2018/06/01 - 2018/06/04
164位(同エリア299件中)
ナオさん
2018年6月、ミヤマキリシマの咲く時期に合わせて九州に出かけた。
私達にはどうしてもしたいことがあった。それはミヤマキリシマを間近で見える所まで二人揃って登ること。というのも、2017年の6月は九州に行ったが、湯布院の倉木山に登ったから九重連山には登ってないし、その前の年は、私の方は山仲間を案内して久住山頂上まで登ったものの、夫はその日体調不良で、麓で待機しており、ここ2~3年、二人揃って九重に登れていないのだ。
古希の声をきいた頃に出た夫の持病のリウマチは、徐々に進行してきているようで、最近は手も足もかなり変形してきている。足の裏も腫れ、長い時間、長い距離は歩けない状態のようだ。
これでは、いつ急に山に登れなくなるかわからない。そうなる前に、もう一度、私達二人が大好きな九重連山の山に登って、ミヤマキリシマの美しさを目に焼き付けておきたい。
だから、久住山の頂上までなんて欲は言わない。せめて牧ノ戸峠から1503mの沓掛山を越えて、星生山や扇ヶ鼻のミヤマキリシマがきれいに見える所まで行けたならいいなと、望みにも似た思いだった。
これは願いがかなって、私達老夫婦がゆっくり、ゆっくり扇ヶ鼻まで登って、九重のミヤマキリシマをしっかりと目に焼き付けてきたアルバムである。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6月、今年もミヤマキリシマの咲く時期に合わせて九州にやってきた。
ここはくじゅう連山の牧ノ戸峠だ。小国の阿蘇鶴温泉ロッジ村に1泊した翌日の6月2日、AM5時出発で牧ノ戸峠へとやってきたのだ。
牧ノ戸峠 自然・景勝地
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牧ノ戸峠の駐車場は6時30分でもう満杯状態だった。仕方なく、300m下の何とか止められる道路脇に駐車して、ここから歩き出す。登山口まで15分かかった。
牧ノ戸峠 自然・景勝地
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ここは牧ノ戸峠の登山口だ。くじゅう連山の主峰久住山への最短登山口とあって、登山者は多い。
私達は6時50分登山開始。ゆっくり、ゆっくり噛みしめるように登る。牧ノ戸峠 自然・景勝地
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私達と前後して登るのは、80歳の3人連れと、同年齢で同じくリウマチ持ちの夫婦。
7時10分第一展望台到着。九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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天候にも恵まれ、第一展望台からの眺めは最高!
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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第一展望台を越え、コンクリート舗装された遊歩道を登る。次々に登山者が追い抜いて行く。かつてはカモシカのようと言われた夫だが、今はその影もない。が、そんなことはもうどうでもいい。私達にとっては、また二人で九重の山を歩けていることの方が何より大切なのだから。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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7時55分、第二展望台に到着。
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第二展望台からはくじゅう連山の主峰久住山や扇ヶ鼻、阿蘇の山々も見える。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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見えているのは沓掛山で、この山を登り越して、扇ヶ鼻を目指す。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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沓掛山の岩場を超えると、お目当てのミヤマキリシマが見えてきた。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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イチオシ
熊本地震の年からミヤマキリシマは3年連続で見事だそうだが、特に2018年は綺麗だった。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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見事なミヤマキリシマの花は、登山の苦しさを少しだけ忘れさせてくれるようだ。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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イチオシ
ミヤマキリシマの向こうに見えているのは、星生山の斜面とその向こう、三俣山の頂上だ。
星生山 自然・景勝地
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ミヤマキリシマで赤く染まった星生山。この山には以前登ったことがあるが、頂上からの展望もよく、登ってよし、見て良しの山だ。
星生山 自然・景勝地
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これも星生山だ。
星生山 自然・景勝地
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9時10分、扇ヶ鼻の取り付きまで来る。ミヤマキリシマが見事だ!
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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牧ノ戸峠から久住山への登山コースはこの日登山客でいっぱいだった。九重の山は国際色豊かで、韓国語や中国語が飛び交っていた。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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扇ヶ鼻まで来たとき、「もう十分ミヤマキリシマも見えたので、今日はここまでにしておこう。」と夫の声。
扇ヶ鼻 自然・景勝地
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扇ヶ鼻から引き返すことにし、二人でゆっくりと下りに向く。
扇ヶ鼻 自然・景勝地
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夫の体調によっては、2度とこの地に立てないかもしれないと思いながら、記念に1枚!ハイ、パチリ!
扇ヶ鼻 自然・景勝地
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ミヤマキリシマの花期にここまで来られたことに感謝する。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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扇ヶ鼻のミヤマキリシマをしっかり目に焼き付ける。
扇ヶ鼻 自然・景勝地
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こんなに美しいミヤマキリシマに出会えたことに感謝する。
扇ヶ鼻 自然・景勝地
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下りかけたが、登山道は渋滞状態。次々とツアー客が登ってくる。その中には韓国からの団体や台湾、中国の人もいた。その間をすり抜けながら、ゆっくり、ゆっくりと下山する私達。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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見えているのは沓掛山1503mだ。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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沓掛山にはちょっとした岩場があり、梯子や鎖がかかっているので登山客が渋滞状態になっていた。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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山慣れしてない人はこのくらいの岩場でもなかなか大変そうだ。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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牧ノ戸へ後1kmの地点だ。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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沓掛山の梯子場を登る。
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登りには巻いて進んだ沓掛山頂上だが、下りには時間もあるので沓掛山1503mの岩の上に立つ。高い所は大好きな夫。満足そう!
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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沓掛山の頂上の岩の上に立つと、九重の山々を隅々まで見渡せる。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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沓掛山を登り越え、第1展望台まで下ってきた。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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最後にもう一度、赤くミヤマキリシマに覆われた山々を眺め、九重登山の締めとする。
三俣山 自然・景勝地
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牧ノ戸峠に下山は10時45分。今の私達に出来るささやかな九重山登山を無事終えた。
その後は、ソフトクリームに舌鼓を打ったのだった。
牧ノ戸峠 自然・景勝地
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自然豊かで美しい「阿蘇くじゅう国立公園」が大好きだ。
九重山 (九重連山) 自然・景勝地
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