2019/04/26 - 2019/05/08
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gogo-taiwanさん
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花蓮は南北に結構長いはずなんだが、花蓮から区間車(各駅停車)の電車に乗って瑞穂駅までたったの1時間で到着する。
しかも特急の自強号と違って、区間車は道中全部の駅に停まりつつ、原住民の言葉でアナウンスが入る。しかも駅名が昔の日本統治時代に使っていた名前を使う。
以前の旅行記にも聞き取れた駅名をカタカナ表記したが、今回分かったのは「萬栄=モリサカ(森坂)」で
山裾の近い駅なのだが、ここも日本統治時代は山から木材を伐採しては列車で花蓮港に運び入れていたそうな。
あと、今回、トンネル内に新しい駅が出現していたが、これは普通に中国語読みで終わってガッカリ。
瑞穂に着いて、もし雨が降ってなかったらバイク借りちゃおうかなー、と淡い期待をしてたが瑞穂も雨だった。。。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
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-
花蓮駅から10分弱で次の駅。「吉安」日本語名だと「ヨシノ」。
区間車の原住民語アナウンスだと
「カプランアヌハニモ、ヨシノ」
到着すると
「ヨシノ、ラハイアントニ」
となる。ここから縁起の良い駅名が続きます。 -
「吉安」の次は「志学」受験生はここで降りて「志学ー>成功」行きの切符を買い、受験のお守りにします。
しかも「志学」の次は「平和」。
見よ!この文字の並びの神々しさを。 -
そんでもって、進行方向左側に座っても、山が壁のように立ちはだかるので、列車は谷底のような、平野というか南北に長い盆地を行く。進行方向右側の車窓は多分台湾のど真ん中あたりから流れてきている川が何本もあり、その方向は九十九折のように山が重なる。
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この3、4年台湾全土の台鉄の駅舎が続々と新築化されていきます。
特にホームは新しくなって、エレベーターが付いているところが多くなりました。 -
しかし雨降りの昼の区間車は乗る人も降りる人も本当に少ないです。
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受験生が目指すのは「志学」です。駅舎は昭和。
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もう大学卒業して随分経ちます。
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静かな平和駅。本当に平和でした。
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しかし、降りたお客さん一人だけ。。。
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平和の次は豊かさを、というわけなのか「壽豐」こんな人生羨ましいです。
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さっきの平和駅と違ってこちらは新しいホームです。電車の外に広がる景色は整備された農業地帯という感じ。山の中、って感じはありません。
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おめでたい「壽豐」の次は「豊田」トヨタ!
自動車製造業の気配は全くありません、のどかな田園地帯です。
きっと米がいつも豊作なんでしょうねえ。 -
愛知県豊田市と姉妹都市提携とかしたら面白いのになー
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と、そんなことを思いながら豊田の駅を後にしたらトンネルに入った。
で、原住民の「カプランアヌハニモ。。」アナウンスは流れず中国語で
新光ナンチャラカンチャラ、と言っている。そして、トンネルの中で停車したかと思ったらそこが駅だった。 -
新しく近代的な駅で、どうやらこの比較の工場か何かの会社員が通勤に使うための駅らしい。まあ後でぐぐって調べるかーと放置すると、グーグルマップに出ていないではないか!
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調べ倒してみると昔はここの駅「林営」という駅だった。
その駅前に「新光兆豐」という観光牧場ができて、どうもこの観光牧場が大きく出資したのであろう。駅名が変わっていたのであった。 -
そしてまたおとなしい目の南平駅と雰囲気は戻る。
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南平駅も駅舎はちょっと新しくなりましたね。
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昔は多分パイナップル畑が広がってたんだろうなと想像する凰林駅。いろいろと工事の準備を進めていました。
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途中で土砂崩れ後を直した感じ。去年の地震のツメ跡でしょうか?
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萬里渓というちょい大きめの河をまた横切ります。
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結構山が迫ってきました。
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そしたら萬榮駅到着。昔は「森坂」と呼ばれていた、林業盛んな街でした。
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萬榮、降りないで車内から撮影。
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萬榮の古い方のホームから。目の前に山が迫ります。
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萬榮が終わると「光復」光って帰り咲く意味合いがあるのでしょうね。そのあとはセレブが住んでいそうな「大富」です。
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光復駅。ここはサイクリングか何かが盛んらしく、自転車持って降りて行った人がいた。
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セレブが住んでいそうな「大富」は田舎の駅だったー。
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おおー駅舎が古いまま存在しているではないかー。
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ここはセレブの生まれ故郷のような名前「富源」
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駅舎がちょい新しい田舎町という感じかな?
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「瑞穂」に到着。
「カプランアヌハニモ、プフプ」とのことでした。 -
瑞穂駅の東側の地上を出てタクシーを拾い、いつも私は紅葉国小前に下ろしてもらう。ここの椰子林大飯店の日帰り入浴が150元です。行ったら「あら、今年も来てくれたのね!」日本人がここまでくるのは珍しいそうです。5年くらい前からここに年1回来てますのですでに顔を覚えられています。
今からお湯をためていきまーす。 -
お湯溜まりました。ここの泉質は炭酸鉄泉。でも入ってても体に別に泡はつかないんですが、肌がスースーします。どちらかと言うと打ち身や切り傷に良い温泉です。
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子供がいないとあって、石風呂プールはからっぽ。
でも、いかに鉄分がきついかがよくわかる。。。 -
温泉から上がったところで、少し荷物を預かってもらいつつ、
紅葉国小の裏手の集落へ行きます。
ここに日本語ぺらぺらの85歳のおばあちゃんが住んでいます。
出会った5年前は畑にも出ていたけれど、80過ぎてめっきり足腰が
弱くなったそうで畑に出なくなってシュンとなってしまいました。
私が来ると目を輝かせて日本語で昔話をしてくれます。
学校1の神童と呼ばれ、小2の時には全校生徒の前で賞状と着物を
授与されるなど華々しい活躍だったのが、
小学校3年生で空襲が始まり、まともな授業が行われず、
小4からは国の体制が日本統治から国民党支配に変わり、
ろくに小学校を卒業させても貰えず、ずっと畑で親を手伝い、
親が勝手に決めた相手と結婚、DV受けて、
子供は優しく優秀な大人に皆育ったけれど、
私のように旦那を尻に敷いて、
自分の行きたいところに自由に旅行するのを心底羨ましいと
この日も話していました。
この日はおしゃべり途中に息子さんもお嫁さんも帰ってきてLINE交換も
しちゃいました!
これで結構もっと気軽におしゃべりできる!と楽しんでいたのに、
この日から2ヶ月後、突然天国へ旅立ってしまいました。
とお嫁さんがラインで知らせてくれました。
おばあちゃんクリスチャンだから、ずっと天国なんですよね。
仏教徒なら来世があるから、今の時代なら北朝鮮以外どの国に生まれても
人生に選択権が持てる時代だしオススメなんだけどなあ。
お悔やみ申し上げます。そして息子さんとお嫁さんとお孫さんとは今後も
お友達付き合いをしていきます。 -
おばあちゃんとそのお家のお嫁さんの送迎で瑞穂駅まで送ってもらう。
でも玉里行きの電車までまだ1時間以上の時間がある。
そういえばちょっと小腹も空いた。玉里に行ったら玉里麺だが、その前に瑞穂飯も食べておきたい。
駅の東側をうろうろするとタクシーが声をかけてきたが、もうご飯食べて電車に乗る、というと知り合いなのか顧客なのか、ここの店が美味しいと言われたので入ってみた。 -
野菜もしっかりあるし、豚角煮がとてつもなく美味しそう。これで65元と言うのも安い。味も濃厚でちょっと甘くて美味しかったです。
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瑞穂駅、まだ時間が余っているので今後の南回りプランも検討してみる。
本当、天気次第なんですよね、こういうのって。 -
玉里駅は「カプランアヌハニモ、プハブ」
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玉里駅到着。玉里くまもんがお出迎え。
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