2019/05/16 - 2019/05/16
199位(同エリア6434件中)
tadさん
9回目のウィーン滞在でやっと入場してみたのだが、やはり、ここは読んだり調査したりする図書館ではなく、観光的に眺める図書館だということだ。日本の国会図書館や大英図書館なら、許可をもらえば、直接、文献調査などが可能だが、ここは、普通に入場料をとるし、観光客相手の見せる場所となっている。
たまたま、展示物の美しさに関心がある場合は、面白いだろうが、それでも、展示されているのは、見開き2ページでしかない。研究室も書斎も本に囲まれて過ごしてきた私としては、こういう展示法はストレスがたまる。要するに、建物の豪華さに相応しい豪華な背表紙の本が並んでいる姿を眺める場所なのだ。それでも、展示書の解説を読んでいると、偶然面白い展示を見つけることもあったが、それは、図書館の普通の利用法ではない。
ウィーンの王室関係の展示物は、たくさんの建物に分散展示されているが、一通り、今までの滞在で眺めたものが多い。それらの中で、有料であっても、何度も繰り返し入場したくなるのは、やはり、美術史美術館くらいだろう。ベルベデール宮殿も数回入った後は、今のところ、すぐまた入りたいとは思わない。ロンドンのナショナル・ギャラリーみたいに、無料で入れて、一部屋ゆっくり鑑賞するだけを繰り返すという贅沢な利用の仕方ができるところは、他国ではあまりない。
それでも、ウィーンはヨーロッパの中でも、ざわついていなくて、品位を保っていて住みやすい街であるという事実は変わらない。(実際、アメリカの調査だったか、住みやすい街世界1は確かウィーンなのだそうだ。)1974年に初めて滞在して以来、繰り返し来ても、飽きることなく素晴らしい街であるという事実は今回も認める。他のヨーロッパの町は数回来ると、もういいやという町が私には結構多いのだ。
この図書館は、内部は確かに見栄えはいいので、写真写りはいいし、背表紙の綺麗な本がずらりと並んでいる。そういう写真を今回のウィーン・シリーズの締めくくりに並べておく。
- 旅行の満足度
- 4.0
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ヨーゼフ2世像の真後ろにプルンクザールはある。
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プルンクザール
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プルンクザール入口。
なにも予習なしで来たのだが、今は、皇帝マクシミリアン1世の特別展示期間だそうだ。 -
プルンクザール
本の背中を見て嘆賞する場所であって、本の中身に感激する場所ではない。 by tadさんオーストリア国立図書館 建造物
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
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プルンクザール
全体を見る。 -
次の説明。アルブレヒト・デューラーの製作した星座。デューラーは、神聖ローマ帝国の皇帝マクシミリアン1世が保護していたそうだ。
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アルブレヒト・デューラーの製作した星座
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次の地図の説明
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1507年製作のヴァルトゼーミュラーの世界地図。
この地図の部分拡大を次にあげる。 -
1507年製作のヴァルトゼーミュラーの世界地図
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1507年製作のヴァルトゼーミュラーの世界地図
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1507年製作のヴァルトゼーミュラーの世界地図
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1507年製作のヴァルトゼーミュラーの世界地図
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次の説明
次の地図は地図学者シェーナーが1515年に製作した世界地図。 -
地図学者シェーナーが1515年に製作した世界地図。
ついでながら、コロンブスのアメリカ大陸発見は1492年で、マジェラン達の世界一周は1519-1522年にかけてである。東アジアはまだだ。 -
皇帝マクシミリアン1世の宮廷では音楽が盛んであった。もっとも、彼自身が楽器を演奏したかどうかは知られていないようだ。ブルゴーニュの宮廷、それからフランコ・フレミッシュで流行した複声音楽はヨーロッパ中に広がった。次の絵は、マキシミリアン1世のお抱えの楽隊。
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マキシミリアン1世のお抱えの楽隊。
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マキシミリアン1世のお抱えの楽隊。
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マクシミリアン1世の死後、ゼンフルの出版した楽譜集は次。
なお、マクシミリアン1世は、複数の作曲家など音楽家集団を周囲においていたようだ。 -
皇帝マクシミリアン1世の死後、ゼンフルの出版した楽譜集
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次の説明。
皇帝マクシミリアン1世の7歳の時の教科書の最初にある絵 -
皇帝マクシミリアン1世の7歳の時の教科書の最初にある絵
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次の説明
マクシミリアン1世の死後、製作された銅版画。ルーカス・ファン・レイデンによる。1520年作。 -
マクシミリアン1世の死後、製作された銅版画
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細かく見てもきりがないところ。今回はこれくらいで、お開きということで。。(寅さん記念館を見てきたので影響が残る。。)
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この旅行記へのコメント (2)
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- 横浜臨海公園さん 2019/06/04 16:43:44
- Prunksaalは研究機関だった
- tadさま、こんにちは、
お体の事で心配しておりましたが、無事に帰国をされ安心しております。
旅行記を拝見させて頂きました。
Prunksaalは、今から35年前に研究目的で入館した事がございます。
兎に角、紹介状を手に入れる為に、所属研究機関、日本大使館から添状を入手し、無事に許可が下りましたが、現在の如き物見遊山可能な施設では無く、内部は聖獏で荘厳な感じが漂っておりました。
書籍1冊手にするだけでも畏れ多く、もちろんコピーなど不可、手写しで許可を得た2日間の筆記は疲れました。
時代の変化とは申せ、ただただ驚いております。
横浜臨海公園
- tadさん からの返信 2019/06/04 17:00:45
- Re: Prunksaalは研究機関だった
- お陰様で楽しく元気に過ごしてきました。
え、35年前はまだ国立図書館の機能があったのですね!今は、観光客相手の見るだけの場所です。実は、そう聞いていたので、今まで近寄らなかったのです。入場料を取られるのにはがっかりしました。こんな文献がある!すごい!
などという会話ではなく、今では恐らく、うわー、綺麗!という声を交し合う図書館のようです。私もそういう写真を並べました!
ま、確かに旧ハプスブルク家の財産目録的な場所のひとつなのですが、皇帝はいないし、国営になると、目立つのは商売気になってきますね。ベルサイユもウィーンの旧王宮ももとの格式は消失していきますね。ま、それでも、ウィーンはましな方だと思いますが。。
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