2019/04/26 - 2019/04/28
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はなまりんさん
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ヨーロッパ最後の訪問地はウイーン。栄華を誇ったハプスブルグ家の牙城であり、きらびやかに19世紀を彩った街です。
本当のところ、当初ウイーンは帰国便の都合という以上のものではありませんでした。たいした期待は抱いていなかったのです。ところが、色々調べているうちに、なんとウイーンの二日目が、ウイーンフィルの定演の当日に当たるということが分かったのです。
それからは、ウイーンは俄然、光り輝く都市に変貌してしまいました! 世界最高峰の楽団の演奏をその本拠地で聞くことが出来るなんて、偶然というにはあまりに出来過ぎです。これはもう、神様の贈り物としか考えられません!
もしかしたらウチら、自分では気付かんうちに何か善行を積んどって、そのご褒美かもしれんね、などと、勝手な妄想を膨らませる弥次喜多なのでした…
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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12:00発のターキッシュエアラインズTK1885でウイーンに向かいます。
イスタンブール新空港 空港
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イスタンブールからウイーンまでの飛行時間は2時間15分ですが、国際線なのでやはり機内食が出ます。美味しかった。特にデザートはめっちゃグーでした。
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ウイーンでのホテルはインターコンチネンタルウイーン。週末絡みの宿泊だと、一泊無料になるんですよ! ねっ、ここでも有料会員の特典で、会費の元が取れたでしょ?? 狙い通りよねっ♪♪
インターコンチネンタル ウィーン ホテル
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始めに48時間交通券を購入。こちらは元が取れたかどうかは分かりませんが、とても便利でした。最初に打刻機に通せばいいだけなんです。
地下鉄やメトロに何度か乗りました。 ウイーンの主要部は歩いてでも回れる程度の広さだとは聞いていましたが、やはり全然乗らずに済むとも思えません。交通券は、いちいちの切符の心配をしなくていいのが何よりありがたいので。 -
到着日の午後は、シュテファン大聖堂を見学しました。地下鉄のシュテファンプラッツ駅から階段を上がると、目の前に聳え立っています。
シュテファン大聖堂 寺院・教会
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内部は神々しさを感じます。ゴシック様式らしさ満載の教会です。
ここでグレゴリオ聖歌なんか歌われた日には、私らだって、にわかクリスチャンになっちゃいそう!! -
早速鐘楼に上ります。喜多は高上りが大好き♪
シュテファン大聖堂 寺院・教会
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お目当てはこれ。屋根にモザイクでハプスブルグの紋章 ”鷲” が描かれているのです。
う~む 強さを見せつけたかったのね?! -
そして、ウイーンの街並一望です。
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夕食は、弥次が目星をつけていたレストランがあいにく満席でがっかりでしたが、JCBプラザさんにお願いしたところ、あの有名なカフェ・モーツアルトを予約してもらえました。よかった~。日本語でお尋ねできるのは嬉しいですね!
JCBとは長年のお付き合いですが、こんな風に助けてもらったのは初めてでした。カード持ってると、いいことあるんですね~♪ -
料理の名前は忘れましたが、この二皿ともとても美味しかった。
ですが、ほんっと残念なのは、ウインナーシュニッツェルの写真を撮り忘れちゃったこと!めっちゃ美味しかったのに!!
あまりの平べったさ、大きさ、衣のはみ出したような見た目の半端ない感じに、驚きのあまりカメラのことなどどっかへ飛んで行っちゃったんですぅ。。。だって、ほとんど巨大わらじでしょう??でも、お味は絶品でした!かつ丼の元祖かしらん??
ウイーンを代表するメニューですよね!? 食いしん坊の弥次はウマいウマいを連呼! -
お隣の席のご夫婦はアムステルダムからのツーリストでした。弥次喜多は二人で1枚のシュニッツェルをシェアしたのですが、お隣さんは一人前ずつの注文だったため、出てきたお皿を見て、二人とも目を丸くしていました。それでもそれぞれのシュニッツェルと格闘の末、旦那さんはついに完食! 奥様は半分残されました。
このお二人はとても気のいい方たちで、去年娘さんが日本に旅行したことなどを気さくに話され、また私たちも、3年前アムステルダムを訪問した時のことなどを話し、ちょっと盛り上がりました。
いっときの交流でしたが、なんだか心がほのぼの… (´▽`)
でも、もっと英語がスムーズに話せたらもっと色々なお話が出来ただろうに… 残念でなりません… -
おっと、忘れちゃいけません、このお菓子。老舗の高級菓子店デメルで買い求めました。
バイオレットのはスミレの花の砂糖漬け。ピンクのはバラの花びらの砂糖漬けです。かの皇妃エリザベートのお気に入りだったという高級菓子です。
6㎝×6㎝、高さ3㎝という小柄ながら、なんと1個15ユーロ。日本円で当時のレートだと2000円弱というところ。お土産にたくさん買いたかったのですが、お財布が許してくれませんでした。美味しいかと聞かれれば、なんというか、美味しくないことはないに違いないよ、っていうか…
珍しくて高貴なお菓子であることは間違いありません。デメル カフェ
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ウイーン二日目の午前中は近くの公園を散歩したり、
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こんなトラムや
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あんなトラムに乗って、ウイーンを楽しみました。
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まるでドッキリな展開も!
駅の売店のおじさんに写真を撮ってもいいかと尋ねると、なんと即行スタンドから走り出て来るなり、近くにいた男性にシャッターを切ってと叫んで、いきなりこんなツーショットとなったんです。
ビックリ仰天の喜多! なんてフレンドリーっちゅうかひょうきんっちゅうか、いったいどこの国のお人なんやろ??
「ひょっとしてアタシもてたのかも?!」
(…んなわきゃナカロウもん…) (~_~メ) -
いよいよハプスブルクの王宮を観光することになりました。
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ところが…
最初に弥次喜多が入ったのは「自然史博物館」
ちょっとだけのつもりが、せっかく入場料払ったんだし、一応回ろうよ、てなことになって、館内全部回ってしまいました。
展示してあったのは、 蜘蛛 だの 魚 だの 石 だの 蝶々 だの。
こんな吠える模型とかもあったりして…
https://www.youtube.com/watch?v=1p7MY-gB9Xc
『そばってさあ、なんばしよーとかね、私ら。王宮の豪華な部屋やら調度やら国立図書館やら、見らないかんとはいっぱいあろうもん?? シェーンブルン宮殿もまだ行っとらんとに! ここでこげなことしよってよかと??』自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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いいわきゃありません!! 午前中の時間はこの自然史博物館でつぶれてしまいました。
午後、いよいよウイーンでのメインエベント、ウイーンフィルの定期演奏会です!!
一旦ホテルに戻り、ラウンジでランチを済ませ、喜多はこの日のために持参した一張羅のワンピースに着替えます。少し寒いのでコートも重ねます。
弥次は運動靴のまま。「旅行者やけんよかと。」「ばって、地元の人が気分悪かろうもん?」……ま、しょんなかたい…
さあ、お待ちかね、飛び跳ねるような気分で、ウイーンフィルの定演会場 “楽友協会” に向かいます。ホテルからは歩いて10分ほどの近さ。外観はそれほど豪華ではありません。でも、気のせいか、何かこう、滲み出るものが…ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー
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ニューイヤーコンサートでお馴染みの、ムジークフェライン楽友協会黄金の間。
私たちの席は平土間後方中央寄りです。なかなかグッドな位置。 -
これぞ、お宝チケット!!
このチケットを待ちわびた日々のことを思い出します…
ウイーンの二日目が定演の当日に当たることを発見してからというもの、チケットをどこでどうやってゲットするのか、必死に探しましたが、なかなかみつかりませんでした。ウイーンフィルのHPを見ても楽友協会のページを見ても、期日は明白なのにチケットセールスがまったく出てこないのです。そこで、日本でヨーロッパのコンサートのチケットを斡旋しているムジークライゼンという業者さんに問い合わせたところ、そもそも定演のチケットはフィルの後援会の会員さんが年間を通して持っているもので、一般販売の対象ではないというのです。 えええ~~??!
しかし、たまには売りに出す人もいて、その都度取り扱いエージェントを通じて出回ることもあるのだとか。なので、運が良ければ手に入るでしょうと。
いやぁ参りました。かなり高額の手数料を払い、しかも結果は運次第というんですから。
それでも喜多は待ちましたよ、手数料を払い、運を信じて!そうして、見て下さい、みごと二人分手に入れられたんです! ムジークライゼンさんありがとう!
なんて幸せ~~♪♪ -
うふふ、喜多ですよ~~ん♪
演奏は期待以上に素晴らしいものでした。
指揮者はクリスティアン・ティレーマン。
曲目はEternity in an hour &
アントン・ブルックナーのシンフォニー二番。
ほんとは指揮者も曲目も知らなくて、音にうずもれて浸れればそれでいいという姿勢だったのですが、帰国後、音楽に詳しい友人から、そんなことではいけないと叱られ、慌てて調べたのです。
でも、ほんっとに音楽は素晴らしかった!様々な楽器の音がまるで生き物のように一つになって、うねり高ぶり、時には暖かい風のようにそっと聴衆を包み込む、とでも表現したらいいのでしょうか… クラシックにうとい弥次でさえ、凄いね~~と感に耐えかねるといった風情でしたから。
あまりの音の美しさに、波に揺られて子守唄を聞いてるような心地がして、不覚にも何度かコックリコックリしちゃったのも、実は事実で…
(^^;) -
余韻冷めやらぬ二人は夕食に出かける気分にもならず、ホテルのラウンジでワインとコニャックを軽く一杯やった後、1階のレストランでサクッとディナーを頂きました。
良かったね~~ そやね~~ は~~…
そんな気分で旅の最後の夜は更けていったのでした…インターコンチネンタル ウィーン ホテル
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2019年4月28日。とうとう、帰国の日がやって来ました。
ウイーン国際空港11:35発チャイナエアCI64で台北へ向かいます。 -
帰りは窓側の縦二席を選びました。どうせ中央の二席はあまり話も出来ないし、昼間のフライト中は景色も楽しみたかったので。通路で行き来することも出来ます。もっとも、後半は寝てしまうので、意味ないッちゃ意味ないんですが。
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シートベルトは3点留め。あんまり有難くありません…
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機内食。たぶん最初のランチですね。
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翌朝はまたお粥を頼みました。チャイナエアのお粥は美味しいんだよね~
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こんなのや
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こんなのもありました。飛行時間が長いので、何度もあれこれ出るんです。
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台湾が見えてきました。
しかしこの辺りで、喜多は左の耳の空気がうまく抜けなくて、痛くて痛くて泣きそうになってました(泣) 普通、地上に降りたらなんとかなるものなので、もうちょっとの辛抱と自分に言い聞かせながら必死にこらえて。 -
ウイーン発のこの便は、出発時に少し遅れて飛び立ちました。空の上で取り戻すっちゃない?などとのんきに話してたんですが、取り戻すどころか更に1時間も遅れて桃園に到着したのです。
元々乗り継ぎ時間の設定は1時間20分。それが1時間も遅れたのでさあ大変!!飛行機を降りたところにチャイナエアのお姉さんが待ち構えていて、さあこちらに、と言いながら一緒にこの車両で別のターミナルまで案内してくれました。そこでは別のお兄さんが待っていて、我々を06:50発福岡行きCI110便まで連れて行って乗せてくれたのです。
ほとんど5分か10分後にはドアが閉まって飛び立ちましたから、どうやらこの飛行機は我々を待ってくれていたようです。ウイーンから福岡へ乗り継ぐ客は、私たちだけだったのでしょう。間に合ってよかった~。つうか、同じエアなので、待っててくれたんですね! 同日乗り継ぎはやっぱり同一エアに限るということを学びました。飛行機はロスバゲもなく、定刻09:55に無事福岡に着きました。ホントによかったです!
でも、この辺りのことは、すべて弥次の記憶によるものなんですよ。この間、喜多は耳が痛くてほとんど何も覚えてないんです。痛いよー痛いよーと、心で泣いていましたから。半べそでただ遅れないよう、皆の後をついて行ってただけでしたから…
(ノД`)・゜・。 -
あ~ 終わったね~~ 旅は終わっちゃったけれど、思い出は膨らむばかり。
ヨーロッパ、面白かったな~ 楽しかったな~ ♪
トラブルにも巻き込まれず、これといったアクシデントもなく、無事に行って来られたのは、ひとえに、行く先々でお世話になった方々のおかげですね。本当にありがとうございました。感謝!!
最後の(かもしれない)海外旅行につきあってくれたスーツケースにも、心からありがとうを!
長い旅行記を全部読んでくださった皆様、ありがとうございました。
(^^)/~~~
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この旅行記へのコメント (2)
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- アンペルマンさん 2020/03/18 22:30:07
- 御礼
- はなまりんさん こんばんは
ウィーン・ベルリンの旅行記に< いいね ! >をいただき、ありがとうございます。
門外漢の音楽話ばかりで途中で飽きてしまう人が多かっただけに、最後まで読んでいただき、感激しています。
私がウィーン国立歌劇場でフィデリオを観た翌日にウィーンフィルの定演を聴きにゆかれていたんですね。
はなまりんさんの旅行記に書かれている通り、ウィーンフィルの定演は年間通しの切符のためなかなか手に入れにくく、私は最初から諦めていました。
ティーレマンもブルックナーの2番という曲目もよく、クラシックファンにとっては羨ましい限りです。
ところで、はなまりんさんの旅行記の中にエジンバラに出かけてミリタリータトゥーを見てこられた話がありますが、ミリタリータトゥーやロンドンのプロムスのラストナイトコンサートには私も行きたいと思っています。
新型コロナの猛威のため、しばらくはおとなしくする必要がありますが、来年の夏頃にはまた海外に出かけたいと思っています。
また素敵な旅行記を期待しています。
アンペルマン
- はなまりんさん からの返信 2020/03/22 10:15:20
- アンペルマンさんおはようございます
- 先日、この欄に返信を書かせて頂いたと思うのですが、どこにも見当たりません。どこに行っちゃったのでしょう?再度書き込みたいと思います。もし見つかったら、内容がダブってると思いますが、ご容赦くださいね。
旅行記、とても興味深く読ませていただきました。クラッシック音楽が本当にお好きなんですね!お気持ちがしみじみ伝わって来ました。それに、海外だからと言って肩肘も張らず、自然体でサラッとこなしていらっしゃるご様子がうらやましい限りです。私たち弥次喜多のようにドタバタじゃないんですもの。
ウイーンではほとんどニアミスだったんですね!驚きました。
2月いっぱい故障が回復せず、ネットもできない状態だったウチのパソコンがやっと復活しましたので、アンペルマンさんの他の旅行記も少しずつ読ませていただきますね。楽しみです。
はなまりん
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