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オッサンネコです。<br /><br />唐突ですが、世界三大仏教遺跡というものをご存知でしょうか?<br />”世界三大”は日本人の感覚で与えられた冠ですが、<br />世界三大仏教遺跡とは即ち、アンコールワット、バガン、ボロブドゥールのこと。<br />これらはどれも一見の価値がある素晴らしい遺跡だったし、<br />名実ともに三大仏教遺跡なんて言われるのも分かる…。<br /><br />でも… タイのスコータイ遺跡を忘れちゃいませんかい?<br />13世紀前半に興隆したタイ初めての独立王国スコータイ。<br />王の善政や仏教信仰によって花開いた独自のアイデンティティは、<br />王朝が滅びてもタイ人の心に引き継がれて行き、今に脈々と息づいているのです。<br /><br />その功績を称えて、世界三大仏教遺跡にスコータイを加えて、<br />”世界四大仏教遺跡”に改名して欲しいところですが、<br />果たしてそれは私の妄信でしょうか ( ゚Д゚)<br />今回はそんなスコータイの良さや歴史ロマンを改めて魂で感じるべく、<br />雄大な遺跡へと身を投じるのでありました…。<br /><br />その時の記録です。

スコータイに行ってみた('18) 微笑みの国タイの源流 幸福を謳歌した兵たちの夢の跡を往く オッサンネコの一人旅

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2018/04/28 - 2018/04/29

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14

55

morisuke

morisukeさん

オッサンネコです。

唐突ですが、世界三大仏教遺跡というものをご存知でしょうか?
”世界三大”は日本人の感覚で与えられた冠ですが、
世界三大仏教遺跡とは即ち、アンコールワット、バガン、ボロブドゥールのこと。
これらはどれも一見の価値がある素晴らしい遺跡だったし、
名実ともに三大仏教遺跡なんて言われるのも分かる…。

でも… タイのスコータイ遺跡を忘れちゃいませんかい?
13世紀前半に興隆したタイ初めての独立王国スコータイ。
王の善政や仏教信仰によって花開いた独自のアイデンティティは、
王朝が滅びてもタイ人の心に引き継がれて行き、今に脈々と息づいているのです。

その功績を称えて、世界三大仏教遺跡にスコータイを加えて、
”世界四大仏教遺跡”に改名して欲しいところですが、
果たしてそれは私の妄信でしょうか ( ゚Д゚)
今回はそんなスコータイの良さや歴史ロマンを改めて魂で感じるべく、
雄大な遺跡へと身を投じるのでありました…。

その時の記録です。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス 自転車 バイク 飛行機
旅行の手配内容
個別手配
  • どうもどうも、オッサンネコことモリネコちゃんです。<br />今回は少し遠出をして、悠久の古都スコータイまで旅をします。<br />バンコクからスコータイまでの直行フライトはないので、<br />まずはその隣県であるピサヌロークまでひとっ飛びします。<br /><br />夜も明けぬ内に飛行機に乗り込もうとすると…<br />あら…プロペラ機。<br />離陸したらすぐに着陸態勢に入るという忙しないフライトでした。

    どうもどうも、オッサンネコことモリネコちゃんです。
    今回は少し遠出をして、悠久の古都スコータイまで旅をします。
    バンコクからスコータイまでの直行フライトはないので、
    まずはその隣県であるピサヌロークまでひとっ飛びします。

    夜も明けぬ内に飛行機に乗り込もうとすると…
    あら…プロペラ機。
    離陸したらすぐに着陸態勢に入るという忙しないフライトでした。

  • 夜が明けると同時にピッサヌローク空港に到着。<br />飛行機を降りたら歩いてターミナルに向かうところも、<br />タイの地方空港ではもはやお馴染みの光景 ( ゚Д゚)

    夜が明けると同時にピッサヌローク空港に到着。
    飛行機を降りたら歩いてターミナルに向かうところも、
    タイの地方空港ではもはやお馴染みの光景 ( ゚Д゚)

  • 空港を出たらスコータイ行きのバンに乗り換えます。<br />ピッサヌロークからスコータイの旧市街までは凡そ1時間程度。<br /><br />一番手っ取り早いのは、LCCの「Fly &amp; Ride」というチケット。<br />航空券と陸路移動のセットで、目的地まで最速で行く事が出来ます。<br />今回「Fly &amp; Ride」を利用したのは私一人だけ。<br />広いバンを優雅に独り占めできたのでした ヾ(´∀`*)ゝフヒョヒョヒョ♪

    空港を出たらスコータイ行きのバンに乗り換えます。
    ピッサヌロークからスコータイの旧市街までは凡そ1時間程度。

    一番手っ取り早いのは、LCCの「Fly & Ride」というチケット。
    航空券と陸路移動のセットで、目的地まで最速で行く事が出来ます。
    今回「Fly & Ride」を利用したのは私一人だけ。
    広いバンを優雅に独り占めできたのでした ヾ(´∀`*)ゝフヒョヒョヒョ♪

  • 今回のお宿は Thai Thai Sukhothai Guesthouse。<br />コテージ形式のホテルで、一泊約5,000円程度。<br />従業員の皆様は英語が堪能なので、情報収集も非常に楽チン。<br /><br />そしてゲストには自転車を無料で貸してくれるサービス付き。<br />スコータイの遺跡は狭い範囲内に密集しているので、<br />手早く回るには自転車くらいがちょうど良いのです Ψ(`▽´)Ψ

    今回のお宿は Thai Thai Sukhothai Guesthouse。
    コテージ形式のホテルで、一泊約5,000円程度。
    従業員の皆様は英語が堪能なので、情報収集も非常に楽チン。

    そしてゲストには自転車を無料で貸してくれるサービス付き。
    スコータイの遺跡は狭い範囲内に密集しているので、
    手早く回るには自転車くらいがちょうど良いのです Ψ(`▽´)Ψ

  • 歴史公園のゲートで遺跡の入場料110バーツ(≒400円)をお支払い。<br />ちゃりーん。<br />ちなみに半端な10THBは、公園内に自転車を乗り入れる料金です。<br /><br />公園内には大小様々の池があり、蓮の花が色鮮やかに浮かんでます。<br />でも前回来た時よりも蓮の数が減っているなぁ… (*´з`)

    歴史公園のゲートで遺跡の入場料110バーツ(≒400円)をお支払い。
    ちゃりーん。
    ちなみに半端な10THBは、公園内に自転車を乗り入れる料金です。

    公園内には大小様々の池があり、蓮の花が色鮮やかに浮かんでます。
    でも前回来た時よりも蓮の数が減っているなぁ… (*´з`)

  • まずはスコータイ歴史公園の王道から。<br />ワット・マハタート(Wat Mahathat)<br />スコータイ遺跡の中で最も規模が大きい王室寺院になります。

    まずはスコータイ歴史公園の王道から。
    ワット・マハタート(Wat Mahathat)
    スコータイ遺跡の中で最も規模が大きい王室寺院になります。

  • まずはスコータイ朝から簡単にご説明。<br />スコータイは、サンスクリット語で”幸福の夜明け”という意味であり、<br />13世紀後半~15世紀にタイ北部の都市スコータイを中心に繁栄した<br />タイ人(シャム人)が興隆した最初の統一国家なのです。<br /><br />タイ人は元々中国南部の雲南地方に居住していた民族なのですが、<br />モンゴル帝国の侵攻に圧される形でインドシナ半島へと南下し、<br />最終的にチャオプラヤ川流域に定着したと言われています。<br />当時その地域はインドシナの覇者クメール朝の統治下にありましたが、<br />クメール朝が衰退していくのを見切り、1238年に覇権を掠取します。<br /><br />建国当時はまだまだ地方の小王国だったスコータイ朝ですが、<br />ラームカムヘーン大王の治世時(1279-1299)に黄金期を迎えます。<br />この頃既にスコータイ朝は近隣諸国を圧倒する国力を保有してましたが、<br />王は武力を行使せず、同盟を締結する戦略で臣従国を増やしていきます。<br />王の外交能力は遺憾なく発揮され、北はラオス北部から、<br />南はマレー半島中部まで、一気に領土を拡大して行くのです。<br />また、スリランカから伝来してきた仏教を手厚く保護し、<br />その信仰心で次々と寺院を建立して行きます。<br />スコータイで始まった仏教思想は、後の王たちにも脈々と受け継がれて行き、<br />現在のタイ人の仏教信仰へと確かに繋がっていくのです (ノ´▽`)ノ

    まずはスコータイ朝から簡単にご説明。
    スコータイは、サンスクリット語で”幸福の夜明け”という意味であり、
    13世紀後半~15世紀にタイ北部の都市スコータイを中心に繁栄した
    タイ人(シャム人)が興隆した最初の統一国家なのです。

    タイ人は元々中国南部の雲南地方に居住していた民族なのですが、
    モンゴル帝国の侵攻に圧される形でインドシナ半島へと南下し、
    最終的にチャオプラヤ川流域に定着したと言われています。
    当時その地域はインドシナの覇者クメール朝の統治下にありましたが、
    クメール朝が衰退していくのを見切り、1238年に覇権を掠取します。

    建国当時はまだまだ地方の小王国だったスコータイ朝ですが、
    ラームカムヘーン大王の治世時(1279-1299)に黄金期を迎えます。
    この頃既にスコータイ朝は近隣諸国を圧倒する国力を保有してましたが、
    王は武力を行使せず、同盟を締結する戦略で臣従国を増やしていきます。
    王の外交能力は遺憾なく発揮され、北はラオス北部から、
    南はマレー半島中部まで、一気に領土を拡大して行くのです。
    また、スリランカから伝来してきた仏教を手厚く保護し、
    その信仰心で次々と寺院を建立して行きます。
    スコータイで始まった仏教思想は、後の王たちにも脈々と受け継がれて行き、
    現在のタイ人の仏教信仰へと確かに繋がっていくのです (ノ´▽`)ノ

  • ワット・マハタート(Wat Mahathat)<br />スコータイ歴史公園の中央に位置する王室寺院。<br />起源は13世紀とも言われてますが、何度も改築を繰り返した模様で<br />その数、なんと…仏塔185基、礼拝堂18棟、聖池5個!! <br />どんだけ… ( ゚Д゚)<br /><br />見所はこちら、中央の大仏塔でございます。<br />一番高く聳え立つ仏塔は、スコータイで独自に生まれた蓮蕾型。<br />頂華が蓮の蕾みたいにふっくらした優しい形になってます (*゚∀゚)b<br /><br />そしてその周りを取り囲むのは8基の仏塔。<br />東西南北に置かれている4基の仏塔はクメール様式、<br />斜め角に位置する4基の仏塔は希少なモン・ハリプンチャイ様式。<br />この仏塔の配置は、各々に信仰された仏の曼荼羅であり、<br />スコータイ朝の祭儀や祭礼の中心であったと考えられています。

    ワット・マハタート(Wat Mahathat)
    スコータイ歴史公園の中央に位置する王室寺院。
    起源は13世紀とも言われてますが、何度も改築を繰り返した模様で
    その数、なんと…仏塔185基、礼拝堂18棟、聖池5個!!
    どんだけ… ( ゚Д゚)

    見所はこちら、中央の大仏塔でございます。
    一番高く聳え立つ仏塔は、スコータイで独自に生まれた蓮蕾型。
    頂華が蓮の蕾みたいにふっくらした優しい形になってます (*゚∀゚)b

    そしてその周りを取り囲むのは8基の仏塔。
    東西南北に置かれている4基の仏塔はクメール様式、
    斜め角に位置する4基の仏塔は希少なモン・ハリプンチャイ様式。
    この仏塔の配置は、各々に信仰された仏の曼荼羅であり、
    スコータイ朝の祭儀や祭礼の中心であったと考えられています。

  • 仏塔の基壇の下には巡業中のお弟子さん達を表した漆喰彫刻。<br />その数、なんと…168体。<br />どんだけ …( ゚Д゚)<br />ウォーキング・お弟子さん達の上には、様々なスタイルの仏像があり、<br />仏教の世界観がうまく表現されているのです。

    仏塔の基壇の下には巡業中のお弟子さん達を表した漆喰彫刻。
    その数、なんと…168体。
    どんだけ …( ゚Д゚)
    ウォーキング・お弟子さん達の上には、様々なスタイルの仏像があり、
    仏教の世界観がうまく表現されているのです。

  • 基壇仏塔の壁龕(へきがん)には、スコータイ様式の仏像が見られます。<br /><br />スコ―タイ様式の仏像と言えば、ずばり曲線美が艶かしい遊行仏。 <br />スコータイ朝ではクメール朝から独立したという矜持があり、<br />オリジナルの建築様式を生み出そうとする気概が高まっていくのです。<br />そしてクメール様式とスリランカ様式が混ざり合って生まれたのが、<br />この遊行仏になるのです  (゚Д゚)≡゚д゚)<br />通常の仏像が直線的に構成されるのに対して、<br />遊行仏は曲線を描くように滑らかに描かれているのが特徴です。<br /><br />薄衣を纏ったお姿は中性的で、不思議と妙な色気があるのでして…<br />タイのおねえの原点もこちら… なのでしょうか ( ̄▽ ̄;)ポッ

    基壇仏塔の壁龕(へきがん)には、スコータイ様式の仏像が見られます。

    スコ―タイ様式の仏像と言えば、ずばり曲線美が艶かしい遊行仏。
    スコータイ朝ではクメール朝から独立したという矜持があり、
    オリジナルの建築様式を生み出そうとする気概が高まっていくのです。
    そしてクメール様式とスリランカ様式が混ざり合って生まれたのが、
    この遊行仏になるのです (゚Д゚)≡゚д゚)
    通常の仏像が直線的に構成されるのに対して、
    遊行仏は曲線を描くように滑らかに描かれているのが特徴です。

    薄衣を纏ったお姿は中性的で、不思議と妙な色気があるのでして…
    タイのおねえの原点もこちら… なのでしょうか ( ̄▽ ̄;)ポッ

  • そして仏塔には破損を免れた彫刻を所々に見ることが出来ます。<br />これは完全にクメール様式の影響ですな。

    そして仏塔には破損を免れた彫刻を所々に見ることが出来ます。
    これは完全にクメール様式の影響ですな。

  • 大仏塔の左右には、高さ12m程度の大きな仏立像があります。<br />前で記念撮影している人で大きさは推し測ってね。<br /><br />この仏立像、プラ・アッタロートと言いまして、<br />スコータイ時代にはこの仏立像の建築が非常に流行ったとされてます。<br /><br />ちなみにスコータイ様式とは何ぞや?<br />ってなわけで、その代表的なものを幾つかご紹介します (*゚▽゚ノノ゙☆<br />1 遊行仏(Walking Budda)<br />2 大きな仏立像(Phra Attharot)<br />3 蓮蕾型の仏塔<br />4 象に囲まれた仏塔<br />5 四方に異なるスタイルの仏像を描いたモンドップ<br />これを知っておくだけでも、旅が少し楽しくなる、かも…。

    大仏塔の左右には、高さ12m程度の大きな仏立像があります。
    前で記念撮影している人で大きさは推し測ってね。

    この仏立像、プラ・アッタロートと言いまして、
    スコータイ時代にはこの仏立像の建築が非常に流行ったとされてます。

    ちなみにスコータイ様式とは何ぞや?
    ってなわけで、その代表的なものを幾つかご紹介します (*゚▽゚ノノ゙☆
    1 遊行仏(Walking Budda)
    2 大きな仏立像(Phra Attharot)
    3 蓮蕾型の仏塔
    4 象に囲まれた仏塔
    5 四方に異なるスタイルの仏像を描いたモンドップ
    これを知っておくだけでも、旅が少し楽しくなる、かも…。

  • そしてもう一つ。<br />スコータイにある仏像はある共通点があるのです。<br /><br />正解は…<br />スコータイの仏像はすべて、悟りを開いた後の姿を描写していること。<br />その表情には全てを包み込むような優しい微笑みがあり、<br />これこそがタイ・スマイルの源流だとも言われています (*゚∀゚)b

    そしてもう一つ。
    スコータイにある仏像はある共通点があるのです。

    正解は…
    スコータイの仏像はすべて、悟りを開いた後の姿を描写していること。
    その表情には全てを包み込むような優しい微笑みがあり、
    これこそがタイ・スマイルの源流だとも言われています (*゚∀゚)b

  • 聖池越しに見る遺跡。<br />ここから見る仏像が一番好きなスポット。

    聖池越しに見る遺跡。
    ここから見る仏像が一番好きなスポット。

  • 一心に祈りを捧げるカップル。<br />その姿、あまりにも美しすぎてため息が出てしまう (o´Д`)=з<br /><br /><br />

    イチオシ

    一心に祈りを捧げるカップル。
    その姿、あまりにも美しすぎてため息が出てしまう (o´Д`)=з


  • 池に映った逆さ仏塔…とでも言いましょうか…。<br />蓮のピンクとのコントラストがフォトジェニックじゃね。<br /><br />ちなみに、蓮の花は仏教を象徴するものとされています。<br />私たちが生きている世の中は、欲望や苦難に満ち溢れた泥の様に濁った世界。<br />蓮はそんな泥の中で育つわけですが、大きな花を咲かせるのは泥の上。<br />仏の教えに従い、<br />

    池に映った逆さ仏塔…とでも言いましょうか…。
    蓮のピンクとのコントラストがフォトジェニックじゃね。

    ちなみに、蓮の花は仏教を象徴するものとされています。
    私たちが生きている世の中は、欲望や苦難に満ち溢れた泥の様に濁った世界。
    蓮はそんな泥の中で育つわけですが、大きな花を咲かせるのは泥の上。
    仏の教えに従い、

  • 遺跡のすぐ側には枝を大きく広げた大樹があったり。<br />ってこの木… もはや神木レベルじゃね ( ゚Д゚)<br /><br />この木は此処でずっと遺跡を見て来たのでしょうか。<br />王朝の栄華から荒廃、そして遺跡が密林に埋もれていくまで。<br />そんな悠久の時をこの木に想うだけでも、<br />なんか無常のロマンをぼんやりと感じちゃうのです ( ゚д゚)ハッ!

    遺跡のすぐ側には枝を大きく広げた大樹があったり。
    ってこの木… もはや神木レベルじゃね ( ゚Д゚)

    この木は此処でずっと遺跡を見て来たのでしょうか。
    王朝の栄華から荒廃、そして遺跡が密林に埋もれていくまで。
    そんな悠久の時をこの木に想うだけでも、
    なんか無常のロマンをぼんやりと感じちゃうのです ( ゚д゚)ハッ!

  • 歴史公園の内部はよく整備されており、<br />こんな小気味良い雑木林の中をチャリンコで颯爽と抜けていきます。<br />所々に点在する遺跡を横目で眺めながらチャリを漕ぐのも乙なもの。

    歴史公園の内部はよく整備されており、
    こんな小気味良い雑木林の中をチャリンコで颯爽と抜けていきます。
    所々に点在する遺跡を横目で眺めながらチャリを漕ぐのも乙なもの。

  • 続いてワット・シーサワイ(Wat Sri Sawai)<br />入口の門の向こうにご立派な仏塔がチラチラ見えていますよ~。

    続いてワット・シーサワイ(Wat Sri Sawai)
    入口の門の向こうにご立派な仏塔がチラチラ見えていますよ~。

  • ワット・シーサワイ(Wat Sri Sawai)<br />3連のクメール形式の仏塔(プラーン)が特徴的。<br />元々はクメール朝時代に未完成のままで放置されたヒンドゥー寺院だったのですが、<br />それに有効利用して仏教寺院に改装した寺院となります。<br />スコータイ遺跡の中でも、クメール様式がここまで残っているのは<br />この寺院だけになります ( *゚∀゚)=3 ムッハー!

    ワット・シーサワイ(Wat Sri Sawai)
    3連のクメール形式の仏塔(プラーン)が特徴的。
    元々はクメール朝時代に未完成のままで放置されたヒンドゥー寺院だったのですが、
    それに有効利用して仏教寺院に改装した寺院となります。
    スコータイ遺跡の中でも、クメール様式がここまで残っているのは
    この寺院だけになります ( *゚∀゚)=3 ムッハー!

  • この遺構の興味深いところ、<br />それは当時のスコータイ朝の仏教への感覚。<br />通常一つの宗教を信仰する場合、元からある宗教は排他されがちなもの。<br />でもスコータイ朝ではヒンドゥー教の神様もそのまま許容しており、<br />仏教と共存していたことが読み取れます。

    この遺構の興味深いところ、
    それは当時のスコータイ朝の仏教への感覚。
    通常一つの宗教を信仰する場合、元からある宗教は排他されがちなもの。
    でもスコータイ朝ではヒンドゥー教の神様もそのまま許容しており、
    仏教と共存していたことが読み取れます。

  • ワット・シーサワイの礼拝堂外で見つけた大樹。<br />根っこのわさわさ感が、お空に飛んで行ったラピュタみたい。

    イチオシ

    ワット・シーサワイの礼拝堂外で見つけた大樹。
    根っこのわさわさ感が、お空に飛んで行ったラピュタみたい。

  • 続いて城壁の北側に当たるエリアから。<br />北側はまた城壁内とは別に、入場料100THBが掛かります ( ゚Д゚)<br />それでも尚、一見の価値があるのがワット・シーチュム。<br />細い隙間から大仏が垣間見れる光景は、スコータイならではの絶景。<br />

    続いて城壁の北側に当たるエリアから。
    北側はまた城壁内とは別に、入場料100THBが掛かります ( ゚Д゚)
    それでも尚、一見の価値があるのがワット・シーチュム。
    細い隙間から大仏が垣間見れる光景は、スコータイならではの絶景。

  • この迫力!<br />絶景キタ━━━d(゚∀゚)b━━ッッッ!!

    イチオシ

    この迫力!
    絶景キタ━━━d(゚∀゚)b━━ッッッ!!

  • ワット・シーチュム(Wat Si Chum)<br /><br />こちらの仏像はプラ・アチャナ(アチャナ仏)と言いまして、<br />”恐れないもの”という意味を持ちます。<br />あやかりたいぞ… ( ゚Д゚)<br /><br />高さは14.7mでスコータイ遺跡最大の座仏像で・す・が、<br />中で仰ぎ見る人と目線が合うように造られているのです  (゚Д゚)≡゚д゚)

    ワット・シーチュム(Wat Si Chum)

    こちらの仏像はプラ・アチャナ(アチャナ仏)と言いまして、
    ”恐れないもの”という意味を持ちます。
    あやかりたいぞ… ( ゚Д゚)

    高さは14.7mでスコータイ遺跡最大の座仏像で・す・が、
    中で仰ぎ見る人と目線が合うように造られているのです (゚Д゚)≡゚д゚)

  • 中に入ると、プラ・アチャナと目が合いました。<br />自分のやましいことをすべて見透かされている様な視線…<br />いやいやいや、私やましい事は何もございませぬ (°д°lll)

    中に入ると、プラ・アチャナと目が合いました。
    自分のやましいことをすべて見透かされている様な視線…
    いやいやいや、私やましい事は何もございませぬ (°д°lll)

  • アチャナ仏のスラっと滑らかな指先。<br />信者はこの指に金箔を貼り、願い事をするわけですねー。<br /><br />個人的にはこの滑らかで少し妖艶な指先も、<br />スコータイ様式の特徴じゃないかと思っております。<br />こんな指になりたい… ( ゚д゚)

    アチャナ仏のスラっと滑らかな指先。
    信者はこの指に金箔を貼り、願い事をするわけですねー。

    個人的にはこの滑らかで少し妖艶な指先も、
    スコータイ様式の特徴じゃないかと思っております。
    こんな指になりたい… ( ゚д゚)

  • 続いて北側のもう一つのハイライト。<br />ワット・プラ・パイ・ルアン(Wat Phra Phai Luang)<br /><br />スコータイがまだクメール朝の前哨地だった頃に建てられた寺院で、<br />当時の町の中心だったと言われています。<br />恐らくスコータイで一番大きい手付かずの廃墟って印象で、<br />廃墟マニアにはマックス・ハイテンションな遺跡になりまっす。

    続いて北側のもう一つのハイライト。
    ワット・プラ・パイ・ルアン(Wat Phra Phai Luang)

    スコータイがまだクメール朝の前哨地だった頃に建てられた寺院で、
    当時の町の中心だったと言われています。
    恐らくスコータイで一番大きい手付かずの廃墟って印象で、
    廃墟マニアにはマックス・ハイテンションな遺跡になりまっす。

  • モンドップ跡には、遊行仏の痕跡がしっかり残っています。<br />仏像ってこうやって造るんだ…と一人納得 ( ゚д゚)ハッ!<br /><br />こちら先ほど紹介したスコータイ様式のモンドップ(お堂)で、<br />元々はモンドップの4面全てに仏像が描かれていたとされています。<br />4面仏のモンドップがここまでキレイに残っているのは、<br />この遺跡と城壁南側のワット・チェーチュポンのみとなります。

    モンドップ跡には、遊行仏の痕跡がしっかり残っています。
    仏像ってこうやって造るんだ…と一人納得 ( ゚д゚)ハッ!

    こちら先ほど紹介したスコータイ様式のモンドップ(お堂)で、
    元々はモンドップの4面全てに仏像が描かれていたとされています。
    4面仏のモンドップがここまでキレイに残っているのは、
    この遺跡と城壁南側のワット・チェーチュポンのみとなります。

  • 敷地内は荒れ放題。<br />まだ修復の手もそんなに入っていない模様。<br />だが、それがいい ( -`ω-)キリッ

    敷地内は荒れ放題。
    まだ修復の手もそんなに入っていない模様。
    だが、それがいい ( -`ω-)キリッ

  • 仏像もこの通り。<br />ココは正に”諸行無常の響きあり”を実感できる場所なのだよ。

    仏像もこの通り。
    ココは正に”諸行無常の響きあり”を実感できる場所なのだよ。

  • ちなみに中央の仏塔跡は、モン・ハリプンチャイ様式のピラミッド型。<br />その形状から、ランプーンのワット・チャーマテーウィーにある<br />スワンチャンコート仏塔のコピーである可能性が高いとされています。<br /><br />いつかはこの寺院もアユタヤの様に観光地化が進み、<br />遺跡は修繕され、元の形が再現される時が来るでしょう。<br />遺跡は遺跡のまま、その姿を残していくことも大切だと思うのですが、<br />さてさてどちらが未来志向に合っているのでしょうか?

    ちなみに中央の仏塔跡は、モン・ハリプンチャイ様式のピラミッド型。
    その形状から、ランプーンのワット・チャーマテーウィーにある
    スワンチャンコート仏塔のコピーである可能性が高いとされています。

    いつかはこの寺院もアユタヤの様に観光地化が進み、
    遺跡は修繕され、元の形が再現される時が来るでしょう。
    遺跡は遺跡のまま、その姿を残していくことも大切だと思うのですが、
    さてさてどちらが未来志向に合っているのでしょうか?

  • 続いて城壁西側エリアから。<br />ワット・サパーンヒン(Wat Spharn Hin)<br /><br />サパーンヒンとは石の橋という意味で、<br />丘の上まで続く石のフットステップがその名前の語源。<br />元々はラームカムヘン大王がスリランカからの高僧を招いた際に、<br />高僧が居住するために寄進された精舎の跡地なのです。

    続いて城壁西側エリアから。
    ワット・サパーンヒン(Wat Spharn Hin)

    サパーンヒンとは石の橋という意味で、
    丘の上まで続く石のフットステップがその名前の語源。
    元々はラームカムヘン大王がスリランカからの高僧を招いた際に、
    高僧が居住するために寄進された精舎の跡地なのです。

  • 丘の上までは少し汗をかく必要がありますが、<br />到着するとスコータイの雄大な景色を見ることが出来ます!<br />ってそんな大したことないけどね。<br /><br />西側エリアはこのワット・サパーンヒンしか見所がなく、<br />圧倒的に観光客が少ないのが難点となります。<br />2007年には一人で訪れた日本人女性がここで刺殺された事件もあり、<br />単独行ではあまりお勧めされていないエリアでもあります。<br />個人的に、そこまでの危険は全く感じなかったのですが、<br />周囲は森に囲まれた見通しの悪い道が続くので、<br />出かけるなら明るい内(午前中)が望ましいと思います。

    丘の上までは少し汗をかく必要がありますが、
    到着するとスコータイの雄大な景色を見ることが出来ます!
    ってそんな大したことないけどね。

    西側エリアはこのワット・サパーンヒンしか見所がなく、
    圧倒的に観光客が少ないのが難点となります。
    2007年には一人で訪れた日本人女性がここで刺殺された事件もあり、
    単独行ではあまりお勧めされていないエリアでもあります。
    個人的に、そこまでの危険は全く感じなかったのですが、
    周囲は森に囲まれた見通しの悪い道が続くので、
    出かけるなら明るい内(午前中)が望ましいと思います。

  • 丘の上にある立仏像プラ・アッタロート。<br />立仏像がっ示す右手の掌を開いた形は施無畏印と言いまして、<br />人々の畏れを取り除く印相になります。<br /><br />恐らくは、精舎が密林に埋もれていく過程で仏像も倒壊し、<br />500年以上もの長い間、ずっと放置されていたのだと思われますが、<br />今は昔の様に丘の上に立ち、スコータイを見守ってくれています。<br />なんかちょっと悠久ロマンを感じませんか? (*゚∀゚)=з

    丘の上にある立仏像プラ・アッタロート。
    立仏像がっ示す右手の掌を開いた形は施無畏印と言いまして、
    人々の畏れを取り除く印相になります。

    恐らくは、精舎が密林に埋もれていく過程で仏像も倒壊し、
    500年以上もの長い間、ずっと放置されていたのだと思われますが、
    今は昔の様に丘の上に立ち、スコータイを見守ってくれています。
    なんかちょっと悠久ロマンを感じませんか? (*゚∀゚)=з

  • 足元にも小さな仏像。<br />右手をだらんと垂らして、中指を地に着けるのは降魔印と言いまして、<br />悟りを得た釈迦が悪魔マーラを退けた姿を表しています。<br />基本的にスコータイで見られる仏像は、<br />この降魔印と施無畏印の2パターンに限定されます。

    足元にも小さな仏像。
    右手をだらんと垂らして、中指を地に着けるのは降魔印と言いまして、
    悟りを得た釈迦が悪魔マーラを退けた姿を表しています。
    基本的にスコータイで見られる仏像は、
    この降魔印と施無畏印の2パターンに限定されます。

  • もう一つ、西側エリアからスコータイ様式を汲んだ遺跡をご紹介。<br />ワット・チャ―ン・ロープ(Wat Chang Rob)<br />直訳すると、象を周りに装飾した寺院?かな。<br /><br />この仏像の基壇をゾウの彫刻でぐるっと囲むのは<br />他所ではあまり見かけないスコータイで独特の様式となります。

    もう一つ、西側エリアからスコータイ様式を汲んだ遺跡をご紹介。
    ワット・チャ―ン・ロープ(Wat Chang Rob)
    直訳すると、象を周りに装飾した寺院?かな。

    この仏像の基壇をゾウの彫刻でぐるっと囲むのは
    他所ではあまり見かけないスコータイで独特の様式となります。

  • 本来であれば24基のゾウを基壇にした荘厳な仏塔…のはずですが、<br />残念ながら周りのゾウさん達は跡形もなく木っ端になってます…。<br />いい人に治してもらえよ ( ゚Д゚)

    本来であれば24基のゾウを基壇にした荘厳な仏塔…のはずですが、
    残念ながら周りのゾウさん達は跡形もなく木っ端になってます…。
    いい人に治してもらえよ ( ゚Д゚)

  • 遺跡巡りにも疲れて来たので、一度ホテルへチェックインすることに。<br />で。案内された部屋がこれよ。<br /><br />(  ゚д゚)...。<br /><br />ここにアラフォーのオッサン一人で泊まれと…。

    遺跡巡りにも疲れて来たので、一度ホテルへチェックインすることに。
    で。案内された部屋がこれよ。

    ( ゚д゚)...。

    ここにアラフォーのオッサン一人で泊まれと…。

  • (  ゚Д゚)…。<br /><br />これ要らんやろ…。

    ( ゚Д゚)…。

    これ要らんやろ…。

  • 後は飯食って夕暮れ時を待つのみ。<br />近くの食堂で頼んだタイの代表飯がこいつ。<br />パッカナームークロープ(カリカリ豚とカイラン菜炒め)<br />これにナムプリックをかけて食べると、もう最高!な一品です。<br />お値段は80THB(300円位) うーん安いぞ! (ノ*゚▽゚)ノ

    後は飯食って夕暮れ時を待つのみ。
    近くの食堂で頼んだタイの代表飯がこいつ。
    パッカナームークロープ(カリカリ豚とカイラン菜炒め)
    これにナムプリックをかけて食べると、もう最高!な一品です。
    お値段は80THB(300円位) うーん安いぞ! (ノ*゚▽゚)ノ

  • 黄昏時、モリネコさんは再び行動開始。<br />まるでコウモリだな ( ゚Д゚)

    黄昏時、モリネコさんは再び行動開始。
    まるでコウモリだな ( ゚Д゚)

  • 聖池越しに見るワット・マハタート。<br />うーん、きれいだなぁ~  (o´Д`)ノ&quot;

    イチオシ

    聖池越しに見るワット・マハタート。
    うーん、きれいだなぁ~ (o´Д`)ノ"

  • 水面に映る夕陽と仏塔。

    水面に映る夕陽と仏塔。

  • ワット・マハタート 夕暮れVersion。

    ワット・マハタート 夕暮れVersion。

  • 仏陀は静かに微笑みたり。<br />ゆっくりとした時間が、ただ静かに遺跡に流れ込んでいるみたい。

    仏陀は静かに微笑みたり。
    ゆっくりとした時間が、ただ静かに遺跡に流れ込んでいるみたい。

  • ワット・マハタートの仏塔も夕陽を浴びて真っ赤に染まってきました。

    ワット・マハタートの仏塔も夕陽を浴びて真っ赤に染まってきました。

  • 刻一刻と変わりゆく夕暮れの風景。<br />夕焼けの粒子に包まれて、ふわっとした光の中を颯爽と歩く。<br />長い人生から見たら、瞬きほどの一寸の時間だけれども、<br />この瞬間のためにおいらは旅をしているのだよ。

    刻一刻と変わりゆく夕暮れの風景。
    夕焼けの粒子に包まれて、ふわっとした光の中を颯爽と歩く。
    長い人生から見たら、瞬きほどの一寸の時間だけれども、
    この瞬間のためにおいらは旅をしているのだよ。

  • きりっと整えられた指先についうっとり w(゚ー゚;)w

    イチオシ

    きりっと整えられた指先についうっとり w(゚ー゚;)w

  • 本日のハイライト。<br />素晴らしい夕暮れの絶景。<br />夕陽ハンターの冥利に尽きる思いですぞ (ノ≧∀≦)ノ

    本日のハイライト。
    素晴らしい夕暮れの絶景。
    夕陽ハンターの冥利に尽きる思いですぞ (ノ≧∀≦)ノ

  • もういっちょ。<br />精巧につくられた影絵の世界を見ている様。

    イチオシ

    もういっちょ。
    精巧につくられた影絵の世界を見ている様。

  • 恐らくは同業者ぢゃないかと(夕陽ハンター)<br />このどっしりとした黄昏っぷり、只者ではない… ( +゚言゚)

    恐らくは同業者ぢゃないかと(夕陽ハンター)
    このどっしりとした黄昏っぷり、只者ではない… ( +゚言゚)

  • 陽が落ちて、最後の幻想的な時間に突入です。<br />フィナーレまで見つめていたいけど、蚊が多くて…。<br />血を抜かれるだけならまだしも、耳元で羽音を鳴らすのは止めておくれ。

    陽が落ちて、最後の幻想的な時間に突入です。
    フィナーレまで見つめていたいけど、蚊が多くて…。
    血を抜かれるだけならまだしも、耳元で羽音を鳴らすのは止めておくれ。

  • 池越しに見たライトアップされた仏塔。<br />

    池越しに見たライトアップされた仏塔。

  • 一日目の行程を終えて、さっきの食堂でホッと一息。<br />タイで一番有名なビールは、ライオンロゴのシンハービールですが、<br />個人的にはゾウさん一択… ラブ・ビア・チャーンなのだ。<br /><br />そのお味は、日本のヱビスビールに近い印象。<br />コクと風味は独特ですが、これがまたタイの飯に合うんだな…。<br />かくして小さな幸せに包まれた夜は、ゆっくりと更けて行くのでした。<br /><br />翌日のシーサッチャナラーイ編に続きます。<br />それではまた~。

    一日目の行程を終えて、さっきの食堂でホッと一息。
    タイで一番有名なビールは、ライオンロゴのシンハービールですが、
    個人的にはゾウさん一択… ラブ・ビア・チャーンなのだ。

    そのお味は、日本のヱビスビールに近い印象。
    コクと風味は独特ですが、これがまたタイの飯に合うんだな…。
    かくして小さな幸せに包まれた夜は、ゆっくりと更けて行くのでした。

    翌日のシーサッチャナラーイ編に続きます。
    それではまた~。

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この旅行記へのコメント (14)

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  • ラクパグさん 2019/07/18 11:12:31
    モリネコさん こんにちは!!
    久しぶりに 魅力的な 映像に 出会いました!

    全く 詳しくないので 恥ずかしいですが・・・
    細い隙間から大仏が垣間見れる光景
    建物から 仏像が 見れる 神秘的な 景色に
    惹かれました。日本の 仏像の見せ方と 又違い
    奥ゆかしいです。
    池に映った逆さ仏塔 心が 洗われます。
    最近の日本 ニュースを 見たら 落ち込むので
    あまり 見ないようにしています。
    影絵の世界 心が 洗われます。
    このような 写真を 撮られる モリネコさんに
    感謝。今日1日 心 落ち着きました。ありがとうございます。
             ラクパグ
  • travel.reikoさん 2019/07/15 22:09:04
    スコータイ王朝、素敵で賞☆
    日頃の行いの賜物で賞☆
    お天気にも恵まれ
    息を呑むような素敵な写真ばかり…
    素晴らしいです
    スコータイ王朝の踊りを一度見に行きたいのですが…
    貧乏暇なしで、中々海外旅行に行けません
    此方の日記で旅行気分に浸れて良かったで賞☆
  • trat baldさん 2019/07/07 21:03:17
    ムアンボーラーンで満足してちゃダメだな、、、、、
    本物の重厚さと歴史はミニチュアとは迫力が違いますね!
    Ps.僕もビア・チャーン党です、ライト感覚のLIOを彼女が選ぶのでチョイ辛い。

    morisuke

    morisukeさん からの返信 2019/07/07 22:49:18
    RE: ムアンボーラーンで満足してちゃダメだな、、、、、
    trat bald さん

    ムアンボーランは…所詮ミニチュアの世界ですからね。
    アミューズメントとしてはOK。でも本物志向にはちと物足りないのです。

    そう言えばビアリオ、飲み過ぎると翌日に残るという人が多くて…(聞いた事あります?) ちょっと成分を見てみたら、主成分はコメ。これって日本では発泡酒に分類されるんじゃないかと。なるほど、そりゃゾウ派からしたらリオはキツイですわなってお話でした。

    Mori Neko
  • palさん 2019/07/05 18:37:35
    スコータイ = 山賊 (-_-)!?
    オッサンネコさん、こんにちは。


    久しぶりに、スコータイの写真を見ました。
    スコータイ様式の仏様の御御脚は、なんとも妙な色気があって悩ましいですよねぇ。。。
    煩悩を造っています。。。


    スコータイって聞くと、私には、
    山賊のイメージなんです(=_=)


    私がスコータイに行ったのは、1992年です。。。

    当時すでに整備はされていましたが、広大な遺跡群の中で、他の観光客とはほとんど出会わず、どこもかしこも、たいてい一人見学でした。。。


    そのころの地球の歩き方には、人気のないところでは、山賊が出るので、注意 ! と言うようなことを書いてありました(-_-)

     えっ、山賊、さんぞく、サンゾク(+_+)!?

    でも、本当に、山賊注意って書いてあったんですよ。。。


    レンタサイクルで走り回りましたが、ちょっと離れた遺跡へのジャングル小路では、本当に山賊が出るかもぉ、でも、まさかねぇ、って怖々だったのを思い出しました。

    夕暮れの写真は、いいですねぇ(*_*)///
    睡蓮の池は美しいです。

    私は、早朝から自転車で駆け巡って疲れて、しかも、山賊が出るかも知れないので、夕暮れ前に遺跡群から退散しました(-_-)/


    スコータイは、のどかでいいですねぇ。
    またのんびりと散歩してみたいです(^_^)///

    morisuke

    morisukeさん からの返信 2019/07/06 22:20:58
    RE: スコータイ = 山賊 (-_-)!?
    pal さん

    こんばんは、中々興味深いお話をありがとうございます!

    東南アジアの「山賊」は、昔語りには必ず出て来るテーマですね(笑)
    かく言う私も山賊には苦い思い出があります…。
    私の場合はラオスでのこと。
    もう15年以上も前の事ですが、当時ラオスの国道には山賊が出るという噂がありました。
    当時バックパッカーに好かれた道が、ビエンチャン-ルアンパバーンの陸路移動。
    私もその流れに乗っかって、ルアンパバーンまで陸路移動しようとしていたのですが、前日に発ったバスが道中で山賊に襲われたらしく、死者10人以上を出す大惨事に…。
    当時は山賊なんているがずないじゃーん、なんて軽いノリでいましたが、愈々それが現実味を帯びてくると、一気に怖くなったのを今でもはっきり覚えています ((((゚Д゚ ;))))

    もはや「山賊注意!」じゃ済まされないですね、命に関わりますから(笑)
    ちなみに当方の海外初仕事はインドネシアからスタートしていますが、一番最初に考えたリスク管理が、マラッカ海峡の海賊対策 ( ゚Д゚) でした。
    「賊」には何かと縁がある様で… ウソのような本当の話です。

    スコータイ遺跡は日本人技師も多く参加して、修繕に携わったと聞いています。
    恐らく昔と今では、見える風景も全然違う気がしますが、遺跡に流れる時間は変わらないと思います。
    またいつか再訪が叶えばいいですね、心よりお祈りしておきます (^^ゞ
    それではまた〜。

    Mori Neko
  • Salaamさん 2019/07/02 04:11:26
    タイの三大行ってみたい場所!
    morinekoさん、再びサワッディーです。

    スコータイ、いつか行きたい(そして行くであろう)タイ名所の一つです!
    実は義兄の奥様がスコータイ出身で、結婚前の挨拶をする際に親族一同詰め掛ける予定がありました。私も誘われたのですが、休みもとれず行っても何の手助けにもならんので泣く泣く辞退した次第。

    バンコク以外で独自色が濃い地域はチェンマイのランナー様式が一番有名ですが、スコータイも独自色が強そうですね。
    その独自色を知った上で観るのと漠然と見るのではやはり大きな違い。見るべきポイントを解りやすく解説頂きありがたき幸せです。
    特に(詳しくない俄ですが)建築様式の違いは一番見ていて楽しいので、いつか訪れた暁には参考にさせていただきます。

    時にワット・シーチュムの大仏様…最初はまぶたについた汚れが目だと思い、えらくギョロッと目を見開いた、タイらしくない仏像と不届き者甚だしい見間違いをしたのはご容赦ください。

    Salaam

    morisuke

    morisukeさん からの返信 2019/07/06 18:49:10
    RE: タイの三大行ってみたい場所!
    Salaam さん

    再びこんにちは (*゚∀゚)ノ
    少し前に私もスコータイ出身の日本ツウ・タイ人と一緒にお仕事をした事があります。
    彼曰く、チェンマイが日本で言う京都なら、スコータイは鎌倉みたいな印象なんですって。
    鎌倉って視覚的にそんな昔を感じられる町じゃないって思ったんですが、繁栄した年代が同じだったり、長谷大仏がアチャナ仏と被って見えたり、なるほど、確かに似たようなところはあるなーって感心した次第です。

    スコータイ様式は、スコータイ朝時代に独自に生まれた様式となっていますが、
    実際は当時のシンハラ(スリランカ)様式が大きく影響を与えたそうです。
    実はまだスリランカには行った事がなくて… 
    いつかポロンナルワ仏教遺跡に行ってみたいと思ってるんですが、今度は果たしていつになる事やら…。

    ちなみに、ワット・シーチュムのアチャナ仏、
    最初は私もギラギラしたネコ目の摩訶不思議な大仏だと勘違いしていました。
    同じく不届き者のモリネコでした… ( -д-)ノ 反省

    それではまた〜。


    Mori Neko
  • ネコパンチさん 2019/07/01 10:42:31
    夕陽ハンター今回も大成功(*゚▽゚)ノ
    モリネコさんこんにちは~!

    まだタイネタが残ってたんですね♪
    良かった~(^o^)

    スコータイ、朽ちて丸みを帯びた赤銅色の石の
    重なりの美しさに目を奪われました。
    元の姿を見てみたい気持ちの反面、
    このまま滅びていく姿にも抗いがたい魅力がありますね。

    夕暮れの情景を見ていると特にそう感じます。
    時の流れとともに変化しないものはないのだなあ、と。

    でもゾウさんは治してあげてほしいなあ~
    私もビア・チャーン派です( ^ ^ )/□

    ネコパンチ

    morisuke

    morisukeさん からの返信 2019/07/06 01:11:25
    RE: 夕陽ハンター今回も大成功(*゚▽゚)ノ
    猫拳様

    こんばんは。まだまだタイネタは健在です ( *゚∀゚)=3 ムッハー!
    書くのが遅いので、全部載せるのはもう諦めました(笑)

    アンコール遺跡でもそうでしたが、遺跡を修復しようという流れは確かにあって、
    神様の像の首から上だけがやたら新しいとか、明らかに場にそぐわないんですよね…
    違和感はありまくりですが、遺跡保護の観点からは直した方がいい様な気もします。
    なのでゾウさんたちもいつかは修復されて、元気になって帰って来るかも ( ゚д゚)ハッ!

    そしてビールは…
    シンハーも美味しい、ビア・リオも安くてウマい、ハイネケンだってグイグイ来てる…
    でも…! 最終的にはやっビア・チャ―ンなんですよねぇ。
    例えるなら、ジャイアンのいう「心の友」でしょうか。
    嗚呼ゾウがおいらを呼んでいる…。

    それではまた〜。

    Mori Neko
  • ハイペリオンさん 2019/07/01 07:05:17
    スコータイは私も大好きです
    こんにちは。

    久しぶりにスコータイの美しい写真を見て
    感銘を受けました。特に蓮の池に映る仏塔
    が見事ですね。

    電車が止まらないので、若いころに1度訪
    れただけですが、同じような仏塔ばかりの
    アユタヤに比べてずっと素晴らしいと思い
    ます。

    ちなみにボロブドゥールも行ったことがあ
    りますが、あそこはイスラム教徒の国とい
    うこともあるのでしょうが、仏教公演とい
    う感じで、あまりいいとは思えませんでした。

    近郊のプランバナンのほうが良かったなと
    思います。

    では。

    morisuke

    morisukeさん からの返信 2019/07/06 00:42:20
    RE: スコータイは私も大好きです
    ハイペリオン様

    こんばんは。書き込みありがとうございます!
    スコータイ遺跡を回っていると、ふと気付かされることがありまして、
    それは原型を留めていない仏像にも、小さな花が必ず供えられているのです。
    恐らくですが、スコータイの町が朝の終焉とともに放棄された後でも、
    地元の人たちによって細々と祈りが続けられてきた証ではないかと。
    単なる推察かもしれませんが、信仰の深さには、ただただ頭が下がるのみです ( ゚д゚)ハッ!

    ちなみにボロブドゥール寺院ですが、私も同じ思いをしました。
    遺跡は壮大で、言葉で表せない程のスケール感がありますが、
    如何せん、そこを訪れる人たちには信仰心がないんですよね…。
    インドネシアの人たちにとって、仏教遺跡であるボロブドゥールは所詮別次元なんでしょうね。
    観光客が仏像に触れているのを誰も注意しなかったり…
    残念ながら厳かさや神聖さは全く感じることができませんでした。
    信仰心が生きているという観点で見ると、
    ミャンマーのバガンやスコータイ遺跡の方が、心の響きが全く違うような気がしてます。

    またこの続きも見て頂ければ幸いです、
    遅筆なのでのんびり書いていますが… (;^ω^)
    それではまた〜。

    Mori Neko
  • hirootaniさん 2019/07/01 06:37:37
    美しい風景ですね
    morisukeさん、こんにちは

    いつも楽しい旅行記を拝見しています。今回のスコータイ本当に美しいですね。アユタヤに通じるところがありますね。私もタイには何度も行っていますが、バンコクばかりで他の地を訪れる機会がまだありません。この旅行記を見て、ぜひスコータイに行きたいと思いました。

    写真が素晴らしいですね。特に夕景の写真に見入ってしまいました。

    今後ともタイの美しい風景をお伝えください。

    hirootani

    morisuke

    morisukeさん からの返信 2019/07/02 02:32:44
    RE: 美しい風景ですね
    hirootaniさん

    こんばんは。書き込みありがとうございます。
    スコータイはアユタヤと比べて観光地化されていないのが良いところでしょうか。
    特に客引きがいないって意味では、アユタヤより主体的に行動できる気がします (笑)

    夕景は…偶々良いマジックアワーに恵まれました。
    スコータイの仏教遺跡は、夕景にとてもよく"合う"のでしょうね。
    黄昏の時分、どう撮っても神秘的になるので、撮る方は楽しくて仕方ありませんでした。
    お陰様で蚊に刺されまくりましたが…
    写真の撮り方はまだまだ未熟者ですが、スコータイの縷々たる情景を少しでも感じて頂ければ幸いです。

    今後ともよろしくお願いします。


    Mori Neko

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