色に統一された店構えが目印です。<br />

    続いてのコクリコクレープ店は、小町通の奥の方。緑色に統一された店構えが目印です。

  • いただいたのはレモンシュガー。どんな味なのか少し心配しながら注文しましたが、レモンの酸味をシュガーの甘さが程よく緩和して、これは十分あり。薄焼きのクレープ生地の焦げ焦げ感とか独特のおいしさもあるし、これは是非一度は食べるべきクレープだと思います。

    イチオシ

    いただいたのはレモンシュガー。どんな味なのか少し心配しながら注文しましたが、レモンの酸味をシュガーの甘さが程よく緩和して、これは十分あり。薄焼きのクレープ生地の焦げ焦げ感とか独特のおいしさもあるし、これは是非一度は食べるべきクレープだと思います。

  • さて、再び、祭りの方に戻りましょうか。<br />鶴岡八幡宮の舞殿の方に向かいます。

    さて、再び、祭りの方に戻りましょうか。
    鶴岡八幡宮の舞殿の方に向かいます。

  • 鎌倉の観光協会会長からのご挨拶。

    鎌倉の観光協会会長からのご挨拶。

  • そして、祭りの無事を祈ります。

    そして、祭りの無事を祈ります。

  • プログラムは、ミス鎌倉のご披露へ。

    プログラムは、ミス鎌倉のご披露へ。

  • ミス鎌倉はご三方。

    ミス鎌倉はご三方。

  • 地元出身の娘さんなので、私の好きな鎌倉をそれぞれが紹介。

    地元出身の娘さんなので、私の好きな鎌倉をそれぞれが紹介。

  • 鎌倉で育ったことへの感謝の気持ちもあって、ほのぼのするいい挨拶でした。

    鎌倉で育ったことへの感謝の気持ちもあって、ほのぼのするいい挨拶でした。

  • これから、一年間、鎌倉の観光大使として活動する予定。

    これから、一年間、鎌倉の観光大使として活動する予定。

  • はい。がんばってください。

    イチオシ

    はい。がんばってください。

  • さて、少し時間をおいて、ここからが祭りのメインイベント「静の舞」。

    さて、少し時間をおいて、ここからが祭りのメインイベント「静の舞」。

  • 笛・太鼓の演奏が始まって、いよいよですね。

    笛・太鼓の演奏が始まって、いよいよですね。

  • 舞い手が現れましたね。

    舞い手が現れましたね。

  • 入り口で一礼をして

    入り口で一礼をして

  • 登壇です。<br />ちなみに、静御前は、源義経のお妾さん。身分の低い白拍子の出身です。<br />ただ、義経と出会う前から既に舞の名手として知られていたような。京都の神泉苑で舞った雨乞いの舞の逸話も残ります。<br />時の権力者は白河法皇。「容顔美麗なる白拍子を百人召して、舞はせられしに、九十九人舞ひたりしに、其験もなかりけり。」しかし、ここで登場した静が舞うと俄かに黒雲が湧き出て、都は三日間の大雨となったというのです。そして、白河法皇からは「日本一」との宣旨。大きな評判となりました。<br />

    登壇です。
    ちなみに、静御前は、源義経のお妾さん。身分の低い白拍子の出身です。
    ただ、義経と出会う前から既に舞の名手として知られていたような。京都の神泉苑で舞った雨乞いの舞の逸話も残ります。
    時の権力者は白河法皇。「容顔美麗なる白拍子を百人召して、舞はせられしに、九十九人舞ひたりしに、其験もなかりけり。」しかし、ここで登場した静が舞うと俄かに黒雲が湧き出て、都は三日間の大雨となったというのです。そして、白河法皇からは「日本一」との宣旨。大きな評判となりました。

  • さて、この装束は白拍子のもの。<br />本来は、男性の服装なんですが、水干(すいかん)に金の烏帽子、刀も身につけています。

    さて、この装束は白拍子のもの。
    本来は、男性の服装なんですが、水干(すいかん)に金の烏帽子、刀も身につけています。

  • すり足のように

    すり足のように

  • ツツー、ツツー

    ツツー、ツツー

  • ゆっくりとした動きですが

    ゆっくりとした動きですが

  • その中に

    その中に

  • 義経への万感の思いを込める舞。

    義経への万感の思いを込める舞。

  • この場で唄いは入りませんが、記録によれば、唄いはあったようで。<br />「吉野山 峰の白雪ふみわけて 入りにし人の あとぞ恋しき」<br />吉野での義経との最後の別れを思い出し、

    この場で唄いは入りませんが、記録によれば、唄いはあったようで。
    「吉野山 峰の白雪ふみわけて 入りにし人の あとぞ恋しき」
    吉野での義経との最後の別れを思い出し、

  • 「しづやしづしづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」<br />かつての幸せな生活を思い出し、恋しい義経への思いを表します。

    「しづやしづしづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」
    かつての幸せな生活を思い出し、恋しい義経への思いを表します。

  • それにしても。。<br />頼朝の命を受けて、平家一門を打ち破った大功はどこへやら。<br />とうとう源頼朝の命により、土佐坊昌俊が六条堀川の義経邸に夜討ちをかけると、義経は危うく難を逃れますが、ここから、義経一行の逃避行が始まります。<br /><br />

    それにしても。。
    頼朝の命を受けて、平家一門を打ち破った大功はどこへやら。
    とうとう源頼朝の命により、土佐坊昌俊が六条堀川の義経邸に夜討ちをかけると、義経は危うく難を逃れますが、ここから、義経一行の逃避行が始まります。

  • 背後に迫る頼朝軍から逃れるために、西国へ落ちようと摂津の大物浦からの船出。しかし、これは暴風雨のために船は難破。これも命からがら助かります。<br />この時、義経に滅ぼされた平家の怨霊が船に取りつくというのは、お祭りの山車とかではよく見るテーマですね。<br />

    背後に迫る頼朝軍から逃れるために、西国へ落ちようと摂津の大物浦からの船出。しかし、これは暴風雨のために船は難破。これも命からがら助かります。
    この時、義経に滅ぼされた平家の怨霊が船に取りつくというのは、お祭りの山車とかではよく見るテーマですね。

  • そして、今度は、奈良を経て吉野の山へ。

    そして、今度は、奈良を経て吉野の山へ。

  • 吉野山の吉水神社には、義経一行が五日間ほど逗留し、再起を図ったといわれる「義経潜居の間」「弁慶思案の間」が今も保存されていますが、そこは二人が永遠に分かれることとなった最後の地。<br />静御前を預かった佐藤忠信ももう一人の主人公となる、歌舞伎や浄瑠璃の人気演目「義経千本桜」の舞台ともなりました。

    イチオシ

    吉野山の吉水神社には、義経一行が五日間ほど逗留し、再起を図ったといわれる「義経潜居の間」「弁慶思案の間」が今も保存されていますが、そこは二人が永遠に分かれることとなった最後の地。
    静御前を預かった佐藤忠信ももう一人の主人公となる、歌舞伎や浄瑠璃の人気演目「義経千本桜」の舞台ともなりました。

  • 吉野で義経に都に帰れと言われ吉野を落ち延びた静御前ですが、とうとう頼朝の差し向けた兵にとらえられ、鎌倉に護送されることになります。

    吉野で義経に都に帰れと言われ吉野を落ち延びた静御前ですが、とうとう頼朝の差し向けた兵にとらえられ、鎌倉に護送されることになります。

  • 鎌倉で義経の行方を詮議される静御前ですが、むろん知る由もないこと。

    鎌倉で義経の行方を詮議される静御前ですが、むろん知る由もないこと。

  • 静御前は義経の子を身ごもっていて、義経の無事を祈るしかなかったのです。<br />ところで、悲嘆にくれる静御前に日本一の舞を見せろと迫ったのは後の尼将軍、政子。拒む静御前に、鶴岡八幡に奉納する舞であると一歩も引きませんでした。

    静御前は義経の子を身ごもっていて、義経の無事を祈るしかなかったのです。
    ところで、悲嘆にくれる静御前に日本一の舞を見せろと迫ったのは後の尼将軍、政子。拒む静御前に、鶴岡八幡に奉納する舞であると一歩も引きませんでした。

  • そして、舞いを披露した静に一同感動しないものはいなかったのですが、<br />ただ、そんな中で、頼朝だけは激怒。謀反人である義経を慕うとはけしからんとしたのです。

    そして、舞いを披露した静に一同感動しないものはいなかったのですが、
    ただ、そんな中で、頼朝だけは激怒。謀反人である義経を慕うとはけしからんとしたのです。

  • しかし、政子はこれを聞いて、「頼朝が流人として伊豆にいた頃、父時政は時の権力を恐れて私たちを引き離そうとしました。それでも私は深夜豪雨の中、君のもとに走りました。また、石橋山敗戦後、君の生死がわからず一人伊豆山に留まり涙にくれておりました。静とて同じことでしょう。」と女心はひとつだと静をかばい、なだめたので頼朝も機嫌を直し、褒美として絹ひと重ねを贈ったということ。

    しかし、政子はこれを聞いて、「頼朝が流人として伊豆にいた頃、父時政は時の権力を恐れて私たちを引き離そうとしました。それでも私は深夜豪雨の中、君のもとに走りました。また、石橋山敗戦後、君の生死がわからず一人伊豆山に留まり涙にくれておりました。静とて同じことでしょう。」と女心はひとつだと静をかばい、なだめたので頼朝も機嫌を直し、褒美として絹ひと重ねを贈ったということ。

  • 義経、静に

    義経、静に

  • 頼朝、政子。

    頼朝、政子。

  • 平家に対抗して、本懐を遂げた同志のはずですが、

    平家に対抗して、本懐を遂げた同志のはずですが、

  • 思いはすれ違い、

    思いはすれ違い、

  • 悲劇の運命が進んでいく。

    イチオシ

    悲劇の運命が進んでいく。

  • しかし、その中にきらりと光った光芒がこの舞い。

    しかし、その中にきらりと光った光芒がこの舞い。

  • 万感の秘めた思いのすべてを

    万感の秘めた思いのすべてを

  • 舞いに託して

    舞いに託して

  • 美しく

    美しく

  • 凛とした空気が

    凛とした空気が

  • 周囲を包みます。

    周囲を包みます。

  • ちなみに、その後、静が生んだのは男児。<br />

    イチオシ

    ちなみに、その後、静が生んだのは男児。

  • これはやむなし。<br />頼朝の命で、安達新三郎は、赤子を静の懐からもぎとり、

    これはやむなし。
    頼朝の命で、安達新三郎は、赤子を静の懐からもぎとり、

  • 稲瀬川の河口の由比ヶ浜の海に沈めてしまうのです。<br />

    稲瀬川の河口の由比ヶ浜の海に沈めてしまうのです。

  • 赤子は、頼朝の側近、堀藤次親家が自分の一存で野辺送りをし、頼朝が父義朝のために建立した勝長寿院の後ろに葬ったとされます。

    赤子は、頼朝の側近、堀藤次親家が自分の一存で野辺送りをし、頼朝が父義朝のために建立した勝長寿院の後ろに葬ったとされます。

  • 静は都へ帰ったともいわれますが、詳しいことはわからない。<br />

    静は都へ帰ったともいわれますが、詳しいことはわからない。

  • いずれにしても、短い人生を終えたとされています。

    いずれにしても、短い人生を終えたとされています。

  • ただ、源氏の悲劇は義経だけでは終わらない。

    ただ、源氏の悲劇は義経だけでは終わらない。

  • 頼朝亡き後、

    頼朝亡き後、

  • 頼家、実朝、頼家の子公暁。

    頼家、実朝、頼家の子公暁。

  • 源氏の血統はほどなく絶えてしまう。

    源氏の血統はほどなく絶えてしまう。

  • 執権北条氏の時代が始まるにしても

    執権北条氏の時代が始まるにしても

  • 平家と源氏。結局は、どちらも勝利者ではなかったのかも。

    平家と源氏。結局は、どちらも勝利者ではなかったのかも。

  • 鎌倉は、そのすべての物語の終焉の地。

    鎌倉は、そのすべての物語の終焉の地。

  • 静の舞いが永遠に語り継がれるものになっていること

    静の舞いが永遠に語り継がれるものになっていること

  • むしろ、そのことで頼朝、政子も救われている面があるような。

    イチオシ

    むしろ、そのことで頼朝、政子も救われている面があるような。

  • 「吉野山 峰の白雪ふみわけて 入りにし人の あとぞ恋しき」

    「吉野山 峰の白雪ふみわけて 入りにし人の あとぞ恋しき」

  • 「しづやしづしづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」

    「しづやしづしづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」

  • 悲劇ではあるが、美しい世界に思いを馳せれたように思います。

    悲劇ではあるが、美しい世界に思いを馳せれたように思います。

  • 静の舞いを見て。<br />落ち着いたところで、まだ時間は早いんですが、晩飯も食べて帰りましょうか。<br />ではでは。<br />キャラウェイは待ち時間を覚悟して訪ねましたが、夕方だったので待ち時間なしで入れました。

    静の舞いを見て。
    落ち着いたところで、まだ時間は早いんですが、晩飯も食べて帰りましょうか。
    ではでは。
    キャラウェイは待ち時間を覚悟して訪ねましたが、夕方だったので待ち時間なしで入れました。

  • 大盛のライスはなるほどすごいですね。なので、小ライスにしてチキンカレーをいただきました。チキンの繊維がカレーにすっかり溶け込んでいます。ただ、それ以上にインパクトがあるというとそういうことではなくて、むしろ、普通。誠実な作りっていう感じがウリのような気がします。

    大盛のライスはなるほどすごいですね。なので、小ライスにしてチキンカレーをいただきました。チキンの繊維がカレーにすっかり溶け込んでいます。ただ、それ以上にインパクトがあるというとそういうことではなくて、むしろ、普通。誠実な作りっていう感じがウリのような気がします。

  • 今度は鎌倉駅の北側に移って。<br />パレタスの店内に入ると<br />

    今度は鎌倉駅の北側に移って。
    パレタスの店内に入ると

  • おびただしい数のアイスバーがずらり。

    おびただしい数のアイスバーがずらり。

  • 私は、このミックスフルーツのアイスバーをいただきましたが、オレンジやパイナップルのスライスがそのまま透けて見えていて、このビジュアルは強烈ですね。フルーツジュースにさらにフルーツのスライスを加えて固めているんでしょうが、本当に何も加えないストレートの味わい。子供に食べさせたいなと思うようなピュアな自然の味わいです。

    私は、このミックスフルーツのアイスバーをいただきましたが、オレンジやパイナップルのスライスがそのまま透けて見えていて、このビジュアルは強烈ですね。フルーツジュースにさらにフルーツのスライスを加えて固めているんでしょうが、本当に何も加えないストレートの味わい。子供に食べさせたいなと思うようなピュアな自然の味わいです。

  • 東京に戻るのに、途中の大船で途中下車。<br />前々から気になっていたCALVAさん。こちらは、大船駅から歩いてすぐ。かなり評判のいいパン屋なんですよね。

    東京に戻るのに、途中の大船で途中下車。
    前々から気になっていたCALVAさん。こちらは、大船駅から歩いてすぐ。かなり評判のいいパン屋なんですよね。

  • いただいたのは、パンデショコラ。チョコのクロワッサン。表面のパリパリの焼き上がりとかさすがですね。一方で、しっくり感やチョコの芳醇さは期待ほどではなかったような。意外にあっさり味に仕上がっていて、それはちょっと予想外でした。

    いただいたのは、パンデショコラ。チョコのクロワッサン。表面のパリパリの焼き上がりとかさすがですね。一方で、しっくり感やチョコの芳醇さは期待ほどではなかったような。意外にあっさり味に仕上がっていて、それはちょっと予想外でした。

  • そして、もう一つは高久ぱん。老舗感を出したなんか雰囲気のある店構えですよね。

    そして、もう一つは高久ぱん。老舗感を出したなんか雰囲気のある店構えですよね。

  • シュガーの揚げぱんをいただきましたが、これが最高。ふっくらしっくりといったパン生地にほんのりと上品な甘さ。これ以上ない揚げパンだと思います。期待していなかった分、ここで挽回できたような気がします。<br /><br />さて、以上で鎌倉祭りの一日は終了。お疲れ様でした。

    シュガーの揚げぱんをいただきましたが、これが最高。ふっくらしっくりといったパン生地にほんのりと上品な甘さ。これ以上ない揚げパンだと思います。期待していなかった分、ここで挽回できたような気がします。

    さて、以上で鎌倉祭りの一日は終了。お疲れ様でした。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • lagunaさん 2019/11/01 17:58:52
    鎌倉はいいですよね
    こんばんわ、LAGUNAと申します。
    四季を通して、「鎌倉」は古都の雰囲気がありいいですよね。
    「鎌倉まつり」のときはさぞかし観光客が多くてたびたびさんも写真撮影
    が大変だったと思います。
    私は現在「鎌倉のガイド」なるための研修を受けておりまして、
    4月から12月まで毎週2~3回は鎌倉の各地で実地研修などを受けています。
    鎌倉では祝祭日や土・日曜日天気の良い日は、込み合って小町通りさえ満足に
    歩けませんよね。
    まして「鎌倉まつり」や「鶴岡八幡宮例大祭」のときは、国内から観光客や
    修学旅行の生徒が来て混雑してます。最近では外国人観光客も年を重ねるたびに
    多くなってきており、特に中国人観光客の多さには驚かされます。
    「静御前の舞」良く撮れていますね。私はこの写真だけで満足してます。
    なにか鎌倉時代の歴史ロマンを感じられます。
    貴重な写真をありがとうございました。

    たびたび

    たびたびさん からの返信 2019/11/05 13:58:06
    RE: 鎌倉はいいですよね
    「鎌倉のガイド」なるための研修を受けいるって、それはすごいですね。私も、ゆくゆくは京都のボランティアガイドとかしてみたいなあと思っていましたが、日が経つうちに、やっぱりちょっとハードルが高いなあと思っているところ。楽しんでもらうための視点は豊富に持っているつもりだったんですが、それはどうかするとお仕着せになってしまう。正確な知識や特にバランスのよい体系的な理解がないと勤まりませんよね。
    一方で、鎌倉は、冬場の祭りともう少し中級グルメのところを充実させて見たいと思っているところです。今後ともよろしくお願いします。

                               たびたび

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