夕日に薄赤く染まるパムッカレの石灰棚を見ながら、「明日の朝日は見ますか？朝日が昇ると逆光ですよ」と何度も何度も何度もガイドさんから言われたが、ツアーのみなさん、早起きして日の出を見る！と全員一致、ということで６時出発でご来光を待つ。<br /><br />この日、パムッカレは湧きだすお湯の量が少なくて、石灰質がむき出しのところも多かったが、裸足になりご機嫌で歩く。そして事件が…

いろいろやらかしトルコツアー④　～パムッカレ編～

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2019/05/21 - 2019/05/28

331位(同エリア625件中)

エリア

パムッカレ(トルコ)

石灰棚の向こうから昇る朝日。
手前の湖に移る景色とセットで壮大だし、とても美しい。逆光もまた楽し。

ホテルに一旦戻って食事をし、再出発。石灰棚の上から自分の足で体験することになる。
ガイドさんから、ここには靴泥棒がいますから、袋に自分の靴を入れて持っていてくださいとのこと。治安悪いな…
と思ったら、靴泥棒はこんな可愛いワンちゃんの話。
靴をおもちゃにして遊んでしまうんだね。

トルコは犬も猫も野良ちゃんが多い。しかも犬はかなりの大型犬ばかり。
とても人に慣れている。ゆっくりゆっくり歩いて匂いをかぎに来て、撫でてもらうと嬉しそうにしている。おやつをあげたらもっと喜ぶだろうけど、あいにく御用意がありませんで…。

国で責任持って狂犬病の注射をしているらしく、耳に大きなタグが付けられていた。よく洋服売り場で見る盗難防止タグみたいな、大きなプラスティック、痛々しい。
いよいよ素足で石灰棚へ。
日光が差していないところは水も冷たいが、湧き出ているのがお湯なので、ひなたはとても温かい。
水の流れが石灰を削り、自然が作り出した絶景。

ここを古代の人は自然の要塞と考え、上に都市を築いた。
ヒエラポリス、聖なる都市。
温泉が湧く保養地ゆえに病人も集まった。そして治療の甲斐なく亡くなった人を祀った場所がネクロポリス、死者の都市。
木の葉の葉脈を描いたような模様が美しい。
インスタ映えスポット間違いなし。
飛んだり跳ねたりしている人さえいた…命知らず。

いわば軽石の床。ここを歩いた後、足の裏の角質層が取れ、つるっつるに＼(^o^)／
絶景を堪能した後、石灰棚の上のお土産物店近くでATMを発見。

手持ちの現金が少なくなり、リラを調達したいという同行の友がクレジットカードでキャッシングを試みる。一度空港で練習したし、大丈夫だろう。しかも親切なことにこのATMは日本語表示もあった。

しかし不慣れな操作ゆえ、金額を50TLと押してしまった。
50リラは日本円の1000円程度。
やだ、千円下ろしちゃった～などと笑いながら、出てきたお金を財布に入れ、移動した。押した金額が出たのだから何の問題もなかった。

その直後、似たようなATMがもう一台あったので、今度は500リラと数字を入力した。しかし「残高不足」の表示が出て、お金は出ず、カードが返された。
おかしいね、ATMにお金が入ってないとか？！などと笑い、今度は私のデビットカードで出金することにした。

全く同じ操作をしたが同様に「残高不足」でカードが返ってきた。

しかし！！！
その夜、私たちは驚愕のメールを受け取ったのだ。

友は日本円で98,800円引き出したことになっている。100倍の額だ。
私は日本円で1,975,716円引き出そうとし「未引落」だった、とある。

ありえないことだけど、50リラ引き出した友の場合、額が少なすぎたからクレジット会社がもしかして勘違いしたのかもと思ったりもした。

しかし私の場合は完全にスキミングされ、百万リラ引き出そうとしたのだ。もちろん用心して、デビット紐付けの口座残高をほんの少しにしておいたから出るわけないが、ショックで凍りついた。

慌てて自分の電話やホテルからの電話でカード停止の連絡を試みるもすべてうまくいかず、添乗員さんに泣きついた。こんな時に頼りになるのが添乗員さん、日本につながる電話で、カードの停止をお願いできた。本当に心強かった。感謝です。

友の場合はクレジットだったせいか、処理が一層複雑ですぐには解決せず、添乗員さんも日本から情報を収集してくださった結果、クレジット機能は一旦停止にするが、カード付帯の海外旅行保険機能は引き続き有効であることを確認し、ようやく安堵したのだった。

残念ながら、二台目のATMでは友もスキミングされており、50万リラ相当の引き出しが試みられたことが後でわかった。
恐ろしや恐ろしや…

どうかこれからトルコへ行かれる皆さん、パムッカレ石灰棚にあるATMは絶対に使わないでください！明らかなスキミングマシーンです。

トルコのATMが100％スキミングするとは限らないし、繁華街の銀行併設のATMなら大丈夫かもしれない。ただ、パムッカレのここは絶対ダメ！。
今思うと、観光客のためにポツンとあるような感じだった。たまたま添乗員さんが写したこの写真に、欧米人たちが操作する様子が写っているが、きっと同じ被害に遭っている(T_T)。

本当にお気を付けて！
楽しい旅の途中で、イヤな思いをなさらないでね!!!