2019/05/21 - 2019/05/28
2295位(同エリア4378件中)
よもよもさん
念願のトルコ旅行に行ってきました。
歴史的価値のある建物や世界遺産がたくさんあり、見どころが点在しているトルコはひとりでぶらりと行きにくい国。初めて添乗員さんの付くパッケージツアーに参加しました。
ここでは観光地の歴史的情報はごっそり割愛し、トラブル、失敗談が中心です。
イスタンブールで起きたテロは2016年、そのせいでここ数年の旅の情報がとても少なく、事前の情報収集があまりできませんでした。恥を忍んで失敗経験を書いた旅行記です。もし近くトルコに行かれる方で、知りたかったことがここにあれば幸いです。特にATMのキャッシングにはご注意!!
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出発日の東京は朝から学校が休校になるほどの大雨で、着る服から持ち物まで雨対策に大わらわ。しかし昼ごろには雨もやんで気温が上昇、今度は暑さ対策にチェンジ。もう、いったい何を着ていけばいいの…?そもそもトルコの体感気温が想像つかない。暑ければ逆にエアコン対策が必要だし。→→その答えは⑦の最終日へ。
飛行機の成田出発は22:20、集合時間は3時間前。ひとり旅だったら21時までに着けば問題なし、のイメージだが、今回は時間厳守の団体行動。早め早めで安全第一。
18時半には成田入りし、先にチェックインも腹ごしらえも済ませておく。余裕余裕。ツアーの集合場所は第二ターミナルの北の端。これから数日間ご一緒する、とはいっても特にメンバー紹介とかはないんだね。個人情報取り扱い注意。 -
カタール航空でドーハ乗り継ぎ。JALとのコードシェア便。エンジ色が基調の落ち着いたデザインが随所にちりばめられ、lccとは大違いの豪華さ。しかもアメニティーにびっくり。歯みがきセット、アイマスク、耳栓、靴下、リップバームと完璧\(^o^)/
座席も広めだが、その分通路が狭く、配ぜんカートが出てくると、人はその脇を通れない。トイレのタイミングが難しい。
機体に描かれたマークはアラビアンオリックス。最初、大きな魚に食われそうなネズミかと思った(汗) -
機内食はlccにないお楽しみ。料理もおいしかったが、パッケージされたカットフルーツが珍しかった。鮮度良く、量もほどよく、日持ちも2週間。ぜひ日本のコンビニで売ってほしい。
ドーハに現地時間の朝4時過ぎ着。乗り継ぎに3時間ほどつぶす。空港内の巨大ピノキオやぬいぐるみが目印になるが、何度見上げてもこのセンスはなぞ。
空港内のお店も開いてはいるが店員「半分、眠い」。おもちゃ売り場の恐竜を見たり、マッサージして過ごす。
現地通貨を持っていないのでクレジットで買い物。11カタールリヤルの物が後日344円で請求されていたので、1リヤル32円くらい。
再度搭乗し、イスタンブールまでさらに4時間。トルコ時間もドーハで合わせた時間と同じ、日本との時差-6時間。
また機内食が出たが、自分の感覚でそれは朝ご飯だと思っていた。この日、遅い夕食まで食事がないことを後で知ることになる…。 -
イスタンブールに到着。
イスタンブール新空港はつい1か月ほど前に開港したばかり、まっさらさら。つまり殺風景というか、特徴が感じられない。だいたいどこの空港でも到着したら、その国独特の匂いやざわざわとした人の気配があるが、ただただだだっ広くて無機質、外の景色も工事中。
以前のアタチュルク国際空港はマルマラ海に面していたが、新空港はそこからほぼ真北に50km近く離れ、ほとんど黒海の近く。市内の観光地からはかなり遠ざかり、交通機関もまだまだ不便そうだ。
空港で両替する。電光掲示板のレートが0.05381で、2万円で1031トルコリラを受け取った。手数料43.05とtax2.15が差し引かれていて、1TL=19.4円となった。約20円、計算が楽だ。
2018年ごろは1TLが50円くらいだったそうで、激しい暴落。ガイドさんには良い時に来たよと言われたが、その分インフレなのでは?
この先の買い物次第ではお金が足りなくなるかもしれない。キャッシングの予習のため、ATMにも挑戦。しかし画面がトルコ語なのでうろたえ、ガイドさんを呼ぶ。「カードを入れて!」そうか、そこから始まるのか。そして言語を選択。日本語がないので英語。換金レートが電光掲示板より少し悪かったので、今日のところは出金をやめておく。ガイドさん、ちょっとムッとした。ごめんなさい。
しかしこの予習が後にとんでもない騒動を招いてしまう…気になる方はパムッカレ編へ
私たちは出迎えのバスに乗り、そのまま市内観光へと出発。
自分で旅行を計画する時、空港の交通機関とホテルのロケーションはとても重要事項だが、ツアーはバス移動、関係ないってことだな…。楽チンだ。 -
イスタンブール市内に近づくとさすがに車や人がいっぱい、大都会を感じさせるにぎやかさだ。
まずはブルーモスクと呼ばれているスルタンアフメット・ジャーミイ見学へ。モスク入場に女性はスカーフが必要(無料貸し出しあり)。絨毯に上がるので、靴を脱ぎ、ビニール袋に入れる。c国人が袋二枚使って、ビニールを靴ごと履こうとしていた(◎o◎)!。その発想、ないわ~。
たいへん美しかったが、かなりの部分が工事中で、絵を描いたカーテンが掛かっていた。 -
見学を終えて外に出たら、トルコを代表するパン、ゴマのリングパン「スィミット」の屋台が出ていたので、速攻買う。1.7TL
トルコ人にとってパンは生活に欠かせないもので、とても愛着があるらしいと予習した本に書いてあったので、これから出あうパンが楽しみ。
小腹が空いていた。素朴で歯ごたえあるパン、美味しいが半分で断念、できれば水分が欲しかった… -
歩いてアヤソフィアへ。キリスト教会として建てられ、その後イスラム寺院になった。偶像崇拝を許さないイスラムの教えでキリストが漆喰で塗られたり、聖人の目がつぶされていた。しかし今は博物館として共存、時代を経て古人の作り上げた芸術が鑑賞できる。
たっぷり時間を取って鑑賞したため、足腰だんだん疲れてくる。早歩きのひとり旅なら2万歩くらい平気だが、スローペースは逆に疲れる。 -
そしてまた歩いてトプカプ宮殿へ。現存する宮殿では世界最大とのことで、かなり広い。そこをまた歩く。すでに相当歩いているが、同じツアーの諸先輩方は大丈夫かな…。
トプカプ宮殿博物館は現在改装中で、大きなダイヤやエメラルド、ゴールドの豪華宝飾類がちょうど日本を巡業中。できればトルコで見たかった。
テロ以降観光客が激減したので、そのタイミングに各地の博物館は大がかりな改修の号令がかかったそうだ。な~るほど。
ガイドさんが強調していたのは、ハーレムという言葉のイメージが悪いこと。実はここに住むすべての女性が王様のものというわけでなく、教育係や王母の世話係、勉強しに来た子たちもたくさんいた
そして宦官もいて、権力を握っていたそうだ!中国と同じ支配の構造。 -
キター!次の行き先がグランドバザールと聞いて、疲れも吹き飛び血が湧きたった。いよいよかの有名な世界最古のアーケード商店街に潜入だ!
しか~し、ガイドさんの注意事項に萎えていく。
「値段が高い、騙される、スリが多い、迷路だから一度迷いこむと出られない、ここでは買い物しないでください…etc,etc」
そして最後に「集合時間は20分後!」って…それはないよ… -
たった20分では何かを買うなんて無理な話。そもそも値札がなく、交渉ありきの買い物は時間がかかるのだ。イスタンブールに着いてまだ数時間だが、イスタンブールでの自由な時間は残り20分しかない。残念極まりない。
10分進んで、10分で戻っておしまい。埃っぽい空気を吸っただけだった。
ラマダンの最中で、昼の間に水さえ飲まないイスラム教徒たちは元気がなく、食事の解禁を待ちに待っている。多くは店じまいを始めていた。お疲れ様。 -
ラマダンとは断食のイメージが強いが、きつい仕事の人、病気の人、子供などは普段通り食事をして構わないらしい。元気な人は、貧しい人の気持ちがわかるようにとの教えのもと、早朝のお説教から夕方最後のお説教が流れるまで飲食を我慢する。
夜7時前、といってもまだまだ明るいが、公園に人がたくさん集まっている。まるで日本のお花見みたいに、敷物を広げ、食べ物をたくさん用意して、その瞬間をひたすら待っている。夜の食事がとても楽しみなのだそうだ。当然だろう。
1ヶ月間のラマダンが明けたお祭りは大宴会で盛り上がるらしい。もっともだ。 -
旧市街と新市街を結ぶガラタ橋の上でバスを止め、写真タイム。いよいよ長い1日が暮れようとしている。人口密集地イスタンブールの中でも最もにぎやかなのだろう、山の斜面に建物がぎっしり海まで迫り来ている。街をもっと観察したかった。
この後ベリーダンスショーを見ながら夕食。充実しすぎた半日でみなさんお疲れ、お約束のチップお挟みも出ず、いまいち盛り上がらなかった。
ツアーは全食事付き。これも初めての経験で、どうやら飲み物は個別に注文し、つど支払をするらしい。なるほど。
注文したビールを飲んだ後、グラスを下げに来たフロア係に、首を傾げられ、下げてもいいかと聞かれたのかと思って、thank youと言ってにこっとしたら、追加ビールをもう一杯出された。
お代わりします?って聞かれたのか??
笑顔はYESの意味になったか?!
持ってきたビールを断るのはありか??
いやいや、そんなことはできないよ…。
飲めなくもなかったが、というかしっかり飲んだが、無意味な笑顔は日本人の悪い癖かも。要らない時はちゃんと断らなくては。反省…
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