花蓮：雨なので挫けてお土産買って食べて通過

2019/04/26 - 2019/05/08

台湾の地方を旅する時、ホテル予約サイトを使うと、民泊状態なところもリストに上がってくる。
清潔で親切なところが殆どだが、やたらと私がブッチしないか？と連絡して来たり、
気軽にお湯を沸かしてお茶をだらだら飲んでいられなかったり、些細なことだが設備的にちょっと不便なのと、
無理に部屋を作って窓がない部屋というのがザラにあったり、そもそも初めて花蓮に来た時に選んだホテルも
ホテルではなく民泊。
高い国際電話払って管理人が来るように呼んだり、来たかと思えば「女性一人は寂しい」とか勝手な理由つけて
全然掃除してない設備的にアウトな部屋に押し込めるわ、お湯でない、タオルも使わせてくれないと最低な宿だった。
四年ぶりにそのオーナーが経営するバックパッカー宿の前を通るとお客さんゼロで薄暗い中従業員だけがいる、
状態だった。潰れるのは時間の問題か？
花蓮はそんなこともあり、なるべく地理的に把握できている駅周辺で窓がある部屋が多い目な感じの
永ネ其飯店に泊まりました。ここは1100元くらいな割に部屋が広くて、静か、エレベーター完備、TVは
NHKも日本の番組チャンネルも映るし、しかもベランダまであった。
ただしお湯がなかなか出て来ない。まあ温泉と冷泉はしごして来たし別に良いんだが。。。
翌日も雨だったので母親に頼まれた本だけ買って郵便局で送って、サクッと花蓮から区間車に飛び乗って(原住民語の駅アナウンスを聞くため)
日本語上手なおばあちゃんがいる瑞穂を目指しました。

エリア 花蓮(台湾)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

自強号車内で気絶してたら花蓮駅到着。一昨年も駅構内を改装してたがまだ完成していない。寝ぼけてたので、一昨年の記憶の残像が残っててｲ千台飯店に行こうとする。花蓮駅真ん前！で８００元。TVはNHKも日本の番組詰合わせチャンネルも映る。お湯も今回泊まった永ﾈ其飯店よりしっかり出る。
問題は宿泊客のマナーが悪いこと。

満室になることはないのだろうか？８００元は安いなあー。

4年前は震度４の地震があり、大慌てで外に飛び出した非常口は外から勝手に侵入されないように改良されてた。

永ﾈ其飯店の501号室に荷物をさっさとおいて、花蓮行きつけのお気に入りのごはん屋を目指す。駅から中山路までまっすぐ歩いて左に曲がって１００mくらい行ったところ。夕方から夜中までしかやってない。昼もやってほしいくらい。

入り口で「ここで食べる」「一人」と係りの人に言うと「主食は何にする？」と言うようなことを聞かれるので私はいつも「お粥お願い（ゲイウォ、ジョー）」と答える。そして好きなサイズの皿を選んでおかずを好きに取る。
値段のカウントはおかずの種類と量、とにかく係員の目分量。適当感ハンパないが、
ぼったくられているとは思わない。

この日はこんな感じで肉なし、お粥、沖縄の豆腐ようの匂いと辛さ控えめなやつで６５元だった。お粥はいつもサツマイモが入ってて優しい味。

食べ終わったら其の店からさらに並びで三軒先くらいのここの店に行く。

興味のある人ように番地撮影しときます。

ここは文房具屋だったり漫画本貸してたり、なんかもう色んなことをやってる。
そして、パソコンを駆使してハンコも作る。日本には無い、違って台湾の書体、一番安い木製のやつで、ケースなしで５０元で作ってくれる。「一二三」は大丈夫だが「桐生院」とか「朱雀川」とか三文字は断られる。一文字か二文字が良いが、二文字で時画数の多い漢字がカッコイイ。

そんなわけで仲良くしてる人や、ご機嫌を取っておきたい人で
苗字が二文字の人のを注文する。好きな書式を選んだら、５分で仕上げてくれる。

３０分ほどで終了。
待っている間、おばちゃんが孫らしき赤ちゃんを抱いて出てきたので、
肉球を握って楽しませてもらったら母親が来てどこかへ連れて行こうとする。
よくよく聞くと、孫ではなく「一人か二人託児所的に預かってる」そうな。
商魂たくましいわー。

夜中にお腹がすくと辛いので、近所のスーパーで夜食を買う。あひるの茹で卵を塩漬けしたピータンじゃ無いやつのフレーバーのポテチ買う。
食べてみるとちょっとごねまくってるけど脂っこい塩味でいいんじゃ無い？な味。

永ﾈ其飯店501号室は一番上の階でエレベーターのすぐ横。そして裏通りに面しているのでこの部屋にはなんとベランダがある。天気が良かったら洗濯もできるのだが、朝からしとしと雨が降る。

これが一泊１１００元の部屋。ベランダの方まで行くとWi-Fiは弱いが、お湯の問題以外は良い部屋。清潔だし、親切だし。

NHKが写ってますよ、な証拠写メ。

これはエレベーターを降りてすぐの場所。窓の無い部屋が少しだけある。でも比較的窓ありの部屋が多い。

永ﾈ其飯店の外観はこんな感じ。

花蓮の駅の横に旅行センターがありますが、其の並びのお土産やさんや飲食店の軒先に置かれている鉢植え。私、この日、人生で初めてアロエの花を見ました。

アロエは植物なんだし、花が咲くのは当たり前なのに、初めてです。

嗅いでみると、凄くわずかに優しい青みのある匂いがしました。

しかもこれは花の後の実らしい。。。これも初めて見た。

土産も買わないし、食べることもしない、花の匂いだけ嗅ぐ通行人。
お店の人からしたらウザいですよねえ。すいません。

それにしてもパッとしない天気である。しかもちょい肌寒い。
やっぱり昼にチェックアウトして瑞穂の温泉目指そうかなあと言う気になってきた。
毎日温泉に入らないとまた風邪がぶり返しそう。。。

実は母が日本画をやっている。今度は蓮を書くそうで、台湾の山水画の指南書を買ってこいと指令が出ていた。ついでに前日のハンコ屋でも３つほど母の友人のも頼まれていたのだった。
　本屋を見つけたので買ってみたが、本は重い。。。速攻で少し歩いた先の郵便局があるので、そこからさっさと送ることにする。

中山路を海側にずーっと進むと元刑務所だった場所に「自由広場」なる公園があり、其の隣が郵便局。

明るい雰囲気だけど、誰も子供が遊ばない公園。

夜はこの柱がライトアップされて中途半端に「何かあるの？」な期待を沸かせる。

そんな何も無い雰囲気の広場の横で焼き芋販売の軽トラが停まってた。
タイのバンコクで甘い石焼き芋は五百円とかとんでもない値段がつくが
ここは手のひらにずっしりのソフトボールサイズで４５元。安い！
私は甘ければ安納芋でも鳴門金時でもノーブランドでも気にしない！

１時間に２本くらいは通るのか？一応バス停は石造り。
さすが石の街、花蓮！が石のベンチはお尻が痛いよ。

それよりさっさと郵便局！
さっきの本を三冊と小指サイズのハンコ３本で日本まで航空便で三千円くらいだった。日本の隣だが郵送料は安くは無い。が、３日後に速攻で母から着いたよ、のラインがきて驚いた。

母親のお使いミッション終了。まだ正午まで時間があるので、農會超市と言うこっちの農協系のスーパーでお買い物。番地はここですよー。

売り場はこんな感じ。野菜類とかは「頂好」や他の系列のスーパーより安い。
しかも其の土地の珍しい食品が置いてあるのがまた良い。

と言うわけで早速、珊瑚の海藻の塩漬けにしたやつを買う。水に戻して使う増えるわかめちゃんの珊瑚の海藻バージョン。
2019年７月２日現在、まだ食べてません。。。

さらに時間があったので、ホテル方向に戻りつつ途中にある王記茶舖に寄って
朝兼昼食。

ここは本来なら一人でくるのはお勧めしない。二人以上で行き、席を決め、そこで席の番号とメニューに欲しいものを書き込んで店員さんに渡すシステム。が、肝心の店員が少ないので、書き込んだメニュー兼オーダー表はレジに持って行って先払い。
しかし、朝食セットを頼もうとしたら、今からだと２０分以上かかる、と言われたのでしぶしぶ麺を一つと飲み物一つの注文にした。

待っている間、館内のおしゃれなポイントを撮りまくっていきます。

１０分経過。

２０分経過。まだ来ません。と言うか奥の後からやってきた客の方に朝食セットが運ばれていきますが、どういうこと？

短期でワガママ、気も強い方の私は拙い中国語でも当然文句を店員に言います。

３０分経過してやってきた麺。ちっさ！
こんなもん５分で作れるやろが！！
もう二度と来ないぞ！プンスカしながら食べて出ます。
この日のスタッフは全員男に振られなさい。

優しい永ﾈ其飯店に戻ったのは午前11時55分。
チェックアウトして、花蓮駅へ向かいます。

さらば花蓮の結構充実している旅行センターよ。
ここは日本語の地図とかいろいろと置いてあるので、ぜひ利用しましょう。

花蓮駅2年経ってもまだ改装が終わりません。

オレンジの建物はバスターミナル。

花蓮のバスはオレンジ色がシンボルのようです。

花蓮駅エントランス付近は新しくなっていました。

別に花蓮駅から瑞穂までは区間車に乗っても１時間程度です。
さっさと悠々カードで入り、玉里行き区間車が来たのでそれに
乗って瑞穂温泉を目指します。
私が好きなのは瑞穂とか玉里なのよー。