2018/04/28 - 2018/04/29
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morisukeさん
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オッサンネコです。
タイの世界遺産に登録されているスコータイ遺跡。
しかし、実際は周辺の遺跡も含めた3つの”歴史公園”で構成されているのです。
ずばり、
・スコータイ歴史公園(本丸)
・シーサッチャナライ歴史公園(スコータイから北に60km)
・カンペーンペット歴史公園(スコータイから南西に80km)
今回は本丸以外のどちらかの歴史公園に行けばいいやって思ってたのですが、
事の始まりはタイ人の友人(ジブリマニア)が見せてくれた一枚のインスタ。
そこには友人のドヤ顔と共にパズーの父ちゃんが撮った写真のようなラピュタっぽい遺跡が…。
むむ…こんな面白インスタを見た以上は… 行かねばならんでしょう。
かくして、本当にラピュタっぽい遺跡はあるのか…
その真相を確かめるべくシーサッチャナライ歴史公園へと北上するのでした。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 自転車 バイク 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
どうもどうも、オッサンネコことモリネコちゃんです。
スコータイの雄大な遺跡にうっとりした翌日のお話。
本日はスコータイを北上し、シーサッチャナライ歴史公園まで旅します。
シーサッチャナライまではレンタルバイクのお世話になるので、
バイク屋が開くまでの時間はチャリで城壁南側の遺跡を巡ります。
まずは城壁を取り囲む濠の朝景から。
よく整備された歴史公園でも、ちょっと道を外しただけで
こんな鬱蒼としたジャングルの風景に出会えるのが不思議 (;゚Д゚) -
南側の遺跡、ワット・トンチャン(Wat Ton Chan)
大通りから少し奥まった場所にある小さな遺跡。
夏草に覆われた原っぱを分け進んで行くと、
煉瓦が剥き出しになった仏塔が数少ない来訪者を迎えてくれます。
昔は漆喰で飾られた優雅で美しい仏塔だったのかな? -
ワット・トンチャンの礼拝堂跡。
支柱が倒壊しているのが、無常感をより強く引き出してますね。
その奥にはかろうじて座仏の形を留めている仏様一体。
ここは本当に時間の流れが止まったみたいで、
遠くから響き渡るコケッコーの声でふと我に返りましたが、
この遺跡全体に漂う寂寞感はハンパないのです ( ゚Д゚) -
イチオシ
続いて南側の主要遺跡、ワット・チェートゥポン(Wat Chetuphon)
スコータイ朝末期に建てられた、南側最大の寺院になります。 -
水路に咲いていた蓮の花。
蓮は午後になると花を閉じてしまうので、
遺跡と蓮のコンポを楽しむなら、午前中行動が必須となります。 -
ワット・チェートゥポンの中央に位置するのは、
東西南北(4面)に異なる姿勢の仏像を描いたモンドップ。
所謂”スコータイ様式”のモンドップですが、状態がいいものは城壁北側のワット・プラ・パーイ・ルアンと、ここワット・チェートゥポンのみとなります。
残念ながら、ワット・チェートゥポンのモンドップも、
保存状態が良いのは”西”の遊行仏と”東”の立像仏のみ。
本来”南”と”北”に位置していた座仏像と涅槃像は、
現在跡形もなく消失しているのは寂しいところですね。 -
こちらが北側の立像仏。
先ほどの遊行仏の裏側になるので、午前中は逆光になるのです…
ワット・チェートゥポンには寺院の中核となる大きな仏塔がなく、
この4面モンドップの他に、小さなお堂で構成された寺院になります。
これだけ大きい寺院なのに、建立の詳細は明らかになっておらず、
まだまだ謎深き寺院なんですって (o´Д`)=з -
午前9:30AM
一路シーサッチャナライ歴史公園に向かって爆走中。
気を付けなければいけないのは、この看板の行き先表示。
直進がシーサッチャナライ歴史公園で、左折がシーサッチャナライ国立公園。
同じ名前の公園が二つあってチョー紛らわしいのですが、
目的地はシーサッチャナライ”歴史公園”になります (-"-;) -
この世界遺産マークの看板が見えてきたら目的地はもうすぐ。
スコータイ市街からはバイクをかっ飛ばして1時間弱くらいかな。
本日もお天気は快晴。
最近、曇りメンは卒業かなーなんておもふ日々…。 -
シーサッチャナライ歴史公園のゲートに到着。
公園内は車両乗り入れ禁止なので、相棒となるチャリが必要になります。
ゲート前にはチャリ屋が軒を連ねているので、
自分の感性(股下)に合いそうな奴をお好みで選べばヨロシ。
ちなみに一台20THB(80円)。
安い… ( ゚Д゚)
そして遺跡内の入場料は、外国人価格100THB(≒375円)
これが遺跡の修繕費に充てられるならお安い御用で Ψ(`▽´)Ψ -
イチオシ
まずは城壁を潜ります。
味があっていい! -
公園内の道はよく整備されてますが、熱帯の”森”感がハンパないっす。
チャリをこぎながらも、周囲の木々のデカさに圧倒されっぱなし…
すごいぜ、世界遺産… ( ゚Д゚)
そして、とんでもなく暑い…。
まだ入口の時点なのに玉のような汗がダラダラ出てくる…
暑いぜ、世界遺産… ( ゚Д゚) -
公園内には至る所に遺跡が点在してるようで。
最初は小さな遺跡にも細かく感動していたのですが、
ここまで多いとマンネリ感が漂って来るのが残念 ( ゚Д゚)…。
いや、別に遺跡は何も悪くないんだけどね。
そして自転車は気の合いそうなやつを相棒に選びましたが、
やっぱ開始10分でおしりが痛くなりましたとさ。 -
まずはこれから。ワット・ナーンパヤー(Wat Nang Phaya)
建立は15世紀、初期アユタヤ朝時代のものですね。
仏塔は釣鐘式の完璧なセイロン型、
それと礼拝堂(ウィハーン)の跡が比較的原型を留めています。 -
仏塔のテラスから見た礼拝堂跡。
礼拝堂跡は比較的原型を留めていると言えども、
その基壇と柱、それと僅かな壁しか残っていません (゚Д゚ )ムハァ
しかし…この寺院の見所は三角屋根の下にある壁にありまして… -
それがこちら。
格子窓や壁に描かれた漆喰のレリーフ (*゚∀゚)ノ
惜しむらくは、雨風に晒されてレリーフの大半が剥がれ落ちていること。
崩れかけているからこそ、余計に美しく感じるのは私だけでしょうか。
この壁さん、どう見ても非常に貴重な文化財だと思うのですが、
それを保護するのが簡易的な屋根ひとつ。
これで保護をしているつもりなのかしら… ( ゚Д゚) -
比較的保存状態の良いレリーフをパシャリ。
これは昔の風呂敷によく見る、唐草模様で合っているのでしょうか?
当時の漆喰細工が700年以上も外に晒された状態で、
ここまでキレイに残っている事の方が神秘的… (o´Д`)ノ -
続いて、ワット・チェディ・ジェット・テーオ(Wat Chedi Chet Thaeo)
名前の意味は、7基の仏塔が列に並んだ寺院?でいいのかしら。
寺院建立は14世紀半ば、リタイ王によるもの。
異なる様式の仏塔が、所狭しと敷地内に並んでいるのが最大の特徴。
名前は7基でも、実際の仏塔の数は大小合わせて32基。
増築したな… (゚Д゚)≡゚д゚)、
敷地内にある仏塔は、通常の寺院と比べて数があまりにも多いため、
歴代の支配者たちの墓標であると考えられています。 -
遺跡の中には様々な様式の仏塔がニョキってますが、
やっぱ個人的に一番美しく感じるのは、スコータイ様式の蓮蕾型。 -
ここでシーサッチャナライについて、その歴史を少しご紹介。
シーサッチャナライは元々”チャリエン”と呼ばれていた町で、
クメール朝支配時は北側の最前哨地だったと言われています。
この時代チャオプラヤ流域にはムアンと呼ばれる小国家が数多くあり、
それぞれがクメール朝の配下に置かれていました。
簡単に言えば、クメール朝に忠誠を誓って税(貢物)を提供する代わりに、
パワーのあるクメール朝から保護をもらうという関係だったわけです。
しかし、クメール朝もジャヤヴァルマン7世が死去すると(没1220年)、
偉大なカリスマを失ったクメール朝は、徐々に弱体化の道を辿ります。
その隙を見逃さなかったのが、スコータイの小ムアン領主であった
シーインタラティット(初代スコータイ王)。
1238年に決起した彼は、軍勢を二手に分けて戦力を分散します。
片方はクメール軍の注意をひいて遠くへ誘き寄せる役目、
もう一軍はその隙に手薄になったスコータイの町へなだれ込み、
最終的にクメール人の太守を駆逐することに成功します。
結局クメール朝も再度遠く離れたスコ―タイまで派兵するに及ばず、
スコータイ朝はタイ族初めての王朝として独立することになります。
シーサッチャナライは、その後スコータイ朝第二の都市として繁栄し、
歴代の副王が統治する、王位継承の登竜門的な町へと発展したのです。 -
続いて、歴史公園の真ん中に位置するワット・チャ―ン・ロム。
中のの大仏塔はさながら、敷地跡全体がとてつもなく広いので、
シーサッチャナライの中でも重要視されていた寺院だと類推。 -
ワット・チャ―ン・ロム(Wat Chang Rom)
その名の通り、象が仏塔の周囲を取り囲んでおります。
この”ゾウ囲い”はスコータイ朝独特の様式で、
同じ名前の寺院が、スコータイやカンペーンペットにもあるのです。
保存状態がよく、規模がデカいのはここシーサッチャナライとなります。
期待に胸を膨らませ♪ 近付いてみるとっ♪ -
ゾウなのか、コレ…( ゚Д゚)
ウシ…? -
うん、なんとなく…ゾウだわ…( ゚Д゚)
-
”ゾウ囲い”の基壇の上にはテラスがありまして、
当時の僧や権力者は、経文を唱えながらこの仏塔の周りを歩いたそうで。
落ち葉の屑が積もったテラスは時間がぴったり止まったようで、
還らぬ日々を想うような不思議なやさしさに包まれているのでした。 -
それはテラスの周りの壁龕に鎮座した、仏像のせいかもしれませぬ。
廃墟の美学とでもいいましょうか…。
永い間放置されて今にも崩れ落ちそうな仏像だからこそ、
その微笑みに愛しさと神々しさを強く感じるのです (ノД`)・゜・。 -
続いてワット・チャ―ン・ロムの後ろにある丘にも上ってみませう。
しかし…最大のハードルが丘の上へと続くこの心臓破りの階段。
高さは大したことないにせよ、気温は38℃を超えてまする ( ゚Д゚)
ええ、行きますよ。
未だ見ぬ景色の為ならエーンヤコーラ (ノД`)・゜・。。 -
約120段程度の階段を登り詰めると、遺跡跡が見えてきましたよ。
ワット・カオ・パノム・プルーン(Wat Khao Phanom Plueng)
期待とは裏腹に、丘の上は木々がわさわさで展望なし…
なんじゃそりゃぁぁ (゚Д゚;≡;゚д゚); -
ワット・カオ・パノム・プルーン(Wat Khao Phanom Plueng)
遺跡と言っても小さい仏塔と仏像がポツンと残るのみ。
顔だけ新しく挿げ替えられたみたいで、逆に遺跡の風情がないのである。 -
イチオシ
仏像の手にはジャスミンの花飾り。
誰かが麓から花を持って上がり、お供えしてるんだろうなぁ。 -
ワット・カオ・スワン・キーリー(Wat Khao Suwan Kiri)
仏塔の前の礼拝堂跡。
僅かに残る石の残骸が、元は仏像だったと静かに教えてくれます。
個人的には… こういう風景すごく好きです (゚ロ゚;)はぅ -
続いて同じ丘の上にあるもう一つの遺跡。
ワット・カオ・スワン・キーリー(Wat Khao Suwan Kiri)
さっきのワット・カオ・パノム・プルーンから
稜線伝いに尾根を歩いて行けば辿り着けます。
こちらも礼拝堂跡とスリランカ式の仏塔が残るのみ。
ただ仏塔はさっきのよりずっと立派なり (´Д⊂ヽ -
ワット・カオ・スワン・キーリーのもう一つの仏塔。
この寺院跡の仏塔は、形がキレイに残っているのがスゴイ。
もう少しゆっくり見学したかったのですが、
クソ暑いのとアブがブンブン飛んでるので、早々に撤退。
この程度ならわざわざ丘の上まで上がって来ることはなかったかな…。 -
最後はタイ人の友達がドヤ顔で見せてきたインスタにチャレンジ。
先ほどのワット・チャ―ン・ロムを林の中から撮れる位置まで移動。
よしよし。
木々の間から遺跡を背景に撮ってみると… -
コレだ…。
( ゚Д゚)…。
え、ラピュタに見えない? -
イチオシ
よし、こうなったら思い込もう。
父さんは確かにラピュタを見たんだ!ってパズーの言葉を脳内に反芻。
大切なのは、他人がどう見るかじゃない。
自分が何を見たのか、なのだよ ( ・`ω・´)どや!
なんかそう思ったら確かに父ちゃんが見たラピュタに見えて来たぜい。
って事できっちり自分を納得させ、颯爽と帰路に着いたのでありました。 -
帰りの道すがらに寄ってみた廟。
ツーリングの兄ちゃんたちが熱心にお祈りしているので気になる…。 -
人物像の前にあるタイ語を読んでみると…
マハータンマラーチャ1世… って事はリタイ王の事ですね。
ラームカムヘーン大王をピークに衰退の道を辿ったスコータイ朝ですが、
第6代リタイ王統治時には、再びその威勢を取り戻すことに成功します。
リタイ王は仏教を何よりも篤信し、仏教をより深く普及させます。
実はタイに仏教が入って来たのはラームカムヘーン大王の時代ですが、
狭義の意味で本当にタイに仏教を広めたのは、このリタイ王なのです。
リタイ王は南に新興したアユタヤ朝とも上手く友好関係を保ちますが、
彼の死後、スコータイ朝はアユタヤ朝からの侵略に遂に根負けし、
アユタヤ朝に臣従を誓い、属国へと凋落する事になるのです。 -
スコータイまで帰ってきました。
帰りも”Fly&Ride”のチケットを予約済。
これだと空港までのアシを考えなくていい分、
不安なく最後まで観光ができるのです (*゚∀゚)b
バンが出るのは城壁西側にあるタラブリー・リゾート。
時間になるまで近くの食堂でビールとタイ飯でまったり。 -
帰りのバンが到着。
これだけでかでかとペイントしてくれれば、間違う事はないでしょう。
これにてスコータイの旅はおしまい。
遺跡と微笑みに癒された楽しい旅でございました ( ̄▽ ̄*)ポッ
それではまた~。
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この旅行記へのコメント (1)
-
- Salaamさん 2019/09/02 01:14:23
- お見逸れしました
- morinekoさん、サワッディーカップでございます。
スコータイ、やはり見れば見るほど魅力的ですね。
バンコク出身のタイ人知り合いはスコータイは田舎だから一泊で十分、なんなら一日でも!と言っていましたが、どうやらそんな弾丸で終わらせる場所ではなさそう。最も、モリネコさんの日本通タイ人からすれば鎌倉を日帰りで済ますの同じでは?と感じるのかも知れませんが…。
先日ちょうどラピュタが地上波で放送されたらしく(私は職場でひーこらしている時間で見れず)なんともタイムリーなカップリング。
言われてみればラピュタ風に見えなくもなく、パズーの軽飛行機が転がっていても不思議ではありません。
いつの日か、我が家のシータを連れて行ってみたいものですが、ナイフとランプを鞄に積めたら危険品としてエアアジアに没収されかねず、現地到着まではラピュタごっこを封印して挑むことに致します。
Salaam
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